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2025年、新NISAまだ始めていない?50代夫婦が『つみたて投資枠』を活用するとどうなる?

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目次

新NISA「つみたて投資枠」をフル活用した50代夫婦の資産形成ストーリー

2024年から開始された新NISA制度は、2025年に入り、さらに注目を集めています。

特に「つみたて投資枠」は、新NISAの非課税保有期間が無期限に設定されていることから、50代以上の方でも十分なメリットを享受できる制度です。

今回は、実際に2025年からつみたて投資枠を活用し始めた50代夫婦が年間投資枠をフル活用した結果、どのような資産形成効果を得られるかを具体的に紹介します。

つみたて投資枠をフル活用した場合の具体的な非課税メリット

まずは、新NISAの基本を簡単に確認しましょう。

つみたてNISAは、2024年1月から新NISA制度に移行し、「つみたて投資枠」として年間120万円までの投資が可能になりました。

さらに、従来の「最長20年間の非課税期間」が撤廃され、非課税保有期間が無期限になりました。これにより、長期投資をすることで得られる複利効果を最大限に活かしやすくなりました。

新NISA「つみたて投資枠」で投資を行った50代夫婦の実際の例

例えば、50代の夫婦が2025年にそれぞれつみたて投資枠の年間投資枠をフル活用して投資信託に積み立てたとします。

  • 夫婦それぞれ年間120万円ずつ積立(夫婦で年間計240万円)
  • 10年間継続した場合の総積立額は最大で1200万円(夫婦で2400万円)まで非課税運用可能

仮に運用利回りを年率3%として試算すると、10年後には積立元本2400万円が約3220万円に増えます。そのうち利益は820万円となりますが、新NISAではこの運用益が一切課税されず、まるまる手元に残ります。

これにより、定年後の資産形成に大きく貢献することが期待できます。

つみたて投資枠を活用した50代夫婦の資産はどう増える?

50代の夫婦がつみたて投資枠を利用するメリットは、2024年からの新NISA制度により、非課税保有期間が無期限になった点にあります。

仮に55歳で開始した場合、従来は75歳で非課税保有期間が終了していましたが、新制度ではそのまま非課税で運用を続けることが可能です。これにより、長期的な資産形成がより有利になりました。

運用シミュレーション(実際のイメージ)

夫婦がそれぞれ毎月10万円(年間120万円ずつ)を積み立てた場合、年間合計で240万円を投資し年間投資枠をフル活用すると、10年後には以下のようになります。

  • 年間積立額(夫婦合計):240万円
  • 10年間の積立総額:2400万円
  • 年平均利回り3%の場合の試算:約2860万円(約460万円の運用益)

通常、この約460万円の運用益に対して、20.315%の税金がかかりますが、新NISAを利用しているため全額非課税です。このケースでは、約93万円ほどの税負担が節約されます(460万円×20.315%=約93万円)。

つみたて投資枠をフル活用するための具体的なポイント

つみたて投資枠を最大限に活用するためには、以下のポイントを押さえる必要があります。

① 早めに投資を開始することで複利効果を最大化

新NISAの大きなメリットは、毎年一定額を無期限で非課税運用できることにあります。そのため、50代で開始する場合でも、可能な限り早めに始めることで、複利効果による運用益を大きくできます。

例えば、同じ年間120万円の積立投資でも、運用期間が10年と20年では最終的な資産額が大きく異なります。

  • 年間120万円×10年(利回り3%):約1,410万円(利益約210万円)
  • 年間120万円×20年(利回り3%):約3,220万円(利益約1,020万円)

この差は、複利運用の効果によるものです。50代のうちから新NISAを始めれば、退職後の老後資金を大きく増やすことが可能です。

② 「全世界株式」や「米国株式」などの分散投資を意識する

新NISAの「つみたて投資枠」では、長期投資向けの低コストなインデックスファンドが対象になっています。特に、全世界株式や米国株式インデックスファンドは、広範囲に分散投資できるため、リスクを抑えながら資産を増やしやすい選択肢です。

50代夫婦が安心して長期運用するためには、リスクを抑えた分散型のファンドを選ぶことが推奨されます。

③ 夫婦それぞれが非課税枠を活用する

新NISAでは、つみたて投資枠が年間120万円まで拡大されました。夫婦それぞれが口座を開設すれば、つみたて投資枠だけで年間合計240万円の非課税投資が可能です。

これにより、夫婦で効果的に老後資金を増やせます。夫婦合算ならば長期的に大きな運用益を得られるため、ぜひ夫婦でそれぞれ口座を持ち、運用することをおすすめします。

まとめ:50代からでも遅くない、新NISAで老後資金を確実に増やそう

新NISAを50代から始めても、老後の資金を増やすための十分な時間はあります。運用益が非課税という税制メリットを最大限活用しながら、堅実な資産形成を目指しましょう。

特に2024年以降の新NISA制度では、非課税枠が大幅に拡大され、運用期間も無期限になったため、これまで以上に有利な環境が整っています。

まだ始めていない方は、この機会に積極的に検討し、早めの資産形成をスタートしましょう。

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この記事を書いた人

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