現在のライフプランを考えよう!10年後の自分を想像したことありますか?

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ライフプランとは、人生の各ステージにおいて理想の生活を送るための具体的な設計図のことです。ライフプランを立てることで、自分の人生設計を明確に把握できるだけでなく、目標達成に向けて必要な貯蓄額などを知ることができます。本記事ではライフプランを策定するメリットや検討すべき5つの項目、そして資産形成に役立つ各種制度等について紹介します。

ライフプランの相談をしたい|事前に準備しておくべきものをまとめて紹介

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目次

ライフプランの策定が重要なわけ

ライフプランとは、人生の各ステージにおいて、どのように生きていきたいかを具体的に設計し、準備を進めていくことです。ライフプランを立てることで自分の人生設計を明確にできるほか、目標に向かってどの程度のお金を貯めておく必要があるのか把握できます。

人生には就職や転職、結婚や出産をはじめ、住宅購入や車の購入など、数多くのイベントがあります。いずれもある程度まとまったお金が必要になるほか、その後の人生のあり方に関わるイベントでもあることから、あらかじめ計画を立て備えておくことが重要です。

10年後のライフプランを考えることから始めよう

ライフプランといっても、20年、30年も先のことを考えて計画を立てることはそう簡単なことではありません。そこでまずは、10年後のライフプランから考えてみましょう。

中長期的な目標が立てられる

10年後を見据えることで、長期的な視点から人生の目標を設定することができます。結婚、出産、住宅購入、転職、起業など、大きなライフイベントに向けた準備を進められるでしょう。また、キャリアプラン(ライフプランの間違い?)の作成によって現状の家計が把握できることから、より具体的に将来に向けた積立て等を行えるようになります。

ライフスタイルの変化に備えられる

10年後には現在とは異なる生活スタイルになっている可能性があります。夫婦で協力して生活設計を検討することで、役割分担や費用負担など具体的なイメージを描くことができるでしょう。
→ペルソナは夫婦ですが、現時点で未婚の方が見ている可能性もあるので夫婦の表現は変化させるべきかと。この記事からの表現を借りると下記はいかがでしょうか。
さまざまなパターンを想定したうえで、自分が理想とする生き方を思い描いてみましょう。

リスク回避策を検討できる

病気、ケガ、失職など、10年の間にさまざまなリスクが発生する可能性があります。失業や病気、事故などで働けなくなるなど、事前にリスクの洗い出しを行った上で対策や準備ができることから、万が一の際の影響を最小限に抑えられます。

10年後に向けて考えておきたい5つのこと

ライフプランを作成するメリットについて紹介しましたが、ここでは具体的に考えておきたい項目を5つ、お伝えします。

1.仕事・キャリア

仕事やキャリアについて、10年後の自分の姿を想像してみましょう。今の仕事を続けているのか、転職や起業をしているのか、さらにキャリアアップを目指しているのか。理想の姿を明確にしておくことが大切です。

現在の仕事に満足しているなら、10年後にはどの程度のポジションを目指せるか、そのためにはどんなスキルが必要かを考えましょう。場合によっては、資格取得のための勉強や学び直しが必要かもしれません。

一方、転職や起業を視野に入れているなら、いつ頃を目処に動き出すのか、また準備として何が必要かをシミュレーションしておきましょう。仕事を通じて得られる収入は、10年後の生活を大きく左右します。夢を実現するための計画を立て、着実に行動に移していくことが重要です。

2.収入・貯蓄

10年後、生活レベルを維持し、ライフプランを実現するための収入と貯蓄額はどれくらいか、試算しておくことが大切です。収入については、現在の給与からキャリアアップによる増収分を加えて算出するほか、副業や投資による収入も考慮しましょう。

一方、支出面では食費や教育費、交通費といった変動費に加え、家賃や保険料、老後資金の積立など固定費についても洗い出す必要があります。これらを勘案し、収支のバランスを見据えながら目標貯蓄額を設定しましょう。できれば緊急時の費用にも目を向け、3カ月分程度の生活費を確保しておくことをおすすめします。

3.住まい

10年後の住まいの姿についても想像してみましょう。同じところに住み続けるのか、引っ越しを検討しているのか。ひょっとしたら、独り暮らしから夫婦やファミリー向けの住宅に変更しているかもしれません。

将来的にマイホームの購入を検討しているなら、今から資金計画を立てる必要があります。貯蓄と住宅ローンでどの程度の家が購入できるか、シミュレーションしてみましょう。その際、立地条件や通勤時間、子育て環境なども考慮に入れて考えることも大切です。

一方で、賃貸住宅を選ぶ場合は家賃の動向や立地条件などを調べましょう。引っ越しも視野に入れ、新居の条件を明確にしておくことをおすすめします。

4.家族計画

10年後の家族構成はどうなっているでしょうか。結婚して子どもがいる場合もあれば、両親の介護が始まるなど、さまざまな状況が考えられます。

将来的に結婚や子育てを考えているのであれば、大体何歳頃に結婚したいのか、また子どもが生まれた際の教育費や産休、育休の問題などについても検討する必要があるでしょう。

また、親の介護が必要になる可能性も意識しておく必要があります。いざ介護問題に直面した際、介護施設と在宅介護のどちらを選ぶのか、また、費用負担の方法など、事前に家族で話し合っておくことが大切です。家族構成の変化に伴い、生活スタイルや費用負担は大きく異なるため、さまざまなパターンを想定した上で柔軟に対応していくことが求められるでしょう。

5.自己実現

10年後の自分はどんな生き方をしているでしょうか。仕事に打ち込むのか、趣味や学びの時間を大切にするのか、ボランティア活動に力を入れるのか。自分が理想とする生き方を思い描いてみましょう。

そのうえで、自己実現のための時間とお金を確保できるよう、ライフプランを立てることが大切です。場合によっては生活スタイルの変更や、仕事のスタイルを見直す必要があるかもしれません。

そして、健康面での自己管理も欠かせません。10年後も元気で充実した生活を送れるよう、定期的な健康診断や運動習慣の確立にも努めましょう。

10年後に向けた資産作りを始めよう

10年後、充実した生活を送るためには今から計画的に資産つくりに取り組むことが欠かせません。ここでは、効率的に資産を増やす際に活用したい制度等について紹介します。

NISA

2024年より新しいNISAがスタートしました。NISAは投資で得られた利益に税金がかからない制度のことです。通常、投資では得られた利益に対して20.315%の税金が課されますが、NISAでは税金が課されることなく得られた利益をまるっと受け取れます。

内容新NISA(※つみたて投資枠と成長投資枠を合わせた上限額)
最大利用可能額1,800万円
年間投資上限額360万円
非課税期間無制限
実施期間2024年から恒久化

従来のNISA制度(一般NISA、つみたてNISA)では非課税保有期間が限られていましたが、新NISAでは無期限となり、本制度の廃止や改正がない限り半永久的に非課税で保有できるようになりました。これまでよりも長期運用しやすく、また好きなタイミングで口座を開設できることから、利用しやすい制度だといえるでしょう。

iDeCo

iDeCoは個人型確定拠出年金のことで、公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に給付を受けられる私的年金制度といえます。加入は任意であり、制度の申し込みから掛け金の拠出、運用に至るまで加入者自身で行う必要があります。掛け金は65歳まで拠出可能であるほか、60歳以降に老齢給付金を受け取ることが可能です。

また、iDeCoではさまざまな税制優遇を受けられます。

積立時掛け金が全額所得控除
運用時分配金などの運用利益が非課税
受取時受け取り方法に限らず一定額まで非課税

公的年金以外に収入がなく、貯金も少ない場合には想定より早く老後資金が不足する事態になりかねません。若い内からiDeCoを活用して資産形成をしておくことで、老後の金銭的な不安がいくらか軽減されるはずです。

投信積立

投信積立とは、毎月1回あらかじめ指定した投資信託に一定額を投資し、積み立てていく投資手法を指します。NISAのつみたて枠と仕組み自体は変わりませんが、NISAの積立上限額より積立額を多くしたい場合、また、NISA制度では購入できないファンドを買いたい場合におすすめです。

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まとめ

今回の記事ではライフプランの重要性と、策定にあたって意識しておきたいポイント等について解説しました。10年後のライフプランを一例に紹介しましたが、ライフプランの策定は一度行ったからといって終わりではありません。時間が経過する中で予定が変わることもあるほか、より詳細なデータが必要となることもあるでしょう。

特に自分のお金周りについて客観的に把握することは難しいため、ファイナンシャルプランナーをはじめとする専門家に一度相談することをおすすめします。

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この記事を書いた人

お金に関する基本的な知識から貯金のコツ、資産形成まで幅広く伝えるメディア「@nextマガジン」の運営を行っています。ここにくれば、お金の悩みが解決できる「お金の広辞苑」を目指して日々記事を公開中です。本当にタメになる情報だけを厳選してお届けします。

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