【2025年3月21日】3分でわかる!本日の金融市場まとめ

2025年3月21日(金曜日)の金融市場では、日本の消費者物価指数(CPI)の上昇や米国の関税政策への懸念が相場に影響を与えました。
株式市場では銀行株が上昇し、為替市場では円安が進行しました。
目次
日本のCPI上昇と日銀の利上げ観測
2月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコア指数)は前年比3.0%上昇し、市場予想の2.9%を上回りました。
この結果、結果的に利上げを見送ったものの日銀の追加利上げ観測が強まり、長期金利が上昇しました。新発10年債利回りは一時1.53%に達し、銀行株を中心に株価が値上がりしました。
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円相場の動向
東京外国為替市場では、円相場が1ドル=149円台に下落しました。
日本株の上昇を受けてリスク選好の円売りが優勢となり、円安が進行しました。朝方はCPIの上振れを受けて一時的に円高が進みましたが、その後は円安方向に転じました。
米国の関税政策と市場の懸念
米国のトランプ大統領が4月2日から新たな関税を導入する意向を示したことで、世界経済への影響が懸念されています。
これにより、アジア株式市場は小幅に下落し、投資家は安全資産である金に資金を移動させています。金価格は1オンス=3,043.80ドルと、0.09%上昇しました。
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今後の見通し
市場関係者は、日本のインフレや賃金動向、米国の関税政策の詳細に注目しています。
特に、日銀の利上げのタイミングや米国の関税が世界経済に与える影響が焦点となっています。これらの要因が為替や株式市場にどのような影響を与えるか、引き続き注意が必要です。
私たちの生活への影響と対応
金融市場の変動は、私たちの生活にも影響を及ぼします。
円安が進行すると、輸入品の価格が上昇し、生活費が増加する可能性があります。また、株価の変動は投資家にとって重要な要素です。最新の情報を収集し、適切な資産管理や節約を心掛けることが大切です。