ブログ副業の始め方完全ガイド!メリット・デメリットを経験者が徹底解説

「副業で収入の柱を増やしたい」
「自分のペースで働ける仕事がしたい」
働き方が多様化し副業への関心が高まる中、「ブログ」は初期投資を抑えつつ、場所や時間に縛られずに始められる副業として注目を集めています。
しかし、華やかなイメージとは裏腹に、「本当に稼げるの?」「何から手をつければいいか分からない」「続けるのが大変そう…」といった疑問や不安の声も少なくありません。
正直にお伝えすると、ブログははっきりと向き・不向きがあり、「稼げるまで続けた人だけが『稼げる』」世界です。
副業ブログに向いている人 | 副業ブログに向いていない人 |
---|---|
行動力がある人 | 言われないと動けない人 |
自分の得意・不得意がわかっている人 | 「みんなと一緒」が安心な人 |
成果が出るまで地道に続けられる人 | すぐに稼ぎたい人・作業を時給換算する人 |
自分に合った戦法を自分で考えられる人 | 教えてくれる人に頼り、自分で考えない・調べない人 |
この記事では、現役ブロガーでプロのSEOライター兼マーケターの視点から、副業としてブログを始めることに関心のあるあなたへ、ブログの良い面と悪い面のリアルをお伝えしたうえで、ブログの始め方のヒントを提案します。
安易に始める前にこの記事を読めば、現実を知って「それでもやる価値があるかどうか」自分で判断できるようになります。

「副業ブログは稼げない」と言われる理由

副業ブログはいくつもの成功要因が重なったときにはじめて稼げるようになりますが、逆に「稼げなくなる」失敗要因は山のように存在します。
なぜ「稼げない」と言われてしまうのかを実際の経験から解説します。
理由①稼げるまで続けられず挫折するから
ブログで稼げるのは「稼げるまで続けたとき」だけで、挫折したらそこで終わりです。
ブログを始めてすぐは収益が全く出ないのが当然で、収益が出るようになってもしばらくは雀の涙のような報酬額で一喜一憂する日々が続きます。
例えば私はブログを始めてからおよそ10か月で月の収益1万円以上を維持できるようになりましたが、正直これでもかなり上手くいった部類のはずで、数万円程度のまとまった収入が入るには1年以上かかって当たり前です。
最初の数ヶ月はブログへのアクセスもほとんどなく収益もゼロという期間が続くことが普通で、実際にここで脱落してしまう人がほとんどなため「稼げない」と言われてしまうのです。
理由②地味な作業で心が折れるから
日々のブログの作業には以下のようなものがあります。
- 調査・学習…ブログの内容だけでなく、ブログ運営に必要な知識や最新情報、広告案件、競合の動向を知る。
- キーワード選定…読者がどんな語句で検索するか・何を知りたいか・どうしたら商品を買ってくれるかを考える。
- 記事作成…見出し構成を考え「読んでもらうための文章」を書く。読みやすく装飾する。画像などを用意する。
- 効果測定…計測ツールなどを使い、書いた記事の改善点を探す。
- リライト(記事修正)…測定結果や最新情報などを踏まえて、さらなる上位表示や売り上げアップを狙う
- サイト保守…ブログを管理し、見やすさや機能を確保。セキュリティ対策も必要。
記事作成は基本ですが、他にもやらないといけない地味な作業は山ほどあります。
「地味作業でつらいけど、今後収益化できるかもしれないから我慢してやろう」はかなり危険で、「実現できるかわからない収益化」を報酬として設定しているとモチベーションの維持がどんどん難しくなっていきます。
また労働時間や成果で収入が決まる仕事とは違い、ブログは作業の地道な積み重ねが正しい方向であればゆっくりと収入がついてきます。
作業時間やタスクなどの自己管理ができる人には強みがありますが、「何かしらの強制力がないと動けない」という人にブログは向いていません。
理由③ジャンル選びを失敗すると詰むから
ブログにおいて執筆ジャンル選定は最も重要で、設定したブログのテーマがイマイチだと成功の可能性は極めて低くなりますが、初心者が「初心者でも成功できるジャンル」を当てるのは難しいです。
ある程度経験を積めば「このジャンルはダメだな、次に行こう」と割り切れるようにもなりますが、始めたばかりの初心者にはその判断ができず、微妙なテーマで成功体験がないままなんとなく書き続け、成果が出ないまま…ということもあり得ます。
しかし「成功できるジャンル」には正解がないため、自分で探すしかないのも現実です。
たとえば市場が大きく広告単価が高い人気ジャンル(金融、転職、美容など)は、多くの企業や経験豊富なブロガーが参入しており、競争が非常に激しいのが現状です。
一方で大手が目をつけていないニッチなジャンルを見つけたとしても、そこから収益化のルートを自分で探すのは難しく、最悪の場合「記事を書いても広告で売るものがない」という状態になり収益化できないこともあります。
「興味があるから」という選び方はモチベーション維持のため重要ですが、漫然と書いていても「ブログで稼ぐための自分の戦い方」は見つかりません。
ブログのテーマは書く記事のジャンルだけでなく切り口、ターゲット、自分が発信する立場、収益化導線など様々な要素から総合的に判断する必要がありますが、それが見つかる前に挫折してしまえば結局「稼げない」のです。
理由④周りに理解してもらえないから
ブロガーは孤独です。
いくら自己管理を徹底して計画的にブログ作業を行っていても、身近な人から見れば「ブログなんてただの趣味でしょ?」「アフィリエイトなんて怪しい」「時間の無駄では?」と思われるのが普通です。
気にせず作業を続けられるなら良いですが、例えば「家族のためにもっと収入を増やしたい」と考え、団らんの時間を削って作業時間を捻出したとしても、収入アップまで年単位でかかるというのは基本的に理解してもらえることが少ないでしょう。
そして「時間をかければ必ず収入が得られる」とは限らず、間違った努力を続けて一向に収入にならないことも普通にあります。
将来成功するかわからないブログに莫大な時間を捧げることを家族に反対され、泣く泣くサイトを閉鎖してしまうという人も実際にいます。
それでも副業にブログを選ぶ理由

ここまで読んできて、「やっぱり稼げないんだ…」と思った人も「それでもやってみたい」と思った人もいるでしょう。
「すぐに・簡単に稼げない」という理由でブログを諦めるのは簡単ですが、諦めずに続けることでブログドリームをつかんだ人も多く存在します。
ブログを選ぶ理由は人それぞれですが、私の経験から言える「ブログをやる理由」を紹介します。
理由①積み重ねた記事と努力が「資産」になる
ブログはSNSなどの他コンテンツと比較して「ストック型」のコンテンツと言われています。
SNSだと投稿はタイムラインに流れて終わりですが、ブログは一度記事をアップすると勝手には消えず、検索して訪問する人がいる限り収益を生み出し続ける可能性がある、資産性のあるコンテンツなのです。
実際私も自分の生活で問題が発生しブログが書けなくなった時、それまでに書いた記事が日々こつこつと収益を出してくれることが大きな心の支えになっていました。
完全放置ではアルゴリズムアップデートやトレンドの変化などに対応できないこともありますが、うまくいけばブログを「自動販売機化」して収入を得ることも可能です。
理由②誰にも気をつかわず、自分の裁量で進められる
人とのかかわりが他の副業ビジネスと比べて圧倒的に少なく、納期や場所にとらわれず作業を進められるのもブログの特徴です。
他のWeb系の副業、特にクライアントワーク系(プログラミングやWebライター、Webデザイナー、動画編集など)にありがちなのが「自分で自分を営業しなければ永遠に仕事が来ない」という問題、そして「良いクライアント(依頼主)に出会えるとは限らない」という問題です。
もちろんブログも他の副業のように身に着けるべきスキルはたくさんあり、サイトが大きく育てば企業と直接取引することもありますが、基本的には自分一人で記事を書き、公開して成果を分析し、改善の繰り返しです。
依頼主との折衝に疲労したくない人には、ブログはうってつけの副業と言えます。
理由③低コスト・確実ではないが青天井
ブログは低コストで始められますが、軌道に乗せることができれば収益が大きく跳ね上がる可能性を秘めています。
最低限必要な出費はパソコン代・レンタルサーバー代・ドメイン代くらいで、しかもパソコンはわざわざハイスペックのものを用意する必要もありません。
そしてブログは記事単体でなく、サイト全体での勝負です。
ある1つの記事がヒットすれば、検索エンジン(Googleなど)の中での記事の評価、そしてサイト全体の評価が高まり、過去に書いた記事も適切に手を加えれば伸び始める好循環が起こる可能性があるのです。
「労力=成果」ではなく収入の予測がしづらいのはデメリットですが、コストに対するリターンの限度がないのがブログの良いところでしょう。
理由④スキルを身に着け、キャリアアップにもつながる
ブログを運営するために身に着けたスキルが、今後のキャリアで活きることもあります。
下記は一例ですが、どれもデジタルマーケティングの時代で活躍するには欠かせません。
- Webライティング
- SEO技術
- マーケティング的視点
- WordPress操作
- Webデザイン・UI/UXの基礎知識
- マネタイズ設計力
スキルを磨いてさらにブログを伸ばすこともできますが、ブログで稼ぐことにこだわらず、転職して収入アップを考えるときにこれらのスキルが役に立つ可能性があります。
「ブログで稼ぐ」仕組みを徹底解剖!ブログの主な収益化モデル

副業ブログは単なる「日記」ではありません。
日記を書きたいならそれで構いませんが、「稼ぐためのブログ」はあなたの今日の出来事ではなく「読者の知りたい情報」を提供し、その結果として収益が入るのです。
収益が入るまでの方法(ブログの収益化モデル)はいくつかあり、稼ぐ手段を知ってどのように収益につなげるかを考えながらサイトを作れる人が強いです。
主な収益化モデルを紹介するので、どうやって稼ぐかのイメージを高めてみてください。
王道の収益化モデル「アフィリエイト」と「アドセンス」
これからブログを始める人がまず考えるべき広告形態は、「アフィリエイト(成果報酬型広告)」と「アドセンス(クリック報酬型広告)」です。
2つを表で比較してみます。
成果報酬型広告(アフィリエイト) | クリック報酬型広告 | |
---|---|---|
代表的なサービス | A8.net もしも | Google AdSense |
収益化のしくみ | 商品の特別なリンクを設置して紹介し、そのリンクを経由して商品が購入された際に報酬が支払われる | 指定した場所に読者それぞれに合った広告が表示され、表示数・クリック数によって報酬が支払われる |
登録方法 | ASP(広告主企業とブロガーの仲介業者)や各サイトのアフィリエイトプログラムに登録 | (AdSenseの場合)Googleの審査を受け、合格すると登録できる |
メリット | 単価が高い 自分で商品を選んで紹介できる | 表示やクリックだけで成果発生(収益化達成のハードルが低い) |
デメリット | 報酬が出るまでのハードルが高い ステマ規制や薬機法など、各種法令や広告主の指示に従う必要がある | 単価が低い 広告を貼りすぎると見づらいサイトになり、読者がブラウザバックしてしまう |
使い方の例 | 特定の商品やジャンルに特化したブログで紹介する | トレンド性のある記事を書き、閲覧数を増やす |
特徴 | 主要な収益源になりがち ASPにある案件を見ながら逆算してブログのテーマを決める作戦もある | 初心者は審査突破を最初の目標にしがちだが、ブログが育ってくると重要度が下がることも |
アフィリエイトとアドセンスは併用することもできるので、自分のブログの運用方法を考慮しバランスを見ながら使い分けることが大事です。
他にも「自分で商品・サービス・コンテンツを作って販売する」「企業からのタイアップを直接受ける」などがありますが、ブログを育てて専門性や影響力を高めてからでないと使いづらい方法です。
収益化の「根幹」は、読者を集め、信頼されること
どの収益化モデルを選ぶにしても、その土台となるのは「集客(アクセスを集めること)」と「読者からの信頼」です。
ブログは訪問してくれる人がいなければ意味がありませんし、信頼してもらえなければ読み進めてもらえず、広告がクリックされることはありません。
SEO(検索エンジン最適化)やSNSなどからの流入など対策を行ってブログに人を集め、読者に信頼されるに足る情報を提供することが収益化につながります。
副業ブログの始め方を5ステップで解説

「ブログで稼ぐ仕組みは分かったけど、具体的にどう始めればいいの?」という方のために、初心者でも迷わず進められるよう、ブログ開設から運営開始までのステップを詳しく解説します。
ただし、ハッキリ言ってブログは「失敗しながら進むもの」です。
私も最初のブログは失敗しましたし、成功したブログも何度も方針転換してやっと成果が出ています。
「始める方法」を紹介しますが、「絶対に失敗しない方法・成功する方法」は存在しないと思ってください。
ステップ1:ブログの「土台」を選ぶ(サービス・プラットフォーム)
ブログを作成・運営するための基盤となるサービスは、主に「WordPress」と「無料ブログサービス」の2択です。
– | WordPress | 無料ブログ |
---|---|---|
しくみ | 「WordPress」という無料のサイト構築システムとサーバー・ドメインを用意し、自分だけのブログを作る | はてなブログ、Amebaブログなどに登録し、ブログプラットフォーム上に投稿する |
料金 | レンタルサーバーとドメインは有料 | 無料(課金で機能が増えることもあるが限定的) |
カスタマイズ性 | 非常に高い(自分好みの見た目のサイトを作れる) | 低い(プラットフォームの表示形式に依存する) |
SEO面の強さ | 強い(検索上位表示対策がしやすい) | 弱い(できることが限られる) ただしサービス内での流入もあり、SNS的に使うことも |
広告掲載の制限 | なし(自分のサイトだから) | あり(運営に利益が入る広告が表示される、アフィリエイトに制限があることも) |
サービス終了のリスク | なし(自分のサイトだから) | あり(終了すれば書いた記事は消えてしまう) |
専門知識 | 必要(使い方の知識や慣れが必要) | 不要(ガイドが充実していることが多い) |
最初から収益化を狙うならWordPressで始める方が記事移動の手間を減らせて便利ですが、「続くか不安」「まずは記事を書くことに慣れたい」という人は無料ブログから始めてもよいでしょう。
ステップ2:【WordPressの場合】独自ドメインとレンタルサーバーの契約
WordPressを選択した場合、次のステップとして「独自ドメイン」と「レンタルサーバー」を契約します。
独自ドメイン
独自ドメインはブログの「インターネット上の住所」で、例えば当サイトであればURLの「at-next.jp」の部分のように自分で決めて登録できます。
ドメインはすべてのWebサイトに固有のもので、前半部分はまだ使われていない文字列、後半部分は「.com」「.net」「.jp」などから選択して契約します。
短く、覚えやすく、ブログの内容に関連性のあるものが理想なので、この時点でブログのコンセプトが決まっていると決めやすいです。
レンタルサーバー
レンタルサーバーはブログのデータ(記事、画像、カスタマイズ情報など)を保管しておく「土地」のようなものです。
サービス提供会社やプランによって表示速度、安定性、サポート体制が異なりますが、初心者向けのプランの安さ・将来的にアップグレードした時の上位プランの性能で選ぶのがおすすめです。
サーバーとドメインを用意したら、WordPressの初期設定をする
ドメインを確保し、サーバーを用意した時点で自分のサイトを開設できる状態になります。
サーバーにWordPressの自動インストール機能がついていることもあるので、サイトができたら初期設定をして自分のブログを作りましょう。
ステップ3:ブログの「軸」を決める(テーマ・ジャンル選定)
特にジャンルを決めずに「雑記ブログ」として始めることもできますが、ブログ開設の段階でジャンルを決めておくと記事内容が絞れて逆に書きやすいこともあります。
ジャンルを絞ったブログは「特化ブログ」と呼ばれ、雑記よりも大きく稼げるブログに育てやすいです。
ジャンル設定のポイントを紹介します。
選ぶ基準 | ポイント | |
---|---|---|
自分の興味・関心・経験 | 長く続けられる、情熱を持って書ける分野 「これから勉強する」もアリ | 好きなテーマじゃないと続かない 実際の経験や資格があると読者の信頼やSEO評価も上がる |
収益性 | 売るもの(アフィリエイト広告の案件や高単価の物販サイトなど)があるか | ブログが伸びても売るものがなければ売り上げが出ない |
読者の悩みの緊急性 | 悩みを解決するために検索している読者が「お金を払ってでも解決したい」と思うかどうか | 「調べて解決する・お金をかけるほどでもない」ことからは成果が出にくい |
競合の強さ | 同じテーマを扱う競合サイトが強すぎないか | 上位表示されるサイトはすでに検索エンジンから高評価を受けていることが多く、真っ向勝負しても基本的に負ける |
要注意ジャンル | YMYL(Your Money or Your Life、お金や健康に関するジャンル)は避ける | 情報の正確性や信頼性が特に厳しく問われ、無資格の個人ブログの上位表示はかなり無理 いくら語りたい経験があっても初心者は避けるべき |
ジャンルだけでなく、「ターゲット読者はどんな人か」「どんな切り口で発信していくか」も考慮してテーマを設定しておくとサイトの差別化につながります。
ステップ4:記事で「価値」を提供する
ブログの基本は記事作成です。
やり方に正解はありませんが、私が普段実践している手順をざっくり紹介します。
書く記事のネタを考える
日常の中でふと思いついたものや、サイト全体を考えたときに「こういう役割の記事が欲しい」と思ったもの、キーワードのリストを見て記事にできそうと思ったものの中から選びます。
キーワード選定
検索する人がいなければ読者はいないので、読者になりそうな人がどんなキーワードで検索しているか・どれくらい検索されているかを調べます。
実際に自分で検索してサジェスト(検索ボックスが提案してくるキーワード)の様子を見たり、検索キーワード抽出ツール(ラッコキーワードなど)を使って「どのキーワードで上位表示を狙うか」を決めます。
特に初心者はロングテールキーワード(「副業 ブログ 始め方」のように、数語からなり検索ボリュームが少なめの検索ワード)を狙うのが定石です。
構成案の作成
思いつくままに文章を書いていると、後で見たときに情報のバランスが悪かったり、前後のつながりがなかったりなど読みにくい文章になることが多いです。
はじめにある程度の話の流れ(見出し構成)を決めておいたほうが自分でも情報を整理しやすいです。
本文を書く
ほとんどの場合、読者は「あなたの文章」ではなく「知りたい情報」を求めてサイトを訪れます。
読みやすさ・わかりやすさが最優先です。
本文を装飾する
WordPressならきれいかつ簡単に記事を装飾することができます。
必要に応じて写真や図を入れますが、ここでも読みやすさ・わかりやすさが最優先です。
タイトルなどを設定して投稿
タイトルは検索結果に表示され、読者がクリックするかどうかを決めるポイントなので慎重に決めます。
他にもSEO対策や記事管理のための設定をして投稿します。
記事製作にはWeb上の文章を読みやすく書くための「Webライティング技術」はもちろんのこと、論理的思考力、マーケティング的視点などが求められます。
記事作成の際は著作権や引用のルール、ステマ規制(アフィリエイトリンクがある記事には広告と分かる表記を入れる)・健康・美容系であれば薬機法などの法令、広告主の出しているレギュレーションなどさまざまなルールを守る必要があります。
ステップ5:運営と改善
記事を投稿した後もメンテナンスや、サイトの保守作業などが必要です。
Google Analytics(GA4)やGoogle Search Consoleといった無料ツールを導入し、「どの記事が読まれているか」「読者はどこから来ているか」「どんなキーワードで検索されているか」などを分析し、改善に活かします。
公開済みの記事も、情報が古くなったり、より良い情報が分かったりしたら、積極的に修正・加筆(リライト)することでさらなるSEO評価の向上を目指します。
他にもアフィリエイトの広告リンクに異常がないか点検する、サイトの表示速度が上がるように設定を調整するなどの作業があります。
副業ブログに向いている人はこんな人

最後に私の経験から思う「ブログに向いている人」をまとめます。
行動力がある人
ブログは自分で行動しなければ何も動きません。
計画を立てて行動するのも大事ですが、調べたり人に聞いたりしても迷ってなかなか始めないよりは「動き出してから考える」くらいの勢いも大切です。
迷っている間に1記事書けるので、まずはサーバーを契約してしまいましょう。
自分の得意・不得意がわかっている人
ブログという完全に自由なフィールドにおいて不得意なことをあえてやる必要はなく、むしろ「自分は〇〇が得意だから、競合の中で〇〇が一番強いブログを作ろう」という考え方のほうが重要です。
得意なこと、他にない特色はブログの差別化につながり、リピーターの獲得やSEO評価の向上に直結します。
自分の強みの理解は、ブログの戦略を立てる上でも非常に重要になるため、ブログを始める前に「自分には何ができるか」を振り返ってみるのもおすすめです。
ちなみに「文章を書くのが得意!」という人は、自分の書きたいことよりも読者の知りたいことを優先し、主観的で読みにくい文章になっていないか注意して、技術を磨き続けることが必要です。
成果が出るまで地道に続けられる人
ブログには成果が出るまでやめない「諦めの悪さ」と、よくない方向に向かっていると感じたらすぐに手放せる「諦めの良さ」が必要です。
矛盾するようですが、つまり成功するサイトを作れるまでやめなければ何度失敗したってよく、失敗して学びながら次に進み「ブログ」そのものは諦めない人が勝ち残るのです。
ちなみに「失敗した」と言っても致命的なエラーではなく「あんまり伸びなかった」程度のものなら、ドメイン維持費だけを払って放置しておくとまれに収益が出ることもあります。
失うものはドメイン代くらいしかないので、諦めずに続けましょう。
自分に合った戦略を自分で考えられる人
「言われたことはやっているのに評価されない」
「成果よりも空気を読む力が重視される」
そんな環境に苦痛を覚えていた私にとって、ブログは極めて相性の良い手段でした。
副業ブログでは誰かの期待に応える必要も、余計な空気を読む必要もなく、書いた記事が読まれるかどうかですべてが決まり、成果として上がってくる数字だけが評価対象です。
「これなら行ける」と信じて自分の時間をすべてつぎ込み、家族からのプレッシャーに耐え、頭がちぎれるほど悩み、努力の果てにやっとたどり着いたのがブログの安定収益、そして社会に出てからほぼ初めての成功体験、「自分にはこれができるんだ」という自己認識の更新でした。
もちろん私よりさらに多く、よりスムーズに収益を出している人などたくさんいます。
しかしブログは誰かに教えられた通りに動いていれば収益化できるということはなく、仮に教材や成功事例があったとしても、それを自分にどう落とし込むかを考える力がなければ、途中で必ず行き詰まります。
だからこそ、ブログに向いているのは「自分の頭で戦略を考えられる人」です。
会社に入ってやるべきことを学び、「会社」という枠の中で自分の能力を発揮し、周りとうまく関係を築き、昇進や転職などの選択肢もある…それで満足できるなら、正直あえてブログで稼ごうとするのは厳しいでしょう。
新しい収入源としてだけでなく、試行錯誤する面白さや自分の判断で道を切り拓くことなど、ブログでできる自己実現に魅力を感じる人なら、挑戦する価値があると思います。
まとめ:ブログ副業は「正しい努力」を続ければ可能性に満ちている

ブログ副業は、低コストで始められ、時間や場所に縛られずに自分のペースで取り組める、魅力的な選択肢に見えます。
しかしその道のりは決して平坦ではなく、収益化までの時間、継続的な努力、そして時には孤独感や収益の不安定さといった厳しい現実も待ち受けています。
「楽して簡単に稼げる」という幻想は捨て、「正しい方向に向かって、地道な努力を継続できるか」が成功と挫折の分かれ道です。
ブログで稼げるようになるまでは長く、終わりのない「稼げない期間」が存在します。
しかしそれを乗り越えてでも得たいものがあるあなたなら、副業ブログにチャレンジすることで、収益以上に価値のある「何か」を手に入れられるかもしれません。
まずは無料ブログから試してみるのも良いですし、WordPressで本格的に始めるなら、サーバー契約から。
焦らず、一歩ずつ、あなただけの価値あるブログを育てていきましょう。