【2025年11月11日】の経済・時事ニュースまとめ

きょう11月11日の朝、米政府閉鎖の収束期待を背景に米国株が反発し、円相場は154円台で推移しています。
国内ではオリックスとカタール投資庁が日本企業に投資する大型ファンドの設立報道が出たほか、政府の中小企業向け資金繰り支援の具体案が伝わりました。
ねくこ政策面では成長戦略会議の初会合で重点17分野が示され、暮らしでは「紛失防止タグ」悪用を規制対象に含める法改正案が閣議決定されました。
主要株価指数・為替レート(11月11日 10時時点)
| 指標 | 現在値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 51,327.19円 | +415.43(+0.82%)円 |
| NYダウ | 47,368.63ドル | +381.53(+0.81%)ドル |
| S&P500 | 6,832.43ポイント | +103.63(+1.54%)ポイント |
| ドル円(USD/JPY) | 154.38円 | +0.24円 |
米株はAI関連中心に反発
米国株はNvidiaやPalantirなど生成AI関連が上昇を牽引し、S&P500が+1.54%と続伸しました。
米政府閉鎖の終結観測がセンチメント改善に寄与した面もあります。
ねくこ上院が政府再開法案の手続き投票を通過させ、閉鎖解除への期待が高まりました。
短期は政治イベントの進捗次第、中期はAI投資と企業業績が相場の軸になります。
円は154円台、リスク選好で上値重い
ドル/円は154円台前半とリスク選好の戻りと政策不透明感の中、円は安全通貨としての買いが後退しています。
米政府閉鎖の収束観測や世界株高で、安全資産の円需要が弱まりました。
イベント通過で一時的に円安が進む一方、国内物価・賃金や日銀のスタンスが中期の方向性を左右します。
日経平均は高値圏での推移
日経平均は5.1万台で底堅く、米株高と政策期待が支えになっています。
政府の成長戦略会議が重点投資分野を明確化し、国内需要の下支え観測が出ています。
決算シーズンの個別物色と為替の方向感が、年末に向けたレンジを決めやすい局面です。
資産運用をしている人がこの局面で心掛けるべきこと
株式・投信
米株はAI関連主導で反発していますが、値動きが速く「上がったから買う、下がったから売る」の逆張り・追随はリスクが大きいです。
長期の資産形成では、配分(国内外株・債券・現金など)を決め、想定レンジからずれたときに機械的にリバランスする方が再現性が高いです。
ねくこ短期は政治イベント(米政府閉鎖の収束手続き)と為替がブレを生み、中期はAI投資と政策が下支える観測という見方があります。
考えたい行動
積立額の見直しや投信のコスト点検など、コントロール可能な要素に集中しましょう。
根拠
市場イベントは不可測でも、手数料や配分は事前に決めて守れるため、期待リターンのブレを抑えやすいからです。
※NISAの活用可否は、家計の収支・リスク許容度・投資期間で判断してください。

※iDeCoは節税メリットがある一方、原則60歳まで引き出せない点に留意してください。

為替(FX)
ドル/円は154円台で推移。イベントドリブンで短期の振れが増えています。
レバレッジをかけるFXは、逆行時の耐性(証拠金・ロスカット水準)を事前に数値で決め、1回あたりの損失上限を資金の数%に抑えるリスク管理が要です。
ねくこ「円安=一本調子」ではなく、政策・指標・ヘッドラインで上下が速い相場です。
指値・逆指値の併用、建玉の分散、イベント前後のポジション軽量化を徹底しましょう。

免責:本節は一般的な情報提供であり、特定銘柄・通貨・手法の推奨ではありません。最終判断はご自身でお願いします。
国内ニュース
オリックスとカタール投資庁、日本向け買収ファンドを設立へ(約1兆円規模)
オリックスがカタール投資庁と組み、日本企業に投資する買収ファンドを設立する計画が報じられました。
規模は1兆円超が見込まれ、運営会社の出資比率はオリックス60%、QIA40%とされています。
ねくこガバナンス強化や事業再編の加速、未公開化による変革支援など、資本面からの産業新陳代謝を促す狙いが読み取れます。
国内M&Aの厚みが増す可能性があります。
成長戦略会議が初会合、重点17分野を提示
政府の成長戦略会議が初会合を開き、AI・半導体、量子、核融合、GX、防災・国土強靭化など17分野を官民の重点投資対象に掲げました。

中長期の研究開発・設備投資の方向性が具体化し、産業政策の見取り図が示されました。
補正予算への反映も視野に入ります。
「収益5%減」で金利引き下げ等、中小企業の資金繰り支援を検討
米関税の影響を受けた中小企業に対し、公的融資の要件緩和、金利引き下げ、補助金の優先採択などを柱とする支援案が検討されています。
21日に経済対策として閣議決定する方針です。
ねくこ資金繰り悪化の緩和と設備投資の下支えを通じ、賃上げ環境の維持を狙います。
「紛失防止タグ」悪用も規制対象に―ストーカー規制法改正案を閣議決定
位置情報の無断取得に悪用されるケースを踏まえ、紛失防止タグの不正利用を規制対象に含める法改正案が閣議決定されました。
見守りとプライバシー保護のバランスに配慮しつつ、デバイス利用のルール整備が進む見込みです。
海外ニュース
米政府閉鎖、上院の妥協案で収束に道筋
上院で政府再開法案の手続き投票が可決。
年始までのつなぎ予算に道筋がつき、最長となった閉鎖の解除が今週にも視野に入りました。
進展を好感して米株は上昇し、世界のリスクセンチメントも改善しました。
UBS、S&P500の2026年末目標を7,500に引き上げ
UBSはAI投資と堅調な利益成長を根拠に、S&P500の来年末目標を7,500とする見通しを公表しました。
関税など短期の逆風を踏まえつつも、中期は世界景気の加速を想定しています。
英財務相「増税は不可避」示唆
英国のリーブス財務相は、11月末の予算で数百億ポンド規模の増税を示唆。
選挙公約との整合が焦点となっています。
ねくこ英国の財政再建姿勢が強まり、英資産や為替のボラティリティ拡大に注意が必要です。
私たちの生活に起こること
円安が長引くと、輸入物価の上振れが家計を圧迫します。
「何を買うか」より先に「いくら使うか」を決め、固定費と変動費の仕分けを今週中に実施しましょう。
ねくこ株式市場は政策・イベントに上下しやすい局面です。
投資は焦らず、積立や配分のルールを先に決めることで、ニュースに振られにくい家計とポートフォリオをつくれます。
固定費の見直しに役立つ解説:



免責:本記事は情報提供を目的としたもので、特定の投資行動を勧誘するものではありません。市場価格・制度は執筆時点(日本時間11月11日10時台)の公表情報に基づきますが、将来の成果を保証するものではありません。