「おまとめローン」のメリット・デメリットは?借金問題を何とかしたい人が見るべき記事

複数社からのカードローンやキャッシングを抱え、
といった不安を感じていませんか?
借入が増えるほど利息負担は雪だるま式に膨らみ、延滞が続けば信用情報への影響も避けられません。
そのため、上記のようなサインが出ている人は早めに返済計画を立てることが、家計と心の余裕を取り戻す第一歩です。


そんな悩みを解決する選択肢の一つがおまとめローンです。
本記事ではおまとめローンの仕組み・メリット・デメリットをわかりやすく解説し、貸金業法で義務づけられた返済能力調査や総量規制例外の条件など法的観点にも触れます。

さらに、上限金利が比較的低く高額借入もまとめやすい東京スター銀行「スターワン乗り換えローン」の活用ポイントも紹介しますので、ご自身の状況と照らし合わせてご検討ください。
![]() 東京スター銀行 おまとめローン | ![]() 楽天銀行 スーパーローン | ![]() アイフル おまとめMAX | ![]() プロミス おまとめローン | |
---|---|---|---|---|
金利(年利) | 年率9.8%~14.6%※1 | 1.9%~14.5% | 3.0%~17.5% | 6.3%~17.8% |
貸付上限 | 最大1,000万円 | 最大800万円 | 最大800万円 | 最大300万円 |
即日融資 | × (審査・手続きに日数要) | × (通常即日不可) | × (即日融資は困難) | × (即日融資は基本不可) |
総量規制以上の借入 | ○(総量規制対象外) | ○ (総量規制対象外) | ○ (おまとめローンは例外) | ○ (おまとめローンは例外) |
返済期間 | 10年 | 原則期限の定めなし(リボ) | 最長10年程度 | 最長10年程度 |
返済回数 | 120回 | 制限なし(随時返済) | 1~120回程度 | 1~120回程度 |
追加融資可否 | × (返済専用) | ○ (限度額内で追加借入可能) | × (おまとめ専用基本不可) | × (おまとめ専用基本不可) |
おまとめローンとは?

おまとめローンとは、複数のカードローンやキャッシングなどの借り入れを一つのローンに借り換えて、返済先を一本化するための専用ローンです。
例えば、A社・B社・C社からそれぞれ借り入れがある場合に、D社の「おまとめローン」で新たに借り入れてA社・B社・C社の借金を全て返済し、以降はD社にだけ返済していく仕組みです。
例えば、
- A社から50万円借入(年利18.0%)
- B社から30万円借入(年利18.0%)
- C社から20万円借入(年利15.0%)
から、
- D社のおまとめローン100万円(A社の50万円+B社の30万円+C社の20万円/年利14.5%)へ借り換え
といった感じになります。
上記の例のように、おまとめローンを利用してA社・B社・C社の債務を完済すれば、借入先はD社1社に集約されます。

なお、貸金業法では複数の借入を有利な条件で一本化する「顧客に一方的有利となる借換え」と認められれば、総量規制(年収の3分の1までの貸付制限)の例外貸付に該当し、年収の3分の1を超える借入であってもおまとめローンの利用が可能になる場合があります。
おまとめローンのメリットは?

おまとめローンを活用すると、利息負担や総返済額の軽減、返済管理の簡略化など、複数のメリットが期待できます。
主なメリットを順番に見ていきましょう。
金利が下がり、総返済額を減らせる可能性がある
複数の借入をまとめて借入総額が大きくなることで、適用される金利が現在よりも低くなる見込みがあります。
一般的に、借入限度額が大きいローンほど金利は低く、小口のローンほど金利は高く設定される傾向があります。
実際、金融機関によっては通常のカードローンの最大金利が18%前後であるのに対し、おまとめ専用ローンでは最大金利14.5%程度という場合もあり、さらに借入額が合体することで引き下がる可能性があります。

金利が下がれば毎月支払う利息が減り、その分だけ総返済額(支払う利息の総額)を減らせる可能性があります。
返済管理が楽になる

借入先が複数あると、それぞれ返済日や返済額が異なるため管理が煩雑になりがちです。
しかし、おまとめローンで借入先を1社にまとめれば、毎月の返済日は1回だけになります。
返済日や返済額を一つに集約できるため、家計管理がしやすくなり、支払い忘れのリスクも軽減できるでしょう。
精神的な負担が軽減される
複数の借金を抱えている状況は、「どこからいくら借りているのか」「次の返済日はいつか」といった不安やプレッシャーが大きく、精神的な負担につながります。
借入先を一本化することでお金の管理がシンプルになり、「借金に追われている」という心理的な圧迫感を和らげる効果も期待できます。

ただし、借金そのものがなくなるわけではないため、気を緩めず計画的な返済を続けることが大切です。
おまとめローンのデメリットは?

メリットがある一方で、おまとめローンには次のような注意点やデメリットもあります。
利用を検討する際は、これらの点もしっかり理解しておきましょう。
審査が通常のローンより厳しい傾向にある
おまとめローンは借入額が高額になりやすいため、通常のカードローンに比べて審査が厳しく慎重になる傾向があります。
特に他社での借入残高が多かったり、返済履歴に遅延がある場合など、申込者の信用情報によっては審査に通らない可能性もあります。
確実に審査に通るとは限らない点に注意が必要です。
返済期間次第では総返済額が増える可能性もある
おまとめローンで一時的に金利が下がっても、返済期間を大幅に延長してしまうと、その分長期間利息を支払い続けることになります。
返済期間が長くなれば利息総額も増えるため、結果的に借り換え前より総返済額が増えてしまうケースもあります。

「毎月の返済額を抑えたいから」といって安易に返済期間を延ばしすぎないよう注意しましょう。
追加の借り入れができない(返済専用である)
おまとめローンは「返済専用」の商品であり、一度契約すると新たな借り入れを追加で行うことはできないサービスが多いです。
通常のカードローンのように限度額の範囲内で何度も借り入れできるタイプではなく、上記の場合は基本的に借り換え対象となった既存の借金を完済するためだけのローンです。
そのため、契約後に急な出費が発生しても、おまとめローンから追加で資金を借りることはできません。
まとめられない借り入れがある
おまとめローンの対象となる借り入れは、提供する金融機関やローン商品ごとに異なります。
一般的に、消費者金融からのカードローンやクレジットカードのキャッシング利用分が対象となり、銀行のローンやクレジットカードのショッピング利用分は対象外となるケースが多いです。
また、親族や知人からの個人的な借入も当然まとめることはできません。

自分の持つ借入が対象になるかどうか、事前に金融機関に確認しておきましょう。
おまとめローンを検討する際のポイント

おまとめローンを利用すべきか検討するにあたり、以下の点に注意してください。
- まずはシミュレーション
- 適用金利を確認する
- 返済期間を延ばしすぎない
それぞれ詳しく見て行くと、
まずはシミュレーション
現在の借入総額・返済額と、おまとめローン利用後の総返済額や毎月の返済額を必ずシミュレーションし、本当にメリットがあるか確認しましょう。
適用金利を確認する
広告等に記載されている金利は最低金利である場合が多く、実際に適用される金利は審査によって決まります。
契約時に自分に適用される金利が何%になるのかを必ず確認しましょう。
返済期間を延ばしすぎない
毎月の返済額を減らしたいからといって返済期間を長くしすぎると、利息を支払う期間も長引くため総返済額が増えてしまう恐れがあります。
無理のない範囲で早期完済を目指し、利息負担の軽減に努めることが大切です。
まとめ|東京スター銀行のおまとめローンがおすすめな理由
![]() 東京スター銀行 おまとめローン | ![]() 楽天銀行 スーパーローン | ![]() アイフル おまとめMAX | ![]() プロミス おまとめローン | |
---|---|---|---|---|
金利(年利) | 年率9.8%~14.6%※1 | 1.9%~14.5% | 3.0%~17.5% | 6.3%~17.8% |
貸付上限 | 最大1,000万円 | 最大800万円 | 最大800万円 | 最大300万円 |
即日融資 | × (審査・手続きに日数要) | × (通常即日不可) | × (即日融資は困難) | × (即日融資は基本不可) |
総量規制以上の借入 | ○(総量規制対象外) | ○ (総量規制対象外) | ○ (おまとめローンは例外) | ○ (おまとめローンは例外) |
返済期間 | 10年 | 原則期限の定めなし(リボ) | 最長10年程度 | 最長10年程度 |
返済回数 | 120回 | 制限なし(随時返済) | 1~120回程度 | 1~120回程度 |
追加融資可否 | × (返済専用) | ○ (限度額内で追加借入可能) | × (おまとめ専用基本不可) | × (おまとめ専用基本不可) |
おまとめローンは、多重債務の悩みを抱える方にとって返済負担を軽減し管理を楽にする有力な手段の一つです。
しかし、メリットだけでなくデメリットもしっかりと理解した上で利用することが重要です。
本記事で解説したメリット・デメリットやポイントを踏まえ、ご自身の収支状況や今後の計画に照らして慎重に判断してください。

金融に関わる重要な判断となりますので、不安な点がある場合は金融機関や専門の相談窓口にも相談し、最適な解決策を検討するようにしましょう。
また、複数社の借入を一本化するなら、銀行系の東京スター銀行「スターワン乗り換えローン」(返済専用)などを検討する価値があります。
以下のポイントを満たせば、総返済額を抑えつつ計画的に完済を目指しやすいでしょう。

- 上限金利が14.6%と比較的低い(固定9.8%~14.6%・保証料込)—大手消費者金融の18.0%前後より下がる可能性が高い
- 融資上限1,000万円・無担保:高額の多重債務も一括でまとめやすい
- 手続きはWeb完結&仮審査最短2日:来店不要で忙しい方でもスムーズに借り換え可能
- 繰り上げ返済手数料0円:ボーナス月などに追加返済して利息をさらに圧縮できる
- 総量規制の例外貸付:借換えで返済負担が軽くなる場合は年収の3分の1超でも申し込み可能(貸金業法第13条の2第2項)
- 返済専用ローン—追加借り入れができない設計で「借金のリバウンド」を防止
※金利・商品条件は2025年7月15日現在の東京スター銀行公式情報に基づきます。審査結果により適用金利や融資限度額は変動します。利用にあたっては必ず最新の商品概要説明書を確認し、返済シミュレーションを行ったうえで申し込みましょう。