葬儀費用が払えないときの対処法|支払期限までに確認する7つの手段

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この記事で分かること

  • 葬儀費用を払えないと分かった直後に、何から確認すべきか
  • 支払期限までの不足額を計算し、後日給付と分ける方法
  • 見積額の見直し、故人の預貯金、公的給付、葬祭扶助の使い方
  • 借入を使う場合に、毎月返済額と総返済額を判断する方法

葬儀費用の請求は、葬儀が終わってから1週間前後という短い期限で届くことが多く、香典や給付金の入金を待たずに支払日が来てしまうケースは珍しくありません。

「払えないかもしれない」と気づいた時点でまず必要なのは、借入先を探すことではなく、支払期限までの不足額を確定させることです。

この記事では、葬儀社への確認事項から、返済不要の給付金・補助金、支払方法の交渉最後の手段としての借入まで、支払期限までに検討すべき7つの手段を優先順位つきで整理しました。

ねくこ

葬儀前・契約後・支払期限直前のどの段階かで、取るべき行動は変わります。ご自身の状況に近い章から読み進めてください。

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この記事の結論

  • 最初に、葬儀社への支払期限・最終請求額・期限までに使える資金を確認し、支払期限までの不足額を確定しましょう。
  • 費用の見直し、親族の分担、故人の預貯金、公的給付、葬祭扶助を、返済が不要な手段から順に確認しましょう。
  • 最後まで残った不足額だけを借入候補とし、返済後も生活費と急な支出への備えを確保できない場合は、相談窓口を優先しましょう。
目次

葬儀費用が払えないときは、借りる前に支払期限までの不足額を確定する

最初に確認するのは、葬儀費用の一般的な相場や借入可能額ではなく、いつまでに、実際はいくら不足するかです。

必要額が分からないまま資金を集めると、期限に間に合わない給付を当てにしたり、必要以上に借りたりするおそれがあります。

支払期限までの不足額 = 支払期限までの請求額 - 支払期限までに使える資金

「支払期限までに使える資金」へ含めるのは、金額と入金日が確定しているお金です。

制度の対象になりそうでも、申請前や入金日未定の資金は分けましょう

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資金の例期限前の資金に含める条件判断
現在使える現金・預貯金すぐに引き出し、支払いへ使える含める
親族の負担分着金済み、または期限前の振込手続きまで確認できている確認できた金額だけ含める
故人の預貯金金融機関が払戻可能額と入金日を案内している期限前に入る金額だけ含める
葬祭費・埋葬料申請が受理され、期限前の入金が確認できている未申請・入金日未定なら含めない
生命保険金保険会社から支払決定と入金予定日の案内を受けている審査中・書類未提出なら含めない
受取前の香典金額が確定していない含めない
支払期限までに使えるかを基準に整理します。受給資格や支払見込みだけでは、期限前資金に含めません。
ねくこ

判断の基準は「最終的に受け取れるか」ではなく、葬儀社への支払期限までに使えるかです。
期限後に入る給付は、後日の家計回復には使えても、当日の不足額を埋める資金にはなりません。

まず葬儀社へ確認すること|明細・追加費用・支払方法

資金調達先を探す前に、葬儀社へ明細付きの見積書と支払条件を確認しましょう。

葬儀内容を見直せる場合や、支払期限・決済方法について相談できる場合があります

国民生活センターによると、葬儀サービスに関する相談は年間900件前後で、2025年度は917件でした。そのうち「高価格・料金」に関する相談は52.6%です。一日葬約30万円の表示を見て依頼したところ約80万円の契約になった事例や、「家族葬50万円」の表示から追加費用を含む総額が200万円を超えた事例も公表されています。

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費用区分主な項目金額が変わる条件確認すること
基本プラン棺、祭壇、運営スタッフなどプラン変更、仕様追加基本料金に含まれる範囲
日数・回数・距離連動安置、ドライアイス、搬送など安置延長、追加搬送、長距離搬送単価、予定日数、予定回数
人数連動飲食、返礼品、会葬礼状など参列者数、予備数の増加必要数、追加単価、返品可否
別途支払い火葬場、式場、宗教者など地域、日時、依頼内容見積総額に含まれているか
項目名や基本プランの範囲は葬儀社ごとに異なります。広告価格ではなく、現在の条件を反映した総額を確認します。

安いプランへ変えても、火葬場、式場、搬送、安置などが別料金なら、総額が思ったほど下がらないことがあります。

変更後は、削除した項目だけでなく、最終的な支払総額を出してもらいましょう。

葬儀社へ書面で確認する項目

  • 現時点の見積総額と、見積書に含まれていない費用
  • 最終的な支払期限と、支払先・支払方法
  • 現金、振込、クレジットカードの対応範囲
  • 期限延長や分割払いの可否、手数料、初回支払日
  • カード払いの対象外になる費用
  • 契約後に追加料金が発生する条件と連絡方法
  • 内容変更後の見積書または請求書
ねくこ

すでに契約している場合も、説明を受けていない追加料金や、見積書にない項目があれば支払前に内訳を確認してください。
説明を受けても解決しない場合は、広告、見積書、契約書、請求書、連絡記録を残し、消費者ホットライン188へ相談できます。

葬儀費用を用意する7つの方法|返済不要の手段から確認する

葬儀費用を用意する方法は、費用を減らす方法、返済が不要な方法、返済が必要な方法に分けましょう。

借入は最後に残った不足額だけを対象にします

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方法支払期限への反映返済先に確認すること
①葬儀内容を見直す再見積もり後に請求額を下げられる場合がある不要削除可能な項目、追加料金
②支払条件を相談する葬儀社の対応により期限や方法を変えられる場合がある分割等では必要期限、回数、手数料、対象費用
③親族で分担する着金済み、または期限前の振込手続きまで確認できた金額を使える親族間の取り決めによる負担額、送金日、立替者
④故人の預貯金を確認する金融機関の手続きが期限前に完了すれば使える不要払戻可能額、必要書類、入金日
⑤葬祭費・埋葬料を申請する申請・審査後に支給されるため、支払期限までに間に合うとは限らない不要加入保険、対象者、支給額、入金日
⑥葬祭扶助を相談する利用可否と手続きの個別確認が必要不要世帯状況、資産、親族援助、相談時期
⑦残った不足額を借りる審査・契約・入金が期限前に完了した場合に使える必要適用金利、月額、総返済額、返済原資
返済不要の手段を確認してから、最終不足額だけを資金調達の対象にします。

制度や預貯金の手続きは、利用できる金額だけでなく、支払期限までに資金化できるかが重要です。

期限に間に合わない場合は、後日給付として分けましょう。

1. 葬儀内容を見直して再見積もりを取る

正式契約前なら、葬儀の規模や追加サービスを見直すことで必要額を下げられる場合があります

成約後も、まだ発注されていない項目や人数で変わる項目は、変更できるか相談しましょう。

ねくこ

故人や家族が希望する内容まで一律に削る必要はありません。
残したい内容と削れる項目を分け、変更後の総額が支払可能額へ収まるかで判断しましょう。

2. 支払期限の延長・カード・分割を相談する

現金一括払いが難しい場合は、支払期限の延長、クレジットカード、分割払い対応しているかを葬儀社へ相談しましょう

対応の有無や条件は葬儀社によって異なり、すべての費用をカードで払えるとは限りません

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毎月の支払額が小さくなっても、手数料を含む総支払額は増える場合があります。
口頭で条件を変えた場合も、変更後の金額と支払日を書面へ反映してもらいましょう。

3. 親族で費用を分担する

一人で用意できない場合は、兄弟姉妹などの親族と分担できないか相談しましょう。

このときは、最終的な負担割合と、支払期限までに誰が立て替えるかを分けましょう

ねくこ

親族から「後で払う」と言われただけでは、期限前に使える資金として確定していません。
各人の負担額、送金日、立替分の精算日、追加料金が出た場合の扱いを、メッセージやメールなど後から確認できる形で残してください。

4. 故人の預貯金について払戻し制度を確認する

故人名義の口座が凍結されても、遺産分割が終わるまで一切払戻しを受けられないとは限りません。

民法には、共同相続人が一定額まで単独で払戻しを請求できる制度があります

払戻可能額 = 相続開始時の預貯金債権額 × 3分の1 × 払戻しを求める相続人の法定相続分

各口座について上の式で計算し、同一の金融機関に対する払戻しは合計150万円が上限です。

法定相続分が2分の1の場合は、次のように計算します。

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預貯金額計算算出額払戻し上限
600万円600万円×1/3×1/2100万円100万円
1,200万円1,200万円×1/3×1/2200万円150万円
法定相続分を2分の1とした計算例です。同一金融機関への請求には150万円の上限があります。

この制度で払戻しを受けた預貯金は、その相続人が遺産の一部の分割により取得したものとして扱われます。

葬儀費用へ使う場合は、領収書と使途の記録を残しましょう。

実際の手続きでは、戸籍関係書類本人確認書類印鑑証明書などを求められることがあります。

必要書類と処理期間は金融機関ごとに異なるため、制度上の上限額をそのまま期限前資金へ含めず、払戻可能額と入金予定日を確認しましょう。

ねくこ

相続放棄を検討している場合や、相続人同士で意見が分かれている場合は、払戻しや資金の使用を進める前に弁護士などへ相談してください。
払戻し制度を利用できることと、相続手続き全体への影響は分けて考える必要があります。

5. 葬祭費・埋葬料を申請する

故人が加入していた健康保険によっては、葬儀を行った人などへ葬祭費や埋葬料が支給されます。

ただし、制度名、対象者、支給額、必要書類、入金時期は加入先や自治体によって異なります

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加入制度・公式例給付例主な対象申請・入金時期の見方
協会けんぽの埋葬料5万円被保険者により生計を維持されていた人審査の結果、支払い可能と判断された場合は、受付日から10営業日以内
協会けんぽの埋葬費実費の範囲で最大5万円埋葬料を受け取る人がいない場合に、実際に埋葬を行った人領収書・明細等を添えて申請する
東京都中央区の国民健康保険葬祭費7万円葬儀を行った人葬儀日の翌日から2年以内に申請。実際の入金日は区へ確認する
大阪市の後期高齢者医療葬祭費5万円被保険者の葬祭を行った人葬祭日の翌日から2年以内に申請。実際の入金日は担当窓口へ確認する
2026年8月13日時点の公式例です。全国共通の金額ではありません。故人の加入保険と居住自治体で確認してください。

最初に、故人が死亡時に加入していた保険者を特定しましょう。

そのうえで、給付名、申請者、支給額、必要書類、申請可能日、入金見込みを確認しましょう。

ねくこ

葬儀を行った事実や費用を示す書類が必要になる制度もあるため、葬儀前の支払いに充てられるとは限りません。
入金が支払期限より後なら、当座の不足額とは分けてください。

6. 葬祭扶助を福祉事務所へ相談する

世帯の収入や資産では最低限の葬祭費用も用意できない場合は、自費で葬儀契約を確定する前に、居住地を所管する福祉事務所へ相談しましょう

葬祭扶助は、検案、遺体の運搬、火葬・埋葬、納骨など、法令で定められた範囲の実費を支給する制度です(希望する葬儀内容の全額を補う制度ではありません)。

ねくこ

利用可否は、葬祭を行う人の困窮状況、故人の遺留金、親族からの援助、ほかの制度の利用状況などを踏まえて個別に判断されます。

STEP
最低限の費用も用意できないか整理する

葬儀社の見積額、世帯の収入・預貯金、親族から受けられる援助、利用できる保険給付を整理しましょう。

STEP
福祉事務所へ相談する

現在住んでいる地域を所管する福祉事務所の生活保護担当へ連絡し、葬儀契約前であることと資金状況を伝えましょう。

STEP
必要な資料を提示する

見積書、通帳の写し、収入が分かる資料、親族援助の状況、故人が加入していた保険など、案内された資料をそろえましょう。

STEP
対象範囲と手続き方法を確認する

利用可否、対象になる葬祭費用、葬儀社との進め方について説明を受けてから契約を進めましょう。

ねくこ

「低収入なら使える」「契約後でも必ず支給される」と考えず、自費契約を確定する前の相談を優先してください。

7. 残った不足額だけを借りるか判断する

費用の見直し、親族の分担、故人の預貯金、公的制度を確認しても不足額が残る場合は、その金額だけを借入の検討対象にします

利用限度額と、実際に必要な借入額は分けましょう

返済試算の前提

  • 借入額:35万円
  • 年率:18.0%
  • 返済方式:元利均等返済
  • 返済回数:12回・24回・36回
  • 追加借入・ボーナス払い・手数料:なし
  • 毎月返済額:100円単位の概算

年率18.0%は比較用の仮定であり、特定商品の適用金利や推奨条件ではありません。
実際の返済額は、契約金利、返済方式、借入日、返済日、手数料などで変わります。

元利均等返済の毎月返済額は、次の式を使って概算しています。
月利は年率を12で割った値です。

毎月返済額 = 借入額 × 月利 ×(1+月利)^返済回数 ÷{(1+月利)^返済回数-1}

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借入額・返済期間毎月返済額の目安総返済額の目安利息の目安
35万円・12か月約3万2,100円約38万5,100円約3万5,100円
35万円・24か月約1万7,500円約41万9,400円約6万9,400円
35万円・36か月約1万2,700円約45万5,500円約10万5,500円
65万円・24か月約3万2,500円約77万8,800円約12万8,800円
元利均等返済の仮定条件による概算です。最終回返済額は端数調整により変わる場合があります。

35万円を24か月で返すケースと比べ、故人の預貯金30万円が期限に間に合わず借入額が65万円になると毎月返済額は約1万5,000円増えます

資金化の遅れは、借入額だけでなく完済までの利息にも影響しますし、毎月の返済額が小さくても、返済期間が長くなると利息負担は増えます。

葬儀後には住居、相続手続き、遺品整理、生活費など別の支出が発生することもあるため、返済後の手残りまで確認しましょう

返済後の手残り = 毎月の手取り収入 - 生活費 - 既存借入の返済 - 新たな借入の返済

ねくこ

返済後に日常の生活費と急な支出へ備える資金を確保できない場合や、すでに既存借入の返済も難しい場合は、新たな借入だけで解決しようとしない方がよいでしょう。
家計相談や債務に関する相談を優先してください。

支払期限までの不足額の計算例|後日給付は分けて考える

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項目基準ケース悪化ケース不足額への影響
葬儀社への請求額120万円120万円支払う総額
現在使える預貯金35万円35万円期限前資金に含める
親族の負担分20万円の着金を確認20万円の着金を確認期限前資金に含める
故人の預貯金払戻し30万円が期限前に入金30万円の入金が期限後へ遅れる悪化ケースでは期限前資金に含めない
後日給付7万円7万円仮定値。期限後のため両ケースとも含めない
支払期限までの不足額35万円65万円預貯金払戻しの遅れで30万円増える
金額は計算方法を示す仮定例です。後日給付7万円は全国共通額ではなく、読者自身の加入保険・自治体の支給額へ置き換えます。

不足額は、受け取れるお金の総額ではなく、支払期限までの入金が確定している金額で計算します。
上記は、葬儀社への請求額を120万円とした仮定ケースです。

基準ケースでは、120万円-(35万円+20万円+30万円)=35万円が不足します
故人の預貯金30万円が期限までに入らない悪化ケースでは、120万円-(35万円+20万円)=65万円です

ねくこ

支給対象の給付や保険金があっても、入金日が支払期限より後なら不足額から差し引きません。
見積額や入金予定が変わったときは、その都度計算し直しましょう。

自分の数字へ置き換える項目

  • 葬儀社への最終請求見込み額
  • 支払期限
  • 現在使える現金・預貯金
  • 親族から期限前に着金済み、または振込手続きまで確認できた金額
  • 故人の預貯金の払戻可能額と入金予定日
  • 公的給付の金額・入金予定日と、保険会社の支払決定・入金予定日

葬儀前・契約後・支払期限直前で取る行動は異なる

葬儀費用を払えないと分かった時点によって、優先する行動は変わります

契約前なら葬儀内容や公的支援を検討しやすく、葬儀後は請求内容と資金化の時期を確認することが中心です

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現在の段階優先して行うこと避けたいこと
葬儀社との契約前明細付き見積書を受け取り、規模、追加費用、支払期限を確認する。最低限の費用も難しい場合は福祉事務所へ相談する総額や追加料金が分からないまま契約する
契約後・葬儀前未発注の項目を見直し、支払方法、期限延長、親族分担を相談する口頭で変更しただけで、変更後の見積書を受け取らない
葬儀後・支払期限前最終請求書と見積書を照合し、故人の預貯金、公的給付、親族負担を整理する後日入る給付を、期限前に使える前提で計算する
支払期限直前葬儀社へ不足額と入金予定を伝え、変更後の支払条件を書面で確認する連絡しないまま支払期限を迎える
支払期限を過ぎた後葬儀社へ連絡する。請求額や追加料金に争いがある場合は消費生活センターへ相談する請求書や連絡を放置する
ねくこ

特に、葬祭扶助は自費契約を確定する前の相談が重要です。
支払期限直前であっても、連絡を避けるより、不足額と入金見込みを具体的に伝える方が次の対応を整理しやすくなります。

葬儀費用が払えないときに避けたい行動

急いでいるときほど、未確定の資金を当てにする、故人の口座から独断で引き出す利用限度額まで借りる、支払期限を放置するといった行動は避けましょう。

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避けたい行動問題代わりに行うこと
未確定の給付・保険金を期限前資金へ含める支払日までに入金されず、当日の不足が残る入金日が確認できた金額だけを含める
故人のキャッシュカードで独断で引き出す相続人間の争いや相続手続きへの影響が生じるおそれがある金融機関の正式な払戻し手続きを使う
利用限度額まで借りる必要以上に利息と返済期間が増える最終不足額だけを借入候補にする
支払えないことを伝えず期限を過ぎる支払相談が遅れ、選べる対応が減る不足が分かった時点で葬儀社へ連絡する
ねくこ

請求内容に納得できない場合は、支払いを放置するのではなく、広告、見積書、契約書、請求書をそろえて説明を求めましょう。
解決しない場合は、消費者ホットライン188から地域の相談窓口につながります。

葬儀費用を誰が払うか決まらない場合|負担と立替を分ける

葬儀費用を法定相続分どおりに相続人全員が負担するという一律の扱いではありません。

葬儀社との契約関係、葬儀を主宰した人、親族間の合意によって整理が変わります

支払期限が近いときは、今、誰が葬儀社へ支払うかと、最終的に親族間で誰が負担するかを分けましょう。

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立場支払期限までに整理すること後から整理すること
葬儀社との契約者契約上の請求先、金額、期限、支払方法親族からの精算
喪主・葬儀の主宰者葬儀内容、追加項目、香典の管理方法最終的な費用負担
相続人期限前に出せる金額と送金日相続財産や遺産分割との関係
立替者葬儀社へ支払う金額と支払日誰から、いつ返してもらうか

親族間で記録しておく内容

  • 葬儀費用の見積総額と支払期限
  • 葬儀社へ支払う人
  • 各人の負担額と送金期限
  • 香典を葬儀費用へ充てるか
  • 追加料金が発生した場合の扱い
  • 立替金の精算日と領収書の保管者
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親族間で費用負担について合意できない場合や、相続財産から支出してよいか争いがある場合は、個別の法的判断が必要です。
契約書、領収書、親族間の連絡記録をそろえ、弁護士や法テラスなどへ相談しましょう。

状況に応じて相談先を分ける

葬儀費用の問題は、料金トラブル、公的支援、相続、借入返済で相談先が異なります。

困っている内容に合う窓口へ、必要な資料をそろえて相談しましょう

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困っていること主な相談先相談前に用意するもの
見積額・追加料金・契約内容葬儀社、消費生活センター、消費者ホットライン188広告、見積書、契約書、請求書、連絡記録
最低限の葬祭費用も用意できない居住地を所管する福祉事務所世帯の収入・資産、見積書、親族援助、保険給付の状況
故人の預貯金を使いたい故人の取引金融機関戸籍関係書類、本人確認書類など金融機関が指定するもの
葬祭費・埋葬料を申請したい故人が加入していた健康保険の保険者領収書、申請者情報、死亡・葬祭を確認できる書類
親族間で負担が決まらない弁護士、法テラスなど見積書、領収書、契約書、親族間の連絡記録
借入後の返済が難しい貸金業者、日本貸金業協会、自治体等の相談窓口借入残高、金利、毎月返済額、収入、生活費
ねくこ

料金や契約内容の問題は消費生活センター、最低限の費用も難しい場合は福祉事務所、親族間の法的な争いは弁護士等へ分けると、必要な対応を進めやすくなります。

【Q&A】葬儀費用が払えないときの疑問に答える

最後に、葬儀費用の支払いで迷いやすい点をQ&Aで確認しましょう。

葬儀費用が払えないと分かったら、最初に何をすればよいですか?

葬儀社への支払期限、現時点の請求見込み額、期限までに使える資金を確認し、最終不足額を計算しましょう。

借入先を探す前に、明細付き見積書を受け取り、削減できる費用や支払条件も確認してください。

葬祭費や埋葬料は、葬儀社への支払いに使えますか?

支払期限までに入金されると確認できた場合は使えますが、申請後に支給されるため、当座資金に間に合わないことがあります。

故人が加入していた健康保険の保険者へ、対象者、支給額、必要書類、入金予定日を確認し、期限後に入る場合は不足額から差し引かないでください。

故人の口座が凍結されたら、葬儀費用を引き出せませんか?

遺産分割前でも、共同相続人が一定額まで単独で払戻しを請求できる制度があります。

同一金融機関では合計150万円が上限ですが、必要書類や処理期間は金融機関ごとに異なります。
相続放棄を検討している場合や相続人間で争いがある場合は、利用前に専門家へ相談してください。

葬祭扶助は、葬儀社と契約した後でも利用できますか?

契約後でも必ず利用できるわけではなく、利用可否と対象範囲は個別に判断されます。

最低限の葬祭費用も用意できない場合は、自費契約を確定する前に、居住地を所管する福祉事務所へ相談してください。

葬儀費用は兄弟や親族でどのように分担すればよいですか?

支払期限までに葬儀社へ支払う人と、最終的に費用を負担する人を分けて決めましょう。

各人の負担額、送金日、立替分の精算日、追加料金の扱いを、メッセージやメールなど後から確認できる形で残してください。

葬儀費用のために借りる場合、いくら借りればよいですか?

費用の見直し、公的制度、故人の預貯金、親族負担を差し引いた最終不足額だけを借入候補にします。

毎月返済額と総返済額を試算し、返済後も生活費と急な支出への備えを確保できない場合は、新たな借入より相談窓口を優先しましょう。

見積書より請求額が高いときは、どうすればよいですか?

説明を受けていない追加料金や見積書にない項目があれば、支払前に内訳を確認しましょう。

広告、見積書、契約書、請求書、連絡記録を残し、説明を受けても解決しない場合は消費者ホットライン188へ相談できます。

終わりに|支払期限までに使える資金から順に確認する

葬儀費用が払えないときは、どこから借りるかを最初に決める必要はありません。

葬儀社への支払期限と最終請求額を確認し、期限までに実際に使える資金を差し引きましょう

費用の見直し、支払条件の相談、親族の分担、故人の預貯金、公的給付、葬祭扶助を確認すると、借入を避けられる場合や、借入額を減らせる場合があります。

ねくこ

それでも不足額が残る場合は、その金額だけを対象に毎月返済額と総返済額を計算してください。
返済後も日常の生活費と急な支出への備えを確保できる人は資金調達を比較し、それらを確保できない人や既存返済も難しい人は、新たな借入より相談窓口の利用を優先しましょう。

\ 実はもっと貯められる!? /

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引用・参考出典

本記事で参照した主な公式・公的情報は、次のとおりです。

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