【2025年5月9日】の経済・時事ニュースまとめ

2025年5月9日、米国と英国が貿易協定に合意し、これを好感して米国株式市場は続伸しました。
また、米中貿易協議の進展期待も高まり、為替市場ではドル高・円安が進行しました。国内では、日産自動車が北九州市でのEV電池工場建設を断念するなど、企業の動向にも注目が集まっています。

それぞれの主要なニュースについて見て行きましょう。
株式・為替市場の動向(2025年5月9日 午前11時時点)
指数/為替 | 午前10時値 | 前日比 |
---|---|---|
日経平均株価 | 37,332.57円 | +468.15 (1.27%) |
ダウ平均株価 | 41,368.45ドル | +254.48 (0.62%)ドル |
S&P500指数 | 5,663.94ポイント | +32.66 (0.58%)ポイント |
ドル/円 | 145.90円 | +1.25円 |
米英貿易協定と市場の反応
米英、貿易協定に合意
トランプ米大統領は8日、英国との貿易協定に合意したと発表しました。
これにより、米英間の関税が引き下げられ、貿易が活発化することが期待されています。
米国株式市場、続伸
米英貿易協定の合意を受けて、米国株式市場は続伸しました。
ダウ平均株価は254.48ドル高の41,368.45ドルで取引を終えました。S&P500指数も32.66ポイント上昇し、5,663.94ポイントとなりました。
為替市場、ドル高・円安進行
米英貿易協定の合意により、米国経済の先行きに対する期待が高まり、米長期金利が上昇しました。
これを受けて、為替市場ではドル買いが進み、ドル/円は145.90円まで上昇しました。
国内企業の動向
日産自動車、北九州市でのEV電池工場建設を断念
日産自動車のエスピノーサ社長は9日、福岡県庁で服部誠太郎知事と面会し、北九州市内で予定していた電気自動車(EV)用電池工場の建設を断念することを伝えました。
同社は、世界的なEV市場の動向や投資環境を総合的に判断した結果、計画を見直すことにしたとしています。
私たちの生活に起こること
米英貿易協定の合意により、世界経済の安定化が期待されます。これにより、輸出企業の業績が改善し、雇用の増加や所得の向上につながる可能性があります。
一方、為替市場でのドル高・円安の進行は、輸入品の価格上昇を招く可能性があります。特に、エネルギーや食料品などの生活必需品の価格が上昇することで、家計への負担が増すことが懸念されます。
日産自動車のEV電池工場建設断念は、地域経済や雇用に影響を及ぼす可能性があります。今後、政府や自治体がどのような対策を講じるかが注目されます。