土曜日にまとめて読む、今週の経済ニュース10選(2025年5月5日~5月10日)

今週の経済ニュースを振り返ります。世界経済は多くの動きがありました。]

以下に、特に注目すべき10のトピックをまとめました。
1. 米英貿易協定に合意
トランプ米大統領は、英国との貿易協定に合意したと発表しました。
これにより、米英間の関税が引き下げられ、貿易が活発化することが期待されています。
2. 米国株式市場、続伸

米英貿易協定の合意を受けて、米国株式市場は多くのフェーズにおいて続伸しました。
8日終値ではダウ平均株価は254.48ドル高の41,368.45ドルで取引を終え、S&P500指数も32.66ポイント上昇し、5,663.94ポイントとなりました。

3. 為替市場、ドル高・円安進行

米英貿易協定の合意により、米国経済の先行きに対する期待が高まり、米長期金利が上昇しました。
これを受けて、為替市場では今週はドル買いが進み、9日金曜日時点でドル/円は145.90円まで上昇しました。
4. 米FRB、金利据え置き
米連邦準備制度理事会(FRB)は、政策金利を据え置くことを決定しました。
パウエル議長は記者会見で「wait」という言葉を20回以上使用し、今後の経済指標を見極める姿勢を示しました。
5. 英中銀、0.25%の利下げ
イングランド銀行(BOE)は、政策金利を0.25%引き下げ、4.25%としました。
これは、米関税の影響による景気減速を懸念した措置とされています。
6. トヨタ、34%減益予想
トヨタ自動車は、2026年3月期の連結純利益が前期比34%減の2兆4000億円になるとの予想を発表しました。
円高や米国の関税強化が影響しています。
7. NTT、データGを完全子会社化
NTTは、NTTデータグループを完全子会社化する方針を発表しました。
これにより、「親子上場」を解消し、グループの経営効率化を図るとしています。
8. 日産、北九州市でのEV電池工場建設を断念
日産自動車は、北九州市で予定していた電気自動車(EV)用電池工場の建設を断念することを発表しました。
世界的なEV市場の動向や投資環境を総合的に判断した結果としています。
9. 金価格、下落
米国の金先物価格は、1オンス当たり3,368.50ドルとなり、0.7%下落しました。
短期投資家がニュースの見出しに基づいて売買していることが要因とされています。

10. 米中貿易協議、進展期待
米財務長官スコット・ベッセント氏と通商代表部のグリアー氏が、中国の何立峰副首相と11日にジュネーブで会談する予定です。
これにより、米中貿易摩擦の沈静化への期待が高まっています。
今週の経済ニュースは、米英貿易協定の合意や米FRBの金利据え置きなど、世界経済に大きな影響を与える出来事が多くありました。

これらの動向を注視し、今後の経済の行方を見守ることが重要です。