専業主婦(夫)(パート・アルバイト含む)120人に聞いた!「投資信託」「株式投資」のイメージ&始めるならどっち?

そう感じている専業主婦(夫)の方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな投資への関心と不安を抱える資産運用未経験の専業主婦(夫)120人の皆様に、今話題の「投資信託」と「株式投資」について、リアルなイメージや始めるならどちらを検討するか、アンケート調査の結果をご紹介します。
この記事では、その気になる結果を詳しくご紹介し、これから投資を考えている専業主婦(夫)の皆様へのヒントをお届けします。
※本記事に掲載のアンケート結果は、全国の専業主婦(夫)120名を対象に、2025年2月に「ピクサ株式会社」が実施した調査に基づいています。(n=120)
専業主婦(夫)が抱く「投資信託」のリアルなイメージ

まずは、比較的「初心者向け」とも言われる「投資信託」について、専業主婦(夫)の皆さんがどのようなイメージを持っているのか見ていきましょう。
「難しい」「よくわからない」が最多 – やはり専門知識が壁?
最も多かったのは、「難しい・知識不足・よくわからない」というイメージで、120名中、42名の方がこのように感じていると回答しました。
「難しそう」「勉強が必要」「知識がないと始められない」「馴染みがない」といった声が寄せられ、専門的な知識がないと手を出しにくいという印象が強いようです。
「不安」「怖い」の声も多数 – リスクへの懸念
次に多かったのが、「不安・怖い・リスク懸念」で、18名の方からの回答がありました。
「損をしそうで怖い」「元本割れが不安」「ギャンブル性があるのでは」など、大切なお金を失うことへの恐怖心や、リスクに対する漠然とした不安感がうかがえます。
一方でポジティブな声も!「専門家任せで安心」「低リスク」
ネガティブなイメージが先行する一方で、ポジティブな側面を捉えている方もいらっしゃいます。
「専門家運用・安心感」を感じている方は9名、「低リスク・安定・コツコツ」といったイメージを持つ方は11名いました。
「プロにお任せできるから安心」「リスクが比較的低そう」といった声は、投資信託の大きな魅力の一つと言えるでしょう。
その他、「手数料が高い」「少額から始めやすい」など多様な意見
その他には、「手数料・コスト・手間懸念」が10名(「手数料が高そう・高い」など)、対照的に「少額・初心者向け・始めやすい」というイメージを持つ方も10名(「少額から始められるから」など)いらっしゃいました。
また、「資産増加・将来への期待」を抱く方は6名、「ローリスク・ローリターン」と捉えている方は3名、「NISAとの関連」を意識している方は2名でした。
「特になし」は4名、その他の具体的意見は5名という結果です。
「株式投資」に対する専業主婦(夫)のイメージは?

続いて、個人で企業の株を売買する「株式投資」について、どのようなイメージが持たれているのでしょうか。

こちらも「難しい」「知識が必要」がトップ
株式投資に対しても、「難しい・知識不足・よくわからない」というイメージが最も多く、38名の方が回答しました。
「投資信託よりもさらに専門知識が必要そう」「勉強しないとダメ」といった声が多く、投資信託以上にハードルが高いと感じられているようです。
「リスクが高い」「怖い」 – 投資信託より強い懸念
「不安・怖い・高リスク・損失懸念」を感じている方は25名と、投資信託(18名)よりも多い結果となりました。
「ハイリスク」「値動きが激しくて怖い」「大損しそう」など、より大きなリスクを伴うイメージが強いことがわかります。
「株主優待」や「ハイリターン」に魅力も
一方で、株式投資ならではの魅力に言及する声もありました。
「株主優待・配当への魅力」を挙げた方は10名、「資産増加・(ハイ)リターン期待」を持つ方は7名でした。
また、株式投資の特性として「ハイリスク・ハイリターン(フレーズとして)」と捉えている方も8名いらっしゃいました。

「まとまった資金が必要」など、資金面でのハードルも
「コスト(資金)・手間・時間懸念」を挙げた方は12名おり、「元手が必要」「常に株価をチェックしないといけない」など、資金面や時間的な拘束に対する懸念も見られました。
その他、「企業応援・主体性」にポジティブなイメージを持つ方は3名、「NISAとの関連」は2名、「投資信託との比較」をした方は5名、「特になし」は3名、その他の具体的意見は7名でした。

始めるならどっち?専業主婦(夫)120人の選択は・・・?

では、実際に投資を始めるとしたら、「投資信託」と「株式投資」のどちらを検討する方が多いのでしょうか。
「投資信託を検討」が過半数!その理由は?
最も多かった回答は「投資信託を検討している」で、58名と、全体の約半数を占めました。
その理由を見てみると、「将来のため・資産形成・貯蓄」を目的とする声が最も多く35件、次いで「商品特性への魅力(投資信託)」、具体的には
- 初心者でも運用しやすいイメージ
- 株式投資よりは始めやすそう
- 専門家にお任せできるので安心
など)が15件と、やはり投資信託の「始めやすさ」や「安心感」が大きな決め手となっているようです。
「知識習得・経験・学習」を理由とした方も10件見られました。
「両方検討」も意外に多い?
次に多かったのは「両方検討している」で、38名の方が回答しました。
理由としては、「リスク分散のため」「どちらにも興味がある」「経験としてやってみたい」といった声が挙げられていました。
「株式投資を検討」する声も
「株式投資を検討している」と回答した方は24名でした。
理由としては、「商品特性への魅力(株式投資)」(「株主優待や配当金などがあるから」「リターン期待」など)が8件と、株式投資ならではのメリットに期待する声が見られました。
【要注意】「本当は検討していない」という声も一定数
ここで注目すべきは回答理由の中で、「実際は検討していない」と答えた方が20名もいらっしゃった点です。
「どちらも検討していないが、しいて言えば・・・」という方にも選んでいただきましたが、「やらない」という声も一定数いらっしゃったため、まだ意識レベルで投資への具体的な一歩を踏み出せていない方が一定数いることを示しています。
結論:専業主婦(夫)の投資デビュー、まずは「投資信託」が人気!
今回のアンケート結果から、専業主婦(夫)の皆さんが投資を始めるとすれば、「投資信託」を検討する方が「株式投資」を検討する方よりも多い(投資信託のみ:58名 vs 株式投資のみ:24名)という傾向が見えてきました。
なぜ投資信託が選ばれるのか? – 安心感と始めやすさ
投資信託が選ばれる背景には、やはり「専門知識があまりなくてもプロに運用を任せられる安心感」や「少額から始められる手軽さ」、そして「株式投資に比べてリスクが低いと感じられる」といったイメージがあるようです。
特に、家計を預かる専業主婦(夫)にとって、大切なお金をなるべく安全に、そして無理なく運用したいというニーズと合致しているのかもしれません。
投資への第一歩、「難しい」「怖い」を乗り越えるには?
とはいえ、「難しい」「怖い」といったイメージが依然として強いことも事実です。
これらの不安を乗り越えるためには、まずは信頼できる情報源から少しずつ知識を得ていくことが大切です。
最近では、初心者向けのセミナーや分かりやすい解説記事も増えていますし、弊メディアでも紹介しています。
新NISA「つみたて投資枠」で、専業主婦(夫)も賢く資産形成を始めよう
投資信託に興味が出てきたけど、何から始めれば…?
そんな専業主婦(夫)の皆さんにぜひ知っていただきたいのが、2024年から始まった「新NISA(少額投資非課税制度)」です。

新NISAとは?専業主婦(夫)にもメリット大!
新NISAは、投資で得た利益(配当金や売却益など)が一定の範囲内で非課税になる、国が推奨する制度です。
特に注目したいのが、年間投資枠が大幅に拡大され、非課税保有期間も無期限化された点。これにより、より柔軟で長期的な資産形成が可能になりました。
扶養内で働いている専業主婦(夫)の方でも、ご自身のペースで無理なく始められるメリットがあります。
「つみたて投資枠」なら少額からコツコツ投資信託
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠があります。特に投資初心者の方や、今回のアンケートで「投資信託を検討したい」と考えた専業主婦(夫)の皆さんにおすすめなのが「つみたて投資枠」です。
この枠では、金融庁が定めた基準を満たす長期・積立・分散投資に適した投資信託などを、毎月コツコツと少額から積み立てていくことができます。

まずは情報収集から始めてみませんか?
「つみたて投資枠」で投資できる商品は、リスクが比較的抑えられたものが中心なので、大きな失敗を避けたいと考える方にも向いています。
まずは、ご自身が利用している銀行や証券会社のウェブサイトで新NISAについて調べてみたり、信頼できるファイナンシャルプランナーに相談してみるのも良いでしょう。


まとめ|始めたい一歩は、まずはちょっとした行動から!

今回のアンケートでは、専業主婦(夫)の皆さんが抱く投資信託や株式投資への様々なイメージ、そして投資を始めるなら「投資信託」を検討する方が多いという結果が見えてきました。
背景には、「難しそう」「怖い」といった不安がある一方で、「将来のために何かしたい」「専門家に任せられるなら」といった期待感も存在します。
新しいNISA制度、特に「つみたて投資枠」は、そんな専業主婦(夫)の皆さんが安心して投資への第一歩を踏み出すための心強い味方となってくれるはずです。
この記事が、皆さんの未来のための資産形成を考えるきっかけとなれば幸いです。