確定申告とは|2026年(令和7年分)のやり方・期限・改正点をやさしく解説

毎年2月が近づくと話題になる「確定申告」。
と不安を感じている人も多いはずです。
令和7年度の税制改正により、令和7年分の所得税から基礎控除が原則58万円となり、令和7・8年分に限り所得に応じた特例加算(最大+37万円)が導入されます。なお、合計所得金額2,350万円超の方の基礎控除の逓減(〜0円)は従前どおり。
改正の適用開始時期や過渡措置も存在するため、制度改正の年は特に、「自分に関係あるか」「どの控除が使えるか」を早めに把握しておくことが大切です。
この記事では、そんな確定申告の基本から令和7年分の最新改正内容、やり方・提出方法までを詳しく解説します。
これから個人事業主としてやっていこうと考えている方、副業をしているなどで確定申告が必要な会社員の方も、これを読めばきっと迷わず、安心して申請できます。
まず結論—あなたは申告が必要?【30秒判定】
確定申告の要・不要は、年末調整の有無、給与の支払先の数、所得(=収入−経費)の金額、公的年金や特定口座の有無、そして住民税の扱いで決まります。
以下の判定チャートで、所得税は「必要/不要」か、還付申告が妥当かを確認してみましょう。
確定申告の要/不要 判定チャート(令和7年分・住民税分岐つき)
使い方:20万円の判定は所得(=収入−経費)で行います。Yes/Noで読み進めてください。
Q0|給与収入はある?
Q1|給与収入は2,000万円超?
— Yes:結論A|確定申告が必要(所得税)
— No:Q2へ
Q2|勤務先は1か所で、年末調整は済んでいる?
— No(2か所給与/年末調整未済あり):Q2-①へ
— Yes:Q2-②へ
Q2-①(2か所給与など)|「年末調整されない給与の収入」+「給与・退職以外の所得」の合計が20万円超?
— Yes:結論A
— No:結論B|所得税は申告不要のケースあり/住民税は申告が必要となる場合あり
Q2-②(1か所給与・年末調整済)|「給与・退職以外の所得」が20万円超?
— Yes:結論A
— No:結論B|所得税は申告不要のケースあり/住民税は申告が必要となる場合あり
└ 医療費・寄附・住宅ローン初年度など控除のために出すなら → 結論C|還付申告
Q3|公的年金のみ?
— Yes:年金収入400万円以下かつ他の所得20万円以下なら結論B(所得税は原則不要)。外れるなら結論A。
— No:Q4へ
Q4|上場株・投信は「特定口座(源泉あり)」のみ?
— Yes:結論B’|原則 申告不要(所得税)(※損益通算・配当控除を使うときは申告)
— No:Q5へ
Q5|退職所得のみ(受給に関する申告書を提出し源泉あり)?
— Yes:結論B’|原則 申告不要(所得税)
— No:Q6へ
Q6|事業・不動産・雑(フリマ・原稿・SNS収益 等)や、配当・譲渡などの課税所得がある?
— Yes:結論A|確定申告が必要(所得税)(※損失繰越・繰戻し控除も申告が前提)
— No:必要に応じて結論C|還付申告を検討
- 結論A:このあと「期限と納付」「スマホで最短e-Tax」へ。
- 結論B/B’:住民税の申告が必要となる場合あり(下記「住民税の取り扱い」参照)。
- 結論C:医療費・寄附・住宅ローン初年度などの還付申告(5年以内)。
住民税の取り扱い(特別徴収/普通徴収の注意)
所得税が不要でも、住民税は申告が必要となる場合があります。
典型例:給与1か所・年末調整済で、給与・退職以外の所得が20万円以下のケース。
課税方法の選択:自治体の住民税申告書やオンライン手続に「普通徴収(自分で納付)」希望欄*がある場合があります。就業先への通知を避けたい意図があっても、最終可否は自治体運用です。
実務のポイント:
・申告書の「自分で納付」欄の有無・記載方法を各自治体の案内で確認。
・副業分の源泉徴収票・支払調書・取引明細・経費内訳は保存しておきましょう。
・判定に迷う場合は自治体の税務課へ事前にご相談を。
そもそも確定申告とは|対象期間・必要な人・不要な人

確定申告とは、1年間(1月1日から12月31日)の所得から納めるべき所得税を計算し、税務署に申告する年1回の手続きのこと。日本では所得税の納税に「申告納税制度」が採用されているので、納税者が自分で税金を計算して申告します。
収入が給与だけなら原則年末調整で完結しますが、2か所から給与をもらっている人や給与・退職以外の所得が20万円を超える場合などは申告が必要です。一方で所得税は不要でも住民税の申告が必要となる場合があります。
確定申告の定義と対象期間、必要/不要の典型、申告すると有利なケースまでをわかりやすく解説します。
確定申告(令和7年分)の対象期間
確定申告とは、1年分の収入から必要経費や各種控除を差し引き、所得(=収入−経費−控除)と税額を計算・申告する手続きです。
結果は納付または還付に分かれます。
住民税は別手続きで、市区町村が所管します。なお、還付申告は翌年1月1日から5年間行えます。
申告が必要/必要になりやすい主なケース
次のいずれかに当てはまると、確定申告(所得税)が必要か、必要となる可能性が高いです。
給与収入が2,000万円超
年末調整の対象外のため、必ず確定申告が必要です。源泉徴収票(複数ある場合は全て)と控除証明書を集め、作成コーナーで合算入力します。
2か所以上から給与をもらっている/年末調整未済の給与がある
主たる給与以外の給与は年末調整されないことがあります。年末調整されない給与の収入と給与・退職以外の所得(=収入−経費)の合計が20万円超なら申告が必要です(20万円判定は所得ベース)。
なお、20万円以下でも住民税の申告が必要となる場合があります。
給与・退職以外の所得が20万円超(事業・不動産・雑・配当・譲渡 等)
フリーランス報酬、フリマやデジタル配信の利益、家賃、暗号資産・株の譲渡益などが該当します。必要経費を差し引いた後の「所得」で判定し、20万円を超えると申告が必要です。
収支内訳書(青色は損益計算書等)を準備しましょう。
上場株等で申告を選ぶ(損益通算・配当控除・申告分離)
特定口座(源泉あり)でも、損益通算・配当控除・申告分離の選択を使うときは申告が必要です。
その際の特定口座年間取引報告書は添付不要※で、申告書の計算明細へ転記します。書類は5年間保存し、窓口作成時は持参してください。
※同一年に一つの特定口座のみで他の売却がない場合は、計算明細書の代わりに年間取引報告書を添付しても差し支えありません。
公的年金が基準外
公的年金のみで年金収入400万円以下かつ他の所得20万円以下なら原則不要ですが、どちらかを超えると申告が必要です。源泉徴収票(年金)と他の所得の明細を確認しましょう。
損失の繰越・繰戻しを使いたい
株や仮想通貨の譲渡損の翌年以降への繰越、災害損失の繰戻し還付などは申告が前提です。
期限内申告が必要な制度もあるため、早めに準備をしておきましょう。
申告不要になる/なりやすいケースと注意点
ここに当てはまる場合、所得税の確定申告は原則不要です。ただし住民税は別判定で、申告が必要となる場合があります。
給与1か所・年末調整済み・他の所得なし
年末調整で年間の税額計算が完結します。源泉徴収票は保管し、控除漏れがあれば還付申告を検討しましょう。
特定口座(源泉あり)の上場株・投信のみ
証券会社で源泉徴収済みのため、原則申告不要です。
ただし損益通算や配当控除、申告分離の選択を使いたい場合は申告が必要。
NISA内の取引は非課税で申告不要です。
退職所得のみ(受給に関する申告書を提出・源泉あり)
退職所得控除の適用により、原則は支払時に精算が完了します。
申告書を提出していない、複数の支払先があるなどの例外では確認が必要です。
申告すると有利なケース(還付)
「申告しなくてもいい」状況でも、出すことで税金が戻る・翌年以降に効く場合があります。
以下をチェックしてください。
医療費控除:10万円を超える支出で申告を
医療費控除の自己負担閾値は「10万円」または「総所得金額等の5%」のいずれか少ない方です(合計所得金額200万円未満の方は5%基準)。
領収書は提出不要ですが、“5年間の保存”が必要(医療費通知連携も可)です。
ねくこセルフメディケーション税制を利用する場合は、対象医薬品のレシートを保存しておきましょう。

寄附金控除:ふるさと納税は6自治体超で要申告
ふるさと納税をした人は、ワンストップ特例制度(確定申告をしなくても寄附金控除を受けられる仕組み)を使えば確定申告は不要。使っていない場合は確定申告が必要です。なお、ワンストップ特例の対象は同一年内に寄附先が5自治体以内です。6自治体以上に寄附したとき、または医療費控除など別の理由で確定申告を行う場合は、確定申告で寄附金控除を申請しましょう。
申告すると、寄附額−2,000円分が税金から控除されます。
ふるさと納税ワンストップ特例の上限
| 寄附自治体数 | 手続方法 | 補足 |
|---|---|---|
| 1〜5団体 | ワンストップ特例可 | 申請書を各自治体へ提出 |
| 6団体以上 | 確定申告が必要 | ワンストップ特例の対象外 |
住宅ローン控除(初年度)
初年度は確定申告が必要。控除率は0.7%で、新築住宅などは原則13年間控除を受けられます。年末残高証明書、登記事項証明書、売買契約書(写し)などを用意し、要件(床面積・入居時期 等)を確認しましょう。
2年目以降は原則年末調整に移行します。
控除の対象となる住宅の区分は、性能要件(ZEH、省エネ、認定長期優良住宅など)や入居時期、新築確認日によって異なります。
省エネ基準に適合しない「その他の住宅」は令和6年以降に新築確認を受けた場合は原則対象外となるため、必ず最新の区分表で確認してください。
また、住宅区分ごとに控除対象となる年末残高の上限額(最大4,000万円など)や控除年数が異なります。該当する住宅の種別を確認しておきましょう。
令和7年分確定申告 概要と税制改正の要点
2026年(令和7年分)確定申告の全体概要
| 内容 | データ | 備考 |
|---|---|---|
| 対象期間 | 2025年1月1日〜12月31日 | 1年間の所得が対象 |
| 申告期間 | 2026年2月16日(月)〜3月16日(月)予定 | 3月15日が日曜のため順延見込み |
| 還付申告受付 | 還付申告受付 2026年1月1日開始(2025年分の提出期限:2031年3月17日まで) | 5年間有効※ |
| 主な改正 | 基礎控除:原則58万円(令和7・8年は特例加算で最大95万円)、特定親族特別控除の新設 | 出典:国税庁 税制改正特設 |
※ 還付申告は2026年1月1日から受付可能。提出期限は“法定申告期限の翌日から5年間(2025年分は2031年3月17日まで)
2026年(令和7年分)では、基礎控除・給与所得控除・扶養控除などが見直されました。
令和7年分 税制改正(改正前→ 改正後→ 影響)
| 改正前 | 改正後(令和7年分〜) | 影響 | |
|---|---|---|---|
| 基礎控除 | 48万円 | 58万円 | 課税所得が減少 |
| 給与所得控除 | 最低55万円 | 最低65万円 | 給与所得者の負担軽減 |
| 特定親族特別控除 | なし | 最大63万円 | 扶養世帯が減税 |
| 扶養控除所得要件(合計所得) | 38万円 | 58万円以下(改正後) | 扶養判定の緩和 |
基礎控除が「48万円 → 58万円」へ引き上げ
改正後の基礎控除は、合計所得金額に応じて段階的な控除額となり、原則58万円を基準とします。ただし、令和7年・8年分では暫定的に最高95万円までの上乗せが認められる仕組みが導入されます。
なお、令和9年分以後は基礎控除58万円(一律)に戻ります。
令和7・8年分 基礎控除額の段階
| 合計所得金額(給与のみの方は収入金額) | 控除額 |
|---|---|
| 132万円以下(給与のみ:200万3,999円以下) | 95万円 |
| 132万円超〜336万円以下(給与のみ:200万3,999円超〜475万1,999円以下) | 88万円 |
| 336万円超〜489万円以下(給与のみ:475万1,999円超〜665万5,556円以下) | 68万円 |
| 489万円超〜655万円以下(給与のみ:665万5,556円超〜850万円以下) | 63万円 |
| 655万円超〜2,350万円以下(給与のみ:850万円超〜2,545万円以下) | 58万円 |
| 2,350万円超〜2,400万円以下 | 48万円 |
| 2,400万円超〜2,450万円以下 | 32万円 |
| 2,450万円超〜2,500万円以下 | 16万円 |
| 2,500万円超 | 0円 |
※上記の95・88・68・63万円は「基礎控除58万円」に対する特例加算(+37/+30/+10/+5万円)を合計した額です
※令和9年分以降は一律58万円(合計所得金額2,350万円以下の場合)
※合計所得金額2,350万円超の場合は逓減〜0円の従前ルールが継続します
給与所得控除が「最低65万円」に統一
給与所得控除(会社員の経費に相当)は、最低保障額:65万円(家内労働者等の必要経費最低保障額も65万円)に変更されます。
これは給与所得者の生活実態に合わせた見直しで、低〜中所得層にプラスの影響があるとのこと。
ただし、給与が高額な人(例:2,000万円超)は、控除上限が設けられているため、恩恵は限定的です。なお、高額給与の場合は控除額の上限が適用されます。
ねくこ年収400〜700万円程度の層では、控除増加による税負担の軽減が最も大きくなります。
新設「特定親族特別控除」──親族を支える世帯を支援
今回新たに導入されたのが特定親族特別控除(最大63万円)です。
扶養する親族(19〜23歳未満)をもつ世帯が対象で、合計所得金額58万円超〜123万円以下(給与のみは収入123万円超〜188万円以下)。控除額は最大63万円で逓減。扶養控除との併用も可能です(同一の親族では重複不可)。所得要件や対象範囲は国税庁の通達で明確に定められています。
収入に応じて満額または段階的に控除されるしくみなので、扶養の年収150万円ルールとの関係とあわせて確認しておきましょう。
ねくこ同一の親族について、合計所得金額58万円以下なら『扶養控除(特定扶養:63万円)』、58万円超~123万円以下なら『特定親族特別控除(最大63万円)』が適用され、両者は重複しません。
学費がかさむ時期を支えるための控除。該当する家庭は申請し忘れにご注意を。
扶養控除・配偶者控除の所得要件も+10万円に
所得基準が10万円上がり、扶養や配偶者控除の対象が若干広がりました。共働きやパート勤務の家庭では、この調整によって「扶養から外れにくくなる」ケースが増加。
配偶者・扶養控除の主要要件
| 区分 | 控除額 | 所得条件(合計所得) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 配偶者控除 | 最大38万円 | 58万円以下 | 年収目安100万円程度 |
| 配偶者特別控除 | 最大38万円 | 58万〜201万円 | 所得階層ごとに逓減 |
| 扶養控除(一般) | 38万円 | 58万円以下 | 学生・障害者等は別枠あり |
ねくこ今回の改正は「負担を減らしながら公平化」する方向。ただし、“申請しないと損”になる控除も増えている点に注意が必要です。

令和7年分(2025年分)確定申告のスケジュール

令和7年分(2025年分)の受付期間は2026年2月16日(月)〜3月16日(月)。期限が土日祝に当たる場合、翌営業日に繰下げ。2026年3月15日は日曜なので、翌日順延で3月16日(月)が期限になります。
所得税の申告・納付期限は3月16日(月)、個人の消費税は3月31日(火)です。
令和7年分(2025年分) 確定申告スケジュール
| 項目 | 期間・期日 | 補足・メモ |
|---|---|---|
| 還付申告の提出可能期間 | 2026/1/1 〜 2031/12/31 | 医療費・寄附・住宅ローン初年度等。提出は早いほど還付も早い(保存義務は継続)。 |
| 申告受付期間(所得税) | 2026/2/16 〜 3/16 | 毎年の「確定申告特集」公表に合わせて最終確認。 |
| 申告・納付期限(所得税) | 2026/3/16(月) | 本来の3/15が日曜のため翌営業日に繰下げ。申告期限=納付期限。 |
| 申告・納付期限(個人の消費税) | 2026/3/31(火) | 休日繰下げの対象外(この年は平日)。 |
| 口座振替(ダイレクト納付)の振替日 | (毎年別途公表) | 申告期限内の手続で後日自動引落。残高不足に注意。公表後に日付を追記。 |
| 住民税の申告受付 | 自治体により異なる | 所得税が不要でも住民税の申告が必要となる場合あり。自治体サイトを確認。 |
還付申告の扱い
医療費控除や寄附金控除などの還付申告は、翌年1/1から5年以内に提出できます(早く出すほど還付も早い)。
口座振替(ダイレクト納付)の“日付のずれ”
申告期限までに手続きを完了すると、引落(振替)日は別日に自動実行されます。申告を間に合わせれば“納付完了扱い”になるわけではないため、口座残高の確保を忘れずに。
やむを得ない事情がある場合
災害・病気・大規模障害等で期限内の手続が困難なら、個別延長(申告・納付等の期限延長申請)を使える場合があります。証明や申請方法は最新の公式案内に従ってください。
確定申告のやり方|準備から提出までの3ステップ

確定申告はむずかしいものと思われがちですが、手順を分けて考えると、実は「準備」「作成」「提出」の3ステップで完結します。
ポイントは「どの方法で提出するか」を最初に決めること。それによって必要な書類や時間が変わります。
まず、申告に必要な書類をそろえましょう。
主な準備書類:
- 源泉徴収票(勤務先から受け取る)
- 支出証明書(医療費明細書・寄附金受領証明書・保険料控除証明書など)
- 本人確認書類(マイナンバーカード or 通知カード+身分証)
- 銀行口座(還付金の振込先)
- 必要に応じて:住宅ローン残高証明書、不動産収支明細、株式取引報告書
デジタル環境を使う人は:
- e-Tax(電子申告)を使うならマイナンバーカード+スマホ or ICカードリーダーが必要
- PCの場合は「確定申告書等作成コーナー(国税庁公式)」を利用
ねくこマイナポータル連携を使えば、医療費通知や生命保険料控除証明書などを自動で取得・入力できます。すでに2025年分の申告から広く利用でき、2026年分では対応保険会社がさらに拡大予定(出典:国税庁・デジタル庁「マイナポータル連携サービス」)。
スマホ申告でもこの自動取得が使えるようになっています。控除証明書を探す手間がほとんどなくなりました。
申告書の作成では、自分の収入タイプに応じて「青色申告」または「白色申告」を選びます。この2つの違いを理解しておくと、節税の選択肢が広がります。
青色申告と白色申告の違い
| 青色申告 | 白色申告 | |
|---|---|---|
| 対象者 | 個人事業主・副業で継続的収入がある人 | 副業・フリーランス初心者・不定期収入者 |
| 特典 | 最大65万円の特別控除/赤字繰越3年可 | 特典なし(基礎控除のみ) |
| 帳簿 | 複式簿記(仕訳帳・総勘定元帳) | 家計簿レベルの簡易簿記 |
| 提出書類 | 青色申告決算書+申告書B | 申告書Bのみ |
| 手続き | 税務署に「青色申告承認申請書」を事前提出(対象年3月15日まで) | 手続き不要 |
| メリット | 節税効果が高い/信用力UP | 手軽・初回に向く |
| デメリット | 帳簿作成の手間 | 控除が少ない |
ねくこ青色申告は“手間の代わりに節税”タイプ。たとえば、副業で安定的に月5万円以上の利益がある人や、フリーランス開業届を出した人には有利です。
一方で、不定期な副業やスポット収入なら白色申告で十分です。
青色申告の特典
- 65万円の特別控除:e-Taxで複式簿記申告した場合に適用
- 赤字の繰越控除:3年間繰り越せるため、翌年の黒字と相殺可能
- 家族への給与を経費にできる(青色事業専従者給与)
つまり、青色申告は“本格的な節税モード”。継続的に事業・副業を行う人は、開業届とセットで検討すべき制度です。
確定申告書が完成したら、提出方法を選びます。方法は3種類。それぞれに特徴があります。
提出方法(3種類)比較
| 提出方法 | 所要時間 | 添付書類省略 | 還付スピード | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| ①e-Tax(電子申告) | 約30〜60分 | ○(一部不要) | 2〜3週間 | 自宅で完結・夜間対応 | パソコンやスマホ操作に慣れている人 |
| ②スマホ申告(マイナポータル連携) | 約30分 | ○ | 2〜3週間 | 医療費控除・寄附金控除など簡易申告に最適 | 若年層・単身者 |
| ③郵送・窓口提出 | 約1時間 | × | 1〜2か月 | 書類控えが残る・高齢者向き | 紙派の人・初回の人 |
おすすめはe-Tax。還付までが最短で、書類添付が少なく、ミスチェックも自動で行われるため、初めてでも安心です。
ねくこ過去5年分(2021年分まで)の還付申告も可能です。期限後でも出す価値あり。
確定申告は「準備→ 作成→ 提出」で完結できる手続き。一度やり方を覚えれば翌年からはスムーズです。
e-Taxを使えば、家にいながら30分程度で完了し、還付もスピーディー。確定申告は義務ではなく「お金と暮らしを整える年1回の棚卸し」だと思うと、気持ちが軽くなりますよ。
納付方法は7種類から選べる
納付方法は、口座振替(ダイレクト納付)、ネットバンキング、スマホアプリ納付(1件30万円以下)、クレジットカード、コンビニから選べます。どの手段でも税額は同じ。違いは上限・コスト・反映速度・準備の手間です。
混雑回避のため、即時性が要るなら「ネットバンキング/スマホアプリ」、コスト最小なら「口座振替(振替納税/ダイレクト納付)」という目安で選ぶと迷いません。
主要な納付手段(7種)の比較(令和7年分)
| 方法 | 上限の目安 | 決済手数料 | 反映(入金扱い) | 事前準備 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 口座振替(振替納税) | 口座残高まで | なし | 指定振替日に引落 | 事前の利用申込(税務署提出) | コストを抑えたい/自動で確実に払いたい | 振替日は毎年公表。残高不足は延滞税リスク |
| ダイレクト納付(e-Tax) | 口座残高まで | なし | 即時または期日指定 | e-Taxで口座登録 | 今すぐ払いたい/控えも電子で残したい | 口座登録が未了だと使えない |
| インターネットバンキング | 金融機関に依存 | なし | 即時〜当日 | ネットバンキング契約 | 銀行アプリで完結したい | メンテ時間は不可/番号入力ミスに注意 |
| スマホアプリ納付 | 1件30万円以下 | なし | 即時 | 対応アプリ+「納付番号・確認番号・納付区分」 | スマホだけでスピーディに | アプリ上限・1回上限あり/対応アプリを要確認 |
| クレジットカード納付 | 実質カード限度額まで | あり(所定の決済手数料) | 即時 | 専用サイトで決済 | ポイント活用/高額でも即時決済 | 手数料が発生/領収証書の扱いに注意 |
| コンビニ納付(QR) | 店舗・方式により上限(概ね30万円以下) | なし | 即時 | 「納付用QRコード」または番号で生成 | 現金派・対面で確認したい | 取扱時間・上限は店舗差/QR読み取り必須 |
| 現金(納付書+窓口) | 現金で支払える範囲 | なし | 即時(領収証書交付) | 納付書の用意(税務署で交付。金融機関窓口に在庫がない場合あり) | 現金派/その場で領収証書が欲しい | 取扱は金融機関(日本銀行歳入代理店)または所轄税務署。窓口営業時間のみ/記載ミスに注意 |
判断のヒント
- 費用ゼロで確実:振替納税/ダイレクト納付。
- すぐ払いたい:ネットバンキング/スマホアプリ(=即時反映)。
- 高額を一気に:クレジットカード(手数料と限度額を要確認)。
- 現金で:コンビニ(上限と取扱時間を確認)。
遅れたときや間違えたとき|期限後申告/修正申告/更正の請求
期間内に申告できなかった場合や申告漏れなどしてしまったときも、焦る必要はありません。期限を過ぎても申告自体は受け付けてもらえます(期限後申告)し、間違えたなら修正申告や更生の請求ができます。
延滞税は日数に応じて計算され、状況によっては無申告加算税がかからない/軽くなる場合もあります。
延滞税:令和7年中の延滞税は“2.4%/8.7%”の特例率(本則7.3%/14.6%と比較して低い方)が適用
※ 法定利率(本則:7.3%/14.6%)よりも低い「特例率」が毎年公示され、実際の適用はこちらが用いられます。延滞税の年率は年ごとに公示される特例基準割合で変動します。令和7年中は『2.4%/8.7%』ですが、翌年以降は最新の公表値を確認してください。
無申告加算税:自主申告5%、調査等後10〜15%(加重要件あり)。毎年見直されるため最新公表値を確認すること
ねくこ延滞税の利率は毎年変わります。最新の特例率は国税庁サイトで確認しておくと安心です。
なお、「還付を受ける申告」はペナルティなし。“申告が遅い=お金をもらい忘れている”だけです。
期限後申告について
法定申告期限を過ぎて提出する申告が期限後申告です。未提出のまま放置しないことが何より重要です。
期限後申告のポイント
・すぐに作成 → 提出(e-Tax推奨)
・納付額があれば即納付(延滞税は期限翌日から発生)
・控え(受信通知など)を保存する
申告内容を直したい—修正申告と更正の請求
申告漏れなどで税額が増えるときは修正申告を提出しましょう(延滞税がかかる場合もあります)。
また、すでに出した申告の税額が多すぎた/還付が少なすぎたとわかったときは、納税者が更生の請求を行います。原則、法定申告期限から5年以内。e-Taxまたは書面で手続き可能です※。
※期限前に誤りに気づいた場合、差し替え提出ができるケースもあります。
申請内容を直したいときの「判断の目安」
・税額が増える…修正申告
・税額が減る…更正の請求
確定申告で困ったときの連絡先
困ったときのご相談は、国税局電話相談センターや所轄の税務署へ。国税庁サイトの「税についての相談窓口」に案内があります。
災害・病気・大規模障害などで期限内の申告が困難など、やむを得ない事情がある場合は、個別延長(申告・納付等の期限延長申請)が認められる場合があります。
まずは税務署に事情を伝え、必要書類を確認してください。
電帳法とインボイス(必要な人だけ読めばOK)
※給与のみの方は、この章は読み飛ばしてOK。個人事業・副業収入・インボイス登録がある人だけ確認してください。
電子明細やメール請求が1つでもある人は電帳法の保存義務に該当します。青色申告の特典(最大65万円の特別控除)の要件やインボイスの経過措置とも絡むため、最低限の知識だけでも頭に入れておきましょう。
☑️ これだけ覚えておこう
電子取引の保存(電帳法):
2024/1/1以降、メール請求・ECの領収書・カード/QR決済明細など“電子で受け取った書類”は電子のまま保存が義務です。
→ PDF/CSVを改ざん防止+検索できる形で保管します(小規模向けの検索要件の緩和あり)。紙に印刷だけでは代替になりません。
青色申告特別控除(最大65万円)の要件:
複式簿記+決算書(P/L・B/S)に加え、① e-Taxで申告 または ②「優良な電子帳簿」の保存のいずれかが必要です。どちらで満たすかを事前に決めておくと安全です。
インボイスの「2割特例」(期間限定):
免税→インボイス登録で課税になった小規模が対象。該当年は納税額=売上に係る消費税額×20%で計算できます(届出不要/申告時に選択)。対象期間は2023/10/1〜2026/9/30を含む課税期間。申告後の適用変更は原則不可のため、事前に試算してから選択するのが望ましいです。
ケース別シミュレーション|確定申告をするとこう変わる
確定申告を行うかどうかで、税金の戻り方は大きく変わります。ここでは、よくある5つのケースをもとに、どんな人がどれくらい得をするのかを見てみましょう。
なお、数字はすべて、国税庁の控除額や所得税率をもとにした参考例です(実際の還付額は所得や控除内容によって変わります)。
ケース①:会社員+医療費12万円
- 年収:450万円
- 支出:医療費12万円(家族分含む)
- 年末調整済み
→ 医療費控除の対象額:12万円 − 10万円 = 2万円
→ 還付額:約1,000円〜2,000円
小額でも、医療費控除をきっかけに申告の手順を体験しておくと、翌年から寄附金や住宅控除にも応用できます。
ケース②:副業ありの会社員
- 本業給与:500万円
- 副業収入:30万円(経費5万円)
- 所得税率:10%
→ 副業所得:25万円 → 20万円超 → 申告対象
→ 追加納税:約2.5万円
→ 住民税申告忘れ防止にもなる
こっそり副業をするよりも「正しく申告しておく」方が長期的には安全。副業分の住民税は、確定申告で「普通徴収(自分で納付)」を選ぶことで、勤務先経由の天引きを避けられる場合があります。
ただし、自治体によっては特別徴収に切り替えられることもあるため、確実に防げるとは限りません。心配な人は、事前に自治体へ確認しておくのがおすすめです。
ねくこ「普通徴収にしたのに会社に通知された」というケースもあります。制度的には“可能性を下げる方法”と理解しておくのが現実的です。
ケース③:住宅ローン控除(初年度)
- 借入金:3,500万円
- 年末残高:3,000万円
- 控除率:0.7%(13年)
→ 控除額:3,000万円 × 0.7% = 21万円
→ 還付額:約21万円(所得税・住民税合わせて)
控除対象はローン残高ベースなので、家計に与える影響は非常に大きい。初年度に忘れると、2年目以降の年末調整でも控除が適用されないので要注意。
ケース④:ふるさと納税を6自治体に寄附
- 年収:550万円
- 寄附額:8万円(6自治体)
→ ワンストップ特例は5自治体まで → 申告必要
→ 控除額:8万円 − 2,000円 = 7万8,000円
→ 還付・減税額:約7万8,000円(所得税・住民税トータル)
「寄附金控除」は申告でしか反映されません。5自治体を超えたら確定申告で取り戻すのが鉄則です。
ケース⑤:フリーランス(青色申告)
- 売上:300万円
- 経費:100万円
- 青色申告特別控除:65万円
- 所得税率:5%
→ 課税所得:300 − 100 − 65 = 135万円
→ 税額:約6.7万円(白色申告なら約10万円)
→ 節税効果:約3.3万円
青色申告は「経費+控除」の二段節税。手間は増えるが、長期的には最もコスパの高い方法です。
ケース別還付・申告早見表
| 年収/所得 | 内容 | 結果 | 還付・追納目安 | |
|---|---|---|---|---|
| ① 医療費控除 | 450万円 | 医療費12万円 | 還付 | 約1,000円〜2,000円 |
| ② 副業あり会社員 | 500万円 | 副業収入30万円 | 追納 | 約2.5万円納税 |
| ③ 住宅ローン初年度 | 550万円 | 残高3,000万円 | 還付 | 約21万円 |
| ④ ふるさと納税6自治体 | 550万円 | 寄附8万円 | 還付 | 約7.8万円 |
| ⑤ フリーランス青色 | 300万円 | 経費100万円 | 還付 | 約3.3万円節税効果 |
確定申告を「やる/やらない」で、年間数千〜数十万円の差。これが“面倒でもやるべき理由”です。5つのケースそれぞれから学べる教訓と対応策を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
| 教訓 | 対応策 |
|---|---|
| 「少額でも控除は積み重なる」 | 医療費・保険・寄附を毎年記録しておく |
| 「副業は20万円以下でも油断しない」 | 住民税申告を忘れずに |
| 「住宅ローン控除の初年度を逃さない」 | ローン証明書を早めに入手 |
| 「寄附は自治体数に注意」 | 5自治体以内 or 確定申告で対応 |
| 「青色申告は長期的に得」 | 早めに承認申請を出す |
ねくこ税金は「知っている人だけが取り戻せる」構造です。難しい制度を理解する必要はありません。大切なのは、自分に関係ある制度だけを正確に理解し、申告すること。
最後に|確定申告は「お金」と「暮らし」を整えるための棚卸し
確定申告は、1年間の収入と支出を整理し、「払いすぎを取り戻す」+「将来に備える」手続き。税金のためだけでなく、家計全体の見直しになる行動です。
確定申告で得られる3つの「安心」
- 1. お金の流れが見える安心
…収入と支出、控除の全体像が整理され、数字で自分を理解できる。 - 2. 制度に乗り遅れない安心
…税制改正や控除制度を自分の生活に反映できる。 - 3. 未来設計の安心
…ローン、扶養、NISA、副業……どんな収入形態にも対応できる“知識資産”になる。
ねくこ難しく考えず、“今年の家計を整える年1回の棚卸し”と思えばいいんです。
おさらい – 令和7年分確定申告のポイント
| 内容 | 備考 | |
|---|---|---|
| 申告期間 | 2026年2月16日(月)〜3月16日(月) | 3月15日が日曜のため順延 |
| 対象年分 | 2025年(令和7年分) | 所得期間:1月1日〜12月31日 |
| 主な改正 | 基礎控除58万円・給与所得控除65万円・特定親族特別控除新設 | 税負担が軽減方向 |
| 申告手段 | e-Tax/スマホ/郵送 | e-Taxが最短・最便利 |
| 要申告者 | 副業20万円超/医療費控除/寄附金控除/住宅ローン控除初年度/不動産・投資所得 | 年末調整で処理されない人 |
| 還付期限 | 5年以内(2025年分の提出期限は2031年3月17日まで) | 期限後でもOK |
確定申告は始める前が一番むずかしい。今少しだけ時間があるなら、全部やろうと思わなくていいので、まず以下の3点だけ済ませてしまいましょう。
✅ 今、5分だけ確保
✅ 源泉徴収票と保険料控除証明書を同じフォルダへ(物理/クラウドどちらでも)
✅ マイナンバーカードを手元に置く(次回e-Tax起動を想定)
これだけで、確定申告の大半が片づいたも同然です。
一度手を動かせば、翌年以降はパターン化できる。——それが“制度を使いこなす人”への最初の一歩です。
よくある質問(FAQ)
免責文(法令・YMYL対応)
本コンテンツは一般的な情報提供を目的とするものであり、個別の税務判断を提供するものではありません。必ず国税庁等の最新情報や所轄税務署・税理士へご確認ください。法令・通達は改正される場合があります。
引用・参考文献
- 国税庁「令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等」 https://www.nta.go.jp/users/gensen/2025kiso/index.htm
最終確認日:2025年10月16日 - 国税庁『年末調整のしかた(令和7年版)』パンフ(基礎控除・給与所得控除・特定親族特別控除) https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/nencho2025/pdf/102.pdf
最終確認日:2025年10月16日 - 財務省「令和7年度 税制改正の大綱」所得控除見直し https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2025/07taikou_01.htm
最終確認日:2025年10月16日 - 国税庁 No.2030「還付申告」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2030.htm
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最終確認日:2025年10月16日 - 国税庁「医療費控除(明細書・5年保存・マイナポータル連携)」https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/keisubetsu/iryou-koujo.htm
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最終確認日:2025年10月16日 - 日本年金機構「19–23歳の被扶養者の年間収入要件150万円への変更」https://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2025/202508/0819.html
最終確認日:2025年10月16日 - 国税庁「延滞税について(定義)」
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最終確認日:2025年10月16日 - 三郷市「令和7年の延滞金・還付加算金の割合(2.4%/8.7%)」https://www.city.misato.lg.jp/soshiki/zaimu/shuno/3/3535.html
最終確認日:2025年10月16日 - Freee/Yayoi(申告期間の暦注解・一般解説)
https://www.freee.co.jp/kb/kb-kakuteishinkoku/deadline/ / https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/oyakudachi/kikan/
最終確認日:2025年10月16日