住宅ローンにおすすめの金融機関7選!それぞれの特徴や選び方、合っている人も紹介

最後まで読めばわかること
- 住宅ローンの種類と選び方
- 主要な銀行・ネット銀行の住宅ローンを比較し、比較を可視化できる
- その他、押さえておきたいポイントや申し込み方法
家を購入しようと考えたとき、多くの人が最初に迷うのが「どの住宅ローンを選べばいいのか」という問題です。
変動金利・固定金利・フラット35など、ローンのタイプや金利の高低だけでもさまざまな選択肢があります。
さらに「団信をどうするか」「手数料や優遇特典はどこまで重要視するか」など、検討すべきポイントは多いため、比較検討するにもハードな作業になりがちです。
そこで本記事では、主要な銀行・ネット銀行の住宅ローンを比較し、それぞれの特徴をわかりやすくまとめました。
金利タイプや団信(団体信用生命保険)の違い、手数料、特典などを一覧で整理しながら解説しているため、
と、いった方にピッタリの内容になっています。

今回は、FP資格保持者&住宅ローンアドバイザーの資格を持つ私が解説します。
ぜひ、これからのマイホーム計画や資金計画の参考にしてみてください!
\最適な借入先やプランがわかる!/
変動金利 | 固定金利 (10年) | フラット35 | 返済方法 | 5年ルール 125%ルール | 審査日数 | 事務手数料 ※保証料は全社無料 | 一部繰上げ返済手数料 | 金利変更手数料 | つなぎ融資 | オプション | 公式サイト | |
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![]() ARUHI | 年0.800%~ (半年型) | 年2.370%~ | ARUHIスーパーフラット:年0.780%~ ARUHIフラット35:年0.550% | 元利均等返済 | 記載なし | 事前審査が最短1営業日※ 本審査が最短3営業日※ | 借入金額×2.2%+消費税 ※最低事務手数料220,000円 | WEB受付は無料 電話受付は有料 | 金利固定化手数料5,500円(消費税込) | あり ARUHIフラットつなぎ | ARUHI 暮らしのサービス 約40種類の様々な優待特典 | 詳細を見る |
![]() PayPay銀行 | 年0.530%~ | 年1.560%~ | 取り扱いなし | 元利均等返済 | 取り扱いなし | 事前審査(当日~2営業日) 本審査開始(書類提出から、3~10営業日) | 借入金額×2.20% | web受付は無料 電話受付は有料 | 手数料無料 | 取り扱いなし | ー | 詳細を見る |
![]() 住信SBI銀行 | 年0.448%~ (自己資金20%以上) | 年1.553%~ (自己資金20%以上) | フラット35(買取型):年1.30%~ フラット35(保障型):年1.82%~ | 元本均等返済/ 元利均等返済 | あり | 仮査定なら最短当日 本審査が1週間から10日程度 | 借入金額×2.2%(税込) | 無料 | 手数料無料 | 取り扱いなし 土地購入時と建物完成時の2回に分けて融資できる 土地先行プランあり | ー | 詳細を見る |
![]() SBI新生銀行 | 年0.41%~ (自己資金10%以上) | 年1.530% | 取り扱いなし | 元利均等返済 | 取り扱いなし | 申し込みから借入までの期間 約1ヶ月半 | 借入金額×2.2% | 無料 | 固定金利選択手数料:5500円 | あり | ー | 詳細を見る |
![]() 楽天銀行 | 年0.836%~ | 年1.942%~ | 年1.89% | 元本均等返済/ 元利均等返済 | あり | 最短26日 ※フラット35は最短35日程度 | 事務手数料:一律33万円 ※フラット35の場合は融資額×1.1% | 無料 | 手数料無料 | あり | ・住宅ローン会員ランク特典 ・ハッピープログラム対象 | 詳細を見る |
![]() イオン銀行 | 年0.78%~ (自己資金20%以上) | 年1.54%~ | 年1.89% | 元利均等返済 | あり | 事前審査結果 最短翌日回答 正式審査の結果は到着後1~2週間の間 | <定率型> お借入れ金額の2.20%(税込)[最低取扱手数料220,000円(税込)〕 <定額型> 110,000円(税込) 定率型をご利用いただいた場合にくらべ、お借入れ利率が年0.2%高くなります。 | 無料 | 手数料無料 | あり | ・イオングループでの買い物が毎日5%オフ! ・ゴールドカード専用の特典を付加された発行されるイオンゴールドカードセレクトが発行 | 詳細を見る |
![]() auじぶん銀行 | 年0.344%~ | 年1.440% | 取り扱いなし | 元本均等返済/ 元利均等返済 | あり | ・仮審査 申込日から当日~3営業日 ・本審査 3~10営業日が目安。 ただし、必要書類をすべて提出した日が起点 | 借入金額×2.20%(税込) | 無料 | 手数料無料 | 取り扱いなし | ・住宅ローン金利優遇割 | 詳細を見る |
住宅ローンを選ぶ際に押さえておきたいポイント

家の購入を検討していると、「どの住宅ローンが自分に合っているのか」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
実は、住宅ローンには金利の違いだけでなく、「団信(団体信用生命保険)」というものの保障内容や、「手数料」「優遇特典」など、さまざまなチェックポイントがあります。
ここでは、そんな住宅ローン選びで重要となる要素をコンパクトにご紹介。

まずは、以下のポイントを押さえれば、自分に合ったローンを見つけやすくなるはずです。
ポイント1:金利タイプ(変動・固定・フラット35)
金融機関 | 商品名 | 金利 |
---|---|---|
ARUHI | ARUHI住宅ローン(MG保証) ユアセレクト | <変動金利半年型> 5~40年:年0.994%~年3.894% 41~50年:年1.094%~年4.044% |
PayPay銀行 | 変動金利 | 年0.420%~ |
住信SBIネット銀行 | WEB申込コース 対面相談コース | 年0.448%~ |
SBI新生銀行 | 変動金利半年型 | 年0.43%~ |
楽天銀行 | 変動金利(固定特約付き) | 年0.874%~ |
イオン銀行 | 全期間優遇金利プラン | 年0.53%~ |
auじぶん銀行 | 変動金利 | 年0.434%~ |
要点
- 変動金利:当初の金利が低めだが、将来金利が上昇すると返済額も増えるリスクがある
- 固定金利選択型:一定期間の間金利を固定できる。期間終了後は再び変動or固定を選ぶ
- フラット35:最長35年間金利が固定され、返済計画を立てやすい
金利タイプには、大きく分けて「変動金利」「固定金利」「フラット35(長期固定)」の3つが存在します。
変動金利
当初の金利が低く設定されているケースが多いものの、金利が上がるリスクもあります。
返済額が将来増加する可能性を許容できるかどうかが判断基準です。
固定金利
返済期間中、金利が一定に固定されるため、長期的な返済プランを立てやすいのが魅力。
ただし、変動金利に比べると、当初の金利が高めになりやすい傾向があります。
フラット35
民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する“最長35年固定”のローンで、借入時から完済まで金利が固定。
頭金や年収要件、物件の質的要件などいくつか条件があるのが特徴です。


いずれもメリット・デメリットがあるため、現在の収入や将来設計、金利上昇リスクに対する考え方を踏まえて選ぶことが重要です。
ポイント2:団信の保障内容

団信(団体信用生命保険)とは、住宅ローン契約者が死亡や高度障害状態になった際に、保険金でローン残高が支払われる仕組みの保険です。
最近では、がん・三大疾病・全疾病までカバーするプランも増えています。
団信のチェックポイント
- カバー範囲をチェック
死亡・高度障害に加え、がん・心筋梗塞・脳卒中など三大疾病や全疾病まで保障されるものもあります。どこまで保障を手厚くしたいのか、ライフスタイルや家庭状況に合わせて選びましょう。 - 上乗せ金利の有無
一般団信は上乗せ金利なしで付帯する場合が多いですが、がん100%保障や三大疾病プランなど手厚い保障をつけると「0.1%」「0.3%」などが金利に上乗せされるケースがあります。

上述にて掲載している「団信」「上乗せ金利なし」「フラット35用」のタブ表を参考にすると、各金融機関の団信プランや追加保障の有無・金利加算率を比較しやすくなります。
ポイント3:手数料やサービスの優遇
意外と見落としがちなのが、保証料や各種手数料・優遇特典などです。
手数料の内訳をチェック
保証料が無料のところもあれば、事務手数料や繰上げ返済手数料、金利変更手数料がかかる場合もあります。
トータルコストで考えるなら金利だけでなく手数料も考慮することが大切です。
生活スタイルに合った優遇を受けられるか
たとえばイオン銀行なら「イオングループでのお買い物が5%オフ」、楽天銀行なら「楽天ポイントが貯まる・使える」など、各社ユニークな優待を用意しています。
普段の買い物やクレジットカードの利用状況によっては、こうした特典が大きなメリットになることもあるでしょう。
ポイント4:審査基準・勤務形態・収入合算など
住宅ローンは、金利や団信の内容以前に「そもそも自分が借りられるのか」を見極める必要があります。
頭金はどれくらい必要?
金融機関によって、物件価格の80%以下、90%以下など要件が異なるほか、頭金の比率によって金利が上乗せされる場合もあります。
年収・雇用形態に注意
前年度の年収や勤続年数、正社員/契約社員/自営業などの雇用形態によって審査結果が変わります。
自分の条件を満たす銀行を探すのが第一歩です。
収入合算やペアローンが可能か

パートナーや親族と収入合算することで、融資額を増やせる場合があります。

また、同性パートナーや事実婚でも審査してくれる銀行が増えてきていますので、公式サイトや店舗で条件を確認しましょう。
ポイント5:相談・サポート体制

ローン申し込みから審査完了までのフローは、銀行によって必要書類や日数が異なります。
店舗が近くにあるかどうか、土日や夜間に相談できるかも重要です。
店舗かオンラインか
実店舗に行って直接相談できる銀行もあれば、すべてWeb完結で進められるネット銀行もあります。
忙しい人はオンライン相談や電話サポートが充実しているかどうか要チェックです。
審査完了までの日数
事前審査・本審査それぞれ最短どのくらいかかるかは、事前に確認しておくと安心。
特に新築や引渡し時期が決まっている場合、時間に余裕を持って申し込みを行う必要があります。
土日相談が可能かどうか
週末しか動けない方や平日忙しい方にとって、土日でも相談ができる銀行は大きなメリット。
事前に電話やWebで予約しておくとスムーズです。

上記のポイントを意識しながら、次の章でご紹介する「主要銀行・ネット銀行7選」の情報を照らし合わせてみてください。
何を重視するかによってベストな住宅ローンは変わるので、ぜひじっくりと比較検討してみましょう。
住宅ローンにおすすめの金融機関7選!それぞれの特徴や選び方、合っている人も紹介
変動金利 | 固定金利 (10年) | フラット35 | 返済方法 | 5年ルール 125%ルール | 審査日数 | 事務手数料 ※保証料は全社無料 | 一部繰上げ返済手数料 | 金利変更手数料 | つなぎ融資 | オプション | 公式サイト | |
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![]() ARUHI | 年0.800%~ (半年型) | 年2.370%~ | ARUHIスーパーフラット:年0.780%~ ARUHIフラット35:年0.550% | 元利均等返済 | 記載なし | 事前審査が最短1営業日※ 本審査が最短3営業日※ | 借入金額×2.2%+消費税 ※最低事務手数料220,000円 | WEB受付は無料 電話受付は有料 | 金利固定化手数料5,500円(消費税込) | あり ARUHIフラットつなぎ | ARUHI 暮らしのサービス 約40種類の様々な優待特典 | 詳細を見る |
![]() PayPay銀行 | 年0.530%~ | 年1.560%~ | 取り扱いなし | 元利均等返済 | 取り扱いなし | 事前審査(当日~2営業日) 本審査開始(書類提出から、3~10営業日) | 借入金額×2.20% | web受付は無料 電話受付は有料 | 手数料無料 | 取り扱いなし | ー | 詳細を見る |
![]() 住信SBI銀行 | 年0.448%~ (自己資金20%以上) | 年1.553%~ (自己資金20%以上) | フラット35(買取型):年1.30%~ フラット35(保障型):年1.82%~ | 元本均等返済/ 元利均等返済 | あり | 仮査定なら最短当日 本審査が1週間から10日程度 | 借入金額×2.2%(税込) | 無料 | 手数料無料 | 取り扱いなし 土地購入時と建物完成時の2回に分けて融資できる 土地先行プランあり | ー | 詳細を見る |
![]() SBI新生銀行 | 年0.41%~ (自己資金10%以上) | 年1.530% | 取り扱いなし | 元利均等返済 | 取り扱いなし | 申し込みから借入までの期間 約1ヶ月半 | 借入金額×2.2% | 無料 | 固定金利選択手数料:5500円 | あり | ー | 詳細を見る |
![]() 楽天銀行 | 年0.836%~ | 年1.942%~ | 年1.89% | 元本均等返済/ 元利均等返済 | あり | 最短26日 ※フラット35は最短35日程度 | 事務手数料:一律33万円 ※フラット35の場合は融資額×1.1% | 無料 | 手数料無料 | あり | ・住宅ローン会員ランク特典 ・ハッピープログラム対象 | 詳細を見る |
![]() イオン銀行 | 年0.78%~ (自己資金20%以上) | 年1.54%~ | 年1.89% | 元利均等返済 | あり | 事前審査結果 最短翌日回答 正式審査の結果は到着後1~2週間の間 | <定率型> お借入れ金額の2.20%(税込)[最低取扱手数料220,000円(税込)〕 <定額型> 110,000円(税込) 定率型をご利用いただいた場合にくらべ、お借入れ利率が年0.2%高くなります。 | 無料 | 手数料無料 | あり | ・イオングループでの買い物が毎日5%オフ! ・ゴールドカード専用の特典を付加された発行されるイオンゴールドカードセレクトが発行 | 詳細を見る |
![]() auじぶん銀行 | 年0.344%~ | 年1.440% | 取り扱いなし | 元本均等返済/ 元利均等返済 | あり | ・仮審査 申込日から当日~3営業日 ・本審査 3~10営業日が目安。 ただし、必要書類をすべて提出した日が起点 | 借入金額×2.20%(税込) | 無料 | 手数料無料 | 取り扱いなし | ・住宅ローン金利優遇割 | 詳細を見る |
住宅ローン選びでは、金利タイプや団信(生命保険)の内容、手数料、サービス特典など多岐にわたる要素を比較する必要があります。
とくに長期間の返済が前提となるため、自分のライフスタイルやリスクへの備えを踏まえた検討が大切です。

ここでは、上乗せ金利なしで比較できる団信付き商品やフラット35などを中心に、代表的な金融機関7社をご紹介します。
それぞれの特徴を理解し、ぜひご自身に合った住宅ローンを見つけてみてください。
1. ARUHI
こんな方におすすめ
- フラット35を検討している人
- 店舗での対面サポートを活用しながら、じっくり相談したい人
主な特徴
ARUHIは、フラット35の取り扱いに強みがあり「頭金を多めに用意できる人向け」の商品や、変動金利型の「ユアセレクト」など、幅広いラインナップを提供している点が特長です。
さらに、団信プランも豊富で、重度のがん診断で残高が0円になるなど、複数の選択肢が用意されています。
オンライン(ビデオチャット)や店舗での対面相談が可能なので、初めての方でも安心して手続きできるのもメリットです。

一方で、手数料は「借入金額×2.2%(税込)」が基本のため、借入額が大きいほど負担が増える点に注意が必要です。

2. PayPay銀行
こんな方におすすめ
- 毎月の返済額を抑えたい(低金利重視)
- 店舗に行く時間がなく、Web完結での手続きがいい人
主な特徴
PayPay銀行の住宅ローンは、変動金利が低めに設定されている点が最大の魅力です。
事前審査なら当日~2営業日、本審査でも3~10営業日ほどで結果が出るため、スピーディーに手続きを進めたい方にも向いています。
ネット銀行として、店舗をもたずオンラインで完結する仕組みが確立されているので、忙しくて店舗に行く時間がない人にもおすすめです。

また、がん50%保障団信または一般団信を“上乗せ金利なし”で選べる点も特徴的で、一部繰上げ返済手数料が無料なことも将来的な返済計画の柔軟性に寄与します。

3. 住信SBIネット銀行
こんな方におすすめ
- 多彩な金利プランや団信オプションで自分好みにカスタマイズしたい
- ネット主体だけど、必要に応じて店舗でも相談したい
主な特徴
住信SBIネット銀行は、変動金利・固定金利・フラット35(買取型/保障型)など、幅広い金利タイプを取り扱っているのがポイントです。
さらに、団信プランも「3大疾病50プラン」「3大疾病100プラン」「ワイド団信」など多彩で、必要な保障に合わせて細かく選べます。
ネット銀行ながらも、希望に応じて店舗での対面相談ができるため、オンラインとオフライン両方のサポートを活用できるのが魅力です。

一方、手数料は「借入金額×2.2%(税込)」という一律スタイルで、繰上げ返済手数料は無料。
カスタマイズ性を重視する方にとって、総合的に検討しやすい金融機関と言えるでしょう。
4. SBI新生銀行
こんな方におすすめ
- ステップダウン金利など、ユニークな金利商品に興味がある人
- 土日に店舗で相談したい人
主な特徴
SBI新生銀行は、ステップダウン金利や当初固定など、他にはないユニークな金利商品を取り扱っている点が大きな特長です。
団信の面では、がん団信(0.1%上乗せ)など手厚い保障を選ぶことも可能です。
審査期間としては、申込から借入まで約1ヶ月半ほどかかるため、時間に余裕を持った計画が必要になります。

また、土曜日にも店舗相談会を実施しているため、平日の仕事が忙しく、週末にしか動けない方でも相談しやすい環境が整っています。
個性的な金利プランと手厚い団信を組み合わせたい方におすすめです。
5. 楽天銀行
こんな方におすすめ
- 楽天ポイントを貯めたい・使いたいなど、楽天経済圏をフル活用する人
- フラット35を含め、複数の金利タイプをまとめて比較したい人
主な特徴
楽天銀行は、楽天市場や楽天ポイントとの連携が強く、ポイントの貯まりやすさや使いやすさが魅力です。
たとえば、住宅ローン会員ランク特典があるなど、楽天経済圏を活用している方には恩恵が大きいでしょう。
金利タイプとしてはフラット35にも対応しており、15年以上~20年以下での固定金利にも選択肢が豊富です。

なお、変動/固定特約なら最短26日、フラット35なら最短35日ほどの審査期間が見込まれますので、スケジュールに余裕を持って進めてください。
6. イオン銀行
こんな方におすすめ
- イオン系列の店舗をよく利用する人(買い物5%オフ特典あり)
- 店舗カウンターで対面相談しながら住宅ローンを組みたい人
主な特徴
イオン銀行は、イオングループでの買い物が毎日5%オフになる特典が代表的で、日頃の生活費や日用品を購入する機会が多い方にはメリットが大きいです。
金利タイプは変動・固定・フラット35(Aタイプ)など多彩に揃っており、事務手数料も「定率型」と「定額型」の2種類から選べます。
定額型を選ぶと初期費用は抑えられますが、代わりに金利が0.2%上がるため、最終的な総返済額との比較が重要です。

また、団信プランも全疾病団信やがん保障付団信(0.1%上乗せ)など豊富なので、家計や健康リスクに合わせて選択しやすいでしょう。
7. auじぶん銀行
こんな方におすすめ
- 低金利の変動金利を狙いたい人
- auユーザーや通信系サービスとの連携を重視する人
主な特徴
auじぶん銀行は、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資しているネット銀行であり、変動金利が低めに設定されているのが大きな魅力です。
具体的には執筆時点で年0.434%~という低水準を提供しており、オンラインでの契約手続きや相談にも力を入れています。
また、団信プランにはがん50%・がん100%保障団信のほか、ワイド団信などがあり、幅広い保険オプションを備えたい方にも選択肢が豊富です。


Zoomを使ったオンライン相談会も開催しているため、スマホ完結で進めたい方やauユーザーには特にメリットがあります。
上記7社はそれぞれに特徴があり、どこを選ぶかはあなたのライフスタイルや重視ポイント次第です。
次のセクションでは具体的に「どのような人にどの銀行がおすすめか」という選び方の実例も紹介していきますので、そちらもあわせてチェックしてみてください。
選び方の具体例
住宅ローン選びの際には、「自分が重視したいポイント」をはっきりさせることが大切です。
たとえば以下のような観点で比較すると、迷いが減るでしょう。
- 金利の低さ重視
変動金利が低い「PayPay銀行」や「auじぶん銀行」に注目。ただし将来的に金利が上昇した場合のリスク管理も忘れずに。 - フラット35中心で検討
「ARUHI」「住信SBIネット銀行」「楽天銀行」「イオン銀行」など、フラット35対応の金融機関を比較。長期固定で返済計画が立てやすい一方、審査条件や頭金の有無も要チェックです。 - 団信の手厚さ重視
「住信SBIネット銀行」の三大疾病プランや「SBI新生銀行」のがん団信など、より充実した保障を重視する場合は上乗せ金利との兼ね合いを見極めましょう。 - 店舗相談重視
「ARUHI」「住信SBIネット銀行」「SBI新生銀行」「イオン銀行」などは対面対応あり。土日やオンライン相談に力を入れているかもポイントです。 - 特典優待重視
イオングループで5%オフになる「イオン銀行」、楽天ポイントが貯まる「楽天銀行」、通信系サービスと連携している「auじぶん銀行」など、ライフスタイルとの相性が重要です。
ポイントまとめ
- 変動金利で返済を抑えたい
PayPay銀行、auじぶん銀行 - 固定金利(フラット35)で安定した返済計画を立てたい
ARUHI、住信SBIネット銀行、楽天銀行、イオン銀行 - 団信の保障内容を充実させたい
住信SBIネット銀行(3大疾病プラン)、SBI新生銀行(がん団信)など - 店舗で相談しながら進めたい
ARUHI、住信SBIネット銀行、SBI新生銀行、イオン銀行 - お得な特典を利用したい
イオン銀行(5%オフ)、楽天銀行(ポイント)、auじぶん銀行(通信系優待) など
ご覧のように、各社の特徴を照らし合わせることで「ここは自分に合う」「ここは少し違う」と判断しやすくなります。
長期にわたる返済になるからこそ、金利・手数料・保障の充実度や店舗サービスといった要素を総合的に検討してみてください。

もし複数の候補を比較検討する場合は、試算ツールを使って返済シミュレーションを行ったり、事前審査を申し込んでみたりすると、より具体的に金利やサービスの違いを実感できるでしょう。
ぜひ今回の情報を参考に、納得のいく住宅ローン選びを進めてみてください。
各金融機関の申し込み・審査の流れは?
住宅ローンを利用する際、一般的には以下のステップで手続きを進めます。
金融機関によって必要書類や審査にかかる日数は微妙に異なるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
- 事前審査(仮審査)
- まずはネットもしくは店舗で事前審査を申し込みます。
- 審査期間は最短当日~数営業日程度が目安ですが、銀行によってはもう少し時間がかかる場合も。
- この時点で「大まかな借入可能額」や「審査通過の可否」がわかるため、不動産会社とのやり取りや物件購入の検討を円滑に進められます。
- 必要書類の準備・提出
- 事前審査に通ったら、本審査に向けて所得証明書や住民票、物件資料など必要書類を揃えます。
- 書類の不備や不足があると、審査が長引く・やり直しになることもあるので要注意。
- ネット銀行を利用する場合は、Web上で書類アップロードが可能なケースも多いです。
- 本審査
- 書類が揃ったら本審査に進みます。銀行や申込内容によっては1週間~1ヶ月以上かかることもありますので、引渡し時期などと照らし合わせて余裕を持ったスケジュールを確保しましょう。
- 金利プランや団信プランの最終的な選択も、このタイミングで詰めることが多いです。
- 契約・融資実行
- 本審査を無事に通過したら、金融機関とのローン契約(正式契約)を行います。
- 借入金の振込日や諸経費の支払い方法、火災保険の加入など、ローン実行に必要な段取りを最終確認しましょう。
- 物件の引渡し日と融資実行日を同日にする場合も多いため、不動産会社や売主とのスケジュール調整が重要です。
よくある質問(FAQ)や注意点

住宅ローンを検討していると、さまざまな疑問や不安が出てくるものです。
ここでは、よく寄せられる質問とそのポイントをまとめてみました。
Q1. 頭金はどのくらい用意すべき?
一般的には、物件価格の20%ほどを頭金として用意できるとよいと言われますが、最近は「頭金ゼロ」でも借りられる商品も増えています。
ただし、頭金が少ないほど金利が上乗せされるケースがあるため、上の比較表で「自己資金80%以下だと年0.〇%上乗せ」などの条件をチェックしましょう。
また、頭金を多く入れると審査で有利になる場合もあるため、手元資金とのバランスを考慮して決めるのがポイントです。
Q2. 自営業・フリーランスでも借りられる?
自営業やフリーランスでも、安定収入が見込めれば住宅ローンを借りることは可能です。
ただし、銀行によって審査基準が異なるため、「過去2~3年分の確定申告書」「事業内容を説明できる資料」など、より詳しい情報を求められることがあります。
ネット銀行よりも実店舗を持つ銀行のほうが、対面で収入状況を相談しやすい場合もあるので、複数社を比較検討してみるとよいでしょう。
Q3. 団信は必ず入らなければならないの?

通常、住宅ローンを利用する際は団体信用生命保険(団信)の加入が条件となることがほとんどです。
死亡・高度障害時に保険金でローン残高をゼロにできるため、家族への負担を抑えられます。

団信を外せる住宅ローン商品も一部存在しますが、金利面や利用条件が変わる場合があるので、利用を検討する際は各銀行の公式サイトや窓口で詳細を確認しましょう。
Q4. 保険内容や特典が途中で変わる可能性は?
住宅ローンの金利や特典、保険内容などは、金融情勢や商品のリニューアルに伴い途中で変更されることもあります。
すでに契約しているローンの金利は基本的に契約時点の条件が適用されますが、新規契約時の特典や団信プランは時期によって内容が変わる場合があるので要注意。
定期的に公式サイトで最新のキャンペーン情報や商品改定を確認し、必要に応じて金利タイプの変更や借換えを検討するとよいでしょう。
これらの質問以外にも、勤務形態・年収要件・物件の条件などによって審査可否が左右される場合があります。
特に不安がある方は、実店舗やオンライン相談窓口で直接問い合わせてみるのがおすすめです。

住宅ローンの仕組みを正しく理解したうえで、最適なプランを選びましょう。
終わりに|それでも迷ったら、無料相談サービスへ聞くのもアリ!
変動金利 | 固定金利 (10年) | フラット35 | 返済方法 | 5年ルール 125%ルール | 審査日数 | 事務手数料 ※保証料は全社無料 | 一部繰上げ返済手数料 | 金利変更手数料 | つなぎ融資 | オプション | 公式サイト | |
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![]() ARUHI | 年0.800%~ (半年型) | 年2.370%~ | ARUHIスーパーフラット:年0.780%~ ARUHIフラット35:年0.550% | 元利均等返済 | 記載なし | 事前審査が最短1営業日※ 本審査が最短3営業日※ | 借入金額×2.2%+消費税 ※最低事務手数料220,000円 | WEB受付は無料 電話受付は有料 | 金利固定化手数料5,500円(消費税込) | あり ARUHIフラットつなぎ | ARUHI 暮らしのサービス 約40種類の様々な優待特典 | 詳細を見る |
![]() PayPay銀行 | 年0.530%~ | 年1.560%~ | 取り扱いなし | 元利均等返済 | 取り扱いなし | 事前審査(当日~2営業日) 本審査開始(書類提出から、3~10営業日) | 借入金額×2.20% | web受付は無料 電話受付は有料 | 手数料無料 | 取り扱いなし | ー | 詳細を見る |
![]() 住信SBI銀行 | 年0.448%~ (自己資金20%以上) | 年1.553%~ (自己資金20%以上) | フラット35(買取型):年1.30%~ フラット35(保障型):年1.82%~ | 元本均等返済/ 元利均等返済 | あり | 仮査定なら最短当日 本審査が1週間から10日程度 | 借入金額×2.2%(税込) | 無料 | 手数料無料 | 取り扱いなし 土地購入時と建物完成時の2回に分けて融資できる 土地先行プランあり | ー | 詳細を見る |
![]() SBI新生銀行 | 年0.41%~ (自己資金10%以上) | 年1.530% | 取り扱いなし | 元利均等返済 | 取り扱いなし | 申し込みから借入までの期間 約1ヶ月半 | 借入金額×2.2% | 無料 | 固定金利選択手数料:5500円 | あり | ー | 詳細を見る |
![]() 楽天銀行 | 年0.836%~ | 年1.942%~ | 年1.89% | 元本均等返済/ 元利均等返済 | あり | 最短26日 ※フラット35は最短35日程度 | 事務手数料:一律33万円 ※フラット35の場合は融資額×1.1% | 無料 | 手数料無料 | あり | ・住宅ローン会員ランク特典 ・ハッピープログラム対象 | 詳細を見る |
![]() イオン銀行 | 年0.78%~ (自己資金20%以上) | 年1.54%~ | 年1.89% | 元利均等返済 | あり | 事前審査結果 最短翌日回答 正式審査の結果は到着後1~2週間の間 | <定率型> お借入れ金額の2.20%(税込)[最低取扱手数料220,000円(税込)〕 <定額型> 110,000円(税込) 定率型をご利用いただいた場合にくらべ、お借入れ利率が年0.2%高くなります。 | 無料 | 手数料無料 | あり | ・イオングループでの買い物が毎日5%オフ! ・ゴールドカード専用の特典を付加された発行されるイオンゴールドカードセレクトが発行 | 詳細を見る |
![]() auじぶん銀行 | 年0.344%~ | 年1.440% | 取り扱いなし | 元本均等返済/ 元利均等返済 | あり | ・仮審査 申込日から当日~3営業日 ・本審査 3~10営業日が目安。 ただし、必要書類をすべて提出した日が起点 | 借入金額×2.20%(税込) | 無料 | 手数料無料 | 取り扱いなし | ・住宅ローン金利優遇割 | 詳細を見る |
今回は以上です。
ここまでご紹介した7つの金融機関は、それぞれに以下のような強みや特徴があります。
- ARUHI:フラット35に強く、スーパーフラットなど頭金が多めの方向け商品も充実
- PayPay銀行:変動金利が低めで、審査がスピーディーかつWeb完結
- 住信SBIネット銀行:幅広い金利タイプや多彩な団信プラン、店舗相談も可能
- SBI新生銀行:ステップダウン金利などユニークな商品を展開、土曜相談会にも対応
- 楽天銀行:楽天ポイントや会員ランク特典が魅力、フラット35も取り扱い
- イオン銀行:イオンでの買い物が毎日5%OFFになる特典、金利タイプの選択肢が豊富
- auじぶん銀行:auユーザー向け優遇やがん保障団信など、オンラインで気軽に相談可
それぞれ「金利タイプ」「団信(保障内容)」「手数料」「審査スピード」などが異なるため、まずは自身のライフスタイルや家計状況を振り返ってみることが大切です。
上記の比較表や本記事で解説したポイントを参考にしながら、最適な住宅ローンを見つけてください。

また、「それでも決めきれない・・・」という方は、おうちのぜんぶという無料相談サービスで一度相談してみるのも大いにアリだと思います。
「おうちのぜんぶ」は、保険代理店「ほけんのぜんぶ」から生まれた住宅サービスであり、住宅ローンから資産形成まで、幅広い「おうちのマネープラン」を提供しています。
住宅ローンに関しても、最適な借入先や商品プランを、あなたの状況から中立的にアドバイスをくれるサービスです。

しつこい営業もないので、安心して一度相談してみてください。
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