【2025年最新】わかりやすい格安SIM変更ガイド|後悔しない乗り換え手順でスマホ代を賢く節約!

そんな風に感じつつ、「格安SIMが良いって聞くけど、手続きが難しそうで不安…」と、二の足を踏んでいませんか?
実際、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク等)から格安SIMに乗り換えるだけで、毎月のスマホ代を数千円単位で節約できる可能性があります。
ある調査では、楽天モバイルを除く大手3社ユーザーの平均月額料金は約9,500円なのに対し、格安SIMユーザーは約4,300円と半額以下でした。
とはいえ、多くの方が「手続きが複雑そう」「乗り換え後にトラブルが起きたらどうしよう」と心配し、一歩を踏み出せずにいるのも事実です。
そこで本記事では、どこよりも分かりやすく格安SIMへの乗り換え手順を、5つのステップに分けたフローチャート形式で解説します。

最後まで読み進めれば、あなたに最適な格安SIMを見つけて賢くスマホ代を節約するための第一歩を踏み出せるはずです。
それでは具体的な手順を見ていきましょう!
STEP1:【準備編】後悔しない!格安SIM乗り換え前のチェックリスト

まず最初のステップは、乗り換えに向けた十分な情報収集と入念な準備です。
事前準備をしっかり行うことで、「こんなはずじゃなかった…」という後悔を未然に防げます。
現状把握:ご自身のスマホ利用状況を確認しよう
最適なプランを選ぶ第一歩は、現在の契約内容や利用状況を正確に把握することです。
以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 毎月のスマホ料金:基本料金に加え、通話料や各種オプション料金を含めて月々いくら支払っているか。
- 毎月のデータ利用量:1カ月でどれくらいのデータ通信量(GB=ギガバイト)を使っているか。
これらの情報は、現在契約しているキャリアの会員ページ(My docomo、My au、My SoftBankなど)や請求書から簡単に確認できます。

月々の利用状況を把握することで、ご自身にピッタリ合った無駄のないプラン選びの指針になります。
知識武装:格安SIMのメリット・デメリットを知る
格安SIMには魅力的な点が多い一方で、大手キャリアにはない注意点も存在します。
良い面と悪い面の両方を理解した上で、本当に自分に合っているか判断しましょう。
特に通信速度とサポート体制は、多くの方が不安に感じるポイントでしょう。
例えば、お昼休みや夕方の通勤時間帯など回線が混み合う時間帯には、格安SIMだと通信速度が低下する傾向があります。
また、対面での手厚いサポートを希望する場合は、店舗を持つ格安SIM(例:UQモバイルやワイモバイルなど)や大手キャリアのオンライン専用プラン(ahamo、povo、LINEMOなど)を選ぶと安心です。
会社選定:あなたに合う格安SIMを絞り込む比較ポイント

現在、格安SIMを提供する通信会社(MVNO)は数十社以上も存在します。
次のポイントを参考に、あなたの希望条件に合う会社を2〜3社ほどピックアップしてみましょう。
- 料金プラン:月々のデータ利用量に合ったプランはあるか。使いきれないデータが多いなら小容量プラン、テレワーク等で大容量使うなら大容量プランがある会社が◎。
- 通信回線:ドコモ系・au系・ソフトバンク系のどの回線を使っているか。今のスマホをそのまま使うなら、対応バンドの関係で同じ回線網の格安SIMを選ぶと安心です。
- 通信速度:口コミサイトや比較サイトで実際のユーザー評価を確認しましょう。「お昼でも速度が速い」と評判の会社は貴重です。
- 通話オプション:電話をよく掛けるなら、定額かけ放題オプションの有無や料金をチェック。
- サポート体制:店舗サポートの有無、チャットや電話サポートの充実度も確認ポイントです。
- キャンペーン:乗り換え時(MNP)のキャッシュバックや端末割引など、おトクなキャンペーンを実施しているか。
例えば、ドコモ回線で料金重視ならIIJmioやmineo、店舗サポートを重視するならUQモバイルやワイモバイル、データ無制限なら楽天モバイル…といった具合に、それぞれ特徴があります。

評判や公式サイトを確認しながら、自分に合いそうな候補を絞り込んでおきましょう。


STEP2:【手続き編①】今の電話番号を引き継ぐ!MNP予約番号の取得

現在使っている電話番号を乗り換え後もそのまま使いたい場合は、「MNP(エムエヌピー)」(携帯電話番号ポータビリティ)という制度を利用します。
その際に必要になるのが「MNP予約番号」です。
MNPって何?(携帯電話番号ポータビリティの基礎)
MNPとは“Mobile Number Portability”の略で、携帯会社を乗り換えても今まで使っていた電話番号を引き継げる仕組みのことです。
MNPを利用せず新規契約してしまうと電話番号が変わってしまうので、番号を変えたくない方は必ずMNP手続きを行いましょう。
2023年5月から「MNPワンストップ制度」がスタート
従来は乗り換え前に発行するMNP予約番号が必須でしたが、一部の事業者間では予約番号の取得不要で乗り換えできる「ワンストップ方式」が導入されました。
乗り換え先がこのワンストップ方式に対応していれば、乗り換え元でのMNP予約番号発行や解約手続きが不要となり、Webでの申し込み1回で今の番号を移行できます。
対応状況は乗り換え先の公式サイトで確認しましょう(※対応事業者同士の乗り換えに限る)。
【キャリア別】MNP予約番号の発行方法(通常の取得手順)
ワンストップ方式が利用できない場合や対応していない組み合わせでは、現在契約中のキャリアで従来通りMNP予約番号を発行する必要があります。
発行手数料は現在は無料で、主な取得方法は下記の3通りです。
キャリア | Web手続き(オンライン) | 電話 | 店舗窓口 |
---|---|---|---|
ドコモ | My docomo(24時間受付) | 151(無料/ドコモ携帯から) | ドコモショップ等 |
au | My au(24時間受付) | 0077-75470(無料) | auショップ等 |
ソフトバンク | My SoftBank(24時間受付) | *5533(ソフトバンク携帯から) | ソフトバンクショップ等 |
発行にあたっての注意点
- MNP予約番号には15日間の有効期限があります。取得しただけでは乗り換え完了ではないので、有効期限内に格安SIMの申し込み手続きを済ませましょう。
- 乗り換え先の格安SIMによっては「申し込み時点で予約番号の有効期限が◯日以上残っていること」といった条件があります。取得後は早めに申し込みまで進めるのがおすすめです。
STEP3:【手続き編②】いよいよ契約!格安SIMの申し込み

乗り換え先の格安SIMも決まり、MNP予約番号の準備(またはワンストップ確認)もできたら、いよいよ格安SIMの契約申し込みです。
申し込み前に用意するものリスト
スムーズに手続きを進めるため、事前に以下のものを手元に準備しておきましょう。
ほとんどの格安SIMで共通して必要となるものです。
- 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど(有効期限内の現住所記載のもの)
- 支払い用クレジットカード:契約者本人名義のカード
- MNP予約番号:(電話番号を引き継ぐ場合。ワンストップ非対応時)
- 連絡用メールアドレス:キャリアメール以外で連絡可能なメール(GmailやYahoo!メール等)
要確認!お使いのスマホにSIMロックはかかっていない?
2021年10月以降に発売されたスマホ端末には、原則としてSIMロック(特定のキャリア回線でしか使えない制限)がかかっていません。
そのため最近の機種であれば他社のSIMを挿してもそのまま通信できます。
ただ、それ以前に購入したスマホで乗り換え後も継続利用する場合は、事前にキャリアの会員ページ等からSIMロック解除手続きを行っておきましょう(各社ともWebで無料解除可能です)。
- SIMロックとは?:購入元のキャリア以外のSIMカードでは通信できないよう端末にかけられた制限のことです。
- 解除方法:ドコモ・au・ソフトバンクいずれも、Myページ(会員サイト)にログインしてオンライン手続きすることで無料で解除できます。店舗でも対応可能ですが、その場合は手数料がかかるケースもあります。
Webサイトからの申し込み手順(オンライン契約フロー)

準備が整ったら、希望する格安SIMの公式Webサイトから申し込みましょう。
画面の案内に従って入力・選択していけば、だいたい15〜30分程度で手続き完了します。
- 公式サイトで「お申し込み」ページを開く
- プランやオプション、SIMカード種別(物理SIMかeSIMか)を選択
- 契約者情報(氏名・住所など)を入力
- MNP予約番号を入力(電話番号を引き継ぐ場合。ワンストップ非対応時)
- 本人確認書類の画像をアップロード
- 支払い情報(クレジットカード情報など)を入力
- 入力内容を最終確認して送信(申し込み完了)
STEP4:【設定編】あと少し!開通手続きと初期設定

申し込みから数日すると、格安SIMのSIMカードが郵送で自宅に届きます(eSIMを選んだ場合はメールで有効化手順の案内が届きます)。
ここまで来れば乗り換えも最終段階です。
SIMカードの差し替えと回線切り替え(開通処理)
まず、新しいSIMカードをスマホ本体に挿入しましょう。
SIMピン(端末に付属の針)を使ってスマホ側面のSIMトレイを引き出し、古いSIMカードと入れ替えます。
- スマホの電源をオフにする
- 付属のSIMピンを使い、端末側面のSIMスロット(トレイ)を開ける
- 旧SIMカードを抜き、新しい格安SIMのカードをセットする
- SIMトレイを元通り端末に戻す
続いて、回線を切り替える「開通手続き」を行います。
新しいSIMカードに同封のマニュアルやメールの案内に従い、乗り換え先の回線を有効化しましょう。
多くの場合、所定の電話番号に発信するか、Webページ上で「開通する」ボタンを押すだけで完了です。
※この開通処理が完了した時点で、以前のキャリア回線は自動的に解約となります。
最重要!APN設定(プロファイルのインストール)
SIMカードを挿しただけでは、そのままではモバイルデータ通信(インターネット接続)はできません。
APN設定(アクセスポイント名の設定)という初期設定を行い、スマホに新しい通信先情報を認識させる必要があります。
- iPhoneの場合:一度Wi-Fiに接続した上で、格安SIM提供元の公式サイトから構成プロファイル(設定ファイル)をダウンロード・インストールすれば完了です。
- Androidの場合:「設定」アプリから「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「APN(アクセスポイント名)」の項目を開き、新しいSIMのAPN情報を手動で入力します。入力すべき項目値(例: 接続先URLや認証ID/パスワードなど)は、SIMカード同封のマニュアルや公式サポートページに記載されています。
このAPN設定が、初心者の方につまずきやすいポイントの一つです。
しかし、同封マニュアルの手順通りに進めれば難しくありません。

設定値を正確に入力し、完了後にモバイルデータ通信が問題なくできるか確認しましょう。
忘れずに!データ移行
電話帳や写真、LINEのトーク履歴などのデータは、SIMカードを入れ替えてもスマホ本体に残るため基本的に消えません。
ただし、機種変更も伴う場合は各種データ移行が必要です。事前にバックアップを取っておき、新しい端末で復元しましょう。
AndroidならGoogleアカウントでのバックアップ、iPhoneならiCloudバックアップの活用がおすすめです。

キャリア独自のデータ移行アプリ(例: ドコモの「データコピー」など)が提供されている場合はそれを使うのも手です。
STEP5:【完了後】乗り換え後に確認すべきチェックリスト
無事に格安SIMへの乗り換えが完了したら、最後に以下のポイントを確認しておきましょう。
キャリアメールの代替手段を確保する
乗り換えによって、大手キャリア提供のメール(@docomo.ne.jp
や@softbank.ne.jp
等)は使えなくなります。
各種Webサービスでキャリアメールを登録に使っている場合は、事前にGmailやYahoo!メールなどフリーメールへの変更を済ませておきましょう。
また、どうしても今までのアドレスを使い続けたい場合は、回線解約後30日以内ならキャリアメール持ち運びサービスに申し込むことも検討してください。
キャリア関連サービスの自動解約状況を確認
以前のキャリアで契約していた各種オプションサービスや、有料コンテンツ(月額課金サービスなど)が自動解約になっているか確認しましょう。
回線解約と同時に多くのサービスは停止しますが、中には別途手続きが必要なものもあります(例: キャリア決済で契約していた動画配信サービス等)。

未解約のものがないか念のためチェックしてください。
困ったときの問い合わせ先を確認
最後に、新しく契約した格安SIMのマイページにログインできることを確認し、ブックマークに登録しておきましょう。
あわせて、何かトラブルがあった際の問い合わせ先(電話番号やチャットサポートへの導線)もメモしておくと安心です。
乗り換え直後は設定などで分からないことが出てくるかもしれません。不明点は遠慮なくサポートに問い合わせましょう。
まとめ:勇気を出して、賢く快適なスマホライフへ!
格安SIMへの乗り換えは、一見すると複雑に感じるかもしれません。
しかし、本記事でご紹介したフローチャートに沿ってステップを踏めば、決して難しいものではありません。
実際、余計なオプションを見直して格安SIMへ移行することで「毎月のスマホ料金が数千円安くなった!」というケースは珍しくありません。
【おさらい】格安SIM乗り換えフローチャート5ステップ
- 【準備】 現状の利用状況を把握し、各社のプランを比較検討
- 【手続き①】 MNP予約番号の取得(またはワンストップ対応状況の確認)
- 【手続き②】 格安SIMのオンライン申し込み
- 【設定】 SIMカード到着後、開通処理と初期設定(APN設定など)
- 【完了後】 各種サービスの解約確認・メールアドレス変更等の後処理
本ガイドが、あなたの「スマホ代を安くしたい!」という想いを実現する一助になれば幸いです。

さあ、勇気を出して行動し、賢く快適なスマホライフへの第一歩を踏み出しましょう!