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格安SIM比較まとめ|キャリアから乗り換えたい初心者向け11社徹底解説

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毎月のスマホ代が高くて「格安SIM(MVNO)に乗り換えたいけど、正直ちょっと面倒そう…」と感じていませんか?

実際、その気持ちは多くの人が抱えており、総務省の調査でも「変更手続きが面倒だから乗り換えない」という声が乗り換えをためらう理由の上位に挙がっています(出典)。

しかし、近年は乗り換え手続きも簡素化され、格安SIMユーザーは年々増加傾向です。

今やサブブランド等も含めればスマホ利用者の約半数が大手より安いプランに移行しており、「スマホ代の節約=格安SIM」は当たり前になりつつあります。

本記事では、大手キャリアから格安SIMへの切り替えを検討している初心者の方向けに、格安SIMの基本メリット・デメリット乗り換え手順のポイント、そして主要な格安SIM11社の特徴を比較してまとめました。

編集部マスクY

「正直なところ面倒で踏み切れなかった…」という方の気持ちに寄り添いつつ、疑問や不安を解消できるようわかりやすく解説していきます。

料金節約の効果や各サービスの違いを知れば、乗り換えの一歩を踏み出す参考になるはずです。

目次

格安SIM(MVNO)とは?大手キャリアとの違い

格安SIM(MVNO)とは、NTTドコモやau、ソフトバンクなど大手キャリアから通信回線を借り受けてサービスを提供する携帯通信事業者およびその料金プランの総称です。

大手の回線網を利用するため、スマホの通信エリアや基本的な通信品質はキャリアと同等ですが、料金は大幅に安いのが特徴です。

例えば、ドコモ・au・ソフトバンクといった従来の大手キャリアでは月額料金が数千円~1万円程度になることも多いですが、格安SIMなら月額1,000~3,000円程度で利用できるプランが豊富に揃っています。

料金が安い理由は、格安SIM各社が自社で通信網を持たずインフラコストを抑えていることや、オンラインでの受付・サポートが中心で人件費を削減していることなどが挙げられます。

編集部マスクY

また、店舗を持たずにWeb申し込みのみとすることで経費を削減し、その分を料金の安さに還元している会社も多いです。

一方で、低価格ゆえにお昼や夕方など利用が集中する時間帯には通信速度が低下しやすいなど、大手より品質面で劣る場合もあります。

ただし総じて、通常利用で支障が出ないレベルの速度は確保されており、格安SIMはスマホ代を安く済ませたいユーザーにとって有力な選択肢となっています。

実際、近年は格安SIM利用者も増えつつあり、MVNO単体のシェアは全体の1割程度ですが、Y!mobileやUQ mobileなど大手系列の廉価プランも含めると約5割に達しているとの調査結果もあります(出典)。

「格安スマホ=遅い・不便」というイメージは薄れ、幅広いユーザーに受け入れられてきているのです。

格安SIMに乗り換えるメリット・デメリット

メリット:月々の料金が大幅ダウン&柔軟なプラン選び

格安SIM最大のメリットは通信料金の大幅な節約です。

実際の比較では、ドコモでは3GBプランが月5,665円、ソフトバンクは5,478円かかる一方で、格安SIM(ahamo・ワイモバイル・LINEMO・UQモバイル・IIJmioの平均)なら約1,932円です。

編集部マスクY

上記だけでも毎月3,000~4,000円以上安くなり、年間では4~5万円もの固定費削減につながる計算です。

プランの選択肢が豊富な点も魅力

料金以外にも、格安SIMはプランの選択肢が豊富な点も魅力です。

データ容量ごとに細かく段階が分かれていたり、使った分だけ支払う従量制やデータ繰り越し、さらには必要なときだけ追加チャージできるプランなど、多彩な料金体系が存在します。

編集部マスクY

自分のデータ使用量や通話ニーズに合わせて無駄のないプランを選べるため、「普段は3GBで足りるけどたまに大量に使う月もある」といった場合でも無駄な支出を抑えやすいです。

契約期間の縛りがない

また、契約期間の縛りがない(解約違約金なし)サービスが多く、万が一合わなければいつでも解約・他社乗り換えが可能な気軽さもメリットと言えます。

大手と違い○年契約の自動更新に悩まされる心配が少ないのは、利用者にとって安心材料でしょう。

現在使っているスマホ端末のまま乗り換えできる

さらに、現在使っているスマホ端末のまま乗り換えできる点も見逃せません。

多くの格安SIMはドコモやauなど各回線向けのSIMカードを提供しており、手持ちの端末が対応バンドさえ合っていればそのまま利用可能です(SIMロックがかかっている場合は事前に無料で解除が必要です)。

電話番号もMNP(携帯番号ポータビリティ)を利用すれば引き継げるため、乗り換えても周囲に番号変更を知らせる必要がありません。

編集部マスクY

オンライン契約が主流なので24時間いつでも申し込みでき、待ち時間なく手続きできる手軽さもメリットと言えるでしょう。

デメリット:通信速度やサポート面での不安

一方、格安SIMには注意すべきデメリットや弱点もあり、最大の懸念点としてよく挙げられるのが通信速度・品質の不安です。

「格安SIMにすると回線が遅くなるのでは?」という心配から乗り換えをためらう人も多く、実際総務省の調査でも「通信品質が不安、速度が遅いと思うため現時点では乗り換えない」と答える方が上位に来ています(出典)。

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大手キャリアに比べると、特にお昼休みや夕方以降など利用者集中時にMVNO回線は混雑しやすく、速度低下が起きがちです。

動画の高画質再生や大容量ファイルのダウンロードなどヘビーな通信を日常的に行う方にとっては、不満を感じる場面があるかもしれません。

実用上問題ない速度は確保されているケースがほとんど

とはいえ、実用上問題ない速度は確保されているケースがほとんどです。例えば主要サービスの平均実効速度を見ると、下り速度は大手キャリアで90~135Mbps程度、格安SIM系でも20~80Mbps程度出ています。

確かに数値上は差がありますが、メールやWeb閲覧程度なら1~10Mbps、動画視聴でも5~30Mbpsあれば十分と言われています。

このため一般的なスマホ利用であれば、格安SIMに変えたことで極端に支障が出る場面は多くないでしょう。

もし高速通信が必要な場合でも、低速無制限オプションを使ったりWi-Fiを併用するなど工夫でカバー可能です。

サポートやサービス面の制約

速度以外では、サポートやサービス面の制約もデメリットになります。

格安SIM会社は実店舗をほとんど持たないか数が限られているため、対面サポートを受けにくいです。

基本的にはWebや電話での問い合わせ対応となり、困ったときにショップへ駆け込む…というわけにはいきません。

また、キャリアメール(@docomo.ne.jp等)が使えなくなる(ただし有料オプションで引き継ぎ可能)、留守番電話や着信転送がオプション扱いで使えない場合があるなど、大手で当たり前に使っていた付加サービスが利用不可・有料になるケースもあります。

家族割やセット割引などの有無も異なる

家族割やセット割引も事業者によって有無が異なりますが、これらはフリーメールやLINE電話の活用、無料通話アプリの利用など代替手段で十分補える時代ですし、「キャリアメールがなくても困らない」というユーザーも増えています。

編集部マスクY

総じて、格安SIMのデメリットは存在するものの、それ以上に毎月のコスト削減メリットが大きいため、デメリットを許容・対策できるなら乗り換える価値は高いでしょう。

格安SIM乗り換えは面倒?スムーズに移行する手順と注意点

「格安SIMに興味はあるけど、乗り換え手続きが面倒そうで踏み切れない…」

という不安はもっともです。

実際、上述の通り、「手続きが煩雑だから」という理由で乗り換えていない人も多いことがアンケートから分かっています。

しかし現在では乗り換えのハードルは以前よりかなり低くなっています。

ここでは、大手キャリアから格安SIMへの主な乗り換え手順と、その際の注意点を押さえておきましょう。

【格安SIMへの乗り換え基本ステップ】

STEP

対応端末の確認・SIMロック解除

現在使用中のスマホが乗り換え先のSIMカードで使えるか確認します。

動作確認端末一覧を各社サイトで確認し、必要に応じてキャリアのマイページ等からSIMロック解除手続きを行いましょう(2015年以降発売の端末は原則解除可能)。

STEP

MNP予約番号の取得

今の電話番号を引き継ぐには、現在契約中のキャリアからMNP予約番号を発行してもらいます。

My SoftBankやMy au、My docomoなどの会員ページや専用アプリから無料で即時取得できます(電話や店頭でも取得可)。

発行された10桁の予約番号は有効期限(通常15日程度)内に乗り換え先で使用します。

STEP

格安SIMの申し込み

乗り換え先の格安SIM会社を選び、Webサイトから申し込みます。

プランやオプションを選択し、先ほどのMNP予約番号を入力、本人確認書類アップロードや支払い情報登録を経て手続きを完了させます。

キャンペーン適用条件(○○コード入力など)があれば忘れずに。申し込み後、通常は数日でSIMカードが発送されます(eSIMならオンラインで即時発行される場合もあります)。

STEP

SIMの受け取り・開通手続き

届いたSIMカードをスマホに挿入し、格安SIM会社の指示に従って開通処理を行います。

多くの場合、マイページや専用サイトにアクセスし「MNP転入切替」等のボタンを押すだけです(これで旧回線から新回線へ電話番号が移行します)。

切替処理は即日~数時間程度で完了し、その間は一時的に電話が使えなくなる点に注意しましょう。

STEP

初期設定(APN設定)

新しいSIMでモバイル通信を行うには、スマホ側でアクセスポイント(APN)の設定を行います。

Androidの場合はAPN情報を手入力、iPhoneの場合はプロファイルをインストールする形です。

マニュアルに沿って正しく設定すれば、データ通信や通話が利用できるようになります。

以上で乗り換え完了です!

以上のように、実際の手順はシンプルです。

最近はMNP予約番号取得から開通手続きまで全てネット上で完結できますし、乗り換えにかかる費用も抑えられています(MNP転出手数料は現在無料、契約事務手数料も最近は1円キャンペーン等で実質無料のケースあり)。

eSIMに対応した格安SIMであれば、申し込みから開通までオンライン上で完了し、最短即日で使い始めることも可能です。

初めてで不安な場合は、家族や詳しい友人に手伝ってもらったり、実店舗を持つ格安SIM(例:楽天モバイルや家電量販店で契約できるIIJmio/BIC SIMなど)を選ぶのも良いでしょう。

「手続きが大変そう」という心理的ハードルはありますが、実際は1時間程度の作業と数日の待ち時間で完了し、その後毎月の通信料が大きく節約できると考えれば、決して損はないはずです。

主要格安SIM11社の料金プランと特徴【比較まとめ】

それでは、数ある格安SIMの中でも代表的な13社(サブブランド含む)について、その料金プランやサービスの特徴を見ていきましょう。

各社ごとに強みや個性があり、「とにかく安い」「通信速度重視」「サポート体制」「データ使い放題あり」など特色は様々です。

編集部マスクY

自分の重視するポイントに合ったSIM選びの参考にしてみてください。

楽天モバイル

楽天モバイルは、実際には第4のキャリア(MNO)ですが料金が格安SIM並みに安いため格安スマホ候補に必ず名前が挙がります。

自社回線エリア内ならデータ使い放題で、全国どこでも月額3,278円(税込)で無制限に利用可能(パートナー回線エリアでは月5GBまで高速、その後1Mbps制限)。

データ使用量に応じて料金が変動するプランで、使わない月は料金を抑え、多く使う月も上限額が決まっている安心設計です。

月のデータ消費0~3GBなら1,078円(税込)とライトユーザーにも優しく、テレワークや動画視聴でたっぷり使う人でも3,278円で頭打ちになるため料金面の心配がありません。ただし、自社回線エリアは都市部中心で、地方ではパートナー回線(au)頼みになる点や、建物内などで電波が不安定との指摘もあります。

とはいえ、現在格安SIMの中で唯一データ無制限を実現している存在であり、通信量の多い人には最有力の選択肢でしょう。

\申し込みはこちらから/

ahamo(アハモ)

ahamo(アハモ)はNTTドコモが提供するオンライン専用プランで、月30GBで2,970円(税込)という大容量・低価格で大きな話題を集めています。

5分以内の通話かけ放題が基本料金に含まれている(5分超過後は30秒22円)点も特徴で、ライトユーザーからヘビーユーザーまで幅広く支持されています。

追加オプションで完全かけ放題も選べるため、通話中心の方にも向いていますし、さらに月110GBで4,950円の大容量プラン「ahamo大盛り」も開始※。

※1 30GB(2,970円/月)に80GBの大盛りオプション(1,980円/月)を追加した価格です。

ドコモ直営という安心感から、ahamoは格安SIM初心者にも勧めやすい選択肢です。通信品質は言うまでもなく安定して高速、全国どこでもドコモ5G/4Gが使えます。

また2022年からは、必要に応じてドコモショップ店頭で有料サポート(ahamo契約者向け手続き代行サービス)も受けられるようになり、多少の手数料はかかるものの店舗対応が全く無い不安を緩和しています。

編集部マスクY

総合すると、「迷ったらahamoにしておけば間違いない」と評されるほどバランスに優れたプランと言えるでしょう。

ワイモバイル (Y!mobile)

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、大手キャリアのサブブランド中でもユーザー数がトップクラスの人気格安スマホサービスです。

ソフトバンクの回線を利用しつつ、料金は本家より割安に設定されており、通信品質や速度は安定しています。

料金プランは「シンプルS/M/L」の3種類(2023年以降)。例えば月3GBのSプランは税込2,178円、15GBのMプランは3,278円、25GBのLプランは4,158円と、大手と格安SIMの中間くらいの価格帯です。

決して最安ではありませんが、家族割引やソフトバンク光とのセット割引が充実しているため、家族でまとめて乗り換えると1人あたり月額990円割引(2回線目以降)になるなどお得に利用できます。

ワイモバイル最大の魅力は、店舗サポートや付加サービスの充実でしょう。

全国のソフトバンクショップやワイモバイルショップで申し込み・相談が可能で、店頭でのアフターサポートも受けられます。

「格安SIMは初めてで設定に不安…」という方でも実店舗がある安心感は大きいでしょう。

編集部マスクY

通信速度も格安SIM勢の中では非常に速く、昼夕でも速度低下が起きにくい高品質回線として評価されています。

総合的に、多少費用が高くても安心・安定を取りたい方に適した格安SIMと言えます。

UQモバイル

UQモバイルはau(KDDI)のサブブランドで、ワイモバイルと並ぶ人気格安スマホサービスです。

au直系ということで通信品質の高さに定評があり、特に混雑時間帯でも比較的速度が出やすい傾向があります。

料金プランは「くりこしプラン +5G」のS/M/Lで、月3GB(S)が税込1,628円、15GB(M)が2,728円、30GB(L)が3,828円です。

他の格安SIMと比べると若干高めですが、余ったデータ容量の翌月繰越が可能だったり、節約モードで速度制限時も最大300kbpsと使いやすいなど独自のメリットがあります。

UQモバイルもまた実店舗サポートが手厚い点が初心者にとって安心材料です。全国のauショップでUQ専用カウンターが設けられており、契約手続きや相談が可能となっています。

さらに、auの光回線とのセット割(自宅セット割)で毎月最大858円引きになるため、auひかり等を利用中の方はお得に乗り換えられます。

家族割はありませんが、自宅セット割適用で家族全員が割引対象になるため実質的に家族まとめて安くできる仕組みです。

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通信速度はau本家とほぼ同等で、動画視聴やテザリングも快適に行えるとの利用者の声があります。

「格安SIMでも速度重視」派にとって、有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

LINEMO(ラインモ)

LINEMO(ラインモ)はソフトバンクが提供するオンライン専用の格安プランです。

店舗サポートを省いた完全オンライン契約限定とすることで、その分料金を割安にしています。

プランはシンプルで、月3GBで990円(税込)の「ミニプラン」と、月20GBで2,728円の「スマホプラン」の2つのみ。

どちらも5G対応・通話オプション(かけ放題等)ありと、シンプルながら必要十分な内容です。

特筆すべきはLINEアプリのデータ通信が使い放題になる点で、LINEMO利用中はLINEトークや通話でどれだけデータを使ってもカウントフリー(通信量0)となります。日頃からLINEを頻繁に使う方には大きな利点でしょう。

LINEMOの回線はソフトバンク本体と同じで、通信速度やエリアは申し分ありません。

オンライン限定のため契約手続きやサポートはWeb/チャット中心ですが、その分キャンペーンによる還元が豊富なのも特徴です。

例えば他社から乗り換え(MNP)で契約するとPayPayポイントが○○円相当もらえる、など時期によって大きな特典があります。

編集部マスクY

「とにかく料金を安くソフトバンク回線を使いたい」という人にはうってつけです。

注意点としては、店舗でのサポートが受けられないことくらいですが、初期設定等も同封のマニュアルや公式サイトの案内が丁寧なので、手順通りに進めれば問題ないでしょう。

povo(ポヴォ)

povo(ポヴォ)はau(KDDI)のオンライン専用プランです。

他の格安プランと一線を画すのが、月額基本料0円から使えるという独特の料金体系です。

契約自体は無料で維持でき、必要な分だけデータトッピング(追加購入)して使う仕組みとなっています。

例えば、データ使い放題(24時間)330円、1GB(7日間)390円、3GB(30日間)990円、20GB(30日間)2,700円など、有効期間ごとの様々なデータトッピングを購入可能です。

使いたいときに必要な容量分だけ支払うため、「月によってデータ消費が大きく変動する」「ほとんど使わない月もある」という人には無駄なく最適なモデルと言えます。

povoは通話定額オプションやコンテンツサービスのトッピングも充実しており、自分好みにカスタマイズできる自由度が魅力です。

一方で、180日間トッピング購入がない場合は回線停止となる(実質的に半年で最低330円以上の利用が必要)などのルールもあるため完全な0円運用は難しくなっています。

編集部マスクY

それでも「普段ほぼWi-FiでOK、電話も待ち受け中心」というライト層なら実質数百円で維持可能で、サブ回線としても人気です。

自分でコントロールしてお得に使いたい上級者にも初心者にも、ユニークで魅力的なプランでしょう。

IIJmio(アイアイジェイミオ)

IIJmioは老舗プロバイダーIIJ(インターネットイニシアティブ)が展開する格安SIMサービスです。

料金の安さと柔軟性に定評があり、主要プラン「ギガプラン」は2ギガプランが月850円(税込935円)から、20ギガでも月1,500円(税込1,650円)と非常にリーズナブルです。

音声SIMだけでなくデータ専用SIMやeSIMも提供しており、データ通信のみなら月440円~という超低価格で追加回線を持つこともできます。

IIJmioの強みは、キャンペーンや特典が豊富な点です。

例えば一定期間データ増量や料金割引といった特典を頻繁に実施しており、新規契約時に大容量プランが数ヶ月格安になることもしばしばです。

また、長期利用特典として契約年数に応じて毎年データプレゼントがもらえたり、余ったデータを家族間でシェア・プレゼントできるなど、ユーザー思いのサービスが充実しています。

編集部マスクY

通信回線はdocomo回線とau回線から選べる(プランによってはどちらか限定)ため、エリアや相性に応じて回線を選択可能なのもメリットです。

速度面でも近年は改善傾向にあり、普通に使う分には問題ないとの評判です。

mineo(マイネオ)

mineoは関西電力グループのオプテージが運営する格安SIMで、ユーザー満足度が高いサービスの一つです。

ドコモ・au・ソフトバンク回線すべてに対応しており、現在のスマホをSIMロック解除せずそのまま使える可能性が高い点から、多くのユーザーに選ばれています。

料金プランは使った分で料金が変わる従量制の「マイそく」と、上限容量まで定額の「マイピタ」の2本柱があります。

特に「マイそく」はユニークで、最大1.5Mbpsの速度でデータ使い放題(月990円)など低速ながら容量無制限のプランが用意されています(ただし平日お昼の1時間は速度制限あり)。

一方、通常のマイピタも1GB880円から20GB1,925円(税込)までリーズナブルな設定です。

また、mineoはユーザーコミュニティ「マイネ王」というものがあり、利用者同士でQ&Aや交流ができる場が提供されており、困ったときに質問すれば先輩ユーザーが答えてくれるなどサポート面で心強いです。

さらに、余ったパケット(データ容量)を他のユーザーと分け合える「フリータンク」など独自のお助けサービスも人気があります。

編集部マスクY

mineoは総じてユーザー本位のサービス設計が評価されており、顧客満足度調査でも上位常連です。

BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルは老舗プロバイダーBIGLOBEが提供する格安SIMです。

au回線(タイプA)を利用しており、料金プランは1GB~20GBまで幅広く揃っています。

例えば6GBプランで月1,727円(税込)など、相場並みの価格設定ですが、BIGLOBEモバイルならではの「エンタメフリー・オプション」が差別化ポイントです。

月額308円を追加することでYouTubeやSpotify、radiko、AbemaTVなど主要な動画・音楽ストリーミングサービスのデータ通信量がカウントされなくなります。

誰もがピッタリという格安SIMではないものの、動画視聴や音楽再生を頻繁に楽しむユーザーにとって、このオプションで高速データ容量を節約できるメリットは大きいでしょう。

また、BIGLOBEモバイルはKDDI傘下ということもあり、auひかりとのセット割(毎月220円引き)が使えたり、KDDI直営店での即日受渡しサービス(事前Web申込→店頭受取)が利用できるなど利便性も高いです。

通信速度は平均的ですが、SNS使い放題のカウントフリーオプションもうまく活用すれば実質的な容量不足を感じにくいでしょう。

編集部マスクY

総合すると、動画・音楽サービスをよく使う人や、au回線にこだわりたい人にフィットする格安SIMと言えます。

イオンモバイル

イオンモバイルは大手流通のAEON(イオン)が提供する格安SIMです。

業界最多クラスの細かなプラン設定が特徴で、データ容量は0.5GBから50GB超まで実に19種類以上ものコースが用意されています。

「とにかく自分にジャストな容量で契約したい」というニーズに応えるプランの豊富さは随一です。

料金も割安で、例えば月4GBで1,078円(税込)などコスパ良好。音声通話付きSIMはどのプランでも基本料+税込187円で追加可能となっています。

イオンモバイル最大の利点は、全国のイオン店舗で手続きできる点です。身近なショッピングモールで即日開通できる格安SIMとして、特にシニア層や初心者に人気があります。

店舗スタッフが乗り換え設定までサポートしてくれるので、ネット申し込みが不安な人でも安心して利用開始できます。

また家族向けサービスも充実しており、家族でデータ容量を分け合えるシェアプランや、2台目以降月220円引きの家族割などを備えています。

編集部マスクY

ドコモ・au回線から選べ、イオンでのサポート重視の方や家族利用に特におすすめです。

nuroモバイル

nuroモバイルはソニーネットワークコミュニケーションズが運営する格安SIMです。

ドコモ・au・ソフトバンク回線に対応しており、大容量プランが安いのが魅力です。

例えば月20GBで2,090円(税込)と他社と比べて割安な設定で、しかも翌月への繰越が可能です。

さらに、深夜帯(23:00~翌7:00)はデータ消費がカウントされない「深夜フリー」機能が全プランについており、夜間に動画視聴やアプリダウンロードを行う人には実質容量無制限に近い使い方もできます。

小容量から大容量まで揃うプランの中でも、特にVSプラン(3GB月792円)やVLプラン(20GB月2,090円)が人気です。

nuroモバイルは回線品質も比較的安定しており、ソニー系列のサービスという信頼感もあります。

端末セット販売にも力を入れており、Xperiaなどソニー製スマホをはじめ人気機種を割引価格で購入できるキャンペーンもしばしば実施しています。

契約から半年ごとにデータ容量を無料プレゼントする「Gigaプラス」特典(3ヶ月目と6ヶ月目にそれぞれ容量追加)など、長く使うほどお得感がある仕組みも嬉しいところです。

編集部マスクY

スマホと回線をまとめてお得に揃えたい人、大容量を安く使いたい人に適した格安SIMでしょう。

自分に合う格安SIMを選ぶポイント【まとめ】

以上、主要な格安SIMサービス11社の特徴を紹介しました。

選択肢が多く迷ってしまうかもしれませんが、自分に合った格安SIMを選ぶ際は以下のポイントをチェックしてみてください。

  • 月々のデータ容量:自分が1ヶ月に使うデータ量(目安)に合ったプランを提供している会社を選びましょう。使いすぎると速度制限になる場合もあるので、やや余裕を持った容量がおすすめ。
  • 通信速度・品質:速度重視ならサブブランド(Y!mobile/UQ)や大手オンライン専用プラン(ahamo/LINEMO/povo)を、料金最優先ならMVNO各社を検討。SNSや動画重視ならカウントフリーの有無もポイントです。
  • サポート体制:店舗でのサポートが欲しい人は楽天モバイルやワイモバイル、UQ、イオンモバイルなど実店舗ありの会社を。オンライン完結で問題ないならLINEMOやIIJmioなども含め自由に選べます。
  • 通話オプション:電話をよくかけるなら、かけ放題や通話定額が安いところ(楽天モバイルや日本通信SIMなど)を選ぶと通話料を気にせず使えます。
  • 料金・特典:最終的には毎月のコスト比較です。各社キャンペーンで初期費用無料やポイント還元があるので、公式サイトで最新特典も確認しましょう。

スマホの使い方は人それぞれですから、「これが絶対ベストな格安SIM」というものは一概に言えません。

しかし、この記事で紹介したように、大手キャリア以外にも多彩なサービスが存在し、しかも大幅に料金を節約できる可能性があります。

「正直乗り換えは面倒…」という心理的ハードルもあるかもしれませんが、手続き自体は一度きりです。

毎月の通信費が劇的に安くなるメリットを考えれば、試してみる価値は大いにあるでしょう。

編集部マスクY

ぜひ本記事の情報を参考に、自分にピッタリの格安SIMを見つけてください。

賢く乗り換えて、スマホ代を節約しつつ快適にスマホライフを送りましょう!

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この記事を書いた人

@nextマガジン編集部の1人である、通称:編集部マスクYです。

貸金業務取扱主任者の資格を保有しており、また会員様の相談でも借入に関する相談を最も受けてきました。

しかし、ここでは「@nextマガジン」のコンセプトに則り、借入だけでなく、お金という観点から皆様の生活が快適になるような情報を勉強しながら発信していきます。

「え?誰ですかって?」……いずれ分かる時が来るかもしれませんね…。

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