【土曜日に読みたい】今週の時事ニュース10選(6/22~6/28)

6⽉22⽇(⽇)〜28⽇(⼟)にかけて報じられた主な出来事を10本厳選しました。
国内外の政治・経済・科学から暮らしまで、ポイントをコンパクトにまとめています。
1. イスラエル・イランが“恒久停戦”で合意、原油急落・株高へ
ドナルド・トランプ⽶⼤統領がイスラエル・イランの衝突を仲介し、12⽇間続いた軍事衝突が停戦に。
原油価格は週初めから計12%超下落し、WTIは66ドル台へ。インフレ圧⼒の緩和観測で、FRB の早期利下げ期待も再燃しました。
2. ⽇銀・6⽉会合の「意⾒要旨」公表――0.5%据え置き巡り賛否割れる
日本銀行にて行われた6⽉16〜17⽇会合の議論が25⽇に公開されました。
⼀部委員は「緩和⻑期化は物価を押し上げる」と警戒し、⼀部は「⽶国関税ショックを考えれば現状維持が妥当」と主張。
年内追加利上げのタイミングは依然読みにくい状況です。

3. 参院選、7/3公示・7/20投開票へ
政府は24⽇の閣議で参議院選挙の⽇程を正式決定。
物価⾼対策と対⽶通商が争点になっています。
若者投票率向上へオンライン投票の試験導⼊を掲げる党もあり、選挙制度論議が活発化しています。
4. EU⾸脳会議、“対⽶関税”とAI法で綱引き
NATOサミット後に開かれたEUサミットでは、7⽉9⽇締め切りの対⽶関税撤回交渉と、2026年本格施⾏のAI Actを「いったん凍結すべき」との産業界要請が焦点に。
Von der Leyen⾸席は譲歩に慎重です。
5. ⽶最⾼裁がプランドペアレントフッド排除を容認、期末の注目判決続く
⽶最⾼裁は26⽇、南カロライナ州の医療補助プログラムからプランドペアレントフッドを除外できると判断しました。
今期残る6件には「出生地主義」など⼤型テーマが並び、最終⽇(28⽇予定)の判決が注⽬されています。
6. バルカン〜⻄欧で“6⽉史上最強”熱波、40℃超えも
セルビアでは観測史上最⾼タイの40℃を記録。
仏や独でも6⽉の最⾼気温を更新し、農作物と電⼒系統への影響が懸念されています。
気候学者は「夏のピークが前倒しで到来する傾向」を指摘されています。
7. 原油安を追い⾵に、世界株⾼と円⾼進む
停戦によるリスクプレミアム縮⼩で、NYダウは週間で約3.2%上昇。
⼀⽅、円は対ドルで1ドル=145円台前半まで買い戻されました。投資家は来週のパウエル議会証⾔へ視線を移しています。
8. スペースX、スターリンク27基を打ち上げ成功――ただしスターシップは爆発
スペースXは25⽇にフロリダから27基の衛星を投入し、スターリンクのサービス拡充を加速。
先週テキサス試験場で次期⼤型機スターシップが爆発したばかりで、安全対策とFAA認可スケジュールに注⽬が集まります。
9. 城内科学技術相が独ベルリンで協⼒覚書――量⼦・グリーン水素で連携
城内科学技術相は26⽇、独ベア研究・技術・宇宙相と会談し、量⼦コンピューターと再エネ由来⽔素の研究開発で協⼒する趣意書に署名。
スタートアップ相互進出の規制緩和も検討されます。
10. トヨタ、5⽉世界販売が過去最⾼――⽶関税リスクなお重し
トヨタは前年同⽉⽐6.9%増の89万台を販売し、過去最⾼を更新しました。
ただし国内⽣産は稼働⽇数減で0.7%減となっています。
7⽉9⽇に迫る「⽶24%相互関税」発動次第では、北⽶事業の利益押し下げリスクが懸念されています。