【2025年5月26日】の経済・時事ニュースまとめ

2025年5月26日(月)の経済・時事ニュースをお届けします。
本日は、トランプ米大統領による対EU関税の発動延期や、ドル円相場の動向、金価格の変動、そして日本製鉄によるUSスチール買収計画に関する発言など、国際的な経済情勢に関する重要なニュースが報じられました。
主要株価指数および為替レート(2025年5月26日 午前10時時点)
指数/為替 | 値 | 前日比 |
---|---|---|
日経平均株価 | 37,426.24円 | +265.77 (0.72%)円 |
NYダウ平均株価 | 41,603.07ドル | -256.02ドル |
S&P500指数 | 5,802.82ポイント | -39.19 (0.67%)ポイント |
ドル/円(為替) | 142.33 円 | -0.34円 |
トランプ大統領、対EU関税発動を延期発表による影響
トランプ大統領は23日、「EUに対して50%の関税を課すべきだ」などとSNSに投稿したことを受けて売り注文が広がり、ダウ平均株価は一時、500ドルを超える下落となりました。
しかし、日本時間で本日朝、欧州連合(EU)に対する50%の関税発動を7月9日まで延期することを発表しました。
ドル円相場の動向
ドル円相場は、トランプ大統領の発言を受けて円高方向に振れ、142円台に突入しています。
米国の信頼度が低下していることから、ドル売りの流れが続いており、引き続き米金利動向や通商政策への警戒感が引き続き意識されています。
金価格の変動と背景
国内外の金価格の上昇
2025年5月26日午前4時時点で、サイゴンジュエリーカンパニーリミテッド(SJC)の金価格は、1億1,900万~1億2,100万VND/タエル(買-売)となり、前日比で大幅に上昇しました。
これは、国際的な金価格の上昇と連動しており、投資家のリスク回避姿勢が強まっていることが背景にあります。

投資家心理と金への需要
国際的な政治・経済の不確実性が高まる中、投資家は安全資産である金への需要を高めています。
特に、通商摩擦や地政学的リスクの増大が、金価格の上昇を後押ししていると考えられます。
日本製鉄によるUSスチール買収計画
トランプ大統領の発言
トランプ米大統領は、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画に関し、「最終的な結果がどうなるかは分からないが、米国が支配することになる」と発言しました。
この発言は、米国の鉄鋼業界に対する保護主義的な姿勢を示すものであり、今後の買収交渉に影響を与える可能性があります。
市場の反応
日本製鉄の株価は、買収計画に対する期待感から上昇しましたが、トランプ大統領の発言を受けて、今後の展開に対する不透明感が広がっています。
市場では、買収が実現するかどうか、またその条件について注目が集まっています。
私たちの生活に起こること
為替変動による影響
ドル円相場の変動は、輸出入企業の収益や、私たちの生活に直結する輸入品の価格に影響を与えます。
円高が進行すると、輸入品の価格が下がり、消費者にとってはプラスとなりますが、輸出企業にとっては収益の減少につながる可能性があります。
金価格の上昇と投資戦略
金価格の上昇は、安全資産としての金への需要が高まっていることを示しています。
投資家にとっては、ポートフォリオの分散やリスクヘッジの手段として、金への投資を検討する価値があります。
通商政策の影響
トランプ大統領の通商政策は、世界経済に大きな影響を与えています。
関税の発動や延期は、企業の経営戦略や国際的なサプライチェーンに影響を及ぼし、最終的には私たちの生活にも波及します。