新NISAのおすすめ銘柄は?初心者向け投資信託の基礎知識と具体的な選び方

この記事で分かること
- 大前提、新NISA初心者は「つみたて投資枠」の投資信託がおすすめ
- 具体的な投資信託のおすすめ銘柄
- これからという方に、どの金融機関でNISAをやれば良いか
新NISAを始めようと思っても、
という方は多いです。
結論、これからNISAを始めようと思っている人や初心者さんは基本的に、
- 投資信託ができる「つみたて投資枠」から選ぶ
- 自分がどれだけリスクを取れるかという、「リスク許容度」に合わせて選ぶ
ことを心掛けましょう。




投資信託は、多くのNISAを始める方に、まず手を伸ばしてほしい金融商品です。
まずは「つみたて投資枠」で可能な投資信託の中から銘柄を選んで運用をスタートして、慣れてきたら他の商品や途中で売却しながら資産形成を行うことがおすすめです。
本記事では、新NISA、中でも「つみたて投資枠」の投資信託にどんな銘柄があるのかご紹介して、それぞれのリスク許容度や、証券会社選びの指標をお伝えします。



投資信託を選ぶ際は、商品ごとの特色やリスク、手数料や信託報酬などのコストで選ぶことが大切です。
ぜひ、最後までお読みいただき金融機関&銘柄選びにお役立てください。
つみたて投資枠で可能な「投資信託」とは?


投資信託とは、複数の投資家から集めた資金をひとつにまとめて、運用の専門家が株式や債券など様々な投資対象に分散投資を行う金融商品です。
新NISAの「つみたて投資枠」では、金融庁が設定した一定の基準(販売手数料がゼロ、信託報酬の水準、毎月分配型でない など)を満たした投資信託が中心にラインナップされています。
これらは長期投資を前提とした商品設計がなされているため、投資初心者でも安心感を持ってスタートしやすいという特長があります。
つみたて投資枠の投資信託を選ぶメリット
- 少額からのスタートが可能:毎月数千円程度の小額から分散投資できる
- リスク分散に優れる:複数の資産や地域に投資することでリスク軽減が期待できる
- 時間分散が可能:価格が上下するタイミングを複数回に分けて買うため、高値づかみを避けやすい
- 投資初心者でも分かりやすい:金融庁が定める基準をクリアした投資信託なので比較的シンプル
上記のように、毎月一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」によって、買付価格が平準化(価格が高いときは少ししか買わず、価格が安いときはたくさん買うことになるため、長い目で見ると買うときの平均価格がちょうどよくなりやすい)しやすくなる点も魅力です。



投資に慣れていなくても、長期的に資産形成を目指したい方にとって適した選択肢と言えます。
投資信託の種別は?それぞれの特徴も紹介


投資信託と一口にいっても、
- どの資産に投資するか
- どの地域を対象とするか
などで、商品性が大きく異なります。



自分の運用スタイルやリスク許容度に合ったタイプを確立することで、投資信託選びの精度が高まります。
まずは投資信託の対象資産とその特徴をふまえ、ご自身にどんな商品が良いのかを把握してみましょう。
主な投資対象資産の「種類」と「特徴」はこちら
資産 | 特徴 |
株式 | 積極的に値上がりの追及ができるがリスクも大きい |
REIT(不動産) | 株式同様リターンを追求できるが、リスクが債権より大きい |
債権 | 株式と比較するとリスクは安定的。一方でリターンも小さくなる |
コモディティ | 金や原油・穀物など。株式等とは異なる値動きを示す傾向 |
バランス型 | 複数の資産を組み合わせて投資し、分散効果を高めるファンド |
投資信託は、主に
- 株式
- 債券
- リート(不動産)
- コモディティ
に投資するものに分類されます。
それぞれリスクとリターンの特徴が異なるため、投資目的や期間を踏まえて選ぶ必要があります。
リスクとリターンの目安
一般的には、以下図式で右に行くほどリスク・リターンが高まる傾向があります。
定期預金 < 国内債券 < 外国債券 < 国内株式 < 外国株式



ご自身がどのゾーン、つまり、どのくらい「ハイリスク・ハイリターン」か「ローリスク・ローリターン」を狙うのかを意識すると、「じゃあ、どんな商品に投資しようか」というのが絞れますよ。
投資対象地域は「国内」か「国外」か、そしてどの国か
また、投資先をどの地域にするかによっても、リスク・リターンの特性や為替リスクの有無が変わってきます。
単一の国や地域にしか投資しない場合、その国の状況によって大きくリターンが期待できるケースもあれば、経済状況や政治リスクにも左右される影響幅も大きくなります。



「リスクヘッジはしておきたい!」という方は、分散効果を高めるためにも複数地域へ投資するという選択も検討すると良いでしょう。
地域における大まかな傾向
- 国内:為替リスクがなく、日本企業や国債などへの投資が中心
- 海外(先進国):アメリカやイギリス、EU諸国など。政治・経済面が比較的安定している一方、為替変動リスクあり
- 海外(新興国):アジアや中南米などの高成長が期待できる地域。ただし、為替・政治リスクが大きく変動性も高め
いずれもメリットとデメリットがあり、こちらもざっくり言うと「ハイリスク・ハイリターン」か「ローリスク・ローリターン」かと言い換えられます。
例えば、「国内資産のみ」という場合は為替の影響を受けにくい一方、成長性では海外投資に劣る可能性があります。
逆に「海外投資」では総じて成長性が高い反面、為替リスクや不安定な政治情勢などのリスクが高まるケースがあります。



「何に」投資信託するのかと同時に、「どこに」投資信託するのかも総合的に考えて選択しましょう。
運用スタイルは「インデックス」と「アクティブ」の2つ
種類 | (パッシブファンド) | インデックスファンドアクティブファンド |
---|---|---|
特徴 | ![]() ![]() | |
手数料 | 安い | 高い |
そして、投資信託の「運用スタイル」も
大きく分けて「インデックス(パッシブ)ファンド」と「アクティブファンド」に分かれ、
- インデックスファンド・・・「ローリスク・ローリターン」
- アクティブファンド・・・「ハイリスク・ハイリターン」
と位置付けることができます。



こちらも、投資商品や地域と合わせて考えなくてはならない要素です。
下記に、特徴や選び方の詳細を書きました。
インデックスファンド
- メリット: 手数料が安い、長期投資向き
- デメリット: 大きな利益を狙いにくい、指標以上のリターンは期待しづらい
インデックスファンドは「市場全体にまるごと投資するファンド」のこと。
「日経平均株価」や「S&P500」など、皆さんもニュースでもよく耳にする市場全体の動きを示す指標に連動した運用成果を目指すファンドです。
つまり、例えば日経平均株価が上がれば得をして、下がれば損します。



特定の銘柄に投資するわけではないので、頭一つ抜け出すわけでも、逆に自分だけ大幅に損するわけでもないのが特徴です。
過度な値動きを抑えつつ、コツコツと資産を増やしたい方向けで、信託報酬などのコストも比較的安いことが魅力です。
アクティブファンド
- メリット: 指標を超える大きなリターンを目指せる
- デメリット: 手数料が高く、運用成績が不安定になりやすい
アクティブファンドは、市場平均を上回る運用成果を目指す投資信託のこと。
「プロが厳選した銘柄で、より高い利益を狙うファンド」とも言い換えられ、ファンドマネージャー(投資のプロ)が、将来成長しそうな企業や割安な企業を選んで投資するのが特徴です。
より高いリターンが狙える可能性がある反面、コスト(信託報酬や販売手数料など)が高めになりやすい点や、ファンドマネージャーの運用方針や手腕が大きく影響します。



インデックスファンドだけでは基本的に市場の平均成果だけになるため、そこから頭一つ抜けるための、飛び道具的な運用方法がアクティブファンドです。
どちらを選ぶか?
そして、肝心の「どっちをやればいいの?」という疑問に関しては結論、
初心者はインデックファンド中心!最初は100%インデックスファンドでも良くて、慣れたら一部をアクティブファンドにするのもアリ!
です。
無難なのはインデクスファンドと言えますが、特に、以下のような投資スタイルを考える方はアクティブファンドや国内株式へのスポット投資なども視野に入れるケースが多いです。
- 株式や投信など幅広い投資対象に積極的に投資したい
- 積立だけでなく、一括(スポット)購入も組み合わせたい
- 配当金を狙った高配当株投資にも興味がある



多くの方の資産形成を見てきましたが、まずインデックスファンドを中心に据え、慣れてきたらアクティブファンドや個別株式投資を検討するというステップアップ方式がおすすめです。
近年のインデックスファンド「S&P500」のチャートはこちら
上図はインデクスファンドである「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」における近年のチャートです。
2024年11月末時点の6ヵ月のリターンは年率+22.75%となっています。
もちろん、2024年の半ばでは一時的に値を下げており、そのときどきで価格の上下はあります。



しかし、長期的にみると上昇基調になっている(2022年末から2024年末の2年間で1.8倍)ことが分かります。
あくまで長期的な目線で運用を行うことを心がけましょう。
ここまでのまとめ:初心者はインデックスファンドを中心に考えよう
新NISAは長期投資を前提とした制度のため、短期的な値動きに左右されにくい投資信託を選ぶと、運用効率が高まりやすくなります。
なかでも、インデックスファンドは市場全体を捉えるパッシブ運用なので、初心者にとって分かりやすい傾向があります。
- 長期投資×インデックスファンド
信託報酬が安い、運用方針が明確でコスト負担が抑えられます。 - 毎月一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」
相場が高い時は少量購入、安い時は多めに購入できるため、買付価格が平準化しやすくなります。



上記のようなスタイルや投資方法で臨むと、コツコツとした資産形成を目指せますよ。
その他、投資信託を選ぶ際に押さえておきたい比較ポイント


ここからは、新NISAの「つみたて投資枠」を中心に、初心者の方が投資信託を選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説します。
低コスト・分散投資・長期運用を意識して選ぶことで、リスクを抑えながら効率的に資産形成を目指せます。



まずはコアとなるインデックスファンドを中心に据えつつ、自分の投資方針やリスク許容度に合わせて銘柄を検討してみましょう。
おすすめは「全世界株式(オールカントリー)」でリスク分散できるもの
まず、検討していただきたいのがインデックスファンドの中でも「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))」と呼ばれる銘柄です。
オルカンの場合、
- 全世界の株式に投資(約3,000社)
→ アメリカ・日本・ヨーロッパ・新興国など、世界中の企業に投資
→ どの国が成長しても、世界全体の成長を取りこぼさない - 手数料が安い(信託報酬 0.1133%)
→ 超低コストで全世界に投資できるので、長期投資にピッタリ - NISA・iDeCoでも大人気
→ 1本で世界分散投資できるため、初心者にもおすすめ
という特徴があります。
一つの国に集中投資をするよりも、世界経済全体の成長に乗る形になるため、価格変動を抑えつつ長期的なリターンを狙いやすいのが特徴です。
参考:オルカン vs S&P500
オルカン(全世界株式) | S&P500(米国株式) | |
---|---|---|
投資対象 | 世界中(アメリカ・日本・ヨーロッパ・新興国) | アメリカ500社 |
リスク分散 | 世界全体に分散 (リスク低め) | アメリカ1国集中 (アメリカが成長すれば強い) |
成長性 | 世界全体の平均成長を取りに行く | 過去の実績ではS&P500の方が成長率が高い |
手数料 | 0.1133% (安いがオルカンに比べたら高い) | 0.09372% (安い) |
為替リスク | いろんな国の通貨に分散 | ドルの影響が大きい |
バランスファンドもおすすめ
また、「オルカン」に次ぐくらい検討候補に挙がるのが、「バランスファンド」というもの。
上図はバランスファンドの中の一種ですが、株式・債券・不動産などを組み合わせて運用する投資信託を指します。
バランスファンドの場合、
- 複数の資産を組み合わせて運用
- 株式だけでなく、債券・リート(不動産)・金などを組み合わせてリスクを分散
- 値動きが安定しやすい
- 株式100%のファンドよりも暴落しにくい!
- 「リスクを抑えつつ、そこそこ増やしたい人」に向いている
- リバランス(資産の調整)を自動でやってくれるタイプも
- → 例えば「株式50%、債券50%」のバランスファンドなら、比率が崩れても自動で元のバランスに戻してくれる!
という特徴があります。
バランスファンドが向いている方は、
と思う方や、
と思っているような方と言えます。
参考:インデックスファンド vs バランスファンド
インデックスファンド(S&P500,オルカンなど) | バランスファンド | |
---|---|---|
投資対象 | 株式がメイン(株100%) | 株+債券+不動産など |
リスク | 大きめ (株価の影響を受ける) | 小さめ (債券などがリスクを抑える) |
リターン | 高め(長期で成長しやすい) | 中程度(安定感がある) |
手数料 | 低コスト(0.1%前後) | 少し高め(0.2〜0.4%程度) |
おすすめの人 | 長期でリスクを取って資産を増やしたい人 | 安定感が欲しい人(暴落が怖い人) |
低コスト(信託報酬・購入時手数料)を重視
投資信託を選ぶ際には銘柄だけでなく、コストも重要なポイントの一つです。
特に運用期間が長期にわたるほど、信託報酬(年間の維持費)や購入時手数料などがリターンに影響を与えます。
- 信託報酬
同じインデックスファンドでも運用会社によって設定が異なります。安いものだと年0.1%台からありますが、高いものだと1%近くになる場合もあるため、しっかり比較しましょう。 - 購入時手数料
新NISAの「つみたて投資枠」対象ファンドは無料のものが多い傾向にあります。購入時手数料がゼロ円のファンドを選ぶことで余計なコストをかけずに済みます。



長期投資では、信託報酬がわずか0.1%違うだけでも将来的なリターンに結構な差が出ます。
下記のおすすめ銘柄の項にも信託報酬を記載したので、併せてチェックしてくださいね。
まず、初心者に特におすすめの銘柄が「eMAXIS Slimシリーズ」
新NISAを活用して投資信託で資産形成を始めたい、という初心者の方には「eMAXIS Slimシリーズ」が特におすすめです。
どれも低コストかつ多くの証券会社で購入可能で、しかも新NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の両方で運用できるため、自由度が高い点も魅力と言えます。
eMAXIS Slimシリーズの最大の特徴は、「運用コストをできる限り抑えられる」という点です。
投資信託を長期で持ち続けると、信託報酬などのコストが積み重なってパフォーマンスに大きく影響しますが、eMAXIS Slimシリーズは業界内でも最安水準のコストを実現しています。
これから本格的に投資を始める方でも安心して選びやすい銘柄です。
代表的な3つのファンドを詳しくご紹介します。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
主な数値・取扱情報 | 内容 |
---|---|
総資産額 | 48,036.52億円 |
信託報酬 | 0.05780%(業界最安水準) |
取り扱い証券会社の例 | ・SBI証券 ・楽天証券 ・マネックス証券 ・松井証券 ・三菱UFJ eスマート証券 ・moomoo証券 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、「とにかく広く分散して投資したい」「世界全体の成長を取り込みたい」という方にぴったりのファンドです。
米国を含む先進国が約9割、新興国が約1割ほど組み入れられており、1本で文字通り“オールカントリー”に投資できます。



複数の国・地域に分散されるため、特定地域の経済停滞の影響を受けにくく、より安定感を意識した長期投資を続けられる点が魅力です。
おすすめポイント!
- 米国を含む先進国の割合が9割、新興国が1割
⇒ 米国の力強い成長を取り込みつつ、新興国の成長余地にも期待できるバランス - 世界の優良企業へ分散投資ができる
⇒ 1つの企業や国に偏らない、リスク分散効果が高い - 業界最安水準で低コスト
⇒ 長期運用するほど、低い信託報酬が効果を発揮 - 分配金を出さない(再投資型)ため効率よく運用ができる
⇒ 複利効果が期待でき、資産拡大のスピードが上がりやすい
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は「米国市場の圧倒的な成長力を信じて、高めのリターンを狙いたい」という投資方針をお持ちの方におすすめです。
S&P500はアメリカを代表する約500銘柄で構成されており、過去10年以上高水準の成長率を誇ります。



私はこのS&P 500で運用しています。
米国株式100%なので、分散度は全世界株式に比べると低く、米国市場の景気後退時には値下がりリスクをダイレクトに受ける点には注意が必要です。
おすすめポイント!
- 米国を代表する優良な500社へ厳選して投資できる
➡ アップル、マイクロソフト、グーグル、アマゾンなど、世界的トップ企業の成長を取り込みやすい - 米国経済の影響を受けやすい
➡ 好況時はリターンが高く、世界的リセッション(景気後退)の際は下落リスクも大きい - 分配金を出さないため効率よく運用ができる
➡ 再投資型なので複利効果による資産増加が期待できる
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、「新興国のリスクは避けたいけれど、米国一本だけではなく欧州やその他先進国にも投資したい」という方に最適です。
米国が約7割を占めますが、日本を除く欧州や英国、オーストラリアなども投資対象に組み入れられており、多角的な先進国の成長を取り込むことが可能です。
おすすめポイント!
- 海外先進国に分散投資ができる(日本は除く)
➡ 新興国への投資リスクを避けつつ、米国中心+欧州・豪州などに幅広く投資 - AppleやAmazonなど世界を代表する企業が上位に組み込まれている
➡ グローバルなIT企業や製薬・金融など、国際競争力の高い企業が多数 - 総資産額8554.0億円・信託報酬0.09889%・リターン年率30%
➡ 米国ほど高リターンではないものの、新興国より安定的な先進国市場に投資
これら3つはいずれも、低コスト運用を目指す「eMAXIS Slim」ブランドならではの強みがあり、初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。



まずはこれらの中から、ご自身の投資スタイルに合ったファンド選びを検討すると良いと思います!
その他の人気銘柄も紹介
ここでは、eMAXIS Slimシリーズ以外にも多くの投資家から注目されている人気ファンドをまとめました。
いずれも新NISAの「つみたて投資枠」「成長投資枠」のどちらでも購入できる投資信託が多く、取扱証券会社も充実しています。



基本的には上述のeMAXIS Slimシリーズから入ると良いと思いますが、以下の銘柄もチェックしてくださいね。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
主な数値・取扱情報 | 内容 |
---|---|
総資産額 | 20,712億円 |
信託報酬 | 0.0938% |
取り扱い証券会社例 | ・SBI証券 ・楽天証券 ・マネックス証券 ・松井証券 ・三菱UFJ eスマート証券 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、SBI証券とバンガードがタッグを組んで提供する、低コストのインデックスファンドです。
名前に「SBI」とありますが、SBI証券以外でも上記の証券会社でできます!
米国を代表する企業500社で構成される「S&P500」に連動した運用成果を目指し、アメリカ経済の成長を余すところなく取り込みます。
コストが抑えられているため、長期投資においても利回りを最大化しやすいのが魅力です。
おすすめポイント!
- 特徴・メリット低コストのインデックスファンド
➡ 信託報酬が0.0938%と安く、長期運用での複利効果を高めやすい - 米国の有名企業500社にまとめて投資
➡ アップル、マイクロソフト、アマゾンなど世界的企業が中心 - リターン(年率)45%(2024年時点)
➡ 米国市場が好調な間は、高めのリターンを期待しやすい
セゾン・グローバルバランスファンド
主な数値・取扱情報 | 内容 |
---|---|
総資産額 | 5,293億円(= 412,876百万円) |
信託報酬 | 0.58% |
取り扱い証券会社例 | ・SBI証券 ・楽天証券 ・マネックス証券 ・松井証券 ・三菱UFJ eスマート証券 |
セゾン・グローバルバランスファンドは、株式と債券を50:50の比率で運用するバランスファンドです。リスクを抑えつつ世界に投資したい人におすすめです。
国内外の株式市場と債券市場に広く分散投資するため、株式だけよりも価格変動のリスクを抑えやすいのが特徴です。



投資対象となるのはインデックス型の外国投資証券なので、極端な投資判断による値動きも比較的少なく、初心者にも安心感があります。
おすすめポイント!
- 国内外の株式&債券を50%ずつ保有
➡ 株式が好調なときも不調なときも、リスクをバランスよく分散 - リターン(年率)15%(2024年時点)
➡ 非常に高いわけではないが、安定感を重視した長期投資向き - 信託報酬0.58%
➡ インデックス型よりやや高めだが、分散手間をプロに任せられる
ニッセイ外国株式インデックスファンド
主な数値・取扱情報 | 内容 |
---|---|
総資産額 | 8,168.39億円(= 792,514百万円) |
信託報酬 | 0.09889% |
取り扱い証券会社例 | ・SBI証券 ・楽天証券 ・マネックス証券 ・松井証券 ・三菱UFJ eスマート証券 ・moomoo証券 |
ニッセイ外国株式インデックスファンドは、日本を除く先進国の株式市場へ分散投資するインデックスファンドです。
米国や欧州、オーストラリアなどの先進国で構成されるため、新興国ほどの値動きリスクは抑えつつ、先進国全体の成長を捉えたい方に向いています。



低コストで日本を除く先進国株式に投資したい人におすすめ。
購入時や換金時の手数料もかからず、初心者が始めやすいのが魅力です。
おすすめポイント!
- 日本を除く先進国へ広く投資
➡ 円だけで運用している資産とのバランスを取りながら、海外資産を増やしたい方に最適 - 購入・換金時の手数料が無料
➡ 余計なコストがかからず、長期投資に向く - リターン(年率)31%(2024年時点)
➡ 先進国の好調な相場を取り込みやすい
ひふみプラス
主な数値・取扱情報 | 内容 |
---|---|
総資産額 | 5,691.66億円 |
信託報酬 | 1.078%(アクティブファンドならではの高さ) |
取り扱い証券会社例 | ・SBI証券 ・楽天証券 ・マネックス証券 ・松井証券 ・三菱UFJ eスマート証券 ・moomoo証券 |
ひふみプラスは、日本株を中心に投資するアクティブファンドとして、高い知名度と人気を誇ります。
国内株式9割、海外株式1割以下という配分で、約200銘柄以上に分散投資を行い、過度なリスク集中を避けています。
ただし、インデックスファンドよりも信託報酬が高めで、ファンドマネージャーの運用方針や市場環境次第で成績に大きく差が出る可能性があるので、安定重視の方には向きません。



日本企業への投資をリターン狙いで考えている人におすすめです。
おすすめポイント!
- アクティブファンドでありながら運用の透明性が高い
➡ 運用報告や投資先企業の紹介が比較的充実しており、初心者でも方針を理解しやすい - 国内株式9割&海外株式1割以下
➡ 日本の成長企業への投資をベースにしつつ、海外企業への分散もわずかに行う - リターン(年率)12.89%(2024年時点)
➡ 大きなリターンを期待できる可能性がある反面、変動リスクも覚悟が必要
これらは一部の人気ファンドとなりますが、どれも特徴やリスク・リターンが異なります。
といった視点を踏まえながら、検討することが重要です。



NISA口座で投資を行う場合は、長期運用を前提にコツコツ積み立てるスタイルが基本。
ぜひ、ご自身の目標やライフプランに合ったファンド選びを進めてみてください。
終わりに|新NISAを始めるのにおすすめの金融機関はこちら!


ここまで、新NISA向けの投資信託やおすすめ銘柄を見てきました。
そして、実際にNISAの口座を開設して運用を始める際は、ネット証券で口座を開設するのが手軽でメリットも多いです。
ネット証券は取扱商品数が豊富で、少額投資もしやすい特徴があり、さらにクレジットカード積立やポイント還元といったサービスを活用することで、実質的に投資効率を高めることも可能です。



以下に、主要な金融機関(ネット証券)のおすすめポイントを一覧表にまとめました。
ご自身のライフスタイル(利用しているカードやスマホキャリア、ポイントサービスなど)に合わせて選択してみてください。
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 | おすすめな人 | おすすめポイント | 公式サイト | |
![]() ![]() | 248本 | 1,263本 | 三井住友カード (Vポイント:0.5%~3%) | 迷ったらSBIが間違いない | ・ポイントがWで貯まる(クレカ積立+保有ポイント) ・三井住友カードがお得 ・アプリの機能が充実、管理が楽 | 詳細を見る |
![]() ![]() | 240本 | 1,269本 | 楽天カード (楽天ポイント:0.5%~2%) | 楽天ユーザーならここ | ・2024年NISA口座№1 ・楽天カード決済でポイントが貯まりやすい ・投資を学べるコンテンツがいろいろ | 詳細を見る |
![]() ![]() | 234本 | 1,000本以上 | dカードorマネックスカード (dポイントorマネックスポイント最大1.1%) | dカードユーザーにおすすめ | ・dカード決済でポイントが貯まりやすい ・おまかせ運用サービスでサポートが厚い ・アプリの機能が充実している | 詳細を見る |
![]() ![]() | 244本 | 1,102本 | (2025年5月よりJCBカード) (Oki Dokiポイント0.5%~1.0%) | 取引ツールが充実 | ・投信残高ポイントサービスあり ・JCBカードの対応が2025年5月よりスタート予定 ・ロボアドバイザーのサポート、アプリでの確認ができる | 詳細を見る |
![]() ![]() | 238本 | 1,130本 | auPAYカード (Pontaポイント0.5%~1.0%) | auユーザーにおすすめ | ・auマネ活プランがお得 ・auじぶん銀行の優遇金利特典あり ・アプリで各種取引ができる | 詳細を見る |
![]() ![]() | 105本 | 不明 | 非対応 | 米国株式の取り扱いが業界最多水準 | ・国内評価№1アプリ ・業界最多水準の米国株取扱銘柄 ・24時間チャットサポートあり | 詳細を見る |
ぜひ、上記の証券会社一覧や特徴を参考に、まずは口座開設から始めてみましょう。
少額でコツコツと投資を続けることで、将来の資産形成に繋がります。



気になるところがあれば、「詳細を見る」から公式サイトをチェックしてみてください!