っていうか、なんでFXなの? 他の資産形成との比較&FXのリスクを減らす方法

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資産運用を始めたいけれど、結局何を始めるべきなの・・・?

お金を増やしたくても、そう思って何を選べばいいか迷っている人は多いのではないでしょうか。

一口に「資産運用」といっても、株式投資、投資信託、不動産投資、仮想通貨、NISA(少額投資非課税制度)、iDeCo(個人型確定拠出年金)・・・など、選択肢はいろいろあります。

結論:資産形成の“主役”とFXの役割は別ものです

  • 長期でコツコツお金を育てるなら:NISA/iDeCoなどの「制度」を土台にするのが基本路線です。
  • FXは:「少額で相場を体験する」「短期の売買を小さく試す」といった“サブ的な役割”に向いています。
  • ただし:相場が急に動いたときには、ロスカットがあっても預けた証拠金を上回る損失が生じることがあります。

本記事では、代表的な資産運用とFXを比較しながら、FXが向いている人や状況・リスクを減らすための「設定とルール」まで初心者向けに整理してお伝えします。

ただし、FXは「短期で損益が出やすい=良くも悪くも結果が早い」投資です。

だからこそ初心者の方は、いきなり勝ちを目指すのではなく、「小さく始めて、大損しないように守る」ことが何より大切です。

あとお

FXは大きなお金が動くイメージがあるかもしれませんが、少額からコツコツ運用できる証券会社のFX口座も紹介しています。

FXは口座開設・維持は無料の場合が多いですが、取引にはスプレッドやスワップ等の費用がかかるため、まずは「少額×低レバ」で気軽に体験してみるつもりで読むと良いですよ。

店頭FXはレバレッジ取引です。為替レートの変動等により、預託した証拠金のすべてを失う場合や、相場が急激に変動したときは証拠金を上回る損失が生じるおそれがあります。取引時間は原則平日ほぼ24時間ですが、各社のメンテナンス等で停止時間があります。

目次

資産形成の候補を比較|FXはどんなポジション?

ここから先は、「代表的な資産運用手段」と「FX」の違いをざっくり比較しながら、FXがどんな位置づけの選択肢なのかを整理していきます。

なお、FXを含むレバレッジ取引は、比較的少額から取引できる一方で、預けた証拠金以上の損失が生じることもある高リスクの商品です。

必ず仕組みとリスクを理解したうえで、自分に合うかどうかを判断してください。

まず、代表的な資産運用手段とFXをいくつかの観点で比較してみましょう。

ここでは、

  • いくらから始められるか(少額性)
  • レバレッジ(資金効率)
  • 売買・引き出しのしやすさ(流動性)
  • 短期で損益が出やすいかどうか
  • やめやすさ(途中でやめられるか)
  • 「退場」してしまうリスク(強制ロスカットなど)

という視点で見ていきます。

他の資産運用とFXはココが違う!

スクロールできます
運用手段少額で始められるか資金効率
(レバレッジ)
売買/引き出しの自由度短期で損益が出やすいか
(※利益を保証する意味ではありません)
やめやすさ退場リスクリスク管理の
しやすさ
NISA
(月100円など)
×
(レバレッジなし)

(市場の取引時間による)

(長期向き)

(いつでも売却可。売却した取得金額分の枠は翌年以降に再利用可※)

(元本割れの可能性はある)

(分散・長期で安定しやすい)
iDeCo
(月5千円から)
×
(レバレッジなし)
×
(原則60歳まで引出せない)
×
(老後資金向け)
×
(原則60歳まで解約不可)

(強制退場は基本なし)

(長期分散だが流動性は低い)
株式投資
(通常は単元でまとまった資金。1株から買えるサービスもあり)

(信用取引で約3倍)
×
(平日日中が中心)

(銘柄次第)

(売却は自由)

(信用取引は高め)

(平日昼のみ・急変時対応が難しいことも)
投資信託
(100円から積立可)
×
(レバレッジなし)

(営業日のみ売買可)

(市場平均並み)

(いつでも解約可)

(退場はほぼない)

(分散投資でリスク低減)
不動産投資×
(初期費用が大きくなりがち)

(ローン活用で実質レバレッジ)
×
(売買に時間がかかる)

(家賃収入など安定だが低利回り)
×
(買い手がつかないこともあり、基本的に売却は容易ではない)

(ローン利用で高め)
×
(流動性が低く損切り困難)
仮想通貨
(少額から購入可)

(証拠金取引もあるが基本現物)

(24時間365日)

(値動き大で短期損益も発生しやすい)

(即時撤退可能)
△~▲
(値動きが激しい)
△~▲
(変動幅大きく管理が難しい)
FX
(目安:数百円~も可能)

(国内は最大25倍)

(平日ほぼ24時間)

(上昇相場でも下降相場でも取引機会はある)

(ポジションを閉じればいつでも撤退可能)
△~▲
(ロスカットやギャップで証拠金超の損失可能性もある/国内業者は原則ゼロカットなし(損失補填禁止))

(損切り注文である程度リスク管理可だが、相場急変には注意)

※上記の表中の◎・○・△・×の評価は、本記事編集部が各商品・制度の一般的な特徴をもとに作成したものであり、特定の商品や運用結果を保証するものではありません。具体的な取引条件やリスク・リターンの特性は、金融機関や商品ごとに異なります。実際の利用にあたっては、必ず各社の最新の商品説明・約款等をご確認ください。
※NISAは非課税“制度”であり、投資対象の価格変動によっては元本割れの可能性があります。2024年からのNISAでは、商品を売却した場合、翌年以降に売却した商品の簿価(取得金額)の分だけ非課税枠が復活し、再利用が可能です。
※iDeCoは原則60歳まで引き出し不可です(受け取り開始条件あり)。
※FXは相場急変時、ロスカットがあっても証拠金を上回る損失が発生することがあります。
※「国内は最大25倍」とは、個人を対象とした店頭FX取引において、金融商品取引業等に関する内閣府令等に基づき取引金額に対して4パーセント以上の証拠金を差し入れる必要があり、レバレッジが25倍以下に制限されていることを示したものです。実際に利用できるレバレッジの上限は、各社・各コースのルールによって異なります。将来変更される可能性もあるため、最新の条件は必ず各社の公式情報をご確認ください。

といった違いがあります。

基本的にはハイリスク・ハイリターン/ローリスク・ローリターンというように、リスクとリターンは比例する傾向にあります。

しかし、FXの場合は「レバレッジ」や「取引数量」を調整しやすいため、
少額×低レバレッジで運用すれば、まずは損失額を小さく抑えながら経験を積むことも可能です。

大きなお金が動くイメージがあるFXだけれど・・・

実は少額から取引経験を積みやすい口座もあります※。

※ もちろん、投入した資金を失う可能性や、相場急変時には預けた証拠金を上回る損失が生じる可能性がなくなるわけではありません。

あとお

FXの場合、証券会社によってレバレッジが固定されていたり、最低取引通貨単位が多く、数万円~しか取引できない場合があります。

しかし、例えば松井証券FX1通貨単位から取引でき、レバレッジも1倍など低い設定を選べるため「まずは少額で感覚をつかむ」という使い方がしやすいのが特徴です。

※ 松井証券FXの取引条件(最小取引単位・レバレッジコースなど)は2025年12月25日時点の公式情報をもとに記載しています。取扱通貨ペアや証拠金率などは変更される場合がありますので、実際のご利用にあたっては必ず松井証券公式サイトの最新情報をご確認ください。

松井証券FXなら、少額×低レバで“まず練習”しやすい

上記の表を見て、

え、FXって約100円から始められるの?

もっとリスキーなイメージがあるんだけど・・・

と思う方もいらっしゃると思います。

結論からいうと、FXは「どんな口座を選ぶか」と「どういう設定・ルールで運用するか」で、リスクの大きさが大きく変わる投資です。

特に「仮想通貨」と「FX」は値動きの大きさや24時間取引など似た部分もありますが、最も異なる点はFXは「レバレッジ設定」ができる点です。

レバレッジとは「少ないお金で、その何倍もの金額を使った取引ができる仕組み」のこと。

仮に手元に1万円しかなくても、レバレッジを10倍かければ10万円分の取引ができるようになります。

あとお

大きな利益を狙える半面、間違えると損失もその分大きくなるのがFXのレバレッジであり、これが「FX=怖い」というイメージに繋がっています。

しかし、初心者が最初に目指すべきは「勝つこと」ではなく「大負けしないこと」です。

そのためには、最初はレバレッジを低く(1倍~)し、取引数量も小さく抑えて「負けても痛くない金額で相場に慣れる」ことが大切です。

ここで役立つのが、松井証券FXです。

あとお

松井証券FXは、取扱全通貨ペアが1通貨単位から取引でき、さらにレバレッジは1倍/5倍/10倍/25倍のコースから選べるため、

「最初は1通貨×1倍で練習 → 慣れてきたら少しずつ調整」というステップが踏みやすい口座です。

※「約100円から」とは、為替レートや必要証拠金率により変動する目安です。例えば1ドル=150円の場合、レバレッジ1倍で1通貨を取引するにはおおむね150円前後にスプレッド等のコストが加わりますが、実際に必要となる金額は取引時点のレートや各社の証拠金ルールによって異なります。

「少額から始められ、すぐやめられる」からこそ合っているか確かめやすい

ここまでの内容でも分かる通り、FXは商品性や取引条件によっては、

少額から始められ、場合によっては比較的短期間で取引をやめることもできる

といった特徴があり、自分に合った投資かどうかを確認しやすい側面もあります※。

※ ただし、どの口座を選んでも元本割れや、相場急変時には預けた証拠金を上回る損失が生じる可能性がある点は共通です。

また、いつやめるかは自分で決める必要があるので、「どのくらいの損失までなら許容できるか」を事前に決めておくことが大切です。

例えば、株式投資ではまとまった資金が必要になりがちです。

日本株の場合、最低売買単位が100株のことも多く、1株1,000円なら最低でも10万円程度は用意しなければなりません(銘柄によっては数十万円~数百万円/最近は1株から買えるサービスもあり、「少額で株を試す」という選択肢も増えています)。

また、不動産となれば数百万~数千万円規模の初期資金やローンが必要で、多くの方の場合、人生で最も高い買い物になるでしょう。

あとお

その反対に、NISAやiDeCoは始めやすい反面、やめにくい&利益を得るには何年、何十年という時間がかかります。

少額スタートが可能で、いつでもやめやすく、利益も損失も含めて「お金の動き方」を学びやすいのが、松井証券でFXを始めるという選択肢なのです※。

※ もちろん、どの投資でも「必ず利益が出る」わけではなく、損失の可能性があることは忘れないようにしたいですね。

平日ほぼ24時間取引できて、ポジションを持たない時間も自分で決められる

また、FXのもう一つ大きな特徴として、

ライフスタイルに合わせて取引時間を選びやすい

という点があります。

私のように仕事で日中忙しい会社員や、家事育児がある主婦でも、夜間や早朝に自分のペースで取引できます。

FXは為替の変動による利益差を狙うものですが、ポジションを持たない(取引をしていない)時間帯には、その間の為替の変動による評価損益は発生しません。

ここが、「知らないうちに大暴落をしていた」というリスクを抱える株式との大きな違いでもあります。

株式は保有したまま寝ている間にも価格が動きますが、FXでポジションを持たない時間を自分で決めることもできます。

あとお

FXも取引形態が何種類かありますが、日中仕事に行っている間は取引をしないということはもちろん可能です。

※平日ほぼ24時間ですが、各社のデータ処理やメンテ時間は取引不可。ポジション未保有なら価格変動の評価損益は発生しません。

NISAやiDeCo、株は「相場が下落すると損しやすい」けれど・・・

そして、FXは(主に中級者~ですが)相場が下落しているときでも取引のチャンスがあるという特徴も見逃せません。

株式や投資信託は、基本的に価格が上がらないと利益を得られません。

しかしFXなら、ある通貨が高くなりそうなら「買い」から、逆に安くなりそうなら「売り」からも取引が可能です。

※ もちろん、「売りから取引できる=必ず儲かる裏ワザ」ではありません。

スプレッド・スリッページ・スワップ(負の金利差)等のコスト・リスクがある点には注意が必要です(株にも「空売り」がありますが制限が厳しいです)。

FXの「売りから入る」を分かりやすく説明すると・・・

「持っていない外貨を先に売って、あとで安くなったら買い戻す」という取引が可能です。

イメージで言うと、

  • 今、1ドル=150円のときに「将来ドルが下がりそう!」と思ったら、「持ってないけど先にドルを150円で売る」
  • 実際に予想通りドルの価格が下がり、1ドル=140円になった時に買い戻す(これで『差額の10円』が利益に)

といった動きをすることで、下落局面でも取引チャンスを作ることができます。

ここで言いたいのは「簡単に儲かる裏ワザ」ではなく、FXの特徴として買い(上昇)だけでなく、売り(下落)からも取引できるという点です。

予想と逆に動けば当然損失になりますし、スプレッド等のコストもかかる点は忘れないようにしましょう。

あとお

株式は銘柄数が多く材料次第で急騰急落しやすいですが、通貨は金利・指標などマクロ要因に連動しやすいです(急変時は短時間に大幅変動も起こりうる傾向があります)。

どちらも「絶対安全」ではないからこそ、ルールとリスク管理が大事ですね。

FXのリスクを抑えるための基本は「設定」と「ルール」です

FXには大きなメリットがある一方で、取り組み方次第で成果も大きく変わります。

同じ金額を入金しても、

  • よく分からないまま高いレバレッジで勝負する人
  • あえてレバレッジを低く抑えて、小さく負けながら学ぶ人

では、結果がまったく違ってきます。

ここでは、初心者でも取り組みやすい「リスクを抑えるための設定とルール」を5つ紹介します。

ポイント①:レバレッジは最初「1倍~」に固定する

レバレッジを上げるほど、少しの値動きで損益が大きく動きます。
初心者のうちは、レバレッジ1倍(ほぼ現物と同じイメージ)など低い設定にして、「値動きに慣れる期間」をつくるのがおすすめです。

ポイント②:1回で失っていい金額(上限)を先に決める

「感覚」で取引してしまうと、気づけば大きく減っている・・・ということになりがちです。

そこでおすすめなのが、「1回の損失=入金額の1~2%まで」のように上限を決めてしまうこと。

例:口座に1万円だけ入れているなら、1回の損失は100~200円まで、というルールにしておくと、「ちょっと痛いけど、生活には影響しない」範囲で練習できます。

ポイント③:エントリーした瞬間に「損切り注文」を入れておく

損切りは、頭では大切と分かっていても、実際にボタンを押すのは勇気がいります。

そこで、ポジションを持った瞬間に「ここまで来たら自動で損切り」注文を入れておくのがおすすめです。

「自分の予想が外れたらここまで」というラインを先に決め、感情ではなくルールに決めてもらうイメージです。

ポイント④:慣れるまでは「持ち越し」をしない

重要な経済指標やニュースが出たとき、あるいは週末をまたいだときに、相場が一気に飛ぶ(ギャップ)ことがあります。

慣れるまでは、その日のうちにポジションを閉じることを基本にすると、想定外の大きな損失を減らせます。

ポイント⑤:「コスト」を敵として見える化する

  • スプレッド:買値と売値の差。実質的な「手数料」のようなもの。
  • スワップ:通貨間の金利差に応じて毎日発生する受取り/支払い。
  • スリッページ:注文した値段と、実際に成立した値段のズレ。急な値動きで起こりやすい。

「いくら勝ったか」だけでなく、これらのコストを引いた“最終的な損益”をノートなどにメモしていくと、自然と「コストを減らす取引」が上手になります。

FXの成功例・失敗例

FXには大きなメリットがある一方で、取り組み方次第で成果も大きく変わります。

ここでは初心者が陥りがちな失敗例と、うまく活用できた成功パターンを例として紹介します。

※ イメージしやすくするための例であり、将来の成果を保証するものではありません。

成功例:副業でコツコツ学びながら増やした会社員Aさん

副業としてFXに取り組み、コツコツと利益を積み上げることができた会社員のAさん(30代)のケースを一つの例として紹介します。

Aさんは昼間は普通のサラリーマンですが、夜や通勤時間を使ってFXの勉強と取引を継続しました。

最初はレバレッジ1倍の超少額取引で市場の動きを体感し、徐々に慣れてから取引数量とレバレッジを増やしていきました。

派手な利益を狙わず、「月トータルでプラスならOK」程度の目標で堅実にトレードを続けた結果、損失が出た月もありながら、トータルでは少しずつ口座残高を増やせた、というイメージです。

Aさんは利益よりもリスク管理を重視し、損切りルールを厳守したことが一つのポイントでした。

「最初はコーヒー代程度の利益でも、とにかく大きく負けないことを意識しました。

この積み重ねで、少しずつ金額が増えていきました」といったイメージです。

失敗例:レバレッジをかけすぎて資金を溶かしたBさん

一方、短期間で大儲けしようとして失敗したBさん(20代)のパターンもあります。

Bさんは「FXは少ない元手ですぐ稼げるらしい」という噂を聞き、貯金のうち10万円を口座に入れて、いきなり最大レバレッジ25倍で取引を始めました。

運良く最初のトレードで利益が出たことで欲が出てしまい、その後もハイレバレッジの大きなポジションを持ち続けたところ、ある日深夜の急激な相場変動(フラッシュクラッシュ)に巻き込まれてしまいます。

為替レートが急変し、あっという間にロスカット(強制決済)が発動すると、口座残高は半分以下に減ってしまいました。

「損切りは怖くてできず、含み損が膨らむのをただ見ていることしかできなかった・・・」というのが、FXでよくある失敗パターンです。

レバレッジの怖さと損切りの重要性を身をもって知ったBさんは、その後しばらくトレードから離れることになりました。​

あとお

FXでは大きな利益を得られる可能性と裏腹に、大きな損失リスクも常に存在します。

特に初心者のうちはレバレッジを抑え、損切りルールを徹底することが何より大切です。

【Q&A】FXと資産形成比較の疑問に答える

ここまでの内容を、Q&A形式で整理します。

資産運用を始めたいけれど、何を始めるべき?

株式投資、投資信託、不動産投資、仮想通貨、NISA、iDeCoなど様々な選択肢があります。

長期での資産形成を考えるなら、まずはNISAやiDeCoのような「制度」を土台にしつつ、余裕資金でFXや仮想通貨などを検討する、という順番が一つの考え方とされています(最適な順番は収入・資産状況・投資経験などによって異なります)。

その中でもFXは「初心者」が「少額」から「短期で値動きを体験しやすい」点で注目されています。

FXは他の資産運用とどう違うの?

FXは少額(目安:数百円~)から始められ、最大25倍のレバレッジで資金効率が高く、平日24時間近く取引可能です。

また、上昇・下降相場どちらでも取引機会がある点も特徴です。

そのぶん、短期で損益が大きく動きやすい=リスクも高いため、低レバレッジ&少額スタートが大前提になります。

FXってリスキーなイメージがあるけど、ローリスクで運用できるの?

完全に「ローリスク」にすることはできませんが、リスクの大きさを自分で調整することはできます。

松井証券FXのように、レバレッジを1倍に設定し、1通貨単位(為替レート次第で数百円程度)から取引できる口座を選べば、損失額を相対的に抑えつつ経験を積みやすくなります※。

※ 元本割れや預けた証拠金を上回る損失の可能性がなくなるわけではありません。

FXはすぐに始められて、すぐにやめられるの?

一般的には、口座開設の手続きが完了すれば少額から取引を始めることができ、保有するポジションをすべて決済すれば取引をやめて資金を引き出すことも可能です。

ただし、本人確認や各社の審査、システムメンテナンスなどの状況によっては、すぐに取引開始・現金化できない場合もあります。

また、保有するポジションをすべて決済して資金を引き出す場合も、その時点の相場状況によっては損失が出ている状態での現金化となる点に注意が必要です。

NISAやiDeCo、株は相場が下落すると損をするけど、FXはどうなの?

FXは「売りから入る」ことで、相場が下落している局面でも取引のチャンスを作ることが可能です。

ただし、予想と逆に上昇すれば損失になるため、「下落=必ず儲かる」ということではありません。

株の空売りに比べると制限は少ないですが、そのぶん自己管理がより重要になります。

ロスカットがあるなら、証拠金以上の損失は起きないんじゃないの?

「必ず起きない」とは言えません。

ロスカットは損失を抑えるための仕組みですが、相場が一気に飛んだ場合(急なニュースや指標など)には、ロスカットが間に合わず、証拠金を上回る損失が発生することがあります。

そのため、初心者のうちはレバレッジを抑え、持ち越しを減らし、損切りを自動化することで、こうしたリスクを少しでも減らしていくことが大切です。

FXで大きな損失を避けるためのポイントは?

長く取引を続けやすい人に共通するのは、レバレッジを抑えて少額から始め、ルールを決めて守り続けていることです。

具体的には、「1回の損失額の上限を決める」「必ず損切り注文を入れる」「無理に取り返そうとしない」といったシンプルなルールを徹底している人が多い印象です。

ただし、こうした工夫をしても必ず利益が出るわけではなく、損失が出る可能性があることは変わりません。

FXで失敗しないためにはどうすればいい?

無謀な欲張りトレードは厳禁です。

特に初心者のうちは、レバレッジを抑える・損切りルールを徹底する・持ち越しを控えるなど、「大きく負けないための工夫」を優先しましょう。

まとめ|FXは決して魔法の道具ではないけれど、取るリスクの大きさはある程度選べる

FXは決して魔法の道具ではなく、高いリスクを伴う投資ですが、レバレッジや取引数量を抑えることで、どの程度のリスクを取るかを一定の範囲で選ぶことはできます。

今回のまとめ

  • FXは『少額から始めやすく』『原則平日ほぼ24時間(※)』『相場の上下で取引機会がある』選択肢の一つです。(※各社のメンテナンス時間を除く)
  • 「FX=危ない」というイメージは、主に高レバレッジによるもの。松井証券FXなら1通貨×レバレッジ1倍など、少額×低レバで練習しやすい
  • 無謀な取引を避け、「実効レバレッジを抑える」「損切りを事前に決めて自動化する」「持ち越しを控える」ことが、FXのリスクを減らすうえで重要な考え方の一つです。

FXは他の資産運用と比べて非常に少額から始めやすく、取引の自由度も高い一方で、レバレッジや相場急変によって短期間で大きな損失が生じる可能性がある投資手段です。

一方で、レバレッジや相場急変によって大きな損失が出る可能性もあります。

だからこそ、「小さく始めて、ルールで守る」ことがなにより重要です。

初心者の次の一歩(ToDo)

  • まずは生活防衛資金を確保し、そのうえで「FXに回してもいい額」を決める
  • レバレッジは1倍~に設定し、1通貨など少額で1~2週間だけ相場の動きを体験する
  • 損切りラインを前もって決めて注文で自動化し、感情だけで売買しない

もちろん、FXにはリスクも伴いますが、それは他のどんな投資でも同じことですし、現金だけを持っていてもインフレや円安で価値が目減りすることもあります。

重要なのは正しい知識とリスク管理で賢く運用することです。

あとお

「資産運用=難しそう」と尻込みしている初心者の方こそ、まずはFXだけでなくNISAや投資信託など他の手段も含めて特徴を比較してみましょう。

そのうえで少額トレードを体験してみて、自分に合うかどうか確かめてみるのもひとつの選択肢です。

参考(一次情報リンク)

※本記事は、一般的な投資情報および制度の概要を紹介することを目的としたものであり、特定の投資商品・サービスの取得や取引を勧誘・推奨するものではありません。また、将来の運用成績や利益を保証するものでもありません。記載内容は執筆時点(2025年12月25日)の法令・制度・各社公表情報に基づいており、今後変更される可能性があります。実際の投資にあたっては、最新の公式情報をご確認のうえ、ご自身の判断と責任で行ってください。

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この記事を書いた人

編集部のFX運用担当。兼業FXトレーダーで日中は会社員として働きながら、夜や早朝にトレードを行う。
相場の波に乗れず損をすることもあるが、年間を通してサラリーマンの給料分はしっかり稼いでいる。堅実な資金管理と冷静なトレードを心がけ、無理なく続けられるFXスタイルを追求中。
初心者にもわかりやすい情報発信をモットーに、実体験を交えた記事を執筆している。

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