FXが「やばい」と言われるのはなぜ?初心者が大きな失敗を避けるコツを解説

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FXを始めたいけれど「やばいからFXはやめろ」と言われてどうしようか悩む人も多いでしょう。

FXが「やばい」と言われるのは、一攫千金を狙う人が損をしてしまうのが理由の1つです。しかし、FXは正しい知識を身につければ地道に収益を狙えます。

この記事ではFXが「やばい」と言われる理由や、初心者がFXで収益を得られるようになるための方法を解説します。他の投資にはないFXのメリットも紹介するので、参考にしてください。

目次

FXが「やばい」と言われる理由

FXが「やばい」と言われる理由には、主に以下の4つが考えられます。

FXはギャンブルだと思われているから

FXはギャンブルではありませんが、そう思っている人も少なくありません。

FXは市場の動向や経済情勢などを分析して、自分の判断で取引するものです。

しかし、それでも想定外の値動きをする場合もあります。そのため、FXは運任せだというイメージを持つ人もいるのです。

FXにはリスクはありますが、ギャンブルではないことを正しく理解しましょう。

FXをやめる人が多いから

正確な統計データはありませんが、FXを始めた人の約8割は1年以内にやめてしまうといわれています。

FXをやめる理由は人それぞれですが、一般的には以下のようなものです。

  • 期待したような利益を得られなかった
  • 予期せぬ大きな損失を負った
  • 他の金融商品に関心が移った
  • 投資する資金の余裕がなくなった
  • 目標とする利益を得られた

このように、FXは継続が難しい取引です。

続けていくには努力も必要な点を知っておきましょう。

すぐに稼げるようにならないから

FXは比較的簡単に始められますが、すぐに稼げるようにはなりません。

ビギナーズラックでたまたま利益が得られたとしても、いつも勝つのは難しいでしょう。

FXで安定した利益を得るには、知識と経験、メンタルのコントロールなどが必要です。

それらを体得するには時間がかかります。そのため、FXを始めてすぐに安定した利益を出していくのは難しいのです。

レバレッジが高いと大損する可能性があるから

FXはレバレッジという仕組みのために少額から取引ができますが、レバレッジを高くすると自己資金に対する損失も大きくなります。

たとえば、1米ドル100円で1万ドルを買う場合、レバレッジ5倍であれば必要資金は20万円、20倍であれば5万円です。

仮に思惑が外れて1米ドルが90円になると10万円のマイナスとなり、レバレッジ20倍であれば証拠金を超えた損になってしまいます。

実際にはロスカットという仕組みで、損失が一定レベルに達したときに強制的に決済されます。

ロスカットがあるため、損失は無限には拡大しません。しかし、そのタイミングで損失は確定します。

レバレッジが高いほどロスカットのリスクも高くなるため、FXではレバレッジの適切な管理も必要です。  

FXのよくある失敗例

FXの初心者がやってしまいがちな失敗には、主に以下の3つがあります。

損切りができない

FXでは損失を拡大させないために損切りの決断が必要なケースがありますが、できない人は少なくありません。

損切りとはエントリーしたポジションの値動きが想定の反対になった場合に、決済して損失を確定させることです。

多くの人が損切りできないのは、自分の間違いを認めたくないからです。

そのため、損切りせずに市場が反転するのを待ち続けます。しかし、市場は思ったとおりに動かない場合が多く、結局は損失が拡大してしまいます。

エントリーしていないと落ち着かない

FXを始めると、エントリーしていないノーポジションの状態では落ち着かなくなる人がいます。

エントリーとは取引を開始することで、ポジションとはエントリー後に決済していない状況のことです。

FXではエントリーしなければ利益を得られませんが、適切なタイミングでなければ損をするリスクが高まります。

エントリーしていないと利益を得る機会を失うような、不安や焦りを感じてしまうかもしれません。

しかし、根拠のないエントリーは損失を招くと理解しましょう。

レバレッジを高くしすぎる

FXで失敗しやすいのは、レバレッジを高くしてギャンブルのように短時間で大きな利益を狙うトレードです。

先述したように、レバレッジは自分の資金以上の金額を取引できる仕組みです。

レバレッジを高くすると、利益も大きくなりますが、損失も大きくなります。

高すぎるレバレッジで取引すると、突然の相場の急変でロスカットされてしまうリスクが高まります。

最初はレバレッジ3倍程度で経験を積み、成績が安定してきたらレバレッジを高くしていくとよいでしょう。

FXをやめておいたほうがいい人

FXは始めやすい投資ですが、リスクもあります。以下のような人はFXをやめておいたほうがよいでしょう。

FXで一攫千金を狙う人

FXで一攫千金を狙う人は継続して稼ぐのは難しく、向いているとはいえません。

FXにはギャンブル的なイメージがありますが、実際にはそう簡単に稼げません。

安定した利益を得るには市場の動きを分析し、感情に流されずにトレードする必要があります。

大きな利益を狙って高いレバレッジをかけて無理なトレードをすると、資金をすぐに失ってしまうでしょう。

冷静な判断ができない人

為替相場の値動きは想定外になるケースも多く、冷静な判断ができない人にFXは向きません。

もっと利益がでそうだからと欲にかられて利益確定ができなかったり、失敗を認められずに損切りができなかったりすると、大きな損失につながりかねません。

反対に冷静な投資判断ができる人は、堅実に利益を積み上げていけるでしょう。

FXの勉強をしない人

FXは知識や経験が必要な投資なので、勉強したくなければやめたほうがよいといえます。

知識ゼロで始めて運よく勝って「自分はFXの才能がある」と勘違いする人もいるかもしれません。

しかし、FXの勉強をしないで運任せのトレードを続けるといずれは損失が膨らみ、やめなければならなくなるでしょう。

FXで長く利益を得たいのであれば、勉強しながら自分の勝ちパターンを身につけることが大切です。

資金管理ができない人

FXは資金管理がルーズな人には向かない投資です。

資金管理とはFXについてのお金の管理で、レバレッジの水準を維持したり、利益確定や損切りのポイントを決めてトレードしたりすることです。

適切に資金管理するにはルール作りが必要で、決めたルールに従ってトレードすると、大きな損を避けられるでしょう。

反対に行き当たりばったりのトレードを続けていると、損失が膨らんでしまうおそれがあります。

知らなければ損するFXのメリット

FXは「やばい」と言われますが、他の投資にはない魅力的なメリットがあります。

FXのメリットは以下のようなものです。

少額から取引できる

FXはレバレッジの仕組みで自己資金より大きな取引が可能なため、少額から取り組めます。

たとえば、1米ドル100円で1万米ドル買う場合、外貨預金であれば100万円必要です(手数料等は考慮しません)。

しかし、FXは最大25倍のレバレッジがかけられるので、4万円で取引可能です。

また、最小取引単位が1通貨(米ドルなら1ドル)からのFX会社もあるため、取引単位を少なくすれば、レバレッジを低くしても少額取引ができます。

まずは少額から始めてリスクに慣れたらレバレッジを高くしたり、取引単位を増やしたりしていくとよいでしょう。

24時間場所を選ばずに取引できる

FXは平日であれば常に世界各地で市場が開いているため、24時間いつでも取引できます。

会社員でも、日本時間の早朝や夜にトレードできます。また、インターネット環境があれば、パソコンやスマホなどでどこでもトレードが可能です。

自分の都合やライフスタイルに合わせてトレードできる点は、FXの大きな魅力です。

円安・円高どちらでも利益を出せる

外貨預金や外貨建ての保険では円安・外貨高にならないと為替差益を得られませんが、FXは円安でも円高でも為替差益を得られます。

たとえば、1米ドル100円で米ドルの外貨預金をし、1米ドル110円になると為替差益を得られます。

しかし、1米ドル90円になると為替差損を被ります。

これに対しFXは「円を売って外貨を買う」ことも、「円を買って外貨を売る」という反対の取引も可能です。

つまり、円高のときは円を買って外貨を売ることで為替差益を得られます。

相場が円安・円高のどちらでも為替差益を狙える点は他の投資にはない、FXのメリットです。

外貨預金よりコストが安い

FXは、外貨預金よりローコストで取引できます。

外貨預金では為替手数料がかかり、FXでは外貨の売値と買値の差であるスプレッドが実質的な手数料としてかかります。

同じ通貨であれば、金融機関の為替手数料よりFXのスプレッドのほうが低いケースがほとんどです。そのため、FXは投資効率に優れているといえます。

初心者がFXで稼げるようになるまでのステップ

FXは簡単に始められる反面、難しくて続けられないという人もいます。

初心者がFXで稼げるようになるまでには、以下のようなステップを踏む必要があります。

  • FXの基礎知識を学ぶ
  • 口座開設し、デモトレードで練習する
  • 少額から実際のトレードを始める
  • トレード結果を検証しながら経験を積む
  • 自分のトレードスタイルを確立する

1.FXの基礎知識を学ぶ

まずは、FXの仕組みや用語、基本的な注文方法などを学ぶ必要があります。

これらは、インターネットや書籍で独学もできますし、セミナーやオンライン講座でも学べます。

2.口座開設し、デモトレードで練習する

次に、FX会社を選んで口座を開設します。

スプレッドや取引ツール、最低取引単位などを比較し、自分のニーズに合ったFX会社を選びましょう。

口座開設後は、デモトレードという機能を利用して、取引の流れや操作方法を覚えましょう。

3.少額から実際のトレード始める

デモトレードでトレードのやり方を覚えたら、実際に自分の資金でトレードを始めましょう。

最初は少額から始めて、損をする経験もするとよいでしょう。

実際のトレードではデモトレードとは違って、自分の資金を失う可能性があります。そのときに感情に流されないトレーニングも大切です。

4.トレード結果を検証しながら経験を積む

トレードをしたら、結果を検証しながら経験を積んでいきましょう。

成績が安定してきたら、徐々に投資額を増やすようにします。

自分のお金でトレードする緊張感があると経験値が上がり、上達していきます。

5.自分のトレードスタイルを確立する

FXの経験を重ねて勝ちパターンがわかると、自分のトレードスタイルが完成します。

FXにはさまざまなトレードスタイルやテクニカル分析の手法があります。

その中で自分に合うものを見つけることが大切です。自分のトレードスタイルが確立すると、安定した成果を期待できます。

初心者がFXで大きな失敗を避けるコツ

FXを長続きさせるには、大損をしてやめざるを得ない状況にならないようにする必要があります。

ここでは、初心者が大きな失敗を避けるコツを解説します。

レバレッジを低めにする

レバレッジをかけて自己資金以上の金額の取引ができる点はFXのメリットですが、初心者はレバレッジを低めにしましょう。

FXのレバレッジは最高25倍ですが、初心者は3倍以内にするのが無難です。

たとえば、1米ドル140円のときには約42万円の証拠金が必要です。

42万円の入金が難しいけれど低いレバレッジでトレードしたい場合、1,000通貨、100通貨といった単位でトレードするとよいでしょう。

最近は最低取引単位を1,000通貨とするFX会社が多く、少額で始めやすくなっています。

余裕資金をFXに回す

FXの資金には生活費を使わず、余裕資金を回すようにしましょう。

FXにかぎらず投資は余裕資金を使うのが原則であり、生活費や使い道の決まっているお金に手をつけてはいけません。

FXの資金を捻出するには家計を見直し、すぐに使う予定のないお金がいくらかを把握します。

FXでお金を使いすぎて生活費が足りなくなり、借金をするようなことがないようにしましょう。

損切りのルールを決める

FXでは予想と反対の値動きをした場合の、損切りのルールを決めることも重要です。

損切りとは思惑が外れて含み損が発生した場合に、決済して損失を確定することです。

損切りはFXの基本中の基本ですが、初心者の多くはなかなか損切りができません。

損切りができない理由は、為替レートが戻るという期待や、損失を認めたくないという心理が働くからです。

しかし、損切りができないと、損失がどんどん膨らんでいきます。その結果、ロスカットになるおそれもあります。

初心者は損切りのルールを決めておき、そのルールに従って損切りをする判断が必要です。

終わりに|FXは正しい方法を学んで堅実にトレードしよう

FXは知識ゼロでギャンブルのように取り組むと、高い確率で損をします。

そのため、FXは「やばい」と言われてしまうのです。

FXにはリスクがあり、リスクをゼロにはできません。しかし、FXの基礎を勉強してトレードの経験を積むと、リスクを抑えて堅実に収益を得られるようになるでしょう。

FXの口座開設は簡単にできます。まずはデモトレードから始めてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

明治大学卒業。金融ソフトウェア開発、国内生命保険会社の法人営業を経て、独立系FPとして開業。個人や法人オーナーへのコンサル業務、セミナー講師の他、現役FPの知見を生かした執筆業務を行っている。 CFP®・DCアドバイザー・証券外務員二種/群馬FP事務所代表

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