FXの仕組みを「超わかりやすく」解説|始める前に押さえるポイントも紹介

FX(外国為替証拠金取引)に興味はあっても、
と感じて、踏み出せない方は多いのではないでしょうか。


そこで本記事では、FXの仕組みを「わかりやすく」解説します。
個人投資家のコンサルティングやマーケット分析を行ってきた筆者の経験を活かし、専門家ならでは筆者の視点からどこよりも分かりやすく解説します。
また、この記事をお読みいただき、実際にどんなイメージかを掴んでみて「面白そう」「もう少し詳しく」と思った方に向けて、最後にもう少し詳しく知りたい方向けの記事も紹介しています。

最後まで読むことで、ご自身にとってFXはやるべきものなのか、また、始めたい場合の具体的なステップがつかめるはずです。
本記事は情報提供を目的とした一般的な解説です。投資判断はご自身で行い、口座開設の可否は取引リスクと費用(スプレッド等)を理解したうえで検討してください。
FXの仕組みの基本のキ!まずはこれを理解すればOK
国内ルールの要点
個人の最大レバレッジは25倍(必要証拠金率4%以上)。証拠金維持率が一定水準を下回ると追証が発生し、さらに低下すると強制ロスカットとなる場合があります。

FX(外国為替証拠金取引)は、世界中の通貨を売買してその差益を狙う投資手法です。
株式や債券のように「実物資産」を取得するのではなく、「通貨の交換レートの変動」を利用する点が特徴です。
超ざっくり言うと、例えば上図のように1ドルを100円の時に買って、円安になった101円の時に売れば差額の1円が利益となります。
逆に、ドルを買った状態から円高になり、99円の時に売れば1円の損失になります。
このように、「為替差益」という仕組みを用いて利益を目指すのが、FXの基本と考えてください。

要するに、絶えず変化するお金の価値をタイミングよく「交換して利益を狙う取引」がFXです。
FXの正式名称は「外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこひんとりひき)」
- 外国為替(がいこくかわせ) → 円やドルの通貨を交換すること
- 証拠金(しょうこきん) → 取引のために預けるお金(担保に近い)
- 取引(とりひき) → 売買で利益を狙う
また、(聞いたことがある方も多いと思いますが)FXは「レバレッジ」という仕組みを活用することにより、少額の資金でも比較的大きな取引が可能ですが、そのぶんリスクも高まります。

「レバレッジはなんだか怖い・・・」と考える方も多いかもしれません。
詳しくは下記記事で解説していますが、国内個人の上限は25倍ですが、初心者は低レバレッジ(例: 1~5倍)からの練習を推奨します。
証拠金率4%(=25倍)などの国内規制も理解しましょう。

FXの舞台となる「外国為替市場」の仕組みを超簡単解説

FXの舞台となるのは「外国為替市場」という、世界各国の通貨が取引されるグローバルな市場です。
為替レートは各通貨の需給や経済指標、金融政策、政治情勢などの影響を受けて、常に変動しています。
株式市場のように特定の取引所(NYSE(ニューヨーク証券取引所)やNASDAQ、東京証券取引所など)だけで完結せず、インターバンク市場やブローカーを通じて24時間稼働している点が特徴です。
①24時間取引が可能
世界の主要な金融市場(東京・ロンドン・ニューヨークなど)が時差を持って開くため、平日であれば昼夜を問わず24時間取引が続きます。

「24時間張り付いてないとダメなのかな・・・」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ、株式よりも夜間や早朝の時間帯にエントリーすることができる分、副業や兼業投資家にも適していると言えます。
②世界各国の通貨が対象で、流動性が高い
ドルやユーロ、円といった主要通貨は日々膨大な取引量があり、極めて流動性が高い(取引しやすい、市場規模が大きい)市場です。
そのため、例えば株式のニッチな銘柄のように「売りたいときに売れない」「買いたいときに買えない」といった不便が起きにくいメリットがあります。

証券会社が扱う「通貨ペア」なら自由に選べる!
FXは「2つの通貨の組み合わせ(通貨ペア)」を売買する仕組みです。
例えば、
- USD/JPY(ドル/円) → ドルと円の取引
- EUR/USD(ユーロ/ドル) → ユーロとドルの取引
- GBP/JPY(ポンド/円) → ポンドと円の取引
などが代表例。

FXの場合、「買い」と「売り」によって利益を目指しますが、上記の「USD/JPY(ドル/円)」の場合、
・「買う」→ ドルを買って、円を売る(ドル高・円安になると利益)
・「売る」→ ドルを売って、円を買う(ドル安・円高になると利益)
という仕組みになります。為替の動きを予想して「買うか」「売るか」を判断するのが手に汗握ります。
もちろん、これら以外の「新興国通貨と円」「新興国通過と新興国通過」なども可能ですが、
✅ 取引量が多いメジャー通貨は比較的値動きが安定している(例:USD/JPY、EUR/USD)
✅ マイナーな通貨は値動きが激しくリスク大(例:南アフリカランド/円)
✅ マイナー通貨はスプレッド(手数料みたいなもの)が総じて広い(手数料的なコストが高くなる)
という特徴があります。
口座開設をする証券会社が扱っているものなら好きなものを選べますが、初心者なら取引が多くて安定してる「ドル円(USD/JPY)」や「ユーロドル(EUR/USD)」から始めるのが無難です。
用語ミニ辞典
- pips=値動きの最小単位(対円は通常0.01円=1pips)
- スプレッド=買値と売値の差(実質的な取引コスト)
- スワップポイント=2通貨の金利差調整。

まずはpips→円の感覚を掴みましょう。
FXの魅力とリスク|他の資産運用と異なる点は?

FXならではの魅力としては、なんといっても
- 少ない元手で始められる
- 24時間取引できる
という点。
少額から取引できる一方、価格急変やスリッページ等で損失が拡大する可能性があります。ライフスタイルに合わせやすい面はあるものの、他の資産運用と比較し慎重に検討しましょう。

もちろん、注意点もあるので以下も参考にしてください。
FXの魅力:少額から始めやすい
口座選びや損切り・レバレッジ管理でリスクを低減できますが、完全に回避はできません(相場急変・週末ギャップ等)。
逆に、上記を知らないで始めると確かに危ないです。
1通貨単位から始められる口座で始める

例えば、上記記事にて紹介している松井証券FXは、非常に小口の単位から取引できるサービスを提供しており、初心者が試しやすい環境が整っています。
松井証券FXは1通貨単位から発注可能(例:数量0.0001)※。最低入金やレートにより必要額は変動します。(参考)
しかし、中には10,000通貨からしか取引できない証券会社もあるため、口座選びを間違えると「最低取引で数万円~」という運用をいきなり迫られて「訳も分からずに大損」といったパターンに陥ります。
平日はおおむね24時間取引可能(土日・一部休日・メンテ時間等は除く)で副業向き
上述した通り、FXの場合、平日であれば時間帯を問わず取引できます。
これが株の場合、株式市場が開いているのは多くの方が働いている日中であるため、どうしても短期取引がしにくいですし、まとまった資金も必要です。
その点、FXなら日中仕事をしている方でも、隙間時間に相場をチェックして少額&迅速な売買チャンスを狙えます。
リスク:損失リスク・レバレッジの危険性
値動きが速く、損失拡大の可能性
為替市場は株式市場に比べて値動きが緩やかと思われがちですが、重要指標や要人発言があると短時間で大きく上下する場合もあります。
つまり、レバレッジを高く設定したまま取引を放っておいて、その変動幅が大きくなると利益にも損失にも直結します。

上述の松井証券FXの場合、ポジション(決済していない取引)がない状態であればいつでもレバレッジを1倍/5倍/10倍/25倍に変更可能です。
仕事中など目を離しているときはレバレッジを押さえ、後述の損切も設定して運用をしておけばリスクヘッジになります。
証拠金維持率の重要性
証拠金が一定の水準を下回ると「ロスカット(強制決済)」が発動され、思わぬタイミングでポジション(確定していない、運用中の取引)を強制的に終了させられるリスクがあります。
定期的に口座状況をチェックし、レバレッジをコントロールすることが必要です。

「証拠金維持率って何?」と思う方は、こちらをご参照ください。
大損しないために大事な「心構え」

ルールに則り、ときには「潔く負ける」
また、FXで稼ぐためには全部の取引に勝とうとしないことです(というか無理です)。
そして、初めて見れば分かりますが損切り(ロスカット設定・維持率管理)が非常に重要です。追証や強制決済の仕組みも事前に把握しましょう。
要するに、野球チームのようにトータルで勝てばいいので、ルールに乗っ取った取引を心掛け、そのラインを越えないように損切をする冷静さを失わないようにしましょう。

よくあるパターンとして、
「負けが込んでムキになり、取り返そうと損切ラインを設定しないで取引をしてしまう」
です。こうなると、大損する原因になってしまいます。
だからこそ、ローリスクの設定が可能な証券会社で始めるのはアリ
FXは24時間取引やレバレッジの活用といったメリットがある一方、リスクも内在しています。
まずは少額で始め、相場を体感しながら知識と経験を積むのがおすすめです。
とはいえ、口座開設するだけならタダ(維持費も掛かりません)なので、ここまで読んでみて、
と思ったら、まずはローリスクで始められる松井証券FXの口座を開設してみると良いでしょう。
\口座開設のステップも解説してます!/

【Q&A】FXの仕組みの疑問に答える
そして、ここまでの内容をQ&A形式にまとめました。
FXってどんな仕組み?
異なる通貨を売買して差益を狙う取引です。
たとえば1ドル=100円のときにドルを買い、101円で売れば1円の利益になります。
FXのメリットって何?
少額から始められ、24時間取引が可能です。
仕事の後など空いた時間でも取引しやすいのが魅力です。

FXにリスクはあるの?
レバレッジをかけすぎると損失も拡大します。
大きく動く相場では強制ロスカット(強制決済)も起こり得ます。

初心者はどんな証券会社を選ぶべき?
松井証券FXなど、1通貨単位から取引できる会社がおすすめです。
リスクを抑えつつ実践経験が積めます。

FXで損をしないために大切なことは?
「損切り」を徹底し、ルール通りに取引することです。
すべてに勝とうとせず、トータルで勝つ意識が重要です。
税金はどうなりますか?
国内FXの利益(為替差益・スワップ益)は申告分離課税20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)。
先物取引に係る雑所得等として他の同区分と損益通算でき、3年繰越も可能です(要件あり)。
終わりに|「もうちょっと詳しく知りたい!」と思った方はこちら

今回は以上です。
ここまで、FXの基本の仕組みや考え方と、ちょっとした専門用語、そしてFXならではの魅力とリスク、その対策についても紹介しました。
FXは「通貨の売買で差益を狙う投資」であり、少額からでも始められる一方で、リスク管理や資金管理が欠かせない点が特徴的です。

特に初心者の方がまず取り組むべきポイントとしては、以下の3点が挙げられます。
- まずはメジャーな通貨ペアで慣れる
- 新興国やマイナー通貨は政情不安などで大変動するリスクが大きい
- 最初はメジャー通貨ペアでどんなものなのか試してみるべき
- 取引通貨単位が小さい口座&低レバレッジで取引してみる
- 取引が小さければリスクが小さい
- 初心者は取引通貨単位とレバレッジ設定から松井証券FXが極めておすすめ
- デモ口座は発注操作や損切り練習に有効。ただし約定・スプレッド拡大・スリッページ等は実口座と異なる場合があり、過信は禁物です。
- 口座開設&維持費は無料、まずは触ってみて向いていそうか判断する
- NISAやiDeCoとは異なり、1人1社までという縛りはない
- 今回の内容で「やってみても良いかも」と思ったら口座開設して損はない
という点です。
いずれにせよ、(先に口座を開設するのもアリですが)以下の記事を読んでFXについてもう少し深堀りすると、FXの魅力や取引の面白さ・奥深さが分かるかもしれません。


上手くFXと付き合うことで、面白さと資産形成の両取りを狙っていきましょう!
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本記事は情報提供であり、特定銘柄・サービスの推奨ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。価格・手数料・税制・取引時間は変更される場合があります。最新情報は各社/公的機関のサイトでご確認ください。