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生命保険に加入するタイミングは?年代別サラリーマンにおすすめの保険も紹介

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万が一の病気・ケガの際に強い味方になってくれるのが「生命保険」です。

しかし、入るタイミングや切替時がわからない方も大勢いらっしゃるのも事実。他にも大きな病気もしていないし、入らない方がいいのではと考えている方も多いでしょう。

そこで、働き盛りのサラリーマンである30~40代の方を中心に加入すべき保険やタイミングについて解説していきます。ライフスタイルが大きく変わる年代なので、本記事を見直しのきっかけにしてみてください。

※サラリーマン:会社員やビジネスマンなどに言い換えてもよさそうです

目次

サラリーマンが生命保険に入るタイミング

生命保険加入のきっかけ(男女・年代別)は、以下のとおりです。

男性1位2位3位
20代家族や友人などにすすめられて(42.2%)就職をしたので(39.4%)会社や労働組合などにすすめられて(10.1%)
30代結婚をしたので(32.1%)家族や友人などにすすめられて(25.4%)就職をしたので(24.1%)
40代家族や友人などにすすめられて(23.2%)結婚をしたので(22.9%)就職をしたので(17.7%)
女性1位2位3位
20代家族や友人などにすすめられて(39.8%)就職をしたので(26.0%)子どもが誕生したので(13.0%)
30代家族や友人などにすすめられて(36.3%)結婚をしたので(22.9%)子どもが誕生したので(20.1%)
40代家族や友人などにすすめられて(23.8%)結婚をしたので(18.5%)子どもが誕生したので(16.8%)

出典:2022(令和4)年度 生活保障に関する調査|生命保険文化センター

どの年代・性別でも、家族や友人にすすめられて加入する人が多いようです。

男性は就職や結婚のタイミングで加入する人が多く、自分が死亡や病気をしたときに配偶者が生活できるよう備えていることがうかがえます。

女性も就職・結婚のタイミングで生命保険に加入する人が増加する結果でした。加えて出産を機に加入する人が20歳代・30歳代・40歳代の3位に入っているのが男性との違いです。子どもの教育費や生活費についてより身近に考えているといえるでしょう。

以下では、生命保険に入るタイミングについて具体的に解説します。

就職したとき

就職の時期は、生命保険に入るのに適切なタイミングです。

自立すると入院、手術のお金は自分で払うことになります。

医療保険に加入していれば、万が一医療費が高額になっても安心して治療に専念できるでしょう。加えて就業不能保険で長期間働けないときの生活費をカバーするのも良いでしょう。

サラリーマンになると社会保険に入り、傷病手当金や高額療養費を利用できます。

傷病手当金は会社を病気やケガで休んだときにお金を受け取れる制度です。高額療養費では病院や薬局での支払い金額が上限を超えた際に上回った部分が支給されます。

就職したばかりは収入が少なく保険料の支払いが難しいかもしれませんが、社会保険の足りない部分を補うためにも生命保険に加入すると安心です。

結婚したとき

結婚のタイミングで生命保険に入るのもおすすめです。結婚し自分が亡くなった場合、残された配偶者はひとりで生活しなければなりません。終身保険や収入保障保険に加入することで、生活費をカバーできるでしょう。

加えてケガや病気をした際には配偶者の収入のみで家賃や食費、水光熱費など生活費全般を払わなければなりません。

しかし、医療保険に入っていれば、入院や通院給付金などを受け取れるため、家計への影響を最小限にできます。

子どもが生まれたとき

妊娠・出産をすると、子どもの生活費や教育費を準備しなければなりません。

親の死亡に備えて、すでに加入している定期保険や終身保険の保険金額を増額し、子どもの分の生活費を用意する方法もあります。加えて自分の医療保険も見直すと安心です。

また学資保険で大学費用を用意するケースもあります。例えば大学の入学費用と在学費用の合計額は、表のとおり高額です。

国公立大学私立大学文系私立大学理系
入学費用67.2万円81.8万円88.8万円
在学費用414万円608万円732.8万円
4年間の合計481.2万円689.8万円821.6万円

出典:子供1人当たりにかける教育費用(高校入学から大学卒業まで)は減少~令和3年度「教育費負担の実態調査結果」~|日本政策金融公庫

学資保険は契約者(親)が亡くなった際には保険料払込が免除されつつ、満期には学資金を受け取れるため、検討してみても良いでしょう。

身近な人が病気になったとき

家族や親戚、友人が病気になると、「私も医療保険に入ろうかな」「家族に迷惑をかけたくない」と感じることもあるかもしれません。身近な人の病気やケガ、死亡をきっかけに保険に加入した人の割合は以下の通りです。

生命保険は経済的な保障だけではなく、「安心を買う」ものともいわれています。

■身近な人の病気やケガ、死亡で保険に加入した割合
・20歳代~5.5%(男性)・1.6%(女性)
・30歳代~2.7%(男性)・2.5%(女性)
・40歳代~5.5%(男性)・5.7%(女性)

出典:生命保険文化センター_2022(令和4)年度 生活保障に関する調査

若いうちに生命保険に入るべき理由

「保険は若いうちに入ったほうが良い」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

次に若いうちに生命保険に加入するべき理由について解説します。

保険料を抑えられるから

基本的に生命保険の費用は年齢が上がると高くなります。理由としては、高齢な人は若い人よりも病気や死亡のリスクが高く、保険会社からすると入院給付金や死亡保険金の支払い機会が多くなるためです。

20代や30代といった若いうちは、貯金が少ないながらも結婚や出産など、さまざまなライフイベントがあり、何かと出費が重なります。保険料を抑えつつ、病気やケガに備えられることは大きなメリットです。

急な病気などにも対応できるから

急に病気になると、自分は働けなくなるものの、配偶者や子どもの生活費はいつもどおりかかります。医療保険に加入することで、入院や手術、通院の費用を準備でき、治療に専念できるでしょう。

■年代別の平均入院日数(2022年)

・20歳代~平均18.0日
・30歳代~平均12.1日
・40歳代~平均15.1日

出典:生命保険文化センター_2022(令和4)年度 生活保障に関する調査

急に家を空けてしまうと外食が増えたり、幼い子どものお世話で負担が増えたりする可能性があります。保険から給付金があることで、肉体的・精神的な支えとなるでしょう

加入できる保険の選択肢が多いから

若いうちは病気になるリスクが低いので、保険の加入も比較的簡単でしょう。保障内容や保険金額、保険料などの選択肢が多ければ、より自分に合った保険を見つけやすいです。

また、生命保険に加入する際には基本的に告知が必要で、持病や入院・手術歴があると加入できなかったり、保険金が減額されたりする可能性があります。

そのため、健康体の内に加入しておけば、保険料も安く済み、万が一の事態にも備えることができるでしょう。

生命保険に不向きな人の特徴は、下記記事で詳しく解説しています。

生命保険は入らない方がいいのか?加入に向いている人・向いていない人の特徴を紹介 | @nextマガジン | @next(アットネクスト)

生命保険は入らない方がいいのか?加入に向いている人・向いていない人の特徴を紹介 | @nextマガジン | @next(アットネクスト)

サラリーマンが入っておくべき保険

最後にサラリーマンが加入すべき保険を3つ紹介します。

保険会社によって保障内容は異なります。

Webサイトで調べたり、営業職員に相談したりして、自分に合った保険を見つけてみましょう。

医療保険

医療保険は病気やケガの入院、手術費用などを準備できる保険です。公的医療保険ではカバーしきれない部分を民間の医療保険で備えることになります。

「1日あたり5,000円」といった入院給付金や「1回あたり5万円」などの手術給付金の他に、通院給付金、診断一時金などがあります。

保険期間(保障を受けられる期間)には「終身型」「定期型」があり、終身型は一生涯続き、定期型では10年などの期間を過ぎると更新が必要です。

就業不能保険

就業不能保険では病気やケガで働けないとき(就業不能状態)のリスクに備えられます。

「給付額は月額10万円〜50万円」「精神疾患も含めすべての病気やケガに備える」など、保障内容はさまざまです。

受け取り方には1回目から満額を受け取れるタイプや、一定期間までは50%のみを受け取るタイプがあります。

医療保険では医療費は準備できるものの、生活費や教育費、住宅ローンの支払いまではカバーできません。

業不能保険があることで、自分や家族の生活費や精神的な負担を軽減できるでしょう。

個人年金保険

個人年金保険は公的年金を補う、民間の貯蓄型保険です。契約時に保険料や払込期間(65歳・70歳までなど)、年金受取期間(10年間、生存中ずっとなど)を決めます。

受取金額もあらかじめわかるため、老後の計画が立てやすいのが魅力です。

個人年金保険では受取率(受取年金額の総額÷払込保険料の総額×100)の高さが重要です。若いうちから加入し、払込期間を長期にすることで、受取率を上げられます。

最後に|ライフプランに合わせて保険を選ぼう

配偶者や子どもの有無、年齢、働き方などによって必要な保障は異なります。

保険を選ぶ際には「2人目の予定はあるか」など、将来どのような人生を送りたいか明確にしましょう。

そして保険に加入したら入りっぱなしにするのではなく、定期的に見直すことをおすすめします。

保険代理店4社の比較

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この記事を書いた人

駒澤大学法学部政治学科卒業後、大手生命保険会社の営業職を経て、Webライターとして独立。現在は金融・法律メインのライターとして活動している。得意分野は生命保険と相続。 2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP

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