松井証券NISAの評判|メリット・デメリットと向いている人をわかりやすく解説

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「手数料0円でNISAを始めやすく!」

松井証券の新NISA口座では、対象となる日本株(現物)・米国株・投資信託の売買手数料が0円です(対象商品・条件あり)。

投資信託は月100円から積立でき、コストを抑えながら少額でコツコツ運用したい方の資産形成をサポートします。

スマホアプリで残高や取引をシンプルに管理でき、電話・チャット・リモートなど相談窓口も複数あるため、自分に合うNISA口座かどうかを落ち着いて比較しやすい環境です。

※ 2025年12月時点の公表情報および公式サイト等をもとにした一般的な情報です。売買手数料0円の対象やポイント還元、取扱銘柄・新NISA制度の内容は将来変更される可能性があります。為替手数料や信託報酬などのコストは別途発生します。投資は元本や利回りが保証されず、損失が生じるおそれがあります。最新情報は必ず松井証券および金融庁等の公式情報をご確認ください。

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松井証券のNISAが
おすすめな人
他の証券口座も
検討すべき人
  • 売買手数料0円のNISA口座で、コストを抑えながら運用したい
  • 月100円から少額でコツコツ積立したい
  • スマホアプリでシンプルに残高や取引を管理したい
  • 困ったときは電話やチャットで相談できる環境を重視したい
  • 投信残高ポイントなど、お得なサービスも活用したい
  • クレカ積立を特定のカードブランド(楽天カード・三井住友カード等)で利用したい
  • つみたて投資枠でETFを積み立てたい
  • 貯めたポイントを直接NISAの積立に回したい
  • 住所変更なども含め、すべての手続きをオンラインだけで完結させたい

新NISAを始めたいけれど、どこの証券会社で口座を開けばいいのかわからない・・・

SBIや楽天と比べて、松井証券のNISAはどう違うの?

と迷っている方は少なくありません。

制度そのものはシンプルに見えても、証券会社ごとに手数料・ポイント・アプリの使い勝手・サポート体制が大きく異なるためです。

2024年からスタートした新NISA(つみたて投資枠/成長投資枠)は、非課税期間が無期限になり、年間投資枠も最大360万円と大きく拡充されました。

その分、「どの証券会社で口座を作るか」の重要度も以前より高まっています。

本記事では、大手ネット証券の一つである松井証券の新NISAにフォーカスし、

・どんな特徴や強みがあるのか
・実際の利用者の口コミや評判
・他社(SBI証券・楽天証券など)との比較で見えるメリット・注意点
・どんな人に向いている/向いていないと考えられるか
・松井証券で新NISAを始めるまでの手順

といったポイントを、2025年12月時点の公表情報・公式サイトなどをもとに整理しています。

ねくこ

自分に合う証券会社を選ぶ際の参考情報を知りたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

※本記事は、2025年12月時点の公表情報および公式サイト等をもとに編集部が一般的な情報提供を目的として作成したものであり、特定の金融商品の勧誘や個別の投資助言を行うものではありません。制度・手数料・ポイント還元・取扱商品などの内容は今後変更される可能性があります。必ず松井証券および金融庁などの最新の公式情報をご確認ください。

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(Vポイント:0.5%~3%)
取扱商品数やポイント還元が充実しており、総合力で選ばれるケースが多い・ポイントがWで貯まる(クレカ積立+保有ポイント)
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楽天ユーザーならここ・2024年NISA口座№1
・楽天カード決済でポイントが貯まりやすい
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(最大3.1%のdポイントor最大1.1%のマネックスポイント)
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・おまかせ運用サービスでサポートが厚い
・アプリの機能が充実している
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(Oki Dokiポイント0.5%~1.0%)
取引ツールが充実・投信残高ポイントサービスあり
・JCBの対象カード利用でポイントが貯まる
・ロボアドバイザーのサポート、アプリでの確認ができる
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・業界最多水準の米国株取扱銘柄
・24時間チャットサポートあり
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2025.11現在
目次

松井証券NISAの特徴|取扱銘柄・アプリ・サポートについて

【会社情報・新NISAの基本スペック】

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新NISAつみたて投資枠
取扱投資信託
200本超(2025年12月時点/本数は追加・除外により変動するため正確な本数は公式サイトで要確認)
最低積立金額100円~
ポイント松井証券ポイント(投信残高に応じて銘柄ごとに設定された還元率で年間最大1%相当還元)
クレカ積立あり(JCBオリジナルシリーズなど一部JCBカード/対象カード・条件は最新情報を要確認)
新NISAで投資できる商品日本株(現物)、米国株、投資信託、ETFなど
新NISAの売買手数料新NISA口座で対象となる日本株(現物)・米国株・投資信託の売買手数料が現時点では無料(為替手数料・信託報酬などは別途)

まずは、他社と比べたときに「松井証券NISAならでは」と言える特徴を3つに整理して紹介します。

① 取扱銘柄数が豊富で、投資信託は100円から始められる

松井証券では、新NISAの「つみたて投資枠」対象の投資信託を200本超取り扱っています(本数は追加・除外により変動するため、最新情報は公式サイトで要確認)。

インデックス型・アクティブ型ともに主要ファンドを押さえており、人気のeMAXIS Slimシリーズなど、低コストな長期投資向きファンドも幅広く選べるラインナップです。

さらに松井証券の場合、投資信託は最低100円から積立が可能です。

いきなり大きな金額を預けるのが不安な方でも、少額から試しながら自分に合う商品を探しやすい設計になっています。

さらに、つみたて投資枠だけでなく、成長投資枠では日本株や米国株、ETFなどもNISAで取引可能なため、将来的に投資の幅を広げたい場合にも対応しやすい証券会社です。

ねくこ

松井証券は少額の投資信託から入りやすく、さまざまな資産・地域に分散したい場合も、国内外の投資信託+日本株+米国株を組み合わせることで、バランスを意識したポートフォリオを作りやすい環境と言えます。

② アプリがシンプルで使いやすく、NISAもスマホ完結

松井証券では、『松井証券 日本株アプリ』をはじめとしたスマホアプリを提供しており、新NISAでの投資信託・株式の取引もスマホだけで完結できます。

アプリは、初心者でも迷いにくいようにシンプルで直感的な画面設計になっているのが特徴です。

銘柄の検索やチャートの確認、ニュースチェック、入出金、注文までを1つのアプリで完結できるため、複数のツールを行き来する負担を抑えやすくなっています。

ねくこ

「株アプリは難しそうで怖い」という方でも、チャートやニュースの見方から少しずつ慣れていけるUIになっているため、スマホ中心で資産形成したい人と相性の良いサービスと考えられます。

③ 電話・チャット・リモートでのサポート窓口が多い

松井証券は、「電話・チャット・リモートサポートなどサポート窓口が多いネット証券」と評価されることが多いです。

主な窓口は次の通りです(受付時間はいずれも原則平日 8:30〜17:00)。

・口座を持っていない方向けの口座開設サポート(フリーコール 0120-021-906)
・口座保有者向けの顧客サポート(フリーコール 0120-953-006)
・NISA専用のNISAサポートダイヤル
・AIチャット(24時間)+平日日中の有人チャット
・オペレーターと画面を共有しながら操作方法を教えてくれるリモートサポート

公式サイトには「サポートセンター応答状況」も掲載されており、混雑具合を確認してから電話をかけられます。

電話やチャットでの問い合わせがしやすい体制を重視しているため、「困ったときはとりあえずオペレーターに相談したい」という方にとって心強いと感じられるケースが多いサポート環境と言えるでしょう。

ねくこ

一方で、住所変更などの登録情報変更は今でも書類での手続きが必要なケースが多く、「ここはややアナログ」と感じる人もいます(この点は後ほどデメリットとしてもあらためて触れます)。

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【新NISA対応】松井証券で使える2つの投資枠は?

2024年からの新NISAでは、「つみたて投資枠」「成長投資枠」という2つの非課税枠を組み合わせて使います。

松井証券でも、この2つの枠をフル活用した運用が可能です。

・つみたて投資枠:年間120万円まで。長期・積立・分散投資向きの投資信託が対象
・成長投資枠:年間240万円まで。日本株・米国株・投資信託・一部ETFなど幅広い商品が対象
・年間投資枠合計:最大360万円
・非課税保有限度額:最大1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
 

※上記の年間投資枠および非課税保有限度額は、金融庁が公表している2024年からの新しいNISA制度の概要に基づく数値です。制度内容や上限額は、今後の税制改正等により変更される可能性があります。最新の制度内容は金融庁「NISA特設ウェブサイト」などの公的情報をご確認ください。

松井証券では、つみたて投資枠で厳選された長期投資向きの投資信託を100円からコツコツ積み立てつつ、成長投資枠で個別株や米国株、ETFなどにチャレンジする、といった使い分けがしやすくなっています。

さらに、松井証券の新NISA口座では、対象となる日本株(現物)・米国株・投資信託の売買手数料が、現時点では0円です(為替手数料や投資信託の信託報酬などは別途かかります)。

ねくこ

「つみたて投資枠で投信」「成長投資枠で日本株・米国株」といった組み合わせでも、売買手数料を気にせず取引しやすい点は魅力の一つです。

※ 売買手数料0円の対象は、新NISA口座での日本株(現物)・米国株・投資信託の取引です。ETFなど一部の商品や、新NISA口座以外での取引には所定の手数料がかかる場合があります。また、為替スプレッドや投資信託の信託報酬などのコストは別途発生します。松井証券では「新NISA制度が続く限り、3商品(日本株・米国株・投資信託)の売買手数料を無料とする」と案内されていますが、手数料体系や対象商品は将来変更される可能性があります。必ず最新の手数料・コストを公式サイトでご確認ください。

【口コミ】松井証券NISAの評判は?良い口コミ/悪い口コミ例を紹介

ここからは、実際に松井証券を利用している方の口コミを紹介します。

ねくこ

実際のユーザーだからこそわかる使い勝手も多いので、NISA口座選びの参考材料としてチェックしてみてください。

※ 口コミは出典サイトに掲載されている原文のまま引用しており、投稿時点の内容です。個人の感想であり、松井証券のサービス品質や将来の運用成果を保証するものではありません。

良い口コミ:アプリの使い勝手や手数料の安さを評価する声

FXや株式のデイトレーダーをはじめとする個人投資家に人気の高いのが松井証券です。一番の魅力は1日あたり10万円以下の売買については手数料がかからない点です。資産規模の大きくない個人投資家でも利益を出しやすい証券会社と言えます。パソコンはもちろん、スマートフォンからも取引が可能で、スマートフォン専用のアプリは使い勝手がいいので重宝しています。このほかNISAも手数料無料で利用できるなど、売買以外のコストを極力抑えているので好感が持てます。

松井証券の口コミ・評判 | みん評

私が初めて利用した証券会社が松井証券なのですが、とにかく顧客に丁寧で取引ツールが勢ぞろいしています。10万円以下だと手数料が無料なのでそこも初心者には優しいと思います。トータル的に見ても手数料が安いので取引がしやすいし、スマートフォンのアプリもあるのでお手軽に取引ができます。まだまだ初心者なのでいろいろ使いこなして松井証券でお得に利益を上げていきたいです。セキュリティーの面でも安心できる証券会社だと思います。

松井証券の口コミ・評判 | みん評

良い口コミでは、「手数料水準」「アプリの使いやすさ」「サポートの丁寧さ」といった点を評価するコメントが見られます。

ねくこ

新NISAで対象となる日本株(現物)・米国株・投資信託の売買手数料が無料である点について、コストを抑えたい個人投資家から一定の支持がうかがえる口コミもあります。

悪い口コミ:住所変更などの書面手続きやメンテナンス時間を不便と感じる声

NISA取引の手数料が無料とのことで証券口座を開く。
<良い点>
10万円以下とNISA取引は手数料無料
<悪い点>
1.引っ越しの都度、書面での手続きが必要。
参考までに、SBIでは新住所入りマイナンバーカードの写真をアップロードするだけでOK。

2.土曜休日に日中を含む非常に長時間(半日~一日)のシステムメンテナンスが入る
土曜休日の間に予約注文を出すケースもあると思うが、システムメンテナンスの間はできない。

松井証券の口コミ・評判 | みん評

悪い口コミでは、住所変更など一部の手続きが書面ベースであることや、週末・祝日のシステムメンテナンス時間が長めなことを不便とする声も見受けられます。

日常的に頻繁な住所変更がある人や、土日しか時間が取れない人は、こうした点をどの程度許容できるかで使い勝手の印象が変わってきそうです。

ねくこ

一方で、NISA取引そのものに関する否定的な口コミばかりというわけではなく、「手数料無料」「アプリの使い勝手」「サポートへの安心感」を理由に利用を継続している声もあります。

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松井証券のNISAを利用するメリットは?

ここからは、数あるネット証券の中で松井証券の新NISAを選ぶ主なメリットを、他社との違いも意識しながら整理します。

月100円から投資できるので、初心者でも始めやすい

松井証券のつみたて投資枠では、投資信託を月100円から積立可能です。

「NISAを始めたいけれど、いきなり毎月数万円は怖い・・・」という方でも、まずは少額で試しながら、徐々に積立額を増やしていくといった始め方がしやすくなっています。

100円スタートなら、普段投資したことのない資産クラスや地域の投資信託をお試し購入することも現実的です。

例えば、

  • メインは全世界株インデックスに積み立てる
  • 気になるテーマ型ファンドを月100円だけ試す

といった使い方で、リスクを抑えながら投資経験を積んでいきたい人にとって扱いやすい設定と言えるでしょう。

新NISA口座の一部商品は取引手数料が無料(対象商品・条件あり)

松井証券の新NISA口座では、対象となる日本株(現物)・米国株・投資信託の売買手数料が、現時点ではすべて無料です(為替手数料や投資信託の信託報酬などは別途必要)。

公式サイトでは「新NISA制度が続く限り、3商品(日本株・米国株・投資信託)の売買手数料を無料とする」と案内されています。

新NISAは運用益が非課税になる一方で、信託報酬などのコストは必ず発生するため、余計なコストをどこまで削れるかは長期のパフォーマンスに影響しやすいポイントです。

ねくこ

売買手数料がかからない松井証券であれば、「少額でこまめに買い増しする」「リバランスで売却や乗り換えも柔軟に行う」といったスタイルも取り入れやすくなります。

※「売買手数料0円」は新NISA口座における日本株(現物)・米国株・投資信託の取引に限定されます。ETFなど一部の商品や、新NISA口座以外での取引には所定の手数料がかかる場合があります。また、為替スプレッドや信託報酬などのコストは別途発生します。手数料体系や対象商品は今後変更される可能性もあるため、最新情報は必ず松井証券公式サイトで確認してください。

他社からの移管時、株や投信の移管手数料を実質ゼロにできる場合がある

他社で一般口座・特定口座として保有している株式や投資信託を松井証券へ移す場合、通常は「移管手数料」がかかります。

松井証券では、他社からの入庫(移管)にかかった移管手数料を、所定の条件を満たした場合に松井証券が負担するサービスがあります。

※移管手数料負担サービスは、他社から松井証券への株式や投資信託等の移管時に、お客様が移管元に支払った手数料(移管手数料)を松井証券が全額負担するサービスです。移管完了日の翌月末まで(消印有効)に、移管手数料が確認できる書類を松井証券へ郵送する必要があります。対象商品・条件・受付期限などの詳細は、松井証券公式サイト「入庫・出庫/移管手数料負担サービス」をご確認ください。

注意したいのは、「他社のNISA口座の資産を、そのまま松井証券のNISAとして移すことはできない」という点です。

ねくこ

NISA口座自体の金融機関変更は可能ですが、旧NISAで保有している商品は売却が必要になるなど、制度上の制約があります。

そのため、課税口座(特定・一般)で保有している株や投信を松井証券にまとめたい人にはメリットが大きい一方、「NISA残高そのものを移せるわけではない」点は押さえておきましょう。

最大1%が貯まる「投信残高ポイントサービス」がある

松井証券には、投資信託の残高に応じて、銘柄ごとに設定された還元率(年率)で最大1%相当のポイントが貯まる「投信残高ポイントサービス」があります。

対象は新NISA口座を含む投資信託の保有残高全体で、eMAXIS Slimシリーズなどの低コストインデックスファンドも多くが対象に含まれます(一部例外あり)。

貯まったポイントは、

  • PayPayポイント
  • dポイント
  • Amazonギフトカード

などに交換可能で、日常の買い物に充てることもできます

ねくこ

長期で保有するほど、ポイント還元の影響が相対的に大きくなる可能性があります。

ポイント分は、投資信託の保有にかかるコストの一部を結果的に軽減し得るイメージに近いものですが、信託報酬などのコストがなくなるわけではありません。

※ 投信残高ポイントサービスの還元率は銘柄ごとに異なり、すべての銘柄が1%還元となるわけではありません。ETF・REIT・米ドルMMFなどは対象外です。また、ポイント付与には原則として毎月のエントリーが必要で、サービス内容や対象銘柄・還元率、交換レートは将来変更または終了される場合があります。利用前に必ず松井証券公式サイトの最新情報をご確認ください。

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松井証券NISAのデメリット・注意点は?

続いて、松井証券NISAを利用する際に知っておきたいデメリットや注意点整理します。

ねくこ

他社との比較で、「自分の重視ポイントと合っているか」を確認する材料にしてください。

クレカ積立はJCB限定で、選べるカードブランドが少ない

かつては「松井証券ではクレカ積立が使えない」という時期もありましたが、2025年5月からJCBカードを使ったクレカ積立(投資信託)がスタートしました。

新NISA口座でも利用でき、積立金額に応じてポイント還元も受けられます。

一方で、利用できるのはJCBオリジナルシリーズなど一部JCBカードに限られるため、「すでに持っている楽天カード・三井住友カード・エポスカードなどをそのまま使いたい」といったニーズには応えにくい面があります。

※松井証券のクレジットカード積立サービスは、JCB社が発行する「JCBオリジナルシリーズ」の各券種など、利用できるカードブランド・券種が限定されています。積立対象商品・利用条件・ポイント還元率・キャンペーン内容等は時期により異なります。最新情報は松井証券およびJCB社の公式サイトで必ずご確認ください。

ねくこ

「クレカ積立でできるだけ多くのカードブランドから選びたい」「特定カードの高還元を活用したい」という方は、SBI証券や楽天証券など、クレカ積立に特化したサービスを展開している証券会社も含めて比較しておくとよいでしょう。

つみたて投資枠ではETFが積立対象外

新NISA全体では、つみたて投資枠の対象商品として一部ETFも認められていますが、松井証券のつみたて投資枠では、ETF・REITは対象外です。

つみたて投資枠で積立できるのは投資信託のみになります。

そのため、

  • つみたて投資枠でETFをコツコツ積み立てたい
  • 全世界株やS&P500のETFを毎月NISAで買いたい

といったニーズにはやや不向きです。

ねくこ

ただし、成長投資枠ではETFの取引が可能なので、ETFにまとめて投資したい場合は、成長投資枠側で定期的に買い付ける運用方法も検討できます。

ポイント投資の対象銘柄が3本のみ&NISA口座は対象外

松井証券では、保有している松井証券ポイントを使って投資信託を購入する「ポイント投資」ができますが、対象となる投資信託は次の3本に限定されています。

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投資先イメージ投資信託の銘柄
国内外の株式ひふみプラス
先進国株式eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(除く日本)
幅広い分散投資eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

さらに、ポイント投資が利用できるのは特定口座・一般口座のみで、新NISA口座は対象外です。

ねくこ

貯めたポイントをそのまま新NISAの積立に回したい場合は、他社の「ポイントでNISA積立」ができるサービスの方が使い勝手がよいと感じる人もいるでしょう。

住所変更など一部の手続きは書面での対応が必要

口コミにもあった通り、松井証券では住所や氏名の変更など、登録情報の一部がいまも書面での手続きが必要です。

オンラインで変更書類を請求することはできますが、最終的には紙の書類を郵送して返送する必要があります。

※氏名・住所の変更には、松井証券が指定する書類による手続きが必要です。電話またはお客様サイトから変更書類を取り寄せることができ、最終的に紙の書類を郵送・返送して手続きが完了します。電話番号のみの変更など、一部項目はWEB上で完結する手続きもあります。具体的な必要書類や手順は、松井証券公式サイトの「ご登録情報の変更」に関するQ&Aをご確認ください。

ねくこ

「あらゆる手続きをオンラインだけで完結させたい」という方にとっては、やや手間に感じる場面もありそうです。

一方で、「頻繁に住所変更がない」「多少の手間は気にしない」という方にとっては、大きなマイナスポイントにならないケースもあります。

このように、松井証券NISAにはコスト面・サポート面の大きな強みがある一方、クレカ積立のブランドやETF・ポイント投資の仕様、手続きのオンライン完結度などで他社に劣る部分もあります。

自分が何を重視したいのかをあらかじめ整理しておくと、証券会社選びでのミスマッチを減らせます。

松井証券で新NISAを始める手順

松井証券で新NISAを始めるまでの流れを整理しておきます。

ねくこ

ここではオンラインで申し込む場合の一般的なステップを紹介します。

STEP

総合証券口座の開設申込

まずは松井証券の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ページから総合証券口座の申込を行います。

氏名・住所・勤務先などの基本情報を入力し、各種規約の確認・同意を行います。

このとき、新NISA口座の開設も同時に申し込むことが可能です(すでに他社で新NISA口座を開設済みの場合は、金融機関変更の手続きが必要になる点には注意が必要です)。

STEP

本人確認書類・マイナンバーの登録(eKYC対応)

本人確認書類とマイナンバーの登録は、スマホで完結する「eKYC」に対応しています。

運転免許証やマイナンバーカードなどを撮影し、自分の顔も撮影して登録することで、条件を満たした場合には、総合証券口座がオンライン申込でも最短当日中に開設完了となるケースがあります。

※eKYCを利用しない場合や、営業日・申込時間、入力内容の不備、審査状況、郵送事情などにより、口座開設までの日数が長くなることがあります。あくまで「最短」の目安であり、必ず当日中に開設されることを保証するものではありません。

STEP

NISA口座開設(税務署での確認を経て1〜2週間程度が目安)

総合証券口座とは別に、新NISA口座の開設には税務署での確認手続きが必要です。

松井証券の案内では、書類の到着や審査状況にもよりますが、NISA口座開設には書類受理から1〜2週間程度かかるとされています。

そのため、「来月から積立を始めたい」「ボーナス時期からスタートしたい」といった希望がある場合は、少し余裕を持って手続きを進めておくと安心です。

STEP

ログイン情報の受取後、新NISAでの取引スタート

総合証券口座・NISA口座の開設が完了すると、「口座開設完了のお知らせ」がメールまたは簡易書留などで届きます。

通知に記載されたログインID・パスワードでお客様サイトやアプリにログインし、入金を行えば、その日から新NISAでの取引を開始できます。

あとは、つみたて投資枠で積立設定を行ったり、成長投資枠で日本株・米国株・ETFの注文を出したりと、自分のスタイルに合わせた運用をスタートしていきましょう。

【Q&A】松井証券の新NISAの疑問に答える

そして、ここまでの内容をQ&A形式にまとめました。

新NISAを始めたいけれど、どこの証券会社で口座を開けばいいのかわからない…

手数料・ポイント・アプリ・サポートなど、何を重視するかで最適な証券会社は変わります。

松井証券は「売買手数料0円(一部対象)」「月100円からの積立」「電話・チャットなどサポートの手厚さ」が特徴です。

一方、クレカ積立のブランドやポイント投資の自由度は他社に劣る面もあるため、自分が重視したい条件を整理し、松井証券・SBI・楽天などを比較して選ぶのがおすすめです。

SBIや楽天と比べて、松井証券のNISAはどう違うの?

松井証券は売買手数料0円と手厚いサポートに強みがあり、SBI・楽天はクレカ積立やポイント投資の自由度で優位な面があります。

松井証券は日本株・米国株・投信の新NISA売買手数料が無料で、100円から積立OK、電話やチャット窓口が充実しています。

一方でクレカ積立はJCB限定、つみたて枠でETF積立不可、ポイント投資は3銘柄かつNISA対象外といった制約があるため、「コスト+サポート重視なら松井」「クレカ・ポイント重視ならSBI・楽天も検討」が目安になります。

松井証券の新NISAにはどんな特徴や強みがあるの?

主な強みは「取扱投信200本超」「投信は月100円から積立可」「新NISAで対象の株・投信の売買手数料0円」です。

さらに、投信残高に応じて最大年1%相当が貯まるポイントサービスや、シンプルなスマホアプリ、電話・チャット・リモートサポートといったサポート体制も特徴です。

つみたて枠で投信をコツコツ買いつつ、成長投資枠で日本株・米国株・ETFにも投資できるため、段階的に投資の幅を広げやすい設計になっています。

松井証券NISAはどんな人に向いていて、どんな人は他社も検討した方がいい?

コストを抑えつつ、少額からコツコツ積立し、必要なときにオペレーターへ相談したい人に向いています。

売買手数料0円や月100円積立、投信残高ポイント、シンプルなアプリ、電話・チャット・リモートサポートを重視する人には相性が良いでしょう。

一方、「楽天カードや三井住友カードでクレカ積立したい」「つみたて枠でETFを積み立てたい」「貯めたポイントを直接NISA積立に回したい」「すべての手続きを完全オンラインで済ませたい」人は、SBI証券や楽天証券など他社も合わせて検討するのがおすすめです。

松井証券NISAの口コミ・評判は実際どう?

良い口コミでは「手数料が安い」「アプリが使いやすい」「サポートが丁寧」といった評価が多く見られます。

特に、10万円以下の売買手数料無料やNISAの手数料無料、スマホアプリの使い勝手、セキュリティへの安心感などが支持されています。

一方、悪い口コミでは「住所変更などが書面手続きで面倒」「土日の日中を含む長時間メンテナンスが不便」といった声もあります。

松井証券NISAを利用する主なメリットは?

新NISA口座で対象の日本株・米国株・投資信託の売買手数料が0円で、月100円から投信積立ができる点が大きなメリットです。

少額から取引コストを抑えて長期投資を続けやすく、リバランスや少額買い増しもしやすくなります。

さらに、投信残高に応じたポイント還元サービスや他社からの移管手数料負担サービス、シンプルなアプリと充実したサポートも魅力です。

※ ただし信託報酬や為替コストなどは別途かかるため、各商品のコストは個別に確認する必要があります。

松井証券NISAのデメリットや注意点は?

クレカ積立がJCB限定、つみたて枠でETF積立不可、ポイント投資がNISA対象外、一部手続きが書面必須といった制約があります。

楽天カードや三井住友カードなどでクレカ積立したい人や、つみたて枠でETFをコツコツ買いたい人、ポイントで直接NISAを積み立てたい人には物足りない面が出やすいです。

また、住所・氏名変更などで紙の書類郵送が必要な場面もあり、「すべてオンライン完結」を求める場合はストレスになることがあります。

※ 制度やサービスは変更される可能性があるため、最新情報の確認も重要です。

住所、氏名、電話番号の変更方法を教えてください。

住所・氏名の変更は原則として書面での手続きが必要で、電話やWEBから書類を取り寄せて郵送・返送する流れになります。

電話番号など一部項目はWEB上で完結できる場合がありますが、住所変更などは紙ベースでの対応が残っています。

具体的な必要書類や手続き方法は、松井証券の公式サイト内の「ご登録情報の変更」に関するQ&Aで案内されていますので、最新の手順や注意点を必ず確認のうえで手続きを進めてください。

まとめ|「手数料0円+サポート体制」で、コツコツ派にとって検討しやすい新NISA口座の一つ

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ここまで、松井証券の新NISAについて、特徴・評判・メリット・デメリット・始め方まで見てきました。

あらためてポイントを整理すると、次のような特徴があります。

  • 新NISA口座では対象となる日本株(現物)・米国株・投資信託の売買手数料が現時点では0円(為替手数料・信託報酬などは別途発生/対象商品・条件あり)
  • つみたて投資枠の投資信託は月100円から積立可能
  • 投信残高に応じた最大1%のポイント還元サービスあり(銘柄ごとに還元率は異なる)
  • アプリがシンプルで使いやすく、電話・チャット・リモートサポートなど窓口が多い
  • 一方で、クレカ積立はJCB限定・つみたて投資枠でETFは積立不可・ポイント投資はNISA対象外・一部手続きは書面が必要といった制約もある

「コストを抑えつつ、シンプルなアプリとサポート体制のもとでコツコツ資産形成したい」という方にとって、松井証券NISAは検討しやすい新NISA口座の一つになりやすいと考えられます。

一方で、クレカ積立のブランドやポイント投資の自由度を最優先したい場合は、SBI証券・楽天証券など他社のサービスも含めて比較検討する価値があります。

ねくこ

新NISAは、これから長く付き合っていく制度です。

手数料やポイントだけでなく、「自分がストレスなく続けられそうか」「困ったときに相談しやすいか」といった視点も大切にしながら、納得のいく証券会社を選んでください。

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【重要な注意・免責事項】

本記事は、2025年12月時点の公表情報および公式サイト等をもとに、一般的な情報提供を目的として編集部が独自にまとめたものです。特定の金融商品の勧誘や投資助言を目的とするものではありません。新NISAの制度や各種サービスの内容(手数料・ポイント還元・取扱銘柄など)は、今後変更される可能性があります。最新情報は必ず松井証券および金融庁などの公式情報をご確認ください。

また、投資信託・株式・ETFなどへの投資は、元本や利回りが保証されているものではなく、価格変動や為替変動等により損失が生じるおそれがあります。NISAは税制上の優遇制度であり、損失が出ないことや将来の運用成果を保証するものではありません。運用にあたっては、商品ごとのリスク・費用・仕組みを十分に理解したうえで、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

なお、本記事に掲載している口コミは各出典サイトに投稿された個人の感想であり、松井証券のサービス品質や将来の運用成果を保証するものではありません。口コミの内容は投稿時点のものであり、現在のサービス内容とは異なる場合があります。

参考リンク(公式・公的情報)

記事内の説明を補完する公的・公式サイトの一部を掲載します。詳細や最新情報は、必ず各リンク先でご確認ください。

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この記事を書いた人

編集部の資産形成担当。
20代後半ながら金融に関する相談実績多数で、投資信託から株式まで幅広い知識を持ち、今のあなたに必要なことを洗い出し、寄り添った提案を心掛けています。
たけのこ派&猫派です!

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