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【2025年11月12日】の経済・時事ニュースまとめ

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11月12日の朝は、東京市場が前日の米株高とAI関連の振れを受けつつも、個別材料に左右されやすい地合いです。

NYダウは最高値を更新し、S&P500は小幅高、ナスダックは反落、為替はドル/円が154円前半で小動きです。

ねくこ

国内では政府・与党の経済対策原案や中医協の開催、海外では米政府再開法案の上院可決とEUの森林破壊防止規則延期案が注目されています。

目次

主要株価指数・為替レート(11月12日 10時時点)

スクロールできます
指標現在値前日比
日経平均株価50,782.91 円−60.02(−0.12%)円
NYダウ47,927.96 ドル+559.33(1.18%)ドル
S&P5006,846.62 ポイント+14.19(0.21%)ポイント
ドル/円為替154.34 円+0.24円

東京市場の今朝の流れ

東京市場の寄り付きは反発で始まったものの、その後は軟化し前日比マイナス圏に沈む場面がありました。

前日に決算を発表したソフトバンクグループの下落が指数の重しとなり、主力株の値動きに振らされる展開です。

ドル/円は154円台前半で小動きで米雇用指標の弱さ観測と米政府再開期待が交錯し、東京時間のレンジは153.50〜155.00円程度との見方が出ています。

前夜の米株:ダウ最高値、テックはまちまち

米上院のつなぎ予算案可決政府再開が現実味を帯び、景気敏感株がけん引してNYダウは+1.18%で過去最高値を更新しました。

S&P500は+0.21%と小幅高にとどまり、ナスダックはAI関連のバリュエーション懸念で反落しました。

ねくこ

ハイテクの選別色が強まっています。

きょう以降の注目材料

米政府再開の行方

上院可決を受け、下院は12日にも採決見通しです。

政府再開が確定すると、需給改善やマクロ不確実性の低下を通じてリスクセンチメントにプラスが見込まれます。

欧州の環境規制

EU森林破壊防止規則(EUDR)の適用延期案を協議。

調達・トレーサビリティ対応のロードマップに修正余地が生じ、原材料コストやサプライチェーン管理の前提が変わる可能性があります。

資産運用をしている人がこの局面で心掛けるべきこと

株式・投信:高値圏での基本動作を丁寧に

分散とリバランス

ダウ最高値・S&P500高水準下では、資産配分の偏りが進みがちです。

含み益の出ている先進国株の比率が意図せず上振れていないかを確認し、目標配分へ段階的に戻す発想が有効です(特定銘柄・国への過度な集中を避ける観点)。

個別材料の見極め

決算や政策材料に対する値動きは実需と需給の双方が絡みます。

短期の値動きに追従するより、決算で示されたキャッシュフローや資本政策、規制の変化(例:EUDR延期案)など、企業価値のドライバーを時系列で点検しましょう。

為替・外貨建て:ヘッジとリスク定義を先に

ヘッジの考え方

ドル/円が154円前後で膠着する局面は、外貨建て資産の為替感応度を見直す好機です。

円安継続を前提にし過ぎず、ヘッジ付商品のコストやヘッジ比率の調整余地を「金利差」「保有期間」「基準価額のぶれ」で具体化しておきましょう。

FX取引の注意点

レバレッジをかけるFXは、イベントリスク(政策・法案・要人発言)で短時間に想定外の変動が生じます。

損失限定のルール、必要証拠金の上乗せ、イベント前のポジション軽量化など「守りの設計」を先に決めてから関与するのが基本です。

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長期の制度活用:機械的な積立・非課税の土台

NISAの基本設計を再点検

短期の相場観に依存しない資産形成には、積立の継続性と非課税メリットの最大化が核になります。

ボラティリティが高い時こそ、NISAでは積立額の上げ下げを慌てて行わず「余裕資金の範囲・長期の目線」を優先しましょう。

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国内ニュース

ソフトバンクGの好決算と株価反応

ソフトバンクグループの7–9月期連結純利益は2.5兆円と大幅増益でした。

市場では指数寄与度の大きさから相場全体への波及が意識されました。

ねくこ

一方、決算翌日の同社株は朝方に6%超安となり、日経平均の上値を抑える要因に。

決算評価とポジション調整の綱引きが続いています。

政府・与党の経済対策

自民党は総合経済対策について首相に提言を提出。

政府側との「規模感のかい離」を残しつつ、民需下支えの施策を要望しました。

米関税の逆風に備え、売上・利益率が5%以上減の企業に金利引き下げや補助金の優先採択を検討する案が政府内で浮上しており、21日の閣議決定に盛り込む方向です。

中医協が本日開催

本日11月12日に中医協総会が開催され、医療機器・臨床検査の保険適用や在宅関連が議題に上がります。

薬価・検査の保険適用の見直しは自己負担や医療アクセスに直結します。

ねくこ

決定内容は年末の診療報酬改定議論にも波及する見込みです。

早朝の地震情報

今朝、福島県沖などで有感地震が複数確認されました。

津波の心配はありません。

ねくこ

防災アプリの更新と非常用持ち出しの点検を心がけ、通勤・通学ルートの安全確認を行いましょう。

海外ニュース

米政府再開へ前進

米上院は政府再開へ向けたつなぎ予算案を可決し、下院12日にも採決の見通しです。

ダウは過去最高値を更新、マクロ不確実性の後退が株高とドル安気味の値動きにつながりました。

EUが森林破壊防止規則の適用延期案

EUでは森林破壊防止規則の大企業への適用を2026年12月30日へ、中小企業は2027年6月30日へ延期する草案が浮上。

事業者の準備期間が延び、サプライチェーンの監査・証憑整備の工程に余裕が生まれます。

ねくこ

木材・ゴム・カカオ等の原材料を扱う企業は、域内販売や欧州調達の要件が緩む一方、ESG開示の質は引き続き問われます。

中国がエネルギー分野で民間投資支援を強化へ

中国政府は送電網や再エネ関連などへの民間投資支援を打ち出し、電力供給の安定化と設備投資の底上げを狙います。

資源需要の下支えを通じて非鉄・機械の需給や海上運賃にも波及する可能性があります。

私たちの生活に起こること

  • 旅行・留学・海外ECは、154円前後の為替で外貨支出が割高になりがちです。カードの為替手数料や両替コストを確認し、必要に応じて事前の外貨予約や分割購入を検討しましょう。
  • 投資信託や外貨建て保険は、為替の影響で基準価額がぶれやすい局面です。積立は継続しつつ、リスク資産の比率が上振れた場合は目標配分へ穏やかに戻すことを優先しましょう。
  • 食品・日用品は、EU規制や物流の話題が素材価格に波及しうるため、値上げ予告時の「買い溜め」より、ストックと消費期限の管理を徹底する方が安全です。
  • 医療については、中医協の審議結果が自己負担や保険適用範囲に影響します。通院・服薬中の方は、次回受診時に変更点の有無を確認しましょう。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の取得・売却を推奨するものではありません。マーケットデータは執筆時点の公表値であり、予告なく変動します。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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この記事を書いた人

編集部の資産形成担当。
20代後半ながら金融に関する相談実績多数で、投資信託から株式まで幅広い知識を持ち、今のあなたに必要なことを洗い出し、寄り添った提案を心掛けています。
たけのこ派&猫派です!

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