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【2025年3月21日】日銀の利上げ観測で円安進行:物価上昇は止まるか?

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日本銀行(日銀)は2025年3月19日、金融政策を発表し、政策金利を現状の0.5%で据え置きました。

しかし同時に、2月の全国消費者物価指数(CPI)が前年比3.0%と市場予想を超える上昇を示したことで、将来的な利上げ(銀行の金利を上げること)の観測が強まりました。

ねくこ

この動きを受けて金融市場では円安が進み、株式市場でも銀行株を中心に値上がりするなど、活発な取引が行われました。

目次

日銀が利上げを見送った理由

消費者物価指数が示したインフレの加速

日本の2月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.0%の上昇となりました。 これは市場予想の2.9%を上回り、食料品やエネルギー価格の上昇が影響しています。

日銀はこの物価上昇を受けて金利を上げる可能性もありましたが、景気回復がまだ完全ではないと判断し、今回の利上げは見送りました。

金利を上げるメリットとデメリット

金利が上がると物価を抑える効果がありますが、一方で企業や家計の借り入れ負担が増え、経済の回復を止めてしまう恐れがあります。

ねくこ

今回の据え置きは、景気回復を優先した結果と言えます。

円安が進んだ理由と今後の見通し

金利据え置きによる円安進行

金利が上がると、その国の通貨(日本の場合は円)の魅力が高まり、通貨の価値が上がります。

しかし、今回日銀が利上げを見送ったことで円の魅力が低下し、ドルやユーロに比べて円の価値が下がる「円安」が進みました。 この日、為替市場では一時的に1ドル=149円台まで円安が進行しました。

米国の関税政策も影響

円安が進んだ理由として、米国が新たな関税を導入する計画を発表したことも挙げられます。

米国の関税政策が世界経済の不透明感を高め、安全な資産としてドルが選ばれやすくなったため、円が売られやすい状況になったのです。

私たちの生活に起こること

輸入品の価格がさらに上がる可能性

円安が進むと、海外から輸入する商品や原材料が高くなり、食料品や日用品の価格がさらに上昇する可能性があります。

すでに食品価格の上昇を実感している家庭にとっては、負担が増えることになるかもしれません。

住宅ローンや企業の借入負担

日銀が今後利上げに踏み切れば、住宅ローンなどの金利も上昇する可能性があります。

住宅を購入予定の家庭や借入が多い企業は、金利上昇に備える必要があります。

投資環境の変化

株式市場では銀行株などが値上がりしましたが、円安が続けば海外資産を持つ人は有利になる一方、輸入コストが増える企業の株価には悪影響が出るかもしれません。

私たちの暮らしにどんな影響があるのか

  • 円安により、食品や日用品など輸入品の価格が上昇する可能性があります。
  • 将来の日銀の利上げで、住宅ローンや自動車ローンの返済負担が増えるかもしれません。
  • 資産形成をしている人にとっては、円安を利用して海外資産を増やすチャンスになりますが、同時にリスク管理も必要です。

私たちはどうすれば良いのか

  • 円安による輸入品の価格上昇に備え、日常生活の支出を見直しましょう。
  • 今後の金利上昇に備え、住宅ローンなどの借入計画を慎重に検討しましょう。
  • 投資をしている人は、為替や株価の動きを注意深く見て、リスク分散を行うことが重要です。

今後の経済情勢をしっかりと確認しながら、適切な判断をしていきましょう。

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この記事を書いた人

編集部の資産形成担当。
20代後半ながら金融に関する相談実績多数で、投資信託から株式まで幅広い知識を持ち、今のあなたに必要なことを洗い出し、寄り添った提案を心掛けています。
たけのこ派&猫派です!

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