土曜日にまとめて読む、今週の経済ニュース10選(2025年4月21日~4月26日)

今週(2025年4月21日~4月26日)の日本および世界の経済ニュースから、特に注目すべき10のトピックを厳選してお届けします。

本記事では、今週の主要な経済ニュースを10項目にまとめてお届けします。
1. カリフォルニア州、経済規模で日本を上回る
アメリカのカリフォルニア州は、2024年の州内総生産(GDP)が約4兆1000億ドルに達し、ドル換算で日本のGDP(約4兆200億ドル)を上回りました。
これにより、カリフォルニア州は州単位にも関わらず、国と並べてもアメリカ、中国、ドイツに次ぐ世界第4位の経済規模となりました。
観光収入の増加やハイテク産業の成長が要因とされています。
2. IMF、世界経済成長率を2.8%に下方修正
国際通貨基金(IMF)は、2025年の世界経済成長率を2.8%と予測し、1月の予測から0.5ポイント引き下げました。
トランプ前大統領の関税政策などによる不確実性の高まりが背景にあります。
3. 米中貿易摩擦、関税緩和の兆し
中国政府は、一部の米国製品に対する125%の関税を一時停止することを検討しています。
これにより、米中間の貿易摩擦が緩和される可能性があり、世界経済への影響が注目されています。
4. 日本の消費者物価指数、前年比3.5%上昇
4月の東京消費者物価指数(CPI)は、前年比で3.5%上昇しました。
生鮮食品とエネルギーを除いた「コアコアCPI」も3.1%の上昇となり、物価上昇が続いています。
5. 中小企業白書、厳しい経営環境を指摘
経済産業省が発表した2025年版中小企業白書では、円安・物価高の継続や金利上昇により、中小企業の経営環境が厳しさを増していると指摘されています。
人手不足や賃上げ圧力も課題となっています。
6. トヨタ、米工場に125億円を追加投資
トヨタ自動車は、米国の工場に125億円を追加投資することを発表しました。
ハイブリッド車(HV)の需要増加に対応するためで、部品生産能力の強化を図ります。
7. 日野自動車、過去最大の赤字計上
日野自動車は、2025年3月期に過去最大となる2177億円の赤字を計上しました。
認証不正問題による制裁金が影響しています。
8. 地方銀行の再編、第四北越と群馬銀行が統合へ
第四北越銀行と群馬銀行が、2027年春をめどに統合する方針を発表しました。
統合後は、全国で5位の地銀グループとなる見込みです。
9. 任天堂、スイッチ2の価格維持を発表
任天堂は、新型ゲーム機「スイッチ2」の価格を据え置く方針を発表しました。
米国での販売が売上高の37%を占める中、関税の影響を受けつつも普及を優先する姿勢を示しています。
10. 大阪・関西万博、ビジネス交流が活発化
大阪・関西万博では、海外の参加国と日本企業の経済交流が本格化しています。
トランプ前大統領の関税政策による通商環境の不安定化を背景に、各国が日本市場への期待を高めています。
今週は、世界経済の成長鈍化や物価上昇、中小企業の経営環境の厳しさなど、私たちの生活に直結するニュースが多く報じられました。
特に、物価の上昇は家計に直接影響を与えるため、日々の支出を見直すことが重要です。
また、企業の動向や国際情勢にも注目し、将来の進路選択やキャリア形成に役立てていきましょう。