【2025年5月14日】の経済・時事ニュースまとめ

本日、2025年5月14日(水)の東京市場は、米中関係の改善や米国のインフレ鈍化を背景に、日経平均株価が5日連続で上昇するなど、堅調な動きを見せています。
また、国際情勢では、トランプ米大統領がサウジアラビアを訪問し、経済協力の拡大で合意するなど、注目すべき動きがありました。
株式・為替市場の動向(2025年5月14日 午前10時点)
指数/為替 | 午前10時値 | 前日比 |
---|---|---|
日経平均株価 | 38,084.72円 | −98.54 (0.26%)円 |
ダウ平均終値 | 42,140.43ドル | -269.67ドル |
S&P500終値 | 5,886.55ポイント | +42.36 (0.72%)ポイント |
ドル/円 | 147.40円 | -0.87円 |
日経平均株価は14日買い先行でスタートしたものの、その後はマイナス転換。午前10時現在は−98.54 (0.26%)円の38,084.72円となっています。
ダウは一昨日の急騰から反落し、-269.67ドルの42,140.43ドルで前日終値を付けています。
エヌビディアなどには買いが入ったものの、CEOの辞任および、収益改善見通しを撤回したユナイテッドヘルス株が重荷となり指数を400ドル分下げたため、全体でマイナスとなっています。

日本市場の動向
日経平均株価、5日続伸も反落スタート
13日の日経平均株価は、前日比539円高の38,183円26銭となり、2月27日以来の高値を記録しました。
14日も続伸するかと思われましたが、取引開始後すぐに反落。10時現在は下げ幅を広げている状況です。
米中関係の改善が好感も・・・
米中が大幅な追加関税の引き下げで合意したことが市場の安心感を誘ったものの、今後の動向が注視されます。
米国市場の動向
ダウ平均、269ドル安
13日のニューヨーク株式市場では、ダウ平均が前日比269.67ドル安の42,140.43ドルで取引を終えました。
一方、ナスダック総合指数は301.75ポイント高の19,010.09で、5日続伸となりました。
ナスダックがエヌビディアとアドバンスド・マイクロ・デバイシズが、サウジアラビアのAIスタートアップ企業ヒュメインと業務提携したと発表し好調となった一方ダウは、ユナイテッドヘルスが急落したことで明暗分かれる結果になりました。
米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化
4月の米CPIは前月比0.2%上昇し、市場予想の0.3%を下回りました。
これにより、インフレ再燃への警戒感が後退し、ハイテク株を中心に買いが入りました。
為替市場の動向
ドル/円、147円台前半に下落
13日のニューヨーク外国為替市場では、ドル/円が148円27銭から147円46銭まで下落(円高傾向)しました。
これは、米CPIの伸び鈍化を受けて、米国の利下げ観測が強まり、ドル売りが進んだためです。
国際情勢
トランプ大統領、サウジアラビア訪問
トランプ米大統領は13日、サウジアラビアの首都リヤドを訪問し、対米投資と経済協力の拡大で合意しました。
また、サウジアラビアは21兆円規模の米製武器を購入することでも合意しています。
科学・技術
ミニ肝臓の長期培養に成功
東京科学大学などの研究チームは、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、肝臓が持つ主な機能を備えたミニ肝臓を作製し、3カ月以上の長期培養に成功しました。
これは、将来的な肝臓移植の代替手段として期待されています。
私たちの生活に起こること
日経平均株価の上昇や米中関係の改善は、投資環境の安定化につながり、資産形成にとって追い風となります。
一方、ドル/円の下落(円高)は、輸入品の価格低下を通じて、生活費の抑制に寄与する可能性があります。
また、iPS細胞を用いたミニ肝臓の長期培養成功は、再生医療の進展を示しており、将来的には医療費の削減や治療の選択肢拡大につながるでしょう。

このように、経済や科学の動向は、私たちの生活に直接的な影響を及ぼします。
今後も、日々のニュースに注目し、変化に柔軟に対応していきましょう!