楽天証券NISAの評判|どんなメリットがあるのか?注意すべき点や申込方法を徹底解説

「楽天ポイントで新NISAを始めやすく」
楽天証券NISAは、楽天ポイントや少額投資を活用しながら長期の資産形成を進めたい人に向いています。
新NISA口座で国内株式・米国株式・投資信託などの売買手数料が0円(対象商品・条件あり)。
さらに、ポイント還元や少額つみたての仕組みを活用しながら、新NISAの非課税枠を使って無理のないペースで長期の資産づくりに取り組みやすくなります。
※ 手数料・ポイント還元・対象商品・取扱本数・制度内容等は時期や条件により変動します。投資信託の信託報酬や為替手数料などの各種コストが別途かかる場合があり、投資は元本保証ではなく将来の運用成績も保証されません。未記載の数値・条件は未確認として扱い、最新の情報は必ず楽天証券公式サイトおよび金融庁等の一次情報をご確認ください。
\ 楽天経済圏と相性よく資産形成 /
と悩んでいませんか。
数あるネット証券のなかでも、楽天経済圏で生活している人・ポイントを活用してコツコツ資産形成したい人にとって、楽天証券のNISA(新NISA)は検討しやすい選択肢の一つです。
一方で、
楽天証券NISAの評判は?
本当に手数料は安いの?
他社より弱いポイントや注意点は?
といった不安もあるはずです。
この記事では、楽天証券NISAのメリット・デメリット・口コミ・向いている人のタイプ・申込手順までを一気に整理しました。
新NISAの制度内容にも触れながら、「自分は楽天証券でNISAを始めてよいか」を判断するための主な材料を分かりやすくまとめていきます。
ねくこ最後まで読めば、楽天証券でNISAを始めるか/別の証券会社にするかを判断するうえで、押さえておきたいポイントを一通り整理できるはずです。
※ 本記事は、新NISAおよび楽天証券のサービス内容に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品や証券会社の利用を推奨・勧誘するものではありません。ここで紹介する内容は執筆時点の公表情報に基づくものであり、将来の運用成績等を保証するものではありません。最終的な投資判断は、必ずご自身の判断と責任で行ってください。
\ 楽天経済圏と相性よく資産形成 /

| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 | おすすめな人 | おすすめポイント | 公式サイト | |
![]() | 271本 | 1,351本 | 三井住友カードおよびOlive (Vポイント:0.5%~3%) | 取扱商品数やポイント還元が充実しており、総合力で選ばれるケースが多い | ・ポイントがWで貯まる(クレカ積立+保有ポイント) ・三井住友カードがお得 ・アプリの機能が充実、管理が楽 | 詳細を見る |
![]() | 200本超 | 1,100本超 | 楽天カード (楽天ポイント:0.5%~2%) | 楽天ユーザーならここ | ・2024年NISA口座№1 ・楽天カード決済でポイントが貯まりやすい ・投資を学べるコンテンツがいろいろ | 詳細を見る |
| 258本 | 1,200本以上 | dカードorマネックスカード (最大3.1%のdポイントor最大1.1%のマネックスポイント) | dカードユーザーにおすすめ | ・dカード決済でポイントが貯まりやすい ・おまかせ運用サービスでサポートが厚い ・アプリの機能が充実している | 詳細を見る | |
![]() | 256本 | 1,100本超 | JCBカード (Oki Dokiポイント0.5%~1.0%) | 取引ツールが充実 | ・投信残高ポイントサービスあり ・JCBの対象カード利用でポイントが貯まる ・ロボアドバイザーのサポート、アプリでの確認ができる | 詳細を見る |
![]() | 255本 | 1,100本超 | auPAYカード (Pontaポイント0.5%~1.0%) | auユーザーにおすすめ | ・auマネ活プランがお得 ・アプリで各種取引ができる | 詳細を見る |
![]() | 105本 | 不明 | 非対応 | 米国株式の取り扱いが業界最多水準 | ・国内評価№1アプリ ・業界最多水準の米国株取扱銘柄 ・24時間チャットサポートあり | 詳細を見る |
楽天証券NISAの基本スペック【新NISA対応】
まずは、楽天証券で利用できる新NISAの基本スペックを押さえておきましょう。
| 項目 | 内容(2025年12月時点) |
|---|---|
| 対応制度 | 新NISA(つみたて投資枠+成長投資枠) |
| 年間投資枠 | 合計360万円 ・つみたて投資枠:120万円 ・成長投資枠:240万円 |
| 生涯投資枠(非課税保有限度額) | 合計1,800万円 (うち成長投資枠は最大1,200万円) |
| 非課税期間 | 無期限(売却しても翌年以降に投資枠が復活する仕組み) |
| 取引手数料(NISA口座) | 新NISA口座における国内株式・国内ETF・ETN・REIT・かぶミニ®・かぶツミ®・かぶピタッ™、米国株式・海外ETF、投資信託の売買手数料が無料(対象商品・条件あり/2025年12月9日時点) ※中国株・アセアン株の一部などは新NISA口座でも通常手数料がかかります。 |
| 投資信託 | 取扱本数:約2,500本以上(課税口座含む) 新NISAつみたて投資枠対象ファンド:251本(2025年2月末時点公表値) |
| 最低投資金額 | 投資信託:100円から 国内株式(かぶミニ®):1株から |
| 外国株の取扱市場 | 米国・中国・シンガポール・タイ・マレーシア・インドネシア(6市場) |
| ポイントサービス | 楽天ポイント/楽天証券ポイント ポイント投資、クレカ積立、投信残高ポイントなど多数 |
※年間投資枠360万円(つみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円)および生涯投資枠(非課税保有限度額)1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)は、2024年1月開始の新NISA制度に基づく上限です。税制改正等により制度内容や上限額が変更される可能性があります。最新の制度概要は、金融庁など公的機関の情報もあわせてご確認ください。
楽天証券は、新NISA口座での国内株式・国内ETF・REIT・米国株式・海外ETF・対象となる投資信託の売買手数料が無料(一部の中国株・アセアン株などを除く)であることが大きな特徴です(2025年12月時点)。
長期でコツコツ運用する新NISAでは、売買のたびに手数料がかかると複利効果が削られやすくなるため、「新NISA口座での基本的な売買手数料が無料」という点は見逃せません。
また、投資信託のラインナップも豊富で、つみたて投資枠だけでも200本超が用意され、全世界株・先進国株・S&P500・バランス型など、人気の低コストインデックスファンドも一通りそろっているため、「商品選びで困って買いたいファンドがない」という状況になりにくいのも魅力です。
※ここでいう「売買手数料が無料」「取引手数料が0円」とは、新NISA口座における対象商品の売買手数料を指します。投資信託の信託報酬・信託財産留保額、株式等のスプレッドや為替手数料などのコストは、商品・取引方法により別途発生する場合があります。
\ 楽天経済圏と相性よく資産形成 /
楽天証券NISAの評判・口コミまとめ

まずは、実際に楽天証券を利用している人の口コミから、どんな点が評価され、どこに不満が出やすいのかを整理します。
※本節では、口コミサイト・比較サイト等を参考に、傾向を要約しています。個別の体験談は人によって異なり、すべての利用者に当てはまるものではありません。
良い評判:楽天銀行との連携・ポイント・ツールが高評価
ポジティブな口コミで特に多いのは、次のような声です。
楽天銀行との連携が便利
楽天銀行との連携(マネーブリッジ)が便利という声は非常に多く、
「楽天銀行をメインバンクにしているので、そのまま自動入出金ができて楽」
「銀行側の金利優遇もあり、資金管理がしやすい」
といった意見が目立ちます。

ポイントまわりの仕組みが分かりやすい
また、楽天グループらしくポイントまわりの仕組みが分かりやすいことも好評です。
「日常の買い物で貯めた楽天ポイントをそのまま投資信託や株の購入に回せる」「ポイント投資でNISAの練習ができるので、最初のハードルが低い」という声が多く見られます。

アプリの評価も高い
ツール面では、スマホアプリ「iSPEED(アイスピード)」の評価が高く、「初心者でも画面が分かりやすい」「米国株もアプリからスムーズに取引できる」といった口コミが多数です。
アプリストアでも高評価が続いており、「とにかく使いやすい」という意見が目立ちます。
悪い評判:サポートのつながりづらさ・画面の好みが分かれる
一方で、ネガティブな口コミとして挙げられるのは次のような点です。
カスタマーサポートのつながりづらさ
カスタマーサポートのつながりづらさに関する不満は一定数あります。
「電話がなかなかつながらない」
「担当者によって説明の分かりやすさに差がある」
といった声です。
電話以外にチャット・FAQも用意されていますが、「分からないことがあったらすぐ対面で聞きたい」タイプの人には物足りない可能性があります。
画面レイアウトに情報が多い
また、画面レイアウトや情報量の多さについても、慣れてしまえば問題ないものの、「最初はどこを見ればよいか分かりづらかった」という声があります。
反対に、「他社アプリよりカラフルで見やすい」と評価する口コミもあり、好みが分かれる部分と言えます。
楽天グループ全体への不安の声も
なお、楽天グループ全体の業績やシステム障害に不安を感じる声もありますが、預けた資産は法令に基づき証券会社の自己資本とは分別管理されます。
万が一、証券会社が破綻し、かつ分別管理に不備があった場合などには、日本投資者保護基金による一定額(お一人あたり1,000万円を上限)の補償制度も整備されています。
ただし、同基金はこうした限定的なケースでのみ発動される制度であり、投資対象そのものの価格変動などによる損失は補償の対象外である点には注意が必要です。
※ 日本投資者保護基金は、証券会社が破綻し、分別管理義務違反などにより顧客資産を返還できなくなった場合に、返還されない金銭・有価証券についてお一人あたり1,000万円を上限に補償を行う制度です。有価証券の価格下落など市場変動による損失は補償の対象外です。
ねくこNISAは一人1口座ですが、資産運用全体では「1社だけでなく、他社口座も併用する」というリスク分散の考え方をとることで、心理的な不安を和らげる方法もあります。
\ 楽天経済圏と相性よく資産形成 /
楽天証券で新NISAを利用する主なメリットを紹介

ここからは、他社と比較したときに見えてくる楽天証券における新NISAの強みを整理していきます。
(本文中の比較・評価は、主に主要ネット証券を念頭においた一般的な傾向です。)
① 新NISA口座では国内株・米国株・投資信託などの売買手数料が0円(対象商品・条件あり)
楽天証券のNISAでは、国内株式(かぶミニ®・かぶツミ®・かぶピタッ™含む)、国内ETF・REIT、米国株式・海外ETF、投資信託の売買手数料が無料です。
(2024年開始の新NISAから適用/一部の中国株・アセアン株などを除く/2025年12月時点。)
また、投資信託は購入時手数料が無料でも、信託報酬など運用中のコストはファンドごとに異なります。
さらに、米国株式や海外ETFでは、売買手数料が無料でも為替手数料やスプレッド等が別途発生する場合もあります。
ねくこコスト重視の方は、「信託報酬が低いインデックスファンド」を選ぶとともに、為替コストなども含めてトータルで確認しておくと安心です。
※ここでいう「手数料が無料」「取引手数料が0円」とは、新NISA口座における対象商品の売買手数料を指します。信託報酬・信託財産留保額・スプレッド・為替手数料等のコストは、商品・取引方法により別途発生します。
② ポイントが「貯まる・使える」ので現金を減らさずに始めやすい
楽天証券の大きな魅力は、楽天ポイントを使って投資ができることです。
楽天市場や楽天カード、楽天モバイルなどで貯めたポイントを、
- 投資信託の購入・積立
- 国内株式(現物)の購入
- 米国株式(円貨決済)の購入
などに1ポイント=1円相当として利用できます(期間限定ポイントなど一部除外あり)。
また、投信積立を楽天カードや楽天キャッシュで支払うとポイント還元が受けられます。
2025年12月9日時点の公表情報では、決済に使うカードの種類や対象ファンド、利用条件などによって異なりますが、0.5%〜2%のポイント還元が設定されています。
(毎月の積立上限額・対象銘柄・カード種別などの条件あり。ポイント還元率や対象は見直される場合があります。)
※ 楽天カードクレジット決済・楽天キャッシュ決済による投信積立のポイント還元率は、カード種別や対象ファンド、代行手数料率などの条件により異なります。還元率・対象ファンド・積立上限額等は変更される場合がありますので、最新の条件は楽天証券および楽天カードの公式サイトでご確認ください。
楽天経済圏を日常的に使っている人なら、日頃の支払いで貯めたポイントを活用することで、追加の現金支出を抑えながら新NISAの投資枠を一部活用しやすいという点で、楽天証券NISAとは相性が良いと言えます。
ねくこただし、ポイントも本来は現金と同様の価値があるため、「ポイントだから」と使い過ぎず、家計全体のバランスを見ながら活用することが大切です。
③ 投資信託の品揃えが豊富で、低コストインデックスファンドも充実
楽天証券では、投資信託を約2,500本以上取り扱っており(課税口座を含む、2025年2月28日時点)、主要なネット証券のなかでも多い水準です。
そのうち、新NISAで利用できる投信も多数あり、つみたて投資枠対象ファンドは251本、成長投資枠対象ファンドは1,324本と公表されています(いずれも2025年2月28日時点)。
ラインナップには、
- 全世界株式インデックス
- 先進国株式/米国株式(S&P500、全米株式など)
- バランス型(株+債券)
- 全世界株式&オルカン系ファンド
といった、長期の資産形成で人気の低コストファンドが揃っています。
ねくこ楽天投信のオリジナル商品や、ロボアドバイザー型の「らくらく投資」など、「自分で銘柄を選ぶのが不安な初心者」に向けた選択肢も用意されています。
※ つみたて投資枠対象投資信託251本、成長投資枠対象投資信託1,324本は、楽天証券が公表する「NISA商品ガイド」に基づく2025年2月28日時点の本数です。取扱本数・対象銘柄は追加・除外等により変更される可能性があります。
④ 100円から投資できるので、新NISAを小さく試せる

楽天証券では、投資信託を100円から購入・積立できます。
「新NISAの年間投資枠360万円をいきなり使い切るのは怖い」という方でも、毎月1,000円や3,000円といった少額からスタートしやすいのが特徴です。
また、国内株式も「かぶミニ®」を使えば1株単位での投資が可能です。
高額な人気銘柄でも、数千円から新NISA枠での株式投資を体験できるため、投資初心者が少しずつ慣れていくには十分な環境と言えます。
⑤ 楽天銀行との連携(マネーブリッジ)が優秀
楽天証券と楽天銀行を連携する「マネーブリッジ」を設定すると、
- 楽天銀行⇔楽天証券の自動入出金(スイープ)
- 楽天銀行普通預金の金利優遇(通常より高い金利)
- 投資信託などへの入金をほぼリアルタイムで反映
といったメリットがあります。
つまり、
という動きがしやすくなり、家計管理と投資を一体的に行いやすいのが特徴です。
\ 楽天経済圏と相性よく資産形成 /
楽天証券の新NISAにおける注意点・デメリットと対策

メリットが多い一方で、楽天証券NISAにはあらかじめ理解しておきたい注意点もあります。
ねくこここでは実務的に困りやすいポイントを中心に解説します。
① 「楽天ポイント」と「楽天証券ポイント」は別物
| 楽天ポイントコース | 楽天証券ポイントコース | |
|---|---|---|
| 貯まるポイント | 楽天ポイント | 楽天証券ポイント |
| ポイントの主な利用先 | ・楽天証券でのポイント投資 ・楽天市場・楽天トラベル等の楽天グループ各種サービス | ・楽天証券での投資信託購入 ・JALマイル(JMBマイル)への交換 |
| ポイント投資で使える商品 | 投資信託・国内株式(現物)・米国株式(円貨決済) | 投資信託のみ |
| SPU(スーパーポイントアップ) | 対象(投信・米国株ポイント投資など) | 対象外 |
| 使い勝手 | 日常の買い物にも使えて汎用性が高い | 投資専用だが、JALマイルを重視する人にはメリットあり |
楽天証券で取引をすると、「楽天ポイント」または「楽天証券ポイント」のいずれかが貯まります。
どちらを貯めるかは「ポイントコース」の設定で選択しますが、それぞれ使い道が大きく異なるので注意が必要です。
新NISAでポイントをフル活用したい多くの方にとっては、楽天ポイントコースのほうが使い勝手が良いケースがほとんどです。
一方、「投資信託のポイント投資を上限なく行いたい」「JALマイルを貯めたい」といった目的が明確な方は、楽天証券ポイントコースも検討の余地があります。
ねくこどちらにするか迷ったら、まずは楽天ポイントコースで始め、必要に応じて切り替えるという方法もあります(コースは後から変更可能です)。
② 外国株の取扱国は6ヵ国に限られる
楽天証券で取引できる外国株は、米国・中国・シンガポール・タイ・マレーシア・インドネシアの6市場に限られています(2025年12月時点)。
「世界中の個別株を直接買いたい」というニーズには十分とは言えないため、たとえばヨーロッパ株や新興国の個別株に積極的に投資したい方には物足りないかもしれません。
とはいえ、新NISAで長期の資産形成を行う上では、全世界株式や先進国株式などのインデックスファンドに投資するだけでも十分に国際分散が可能です。
ねくこ「外国株は投資信託やETFを通じて広く分散投資をする」という割り切り方をすれば、多くの人にとって実務上は大きなデメリットになりにくいでしょう。
③ キャンペーンやポイント倍率は変更される可能性がある
楽天証券を含む楽天グループは、ポイント倍率やキャンペーン条件が定期的に見直される傾向があります。
過去にも、クレカ積立の還元率やSPU条件などが変更された実績があるため、「今のポイント還元が永続する前提でシミュレーションを組む」のは避けましょう。
あくまで、
- NISA口座の売買手数料が無料であること
- 100円から投資できること
- 投資信託ラインナップが豊富であること
といった制度・サービスの中核部分を重視し、ポイントやキャンペーンは「おまけ」として考えるのが安全です。
④ サポートに電話依存するとストレスになる場合も
口コミにもある通り、電話サポートが混み合う時間帯はつながりにくい場合があります。
楽天証券はネット証券のため、対面窓口で1から教えてもらうスタイルではない点は理解しておきましょう。
その代わり、
- 公式サイトの「トウシル」やYouTubeでの投資解説動画
- オンラインセミナーやNISA特集ページ
- チャットボット/FAQ
など、自己解決するためのコンテンツはかなり充実しています。
ねくこ「自分で調べながら覚えていくスタイル」に抵抗がない人ほど、楽天証券NISAのメリットを活かしやすいと言えます。
\ 楽天経済圏と相性よく資産形成 /
こんな人は楽天証券NISAを検討しやすい/向いていない
ここまでの内容を踏まえると、楽天証券NISAが特に検討しやすいのは次のような人です。
楽天証券NISAが「向いている」人
- 普段から楽天のサービスをよく利用している人
楽天市場・楽天カード・楽天モバイル・楽天トラベルなどを使っていて、すでに楽天ポイントが貯まりやすい環境にある人は、ポイント投資やSPUを活かしやすく、現金負担を抑えながら新NISAを活用しやすくなります。 - 投資初心者〜中級者で、インデックス投資中心に資産形成したい人
投資信託の品揃えや、セミナー・動画・解説記事などの学習コンテンツが充実しているため、「インデックスファンドでコツコツ積立」という王道スタイルを取りたい人には非常に相性が良いと考えられます。 - コストを抑えて長期・分散投資をしたい人
新NISA口座での国内株・米国株・投信の売買手数料が無料で、投信ラインナップも低コスト商品が豊富です。「手数料を最小限に抑えながら20年30年と長く付き合える証券会社を選びたい」という方にとって、候補の一つになりやすいと言えるでしょう。
楽天証券NISAが「向いていない」人
- 対面で細かく相談しながら進めたい人
楽天証券はネット証券のため、対面店舗で相談しながら商品を決めたいタイプの方には、サポートが物足りなく感じられるかもしれません。その場合は、銀行や対面証券とネット証券を併用する方法も検討しましょう。 - 米国・中国・アセアン以外の外国個別株を積極的に売買したい人
ヨーロッパ株やその他の新興国の個別株を直接買いたい方は、より外国株の市場数が多い証券会社をサブ口座として開設するのが現実的です。
ねくここれらもふまえて、ご自身が楽天証券でNISA口座を開くべきかを検討しましょう。
楽天証券で新NISAを申し込む方法【3ステップ】
楽天証券で新NISAを始めるまでの流れは、次の3ステップです。
まずは楽天証券の総合取引口座を開設します(まだ持っていない場合)。
申し込みの際に、新NISA口座の開設も同時に手続きできます。
オンライン申込では、スマホやPCから本人確認書類をアップロードする「オンライン本人確認(eKYC)」を利用でき、主に以下のような書類が利用可能です(一例)。
- マイナンバーカード
- 運転免許証+マイナンバー通知カード
- 在留カード など
申し込み画面の案内に従って、氏名・住所・マイナンバーなどを入力し、本人確認書類を撮影・アップロードすれば申請は完了です。
申し込みが完了すると楽天証券と税務署による審査が行われ、完了すると登録したメールアドレス宛に口座開設完了のお知らせとログインに必要なユーザIDなどが案内されます。
NISA口座は「1人1口座」のルールがあるため、他社ですでにNISA口座を持っている場合は金融機関変更の手続きが必要です。
金融機関変更には時間がかかることがあるため、新NISAを利用したい年の早めのタイミングで申込むことをおすすめします。
口座開設完了メールを受け取ったら、ログインして初期設定(取引暗証番号の設定・ポイントコースの選択・マネーブリッジ設定など)を済ませます。
入金方法は、主に以下の3つです。
- 楽天銀行との自動入出金(マネーブリッジのスイープ)
- ネットバンキングからのリアルタイム入金(主要な都市銀行・ネット銀行に対応)
- 通常の銀行振込(振込手数料は利用者負担)
入金が反映されたら、買いたい投資信託や株式の注文画面で「口座区分:NISA」を選択して注文すれば、新NISA枠での取引ができます。
\ 楽天経済圏と相性よく資産形成 /
【Q&A】楽天証券の新NISA口座の疑問に答える
そして、ここまでの内容をQ&A形式にまとめました。
新NISAを始めるとき、どこの証券会社で口座を作ればよいですか?
楽天経済圏をよく使い、ポイントを活用しながらインデックス投資でコツコツ資産形成したい人には、楽天証券は有力な候補になります。
一方で、対面相談を重視する人や、より多くの外国個別株を売買したい人には他社も併用した方が安心です。
自分の投資スタイルや使っているサービスとの相性を踏まえて、「楽天証券+他社口座」という組み合わせも含めて検討しましょう。
楽天証券NISAの評判は?
良い評判としては「楽天銀行との連携が便利」「ポイントが貯めやすく使いやすい」「アプリが見やすく操作しやすい」といった声が多いです。
一方で「電話サポートがつながりにくい」「画面の情報量が多く最初は分かりづらい」という不満もあります。
また楽天グループ全体の業績への不安もありますが、顧客資産は法令に基づき分別管理され、日本投資者保護基金による一定の補償制度も用意されています(ただし価格変動による損失は補償対象外)ことも押さえておきましょう。
楽天証券NISAは本当に手数料は安いの?
新NISA口座では、国内株・国内ETF・REIT・かぶミニ®などに加え、米国株・海外ETF・投資信託の売買手数料が基本的に0円(一部除外あり)と、長期投資向きの低コスト設計です。
ただし「売買手数料0円=完全にタダ」ではなく、投資信託の信託報酬や信託財産留保額、米国株などの為替手数料・スプレッドといったコストは別途かかる場合があります。
中国株・アセアン株の一部はNISAでも通常手数料が発生するため、個別商品ごとのコストも事前に確認しましょう。
楽天証券NISAには他社より弱いポイントや注意点はありますか?
主な注意点は「外国個別株の取扱国が6ヵ国に限られる」「ポイント倍率やキャンペーン条件が変更されやすい」「電話サポートに頼るとつながりづらさがストレスになり得る」といった点です。
また楽天ポイントと楽天証券ポイントは別物で、コース設定を間違えると使い勝手が変わる点にも注意が必要です。
NISAでは手数料無料や投信ラインナップのような“中核サービス”を重視し、ポイントやキャンペーンはあくまで「おまけ」として考えるのが安全なスタンスと言えます。
楽天証券NISAは本当に手数料0円で利用できますか?
新NISA口座では、対象となる国内株式・国内ETF・REIT・かぶミニ®・かぶツミ®・かぶピタッ™、米国株式・海外ETF、投資信託の売買手数料が無料です(2025年12月時点/一部の中国株・アセアン株などを除く)とされています。
ただしこれはあくまで「売買手数料」に限られ、投資信託の信託報酬・信託財産留保額、株式等のスプレッドや為替手数料などは別途発生し得ます。
「手数料0円」と聞くと誤解しがちですが、トータルコストは商品説明書や公式サイトで必ず確認しましょう。
楽天ポイントだけでNISA投資を続けることはできますか?
理論上は、貯めた楽天ポイントだけを使って新NISAで投資を続けることも可能ですが、年間360万円の非課税枠をポイントだけで埋めるのは現実的ではなく、非課税メリットを最大限活かすことは難しいでしょう。
現実的な使い方としては、「まずはポイント投資で値動きに慣れる」「その後、家計に無理のない範囲で毎月の現金積立も足していく」というステップを踏む方法が考えられます。
ポイントも実質的にはお金であることを忘れず、使い過ぎには注意が必要です。
他社のNISA口座から楽天証券に乗り換えられますか?
乗り換え自体は可能で、「金融機関変更」の手続きを行うことで翌年以降の新NISAを楽天証券で利用できます。
旧NISAの残高を楽天証券へ移す移管手続きも用意されていますが、手続きの時期によっては利用できる非課税枠や運用方針に影響が出ることがあります。
NISAは「1人1口座」のルールがあるため、変更には一定の時間もかかりますので、いつからどの枠をどの証券会社で使うか、公式サイトの説明やサポートを確認しながら計画的に進めましょう。
投資信託や株は売却してもまた新NISAの枠は使えますか?
新NISAでは、生涯投資枠1,800万円のうち、売却した商品の取得金額(簿価)相当額は翌年以降に非課税枠として復活しますが、その年の年間投資枠(360万円)は同じ年の中で再利用できません。
例えば、ある年に100万円分を購入して同じ年に売却しても、その年の残り枠が増えるわけではない点に注意が必要です。
一方、翌年以降は「生涯投資枠」が売却分だけ戻る仕組みなので、長期の運用計画を立てる際には「今年の枠」と「生涯の上限」を切り分けて考えることが大切です。
まとめ|楽天経済圏ユーザー&インデックス投資派には有力候補
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 | おすすめな人 | おすすめポイント | 公式サイト | |
![]() | 271本 | 1,351本 | 三井住友カードおよびOlive (Vポイント:0.5%~3%) | 取扱商品数やポイント還元が充実しており、総合力で選ばれるケースが多い | ・ポイントがWで貯まる(クレカ積立+保有ポイント) ・三井住友カードがお得 ・アプリの機能が充実、管理が楽 | 詳細を見る |
![]() | 200本超 | 1,100本超 | 楽天カード (楽天ポイント:0.5%~2%) | 楽天ユーザーならここ | ・2024年NISA口座№1 ・楽天カード決済でポイントが貯まりやすい ・投資を学べるコンテンツがいろいろ | 詳細を見る |
| 258本 | 1,200本以上 | dカードorマネックスカード (最大3.1%のdポイントor最大1.1%のマネックスポイント) | dカードユーザーにおすすめ | ・dカード決済でポイントが貯まりやすい ・おまかせ運用サービスでサポートが厚い ・アプリの機能が充実している | 詳細を見る | |
![]() | 256本 | 1,100本超 | JCBカード (Oki Dokiポイント0.5%~1.0%) | 取引ツールが充実 | ・投信残高ポイントサービスあり ・JCBの対象カード利用でポイントが貯まる ・ロボアドバイザーのサポート、アプリでの確認ができる | 詳細を見る |
![]() | 255本 | 1,100本超 | auPAYカード (Pontaポイント0.5%~1.0%) | auユーザーにおすすめ | ・auマネ活プランがお得 ・アプリで各種取引ができる | 詳細を見る |
![]() | 105本 | 不明 | 非対応 | 米国株式の取り扱いが業界最多水準 | ・国内評価№1アプリ ・業界最多水準の米国株取扱銘柄 ・24時間チャットサポートあり | 詳細を見る |
ここまで、楽天証券NISAの評判・メリット・デメリット・申込方法を見てきました。
楽天証券NISAの強みをあらためて整理すると、
- 新NISA口座での国内株・米国株・投資信託の売買手数料が無料
- 投資信託の品揃えが豊富で、つみたて投資枠対象ファンドも多数
- 100円から投資ができ、少額ではじめやすい
- 楽天ポイントを使って投資ができ、クレカ積立などでポイントも貯まりやすい
- 楽天銀行とのマネーブリッジで入出金がスムーズ
一方で、
・外国個別株の取扱市場は6ヵ国に限られる
・ポイント制度やキャンペーン内容は将来変更される可能性がある
・電話サポートに頼りすぎると、つながりにくさがストレスになることも
といった注意点もあります。
総合すると、「楽天サービスを日常的に使っていて、インデックス投資を中心に新NISAでコツコツ資産形成したい人」にとって、楽天証券NISAは有力な候補の一つとして検討しやすい証券会社と考えられます。
まずは、楽天ポイントを使った少額投資や、毎月数千円のつみたてから始めてみると、新NISAの仕組みや値動きの感覚をつかみやすくなります。
ねくこ慣れてきたら、ご自身のリスク許容度やライフプランに応じて、投資額や銘柄の種類を少しずつ調整していきましょう。
\ 楽天経済圏と相性よく資産形成 /
※ 本記事の内容は2025年12月9日時点の公表情報をもとに作成しています。手数料・サービス内容・対象商品・キャンペーン・税制や制度内容等は変更される可能性があります。最新情報は必ず楽天証券公式サイトおよび金融庁等の一次情報をご確認ください。
※ 本記事は新NISAおよび楽天証券のサービス内容に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の取得や特定の証券会社の利用を推奨・勧誘するものではありません。投資には元本割れを含む価格変動リスクがあり、損失が生じる可能性があります。商品ごとのリスク・手数料等は、楽天証券の契約締結前交付書面・目論見書等を必ずご確認のうえ、ご自身の判断と責任でお取引ください。
参考・出典リンク
- [1] 金融庁「NISAを知る」 :新しいNISAの制度概要(つみたて投資枠・成長投資枠・生涯投資枠 など)
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/index.html - [2] 楽天証券「楽天証券のNISA(新NISA)の強み」 :新NISA対象商品・取扱本数・サービス概要
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/nisa/strength/ - [3] 楽天証券「日米株式の取引手数料が無料|NISA/新しいNISA」 :NISA口座における国内株式・米国株式・海外ETF・投資信託の手数料無料範囲
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/nisa/commission/ - [4] 楽天証券「投信積立(投資信託積立)のご案内」 :投資信託の取扱本数・最低購入金額(100円~)・積立サービス概要
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/overview.html - [5] 楽天証券「ポイントプログラム/ポイントコースのご案内」 :楽天ポイントコース・楽天証券ポイントコースの違い・ポイント投資の対象商品
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/service/point/ - [6] 楽天証券「楽天証券|新NISA(ニーサ)」 :口座開設手順、NISA口座の注意事項、金融機関変更・旧NISAからの移管など
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/nisa/




