【2025年6月用】あとおが解説!FXのこの日は取引要注意カレンダー


FXトレーダーの皆さん、こんにちは!あとおです。
FX市場は魅力的な収益機会に満ちていますが、同時に大きな変動リスクも潜んでいます。
特に、特定の経済イベントや市場の状況によっては、普段以上に価格が乱高下しやすくなる日が存在します。
本記事では、2025年6月において特に注意が必要と思われる日を「『あとお』のこの日は取引要注意カレンダー」としてまとめました。
このカレンダーで「要注意」とされている日は、無理な取引を避け、ポジションサイズを極力抑えるか、あるいは静観することも賢明な戦略の一つと言えるでしょう。
本記事は、投資助言ではなく、あくまで過去の傾向や市場の特性を踏まえた注意喚起です。ご自身の資金を守るための一つの参考情報としてご活用ください。
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【2025年6月】「あとお」の【この日は取引要注意】カレンダー

以下の表は、2025年6月における主要な経済イベントと、それらが各通貨ペアに与える潜在的な影響度(危険度)の目安(あくまで著者基準)を示しています。
日付(日本時間) | 主なイベント | ドル円(USD/JPY) | ユーロドル(EUR/USD) | ユーロ円(EUR/JPY) |
---|---|---|---|---|
6/4 (水)‐5 (木) | ECB 金融政策発表+会見 | 40 % | 80 % | 75 % |
6/6 (金) 21:30 | 米・雇用統計 (NFP) | 90 % | 90 % | 80 % |
6/9 (月) | Whit Monday 欧州休場 | 35 % | 55 % | 50 % |
6/11 (水) 21:30 | 米・CPI (インフレ率) | 85 % | 85 % | 70 % |
6/12 (木) 21:30 | 米・PPI | 70 % | 70 % | 60 % |
6/17 (火) 昼前 | 日銀 会合結果 | 95 % | 30 % | 90 % |
6/19 (水) 03:00 | FOMC 声明+パウエル会見 | 95 % | 90 % | 85 % |
6/19 (木) 終日 | 米Juneteenth休場+SNB・英MPC | 60 % | 75 % | 65 % |
6/20 (金) 深夜 | トリプルウィッチング(先物・OP満期) | 65 % | 60 % | 55 % |
6/24 (火)–26 (木) | 四半期末リバランス先行フロー | 50 % | 55 % | 50 % |
6/30 (月) | 半期末クローズ (仲値・FIX) | 80 % | 80 % | 75 % |
危険度の目安
- 80 %以上 … “触らない”レベルの乱高下が来やすい とされる日。細心の注意が必要です。
- 60〜79 % … 枚数を普段の半分以下に するなど、慎重な対応が推奨される日。
- 40〜59 % … スプレッド拡大アラート必須。市場の流動性低下に注意。
- 39 %以下 … 通常モードでOKだが油断は禁物。常にリスク管理は意識しましょう。

FX取引は、市場から退場しないことを最優先にしましょう。
上記カレンダーの中で、特に危険度が高い日や複数の要因が重なる日は、ポジションを持たない、または極めて少量に留めることを検討しましょう。
どうしてこの日が危ないの?その理由を解説!
なぜ、これらの日が特に注意が必要なのでしょうか?
主な理由をカテゴリ別に見ていきましょう。
中央銀行イベント(ECB・日銀・FOMC・SNB・英MPC)
理由
各国の中央銀行が発表する政策金利や声明文、総裁の記者会見は、市場の方向性を大きく左右する可能性があります。
特に、市場の予想と異なる発表があった場合や、声明文のわずかな文言修正(例えば「インフレは一時的」という文言が消えるなど)に、アルゴリズム取引(アルゴ)が瞬時に反応し、相場が急変動することがあります。
特に注意
FOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合の結果発表時は、ドル円やクロス円(ユーロ円、ポンド円など)がわずか数秒で1円以上動くといった激しい値動きを見せることも珍しくありません。
米国の重要な経済指標(CPI/PPI/NFP)
理由
米国のインフレ率を示すCPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)、そして雇用情勢を示すNFP(非農業部門雇用者数)は、世界経済の基軸通貨である米ドルの動向に極めて大きな影響を与えます。
これらの指標が市場予想から大きく乖離した場合、ドルに関連する全ての通貨ペア(ドルストレート通貨はもちろん、クロス円、クロスユーロなど)が一斉に大きく動く傾向があります。
特に注意
ドルストレート(USD/JPY, EUR/USD, GBP/USDなど)を中心に、発表時刻前後は特に警戒が必要です。
祝日&薄商い(Whit Monday・Juneteenthなど)
理由
主要な金融市場が祝日で休場となる日や、市場参加者が少なくなる時期は、市場の流動性が低下します。
これは、取引板の注文が薄くなり(板がスカスカな状態)、比較的少額の注文でも価格が大きく変動(レートが飛ぶ)しやすくなることを意味します。
特に注意
予期せぬニュースが出た際に、薄商いが相まって過剰な反応を引き起こすことがあります。
株式・先物の特殊な取引日(トリプルウィッチング、月末/四半期末など)
理由
機関投資家は、
- 株価指数先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の満期日が重なる「トリプルウィッチング」
- 月末・四半期末・半期末といった期末に、ポートフォリオのリバランス(資産配分の調整)やヘッジ取引に伴う実需のフロー(実際の資金の流れ)
を、発生させることがあります。
特に注意
特にロンドン市場のFIX(基準値決定時刻、日本時間深夜)前後には、これらのフローが一方向に集中し、「片側ドカン」と表現されるような急激な価格変動が起こることがあります。
超初心者向け “守るべき3か条”
FX取引、特に初心者の方は、まずは資金を守ることを最優先に考えましょう。

以下の3つのルールは、大きな損失を避けるために非常に重要です。
- 危険度80%以上の日はポジションを持たないことを検討する。無理にリスクの高い日に取引する必要はありません。「休むも相場」です。
- 重要な指標発表の30分前から発表直後は新規注文を控える。発表直後はスプレッドが極端に拡大したり、注文が滑ったり(スリッページ)するリスクが高まります。
- どうしても入りたいときは、取引ロットを普段の1/3以下に抑え、必ず逆指値注文(ストップロス)を入れる。万が一、思惑と反対方向に相場が急変した場合の損失を限定的にするためです。
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少額からの取引が可能
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業界最狭水準のスプレッド
取引コストとなるスプレッドが、米ドル/円で0.2銭など、業界でも最狭水準に設定されています。
これにより、コストを抑えた取引が可能です。
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安心のサポート体制
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まとめ|リスク管理で充実したFXライフを送ろう

2025年6月も、FX市場は様々なイベントを控えています。
本記事でご紹介した「取引要注意カレンダー」や解説が、皆様のリスク管理の一助となれば幸いです。
繰り返しになりますが、この記事は特定の取引を推奨するものでも、将来の市場動向を保証するものでもありません。あくまで過去の傾向や市場の特性に基づいた情報提供です。

FX取引は、ご自身の判断と責任において、慎重に行うようにしてください。皆様の賢明なトレードを応援しています!
免責事項:本記事は、情報提供を目的としたものであり、投資助言や勧誘を意図するものではありません。FX取引には高いリスクが伴い、投資元本を失う可能性があります。取引を行う際には、ご自身の判断と責任において、十分なリサーチとリスク管理を行ってください。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損失についても、当方では一切責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。