SBI証券のiDeCoの評判・口コミ|手数料や商品数などの概要やメリットデメリットを紹介

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「節税しながら老後資金を準備!」

SBI証券 iDeCoは、ネット証券大手のSBI証券が運営管理機関を務める個人型確定拠出年金(iDeCo)向けの専用口座サービス。

運営管理手数料0円(SBI証券分)と、インデックス型やバランス型など38本の商品ラインナップ(2025年12月時点)により、コストと分散投資を意識しながら老後資金をコツコツ作りたい方のiDeCo運用をサポートします。

WEB申込から運用まで自宅で手続きできる仕組みと、土日を含む電話サポートやWEB資料・商品選びツールなどの情報提供で、忙しい方でも自分のペースで節税を活かした資産形成を始めやすくします。

※ 手数料・商品数・サポート内容・税制や制度の取扱い等は2025年12月時点の情報にもとづく概要であり、今後変更される可能性があります。運営管理手数料0円や口座管理手数料、iDeCoの加入条件・税制優遇などの最新情報は、必ずSBI証券公式サイトおよびiDeCo公式サイト等の公的な情報源でご確認ください。投資信託などの運用商品は元本が保証されておらず、運用状況によっては損失が生じる可能性があります。

\ 節税しながら老後資金づくり /

老後資金づくりの定番として、ここ数年で一気に利用者が増えているのがiDeCo(個人型確定拠出年金)です。

そのなかでも特に名前が挙がりやすいのが、ネット証券大手のSBI証券が提供する「SBI証券 iDeCo」

SBI証券の公式サイトによると、SBI証券が運営管理機関を務めるiDeCoは累計加入者数がNo.1(2024年3月時点、SBI証券調べ)と記載されています。

出典:SBI証券「個人型確定拠出年金 iDeCo」(2025年12月時点の掲載情報)。
※ 累計加入者数No.1は、同ページに記載の「累計加入者数 No.1(2024年3月 SBI証券調べ)」にもとづく表示です。比較対象範囲や算出方法などの詳細は、同ページ掲載の注記をご確認ください。

iDeCoを扱う金融機関は他にも多数あり、SBI証券はその中でも利用者が多いサービスの一つといえますが、これから始める人にとっては、

本当に評判はいいの?

手数料は安いの?

自分に向いている証券口座なのか不安・・・

といった疑問がつきものです。

そこで本記事では、SBI証券 iDeCo口コミ・評判、手数料や商品数といった基本スペック、メリット・デメリット、サービスを検討しやすい人の特徴、始め方、投資先の選び方のポイントまで、まとめて解説します。

ねくこ

2024年12月以降の制度変更(事業主証明書の取扱いなど)にも触れながら説明しているので、これからSBI証券でiDeCoを始めようか迷っている方は、参考情報の一つとして読んでみてください。

\ 節税しながら老後資金づくり /

本記事の内容は2025年12月時点の情報にもとづいており、税制・制度・手数料などは今後変更される可能性があります。最終的な判断の前に、必ずSBI証券公式サイトやiDeCo公式サイト、国民年金基金連合会などの公的な情報源で最新情報をご確認ください。

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2025.12現在
目次

SBI証券 iDeCoの基本情報(主な口座関連手数料・商品数・実績)

まずは、SBI証券 iDeCoの「スペック」をざっくり押さえておきましょう。

ここで紹介する手数料は主に口座管理に関するもので、長期の資産形成にあたっては、これに加えて各商品の信託報酬なども含めた総コストを確認することが大切です。

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項目内容(2025年12月時点)
運営管理手数料0円(SBI証券分)
加入時手数料2,829円(国民年金基金連合会に支払う初回のみの費用)
口座管理手数料(掛金あり)月171円(国民年金基金連合会105円+事務委託先金融機関66円)
口座管理手数料(掛金なし)月66円(事務委託先金融機関分)
口座移換手数料4,400円(他社への移換時など)
取扱商品数38本(インデックス・アクティブ・バランス型・ターゲットイヤー型・元本確保型など)
運営実績2005年にサービス開始、20年以上の運営実績
サポート土日も電話サポート/WEBサイト・資料での情報提供/商品選びを助けるツールなど

※ ここで記載している手数料は、運営管理機関であるSBI証券や国民年金基金連合会等に支払う主な口座関連手数料です。投資信託の信託報酬や売買手数料など、運用商品ごとに発生する費用は含まれていません。実際の負担コストは、選択する商品や金額、運用期間等により異なります。金額や商品数はSBI証券および国民年金基金連合会等の公表情報をもとにした2025年12月時点の編集部調べであり、今後変更される可能性があります。最新情報は必ずSBI証券公式サイト(手数料・その他費用ページなど)およびiDeCo公式サイトでご確認ください。

ねくこ

運営管理手数料が0円であることや、口座管理手数料の水準や内訳があらかじめ分かりやすく示されていること、また商品ラインナップの豊富さなどが、多くの利用者に選ばれている理由の一つと考えられます。

手数料や商品構成は他社とも比較しながら、自分にとって納得できるサービスかどうかを確認していきましょう。

SBI証券 iDeCoの口コミ・評判

SBI証券のiDeCoを利用している人は、どのような感想を持っているのでしょうか。

ここでは、実際にSBI証券でiDeCoを運用している方の口コミを紹介します。

※口コミはすべて原文のまま掲載しています。出典元サイトの評価・掲載内容は変更されている可能性があります。口コミは個人の体験・感想であり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。

良い口コミ:商品ラインナップが豊富で選びやすい

申し込み手続き、会社に書いてもらう書類以外はすんなり。取り扱い商品、iDeCoの中では一番ラインナップが豊富。分散できる。

以前に他の金融機関でiDeCoをやっており移管して利用しています。商品ラインナップも以前の金融機関に比べ充実しているしPCの操作方法もわかりやすくてよい

SBI証券の評判・口コミ|iDeCo 証券会社(オリコン公式)

「他社から移管してきたが、商品ラインナップが充実していて分散投資しやすい」「WEB画面が分かりやすい」といった声が多く見られます。

ねくこ

iDeCoは長期戦なので、選べる商品が多いことや画面が使いやすいと感じる人がいることは、サービス選びの際の参考材料の一つになります。

悪い口コミ:問い合わせ対応や連携のわかりにくさ

もともと証券口座を持っていたが、iDeCoを開始するに当たり専用口座を追加。手数料無料でネット上で通常の手続きもほぼほぼ利用できる点でライバルは楽天証券しか現時点ではない。ここまでは良いところ。
悪いところ。iDeCo関連の資産運用のセミナーに参加したら、結局SBIが売りたい外貨建生命保険の押し売りだったこと。このあたり、店舗がある理由が何となく分かった。
またiDeCoは法律上の必要性なのか証券会社と運用会社が異なり、SBI証券とSBIベネフィットシステムという2社が絡む問い合わせだと「それは別の方の会社に聞かないと分からない」的な応答を何度もされた。プランが新設(オリジナル→セレクト)されたときも案内はなし、ネットで知ったので手続きすると、移管手続きの経過がそれぞれの会社から別々に来るなど、異常な連携のしなささ。こんなもん言っても治る体質ではないだろうからと割り切っているが、いつから指図可能なのかタイミングも分からず結構振り回された。

SBI証券の口コミ・評判 | みん評

一方で、「問い合わせ内容によってはSBI証券とSBIベネフィット・システムズのどちらに聞けばよいか分かりにくい」「セミナーの内容が期待と違った」といった声もあります。

iDeCoは制度上、複数の団体・会社が関わるため、どうしても窓口が分かれがちです。

ねくこ

口コミをまとめると、商品ラインナップや手数料面を評価する声が多い一方で、問い合わせ対応や情報提供の分かりにくさに不満を感じる人もいるという印象です。

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SBI証券 iDeCoが選ばれる3つの理由(メリット)

口コミを踏まえつつ、SBI証券 iDeCoの強みを整理すると、次の3点に集約されます。

① 手数料を抑えやすく、長期運用のコスト負担を把握しやすい

iDeCoは20年、30年といった長い期間で運用する制度であるため、毎月かかる手数料の差が、将来の資産額に大きく響きます。

SBI証券のiDeCoでは、運営管理手数料が0円口座管理手数料も月171円(掛金あり)に設定されています。

掛金を積み立てていない期間も、月66円で口座を維持できるため、「しばらく掛金を止めたい」という時にも続けやすい設計です。

ねくこ

長期で見ると、手数料の違いは無視できなくなる場合があります。

コストを意識しながら老後資金を作りたい人にとって検討候補の一つとなり得ます。

※ 運営管理手数料0円および口座管理手数料171円(掛金あり)は、SBI証券および国民年金基金連合会等への手数料を合算した金額です(2025年12月時点)。実際の手数料体系は変更される可能性があるため、必ずSBI証券公式サイト「手数料・その他費用」ページ等で最新の金額・条件をご確認ください。あわせて、運用商品ごとに必要となる信託報酬などの費用も確認しましょう。

② 商品のラインナップが比較的豊富で、分散投資しやすい

SBI証券 iDeCo(セレクトプラン)では、38本の投資信託・元本確保型商品から選んで運用します。

国内外の株式・債券・REIT(不動産投資信託)に投資する投資信託や、複数の資産にまとめて投資できるバランス型ファンド、ターゲットイヤー型ファンドなど、さまざまな選択肢があります。

ねくこ

1本に集中投資するのではなく、複数の商品を組み合わせて分散投資しやすいラインナップになっています。

そのため、リスクを抑えながら長期で資産形成をしたい人に向いています。

※ 取扱商品数は、SBI証券のセレクトプラン商品一覧ページ(2025年12月時点)に掲載されている情報にもとづきます。今後の商品入れ替え等により変更される可能性があります。

③ 20年以上の運営実績と、加入者数の多さによる安心材料

SBI証券のiDeCoは、2005年にサービスを開始して以来、20年以上にわたって運営されている歴史あるプランです。

長く運営されているということは、多くの加入者のニーズに応えながらサービス改善が続けられてきたということでもあります。

また、SBI証券による自社公表情報では、累計加入者数が2024年3月時点でNo.1(SBI証券調べ)とされています。

ねくこ

自社調査にもとづくデータではありますが、一定数の利用者から選ばれているサービスであることは、一つの判断材料になるでしょう。

「どこでiDeCoを始めればよいか分からない」「あまり冒険はしたくない」という方にとって、大手・運営実績・加入者数は、比較検討の際に参考にしやすい要素です。

SBI証券 iDeCoのデメリット・注意点

SBI証券 iDeCoには多くのメリットがありますが、もちろん良い点だけではありません。

申し込み前に知っておきたいデメリット・注意点も整理しておきます。

問い合わせ窓口が分かれ、やり取りが複雑に感じることがある

口コミにもあった通り、SBI証券 iDeCoでは、SBI証券と記録関連業務を担うSBIベネフィット・システムズなど、複数の会社・機関が関わっています。

そのため、質問内容によっては「この件は別会社に聞いてください」と案内されることがあり、やり取りがやや複雑に感じられるケースがあります。

ねくこ

最近はWEBサイトのQ&Aやチャットサポートも充実してきていますが、「一つの窓口で全部完結」というイメージではない点は、事前に知っておくとストレスが軽減されます。

iDeCo共通の注意点:60歳まで原則引き出せない

これはSBI証券に限らず、iDeCo全体に共通する注意点ですが、原則として60歳までお金を引き出せない点には注意が必要です(加入開始年齢や加入期間によっては60歳より遅くなる場合もあります)。

途中で解約して現金化することは基本的にできないため、「当面使う予定のないお金」で運用することが大前提です。

ねくこ

近い将来に使う可能性がある資金は、預貯金やNISAなど、別の枠で準備しておくほうが安心です。

※ iDeCoは老後の資産形成を目的とした制度のため、原則として60歳になるまで資産を引き出すことはできません。加入期間等が一定年数に満たない場合は、受給開始可能年齢が61歳以降に繰り下がる場合があります。また、投資信託などの運用商品は元本が保証されておらず、運用状況によっては損失が生じる可能性があります。詳細はiDeCo公式サイト等でご確認ください。

投資商品によっては元本割れのリスクがある

iDeCoで選べる投資信託は、元本が保証されていません

株式や債券などの値動きによって、将来の受取額が掛金より少なくなる、いわゆる元本割れとなる可能性があります。

また、「元本確保型」と呼ばれる定期預金や保険商品は、満期まで保有すれば商品自体の元本は確保される設計ですが、iDeCoでは加入時や毎月の口座管理手数料がかかるため、利息より手数料が上回ると、トータルでは実質的に元本割れとなることもあり得ます。

ねくこ

「絶対に損をしたくないから元本確保型にすれば安心」というよりも、「値動きリスクは少ないが、手数料を含めると増えにくい」という特徴として理解しておくとよいでしょう。

※ 本記事は将来の運用成果を保証するものではありません。投資信託等は元本が保証されておらず、価格変動等により損失が生じる可能性があります

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こんな人はSBI証券 iDeCoを選択肢の一つとして検討しやすい

ここまでの評判・メリット・デメリットを踏まえると、SBI証券のiDeCoは次のような考え方を持つ人にとって、選択肢の一つとなり得るサービスといえます。

自分で商品を選び、分散投資をしたい人

SBI証券 iDeCoは、商品ラインナップが比較的豊富なぶん、自分で投資スタイルを組み立てたい人にとって検討しやすいサービスです。

「世界株にも投資したい」「債券も混ぜて安定感を高めたい」など、ある程度自分の考えを反映させたい方には相性が良いケースが多いでしょう。

「すべておまかせしたい」という人には、ロボアドバイザー型や、金融機関おまかせの商品が向いていることもありますが、自分で判断・分散投資をしたい人にはSBI証券 iDeCoは候補の一つになります。

節税をしながら老後資金をコツコツ作りたい人

iDeCoの大きなメリットは「節税」と「長期運用の非課税」です。

具体的には、次のような優遇があります。

  • 掛金全額が所得控除の対象になる(住民税・所得税が軽減される)
  • 運用で得た利益には課税されない(売却益・分配金が非課税)
  • 受取時には、退職所得控除(退職一時金として受け取る場合)や公的年金等控除(年金形式で受け取る場合)が使える

参考:iDeCo公式サイト「iDeCoの3つの税制メリット」

たとえば、年収や掛金の額、適用される税率にもよりますが、「毎月2万円をiDeCoで積み立てた場合、条件によっては年間で数万円程度税金が軽くなる」といったシミュレーション結果になることもあります。

ねくこ

節税しながら老後資金をコツコツ作りたい人にとって、iDeCoは検討する価値のある制度といえます。

※ 実際の節税額は、年収や加入者区分、他の所得控除、適用税率などによって大きく変わります。ここで紹介している内容はあくまで一般的なイメージであり、すべての方に同じ効果があることを保証するものではありません。具体的な節税効果は、iDeCo公式サイトの「かんたん税制優遇シミュレーション」や、税務署・税理士・ファイナンシャルプランナー等の専門家にご確認ください。

※ 商品やサービスの向き不向きに関する記載は、一般的な考え方の例を示したものであり、全ての方に当てはまるわけではありません。本記事は将来の運用成果や元本の保全を保証するものではなく、特定の運用方法を推奨するものでもありません。

SBI証券でiDeCoを始める手順

ここからは、SBI証券でiDeCoを始める大まかな流れを確認しておきましょう。

ねくこ

細かな入力手順は公式サイトの画面に従えば迷いにくいため、ここでは重要なポイントに絞って解説します。

① 加入資格の確認と加入診断

まずは、自分がiDeCoに加入できるかどうか(加入区分・上限額など)を確認します。

会社員、公務員、自営業、専業主婦(夫)など、立場によって毎月拠出できる上限額が異なります。

SBI証券の公式サイトには、勤務形態などを入力するだけで、おおよその掛金上限を教えてくれる加入診断ツールが用意されています。

ねくこ

最初にここでカンタンにシミュレーションしておくと、後の手続きがスムーズです。

あわせて、iDeCo公式サイトでも加入資格や掛金上限の概要を確認しておくと安心です。

② 必要書類を準備してWEB申込

加入手続きは、基本的にWEB上で完結します。

申込にあたって準備しておきたいものは、次の通りです。

  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
  • iDeCoの掛金を引き落とす金融機関口座
  • 基礎年金番号(年金手帳やねんきん定期便、ねんきんネット等で確認)
  • マイナンバー(個人番号)

2024年12月の制度改正により、会社員や公務員の方でも、掛金の納付方法として個人口座からの口座振替(個人払込)を選ぶ場合は、原則として「事業主の証明書」の提出が不要になりました。

一方、給与天引き(事業主払込)で掛金を拠出したい場合には、引き続き勤務先に「事業主の証明書」などの書類の作成・押印を依頼する必要があります。

※ 2024年12月の法改正により、会社員や公務員の方が個人払込(加入者本人の口座からの口座振替)で掛金を拠出する場合、従来必要だった「事業主の証明書」は原則として不要となりました。一方、事業主払込(給与天引き)を選択する場合は、引き続き事業主払込に関する証明書等が必要です。具体的な取扱いは金融機関や勤務先によって異なる場合がありますので、必ずiDeCo公式サイトのお知らせや各金融機関の案内をご確認ください。

ねくこ

自分がどの方法で掛金を払うのかを決めておき、必要な書類を揃えてから申込を進めるとスムーズです。

③ ID・パスワードの受領と加入完了までの流れ

WEBで申込が完了し、審査・手続きが進むと、SBI証券から「加入者サイト」にログインするためのID・パスワードが郵送されます。

このID・パスワードでログインし、掛金の金額や投資する商品を指図することで、本格的な運用がスタートします。

おおまかなスケジュールの目安は次の通りです。

毎月20日の前日までに申込が完了した場合:
➡おおむね翌月中旬にID・パスワードを発送

毎月20日〜月末営業日までに申込が完了した場合:
➡おおむね翌々月中旬にID・パスワードを発送

※ 20日が非営業日の場合は、その前営業日の前日が締切となる場合があります。正確なスケジュールは必ずSBI証券公式サイトでご確認ください。

④ 掛金設定・商品選びを行い、運用開始

ID・パスワードが届いて加入者サイトにログインできるようになったら、掛金の金額・配分と、運用商品を決めていきます。ここからがiDeCo本番ともいえる部分です。

ねくこ

次の章で、投資先を選ぶ際の考え方を3つのタイプに分けて解説しますので、「何を選べばよいか分からない」という方は参考にしてみてください。

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SBI証券 iDeCoの投資先の選び方3パターン

いざSBI証券 iDeCoを始めても、「どの商品をどのくらい買えばいいのか分からない」という悩みは多くの人が抱えています。

ここでは、代表的な投資スタイルを3パターン紹介します。

※ 以下は一般的な考え方の例であり、特定の商品や運用方法を推奨・保証するものではありません。実際の投資判断はご自身で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。

① 今まで貯めた資産はできるだけ減らしたくない人:元本確保型メイン

長年コツコツ貯めてきたお金を、できるだけ減らしたくない

という方には、定期預金や保険などの元本確保型商品を中心に考える方法があります。

株価の変動などによる値下がりリスクを避けたい人に向いた選択肢ですが、その分利回りは控えめな傾向にあります。

ただし先ほども触れた通り、iDeCoでは口座管理手数料などがかかるため、利息より手数料が上回ると、トータルでは資産が目減りしてしまう可能性があり、「絶対に減らない」わけではない点には注意が必要です。

② 着実に資産を増やしたい人:資産分散(分散投資)を意識

大きなリターンよりも、着実に増やしたい

という人には、資産分散(分散投資)を意識した組み合わせを検討する方法があります。

国内外の株式・債券など、値動きの異なる資産を組み合わせることで、どれか一つが大きく値下がりしても、全体のダメージを抑えやすくなるとされています。

例えば、国内株式・先進国株式・国内債券・先進国債券といったように、複数の投資信託を選び、それぞれ一定の割合に配分しておくイメージです。

ねくこ

年に一度などのタイミングで、当初の割合に戻すように見直す(リバランス)ことで、リスクをコントロールしながら長期運用を続けていくことができます。

リスクとリターンのバランスを取りたい人に向いた考え方です。

③ 手間をかけずに複数の資産に投資したい人:バランス型ファンド

自分で何本も投資信託を選んで、割合を調整するのは大変・・・

という方には、バランス型ファンドを活用する方法があります。

1本の投資信託の中に、国内外の株式や債券、不動産など複数の資産が組み込まれているため、これだけである程度の分散投資ができます。

また、バランス型ファンドの中には、定期的に自動で資産配分を調整(リバランス)してくれるタイプもあり、時間をかけて細かく管理するのが難しい人でも、手軽に分散投資を続けやすい点が魅力です。

ねくこ

どのタイプが自分に合うかは、年齢・収入・リスク許容度などによって変わります。

迷う場合は、複数パターンをシミュレーションしてみたり、ファイナンシャルプランナーへの相談も検討してみてください。

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【Q&A】SBI証券iDeCoの評判・手数料・始め方の疑問に答える

そして、ここまでの内容をQ&A形式にまとめました。

本当にSBI証券の評判はいいの?

SBI証券iDeCoは、商品ラインナップや手数料水準を評価する声が多く、加入者数も自社調べでNo.1とされています。

一方で、問い合わせ窓口のわかりにくさなど不満の声もあります。良い点としては「商品が豊富で分散しやすい」「WEB画面が使いやすい」といった口コミが目立ちます。

悪い点としては「SBI証券とSBIベネフィット・システムズのどちらに聞けばよいか分かりにくい」「セミナー内容が期待と違った」などもあり、総じて“コスト・商品面は高評価、サポート面は好き嫌いが分かれる”という印象です。

手数料は安いの?

SBI証券iDeCoは運営管理手数料0円、口座管理手数料も掛金ありで月171円とされ、一般的に抑えめの水準といえます。

ただし、安さの感じ方は他社比較や運用スタイルによって変わります。掛金を止めた期間も月66円で口座維持ができるため、拠出を一時停止したいときも続けやすい設計です。

一方で、この金額はあくまで口座関連の主な手数料であり、投資信託の信託報酬など商品ごとのコストは別途かかるため、必ずSBI証券公式サイトやiDeCo公式サイトで最新の手数料体系を確認しましょう。

自分にも向いているのか不安・・・

SBI証券iDeCoは、コストと商品数を重視し、自分で商品を選んで分散投資したい人には検討しやすいサービスです。

その一方で、「全部おまかせしたい」「対面で細かく相談したい」タイプの人には、他のサービスが合う場合もあります。

世界株・債券などに自分の考えで配分したい、節税しながら長期で資産形成したい、ネットでの手続きに抵抗がない、といった人とは相性が良い傾向があります。

どこでiDeCoを始めればよいか分からない・・・

iDeCoは多くの金融機関で取り扱いがあり、手数料・商品数・サポートなどを比較して選ぶのが基本です。

SBI証券はその中でも利用者が多い選択肢の一つといえます。運営管理手数料0円、38本の商品ラインナップ、2005年からの運営実績、累計加入者数No.1(自社調べ)といった点は、候補として検討する材料になります。

ただし、「一番がどこか」よりも「自分の投資スタイルと相性がいいか」「サポートの形に納得できるか」が大切です。他社の手数料や商品構成も見比べたうえで決めましょう。

SBI証券のiDeCoを利用している人は、どのような感想を持っているのでしょうか?

利用者の感想としては「商品ラインナップが豊富で分散投資しやすい」「PC操作・WEB画面がわかりやすい」といった前向きな声が多く見られます。

一方、「SBI証券とSBIベネフィット・システムズの役割の違いが分かりにくく、問い合わせ先に迷う」「セミナーが外貨建て保険の販売色が強く期待と違った」といった否定的な意見もあります。

口コミはあくまで個々の体験であり、すべての人に当てはまるわけではありませんが、「商品・コスト面重視の人の満足度は高いが、サポートや案内のスタイルは合う人と合わない人がいる」という傾向は参考になります。

どの商品をどのくらい買えばいいのか分からない・・・

まず自分のリスク許容度と運用目的を整理し、「元本確保型中心」「複数資産への分散」「バランス型ファンド中心」などスタイルを決めるのが近道です。

元本割れをできるだけ避けたいなら定期預金など元本確保型をベースに、一部を投資信託に回す方法があります。

着実に増やしたいなら、国内外の株式・債券を組み合わせた分散投資が有力候補ですし、手間をかけたくない場合は、複数資産にまとめて投資できるバランス型ファンドを軸にする方法もあります。

何を選べばよいか分からない・・・

商品選びに迷うときは、①自分の年齢・老後までの年数、②値動きへの不安の強さ、③運用にかけられる手間の3点から考えると整理しやすくなります。

若くて運用期間が長く、ある程度の値動きを許容できるなら、株式比率を高めた分散投資型が候補になります。

値動きが怖い場合は、債券や元本確保型を多めにしたり、バランス型ファンドを使ってリスクを抑える方法もあります。

まとめ|SBI証券 iDeCoは手数料やラインナップを重視する人が検討しやすい

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ここまで、SBI証券のiDeCoについて、評判・メリット・デメリット・始め方・投資先の選び方を一気に見てきました。

SBI証券 iDeCoのポイント

  • 運営管理手数料0円、口座管理手数料も月171円といった設定で、長期運用を行う上でコストの水準をあらかじめ把握しやすい
  • 38本の豊富な商品ラインナップで、分散投資を行う際の選択肢が比較的多い
  • 2005年からの長い運営実績と、累計加入者数に関する自社公表データがあるため、利用実績を判断材料の一つにしやすい(いずれもSBI証券公表情報にもとづく)
  • 一方で、問い合わせ窓口が分かれ、やり取りが複雑に感じることもある
  • iDeCo共通の注意点として、原則60歳まで引き出せず、投資商品は元本割れのリスクがある

メリット・デメリットの両面を理解したうえで、「老後のために今からコツコツ準備したい」「節税メリットを活かしながら資産形成をしたい」という方にとって、SBI証券のiDeCoは選択肢の一つといえます。

ねくこ

最初はわからないことも多いかもしれませんが、一度仕組みさえ理解してしまえば、あとは毎月淡々と積み立てていくだけです。

本記事を参考に、ご自身のライフプランに合った形で、SBI証券のiDeCoを検討してみてください。

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重要なご注意

本記事は、一般的な情報提供を目的として作成したものであり、特定の金融商品・サービスの勧誘や投資助言を目的とするものではありません。iDeCoおよび投資信託等は元本が保証されておらず、価格変動等により損失が生じる可能性があります。税制・制度・手数料等は、今後の法令改正や各機関の方針変更により内容が変わる場合があります。実際に加入・投資を行う際は、必ずSBI証券公式サイト・iDeCo公式サイト等の最新情報をご確認のうえ、ご自身の判断と責任で行ってください。必要に応じて、税理士・ファイナンシャルプランナー等の専門家への相談もご検討ください。

引用・参考文献

[1]SBI証券「SBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)が選ばれる3つの理由」
https://go.sbisec.co.jp/prd/ideco/merit_top.html)更新日:2024年03月頃(2025年12月10日確認)

[2]SBI証券「iDeCoをはじめる・移換する 手数料・その他費用」
https://go.sbisec.co.jp/prd/ideco/flow_04.html)更新日:不明(2025年12月10日確認)

[3]SBI証券「SBI証券が『厳選』した運用会社別セレクトプラン商品一覧」
https://go.sbisec.co.jp/prd/ideco/howto_item_select.html)記載情報は2025年6月25日時点(2025年12月10日確認)

[4]iDeCo公式サイト「iDeCoのいいところ(税制優遇)」
https://www.ideco-koushiki.jp/guide/good.html)更新日:不明(2025年12月10日確認)

[5]iDeCo公式サイト「手続関連のお知らせ(事業主証明書の見直し 等)」
https://www.ideco-koushiki.jp/news/procedure/)更新日:2024年12月02日(2025年12月10日確認)

[6]三菱UFJ銀行などによるiDeCo元本割れリスク解説ページ(例)
https://www.bk.mufg.jp/column/shisan_unyo/b0144.html)更新日:不明(2025年12月10日確認)

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この記事を書いた人

編集部の資産形成担当。
20代後半ながら金融に関する相談実績多数で、投資信託から株式まで幅広い知識を持ち、今のあなたに必要なことを洗い出し、寄り添った提案を心掛けています。
たけのこ派&猫派です!

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