連携可能な家計簿アプリは?クレカ連携やよりポイントを獲得できる組み合わせを紹介

「家計管理アプリ」でお悩みの方へ、今回は「連携」できる最新の主要アプリとお得な活用術を徹底解説します。
銀行やクレジットカード、電子マネー、証券口座など多様なサービスを一括連携できる家計簿アプリは、手間なくお金の流れを“見える化”できるのが大きな魅力です。
しかし「どのアプリが自分に合うのか」「無料でも十分に使えるのか」「連携で本当にポイントは貯まるのか」といった疑問を持つ方も多いですよね。


本記事では、主要5アプリ(Money Forward ME、Zaim、Moneytree、OsidOri、Dr.Wallet)の機能や連携可能サービス、無料プランの制限、そして各経済圏で“ポイントを最大化するコツ”まで丁寧に比較解説。
資産形成重視派・共働き夫婦・現金派などタイプ別のおすすめや、具体的な家計管理のハックも事例付きで紹介しています。

これを読めば、家計簿アプリ選びで迷わず、ご自身のライフスタイルに合った家計管理と賢いポイント獲得術をすぐに実践できるはずです。
連携対応の主要家計管理アプリ一覧
まず、銀行口座やカード情報を自動連携できる代表的な家計簿・資産管理アプリをまとめます。

それぞれ連携できるサービス種別(銀行、クレジットカード、電子マネー、証券口座、ポイント、暗号資産など)と、無料プランでの連携数制限を比較しました。
アプリ | 対応サービス数※ | 無料プラン連携上限 | 銀行 | カード | 電子マネー/QR | 証券/iDeCo | ポイント | 暗号資産 | 補足 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Money Forward ME | 2,400以上 | 無料会員は4件まで(プレミアム登録で無制限) | ○ | ○ | ○※1 | ○ | ○ | ○ | 業界最多クラスの網羅性 |
Zaim | 非公開(無料でも無制限) | 無制限 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △(一部のみ) | 無料でも全機能利用可 |
Moneytree | 2,362 | 上限表示なし(事実上無制限) | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | ― | 外貨口座・法人カードも対応 |
OsidOri | 非公開 | 無料版は2口座まで(有料プランで無制限) | ○ | ○ | △(d払い・au PAY等のみ) | ○ | ― | ― | 夫婦/カップル共用に特化 |
Dr.Wallet | 約753行※2 | ― | △(銀行API未対応が多い) | △ | △ | × | × | × | レシート撮影データ化中心 |
※ サービス対応数は2025年8月時点の公表値。
※1 PayPayなど一部のQR決済はどの家計簿アプリでも“完全自動連携”が困難で、手動入力やレシート読み取りによる補完が必要です。
※2 Dr.Walletは銀行API移行の遅れにより多くの金融機関で自動連携停止が続いており、実用性に注意が必要です。
Money Forward ME(マネーフォワードME)

マネーフォワードMEは、金融関連サービス連携数は2,400以上と国内最多級。
銀行・クレジットカード・電子マネー・証券・年金・暗号資産まで幅広く網羅します。
無料プランでは最大4口座まで連携可能で、プレミアム会員(月額約500円)になると口座数無制限に加え、資産推移グラフなど高度な分析機能も利用できます。

また一部外貨建て資産の管理や、確定申告向けデータ出力にも対応しています。
お得な使い方
三井住友カード(Oliveなど)でプレミアム料金を支払うと10%分のVポイント還元、さらに同カード×SBI証券のクレカ積立設定で毎月の積立額に0.5~3%のポイント付与。
家計簿アプリ利用料を払いながら、投資でもポイントを二重・三重取りできる設計です。
またマネーフォワードME内の「ポイント」タブを毎日チェックしてログインボーナスを確実に獲得し、貯まったポイントはVポイントに即交換してカード請求額に充当すると無駄なく活用できます。
Zaim(ザイム)

Zaim(ザイム)は無料プランでも連携できる金融サービス数・口座数ともに無制限です。
他社の家計簿サービスから乗り換えるだけで1年間プレミアムプラン(年額4,800円)が無料になるキャンペーンを2025年8月に開始するなど、無料ユーザーでも十分に使える機能を提供しています。
公式サイト上で対応銀行・カード・電子マネー・ポイント・証券・ECサイトの一覧が公開されており、主要な金融サービスの明細取得に幅広く対応しています。

広告表示が気になる場合は有料プランで非表示にできますが、基本機能は無料で網羅されています。
お得な使い方
現在他社アプリを利用中なら、公式の「のりかえキャンペーン」でプレミアム年額費用(4,800円)を丸ごと節約しましょう。
まずはすべての銀行口座・カードをZaimに連携し、家計の全体像を無料で「見える化」。
気に入らなければ費用ゼロで撤退できますし、そのまま使い続けてもずっと無料です。
Moneytree(マネーツリー)

Moneytree(マネーツリー)は公表ベースで2,362サービスに対応し、銀行・カード・電子マネー・証券といった個人口座に加え、外貨預金や法人口座の連携にも強みがあります。
無料版でも連携数の制限はなく、データ保存期間も長めです。
グラフやキャッシュフロー分析はシンプルで、詳細な投資分析などは外部サービスに任せる設計です。

手動エクスポート機能でCSV形式の明細を出力し、会計ソフトへ連携する用途にも適しています。
お得な使い方
ポイント還元よりも「時間短縮=コスト削減」のメリットが大きいタイプです。
例えば請求書や経費の入出金をMoneytreeでまとめてCSV出力し、クラウド会計に取り込めば、手作業の記帳時間が節約されます。
普段使いの個人口座から会社経費用カードまで、一括で残高・取引チェックができるため資金繰りの見落とし防止にも有効です。
OsidOri(オシドリ)

OsidOri(オシドリ)は夫婦やカップルで家計を「共有しつつプライベートも確保」できる設計が特徴です。
個人用ページと共有ページが分かれており、夫婦の共同口座や生活費カードだけ共有し、各自の趣味・小遣い用口座は相手に見せない設定が可能。
銀行・クレジットカード・交通系ICなど主要どころは連携できますが、PayPayや楽天ペイなど一部のQRコード決済は未対応です(手入力で対応可)。

無料プランでは2口座まで共有可能なので、まず家計用の共通口座とクレカだけ連携して試用し、便利さを感じたら有料版(月額480円〜)に切り替えて全口座を共有すると良いでしょう。
お得な使い方
無料版では共有口座2つまでなので、まずは共通の生活費用銀行口座とクレジットカードを連携してみましょう。
生活費の支払い状況が二人とも把握でき、残高管理も一緒にできる安心感があります。
教育資金や旅行積立用に「共同貯金」機能で目標を設定すると、進捗が見える化され貯蓄の励みにもなります。
Dr.Wallet(ドクターウォレット)

Dr.Wallet(ドクターウォレット)は、レシート撮影による家計簿入力代行サービスが最大の特徴です。
スマホで撮影して送信したレシート内容をオペレーターが手入力し、99.98%の精度でデータ化してくれるため、現金取引や紙領収書の多い方でも正確な家計簿を付けられます。
ただし銀行やカードの自動連携は銀行法改正(API化)の影響で対応金融機関が激減しており、「主要カード・電子マネーは自分で手入力」「現金支出はレシートでカバー」と割り切った使い方が必要です。

つまりDr.Walletは「面倒な現金管理だけ代行してもらうツール」として活用し、全体の家計把握は他アプリで補完するのも一つのハックです。
シンプルに済ませる簡単さや、なんだかんだの安定感を重視する方にも良いですね。
お得な使い方
自動連携は2020年頃から縮小傾向にあるため、基本は「現金・レシート中心の家計簿」と割り切ります。
毎日の買い物はレシートをもらい、その場でアプリ撮影して蓄積しましょう。
クレジットカードや電子マネー払い分は対応していないものも多いので、主要カードだけ月1回Web明細を見ながら手入力するか、併用する別の家計簿アプリに任せる方法もあります。
ポイントが貯まる家計簿アプリ連携術

家計簿アプリを単なる「支出管理ツール」として使うだけではもったいない時代になりました。
近年は、アプリを通じて銀行口座やクレジットカード、証券口座など多様な金融サービスと連携することで、ポイントを効率よく貯めたり、限定キャンペーン特典を受けられるケースが急増しています。
特にVポイントやJRE POINT、Pontaポイントなど、人気の共通ポイントは、家計簿アプリ内での特定アクションや、金融サービス同士の組み合わせによって獲得できる仕組みが続々と登場。
普段の生活で“無意識”に貯められるものから、ちょっとした設定・申込で大きな還元が得られるものまで、その活用法はどんどん広がっています。

ここでは、家計簿アプリを活用した最新の“ポイント連携術”や、主要金融サービスとのコラボによる還元例をまとめました。
日々の家計管理とポイント獲得を両立したい方は、ぜひチェックしてみてください。
家計簿アプリと金融サービスの連携で得する例
マネーフォワード MEで口座を5件以上連携
家計簿アプリ内ポイントが加算され、貯まったポイントは1ポイント=1円相当でVポイントに交換可能です。
【参考リンク】
マネーフォワード ME 公式キャンペーン詳細:こちら
口座を5件以上連携すると「MFポイント」が付与され、1 ポイント=1 円相当で三井住友カードのVポイントへ交換可能(2025 年8 月5 日時点)。
【注意】
キャンペーン内容・ポイントレートは予告なく変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
※アプリをVer.18.0.0以上にアップデートし、新設の「ポイント」タブから交換手続きを行います。
マネーフォワード MEプレミアム料金を三井住友カードで決済
毎月のプレミアム利用料の10%がVポイント還元されます。
2025年8月5日開始のキャンペーンで、Oliveフレキシブルペイ・NLカードなど対象カード限定です。
Zaimに他社家計簿データを乗り換え登録
Zaimプレミアム(通常年額4,800円)が丸1年無料、実質4,800円分の特典になります。
2025年8月開始の「超トクッ のりかえキャンペーン」で、対象の他社サービスからCSV等でデータ移行することが条件です。
銀行×カード×証券の連携で還元率アップ
三井住友カード × SBI証券(クレカ積立)
投信積立の支払いをカード決済にすると、積立額に応じてVポイントを付与。
クレジットカード積立は価格変動リスクおよびカード利用限度額・積立手数料に注意が必要です。
SBI証券(2025 年8 月現在)では、
- 一般カード:0.5% 還元
- ゴールド:1% 還元
- プラチナプリファード:3% 還元(上限 5 万円/月)
となっています。元本保証ではないため、積立前に目論見書と手数料を必ず確認してください。
楽天銀行 × 楽天カード(SPU)
楽天カード利用代金の引落口座を楽天銀行に設定すると楽天市場でのカード利用ポイントが+0.3%、さらに給与または年金受取を楽天銀行にすると+0.2%上乗せで合計+0.5%のポイントアップ。
※SPU倍率・付与上限は毎月変動する可能性があります。
例:2025 年8 月実績(楽天カード公式より)
- 楽天カード+楽天銀行引落:+0.3%(上限 1,000 pt)
- 給与受取を条件追加:+0.2%(上限 1,000 pt)
- 合計上限は 2,000 pt/月。
直近の倍率は楽天カードアプリ内「SPU」タブで必ず確認してください。
JRE BANK × ビューカード
JR東日本グループのJRE BANKで口座連携するとJRE POINT最大4,000ポイントがもらえます。
具体的には、新規口座残高3万円以上で3,000ポイント、さらにビューカードの引き落とし口座に設定すると追加1,000ポイントのキャンペーンが実施中です。
au PAYカード × auじぶん銀行(auマネ活プラン+)
スマホの料金プラン「auマネ活プラン+」加入者が、通信料金の支払いをau PAYカード&引落口座をauじぶん銀行にすると、毎月200円相当のPontaポイント還元に加え、円預金金利が通常年0.21%に最大+0.10%優遇されます。
※2025年3月より、引落口座をauじぶん銀行に設定していない場合は還元対象外になるので注意が必要です。
PayPayカード × PayPayアプリ(PayPayステップ)
前月にPayPayで30回以上・合計10万円以上の決済利用を達成すると、翌月のPayPay利用時付与率が+0.5%アップします。
さらにPayPayカード ゴールド会員なら常時+0.5%上乗せされ、条件達成時は合計+1.0%(基本0.5%→最大1.5%)の高還元を実現できます。
連携組み合わせ選びのポイント

よく使う経済圏に絞って設計する
普段最も利用頻度の高いサービス圏に合わせて銀行・カードを組み合わせると効率が良いです。
貯まったポイントの使い道を確認
還元で貯めたポイントがお得かどうかは「何に交換・利用できるか」で決まります。
VポイントならVisaのタッチ決済で1ポイント=1円として使えますし、JRE POINTはSuicaチャージや駅ビル買物に等価で充当可能です。

他にも、Pontaポイントは即座にau PAY残高へ交換でき、幅広い決済に利用できます。
家計簿アプリ側の“連携ボーナス”は手軽
マネーフォワードMEのアプリ内ポイントのように、口座連携やログインといった日常アクションで付与されるポイントは手間なく貯まります。
一方で1回あたり数十~数百ポイント程度と規模は小さいため、「塵も積もれば…」の感覚で日課にすると良いでしょう。
長期的には「カード積立」が強力
例えば三井住友カード+SBI証券の組み合わせなら、毎月3万円の投資信託積立で年間1,800~10,800ポイント(還元率0.5~3%)が得られます。

元本を投資に回しつつポイントが“追加利息”のように得られるので、資産形成をしながらポイントも狙える一石二鳥の戦略です。

お得な家計管理ハック:モデルケースで解説
家計簿アプリや金融サービスの組み合わせは、自分のライフスタイルや消費傾向によって“最適解”が大きく変わります。
ポイント還元や資産管理、夫婦での家計シェア、現金派向けの使い分けなど、目的別の「ハック」を取り入れることで、お金の流れが劇的に効率化されるだけでなく、得られるリターンも最大化できます。

ここでは、よくある利用者タイプや家計スタイルごとに、「どんな組み合わせをどう使えば本当にお得なのか?」を具体的なモデルケースでわかりやすく解説。
実際にそのまま真似できるリアルな設定例から、日々の家計改善のヒントを見つけてみてください。
ケース1:投資ガチ勢 × Vポイント経済圏
🅐 背景
毎月の投資額が3万円以上で、NISAやiDeCoもフル活用する本格派。
複数の証券口座や銀行を使っており、資産全体の把握とポイント二重取りを狙いたい。


🅑 セットアップ
「Money Forward ME プレミアム」に加入し、支払い用カードを三井住友カード(Oliveフレキシブルペイ ゴールド以上)に設定。
さらにSBI証券でクレジットカード積立(カードは同じ三井住友カード)を月3万円で開始します。
🅒 得られるメリット
プレミアム月額約550円の10%にあたる約55円分が毎月Vポイントとして還元。
加えて積立投資3万円に対しカード種別に応じ0.5~3%(150~900円相当)のVポイント付与。
年間では家計簿アプリ代約6,600円を超えるポイントが戻り、事実上アプリ利用料をペイしながら投資もできる計算です。
🅓 運用のコツ
アプリ内のポイントタブで毎日のログインや月次レポート閲覧によるポイントチャレンジも忘れず実施。
貯まったポイントは即座にVポイントに交換し、Visaのタッチ決済等で使うことで実質的な現金同等の価値に変えます。

投資分のポイントは「おまけの利息」と考えて再投資に回すと、複利効果も期待できます。
ケース2:楽天経済圏ヘビーユーザー × ECポイント荒稼ぎ
🅐 背景
楽天市場で毎月数万円以上買い物をするネットショッピング好き。
楽天カードと楽天銀行を利用中で、ポイント倍率をさらに上げたい。
🅑 セットアップ
家計簿アプリは無料のZaimで十分(広告は気にしない)。
楽天銀行を楽天カードの引落口座に指定し、給与受取口座も楽天銀行に変更します。
楽天証券の口座も開設して楽天ポイント投資の準備をします。
🅒 得られるメリット
楽天SPUプログラムで楽天カード×楽天銀行の条件を満たすと楽天市場ポイント+0.5倍(通常+0.3%→給与受取ありで+0.5%)が適用されます。
月10万円の購入なら毎月+500ポイント、年間6,000ポイントの上乗せです。
さらに楽天証券でポイント投資を行えば、獲得ポイントを自動的に資産運用に回せて効率的です。
🅓 運用のコツ
Zaimにすべての楽天系サービス(楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天ペイなど)を連携し、家計簿上で「楽天経済圏」の収支を一元管理します。
Zaimでは他社からの乗り換え特典で1年間プレミアム無料を活用すれば広告非表示で快適に使えます。

貯まった楽天ポイントは楽天ペイで日常の買い物に使ったり、証券口座で投資信託購入に充てることで、更なるポイント(投信保有ポイントなど)を生み出す循環を作りましょう。
ケース3:JR通勤者 × Suica & 鉄道ポイント集中
🅐 背景
都内在住で毎日JR線で通勤し、定期代や駅ナカでの支出が多い会社員。
Suica定期券や駅ビル(アトレなど)での買い物をお得にしたい。
🅑 セットアップ
「Moneytree」にJR東日本のネット銀行「JRE BANK」口座を登録し、ビューカード(JRE CARD)も連携。
通勤定期はビューカードで購入し、JRE BANK口座の残高を常時3万円以上キープします。
🅒 得られるメリット
JRE BANKの口座開設キャンペーンで、資産残高3万円以上達成でもれなく3,000ポイント、ビューカード利用代金の引落設定でも追加1,000ポイントのJRE POINTを獲得。
合計4,000ポイントはSuicaチャージなら4,000円分に相当します。
またビューカードでのSuica定期購入は通常の1.5%に加えJRE POINT 1,000ポイント(定期券購入特典)が付き、日常の電車代でもポイントが貯まります。
🅓 運用のコツ
Moneytree上でSuica残高やビューカード明細を確認しつつ、通勤交通費とプライベート支出を区別して家計管理します。
定期券は半年ごとの大きな支出なので、「交通費」カテゴリで平準化して計上し、月々の実質負担額を把握すると良いでしょう。

JRE POINTはSuicaへの即時チャージが可能なので、貯まったポイントは通勤費用に充当して交通費を浮かせることができます。
ケース4:au/Ponta派 × 高金利+残高還元
🅐 背景
auのスマホユーザーで、決済はPontaポイント(au PAY)を貯めている。
ついでに預金金利も優遇されるなら嬉しいと考えている。

🅑 セットアップ
家計簿アプリは好みで選択(Money ForwardでもZaimでも可)。
auじぶん銀行の口座を開設し、au PAYカードを作成。
スマホ料金プランを「auマネ活プラン+」に変更し、毎月の通信費支払い方法をau PAYカードに設定(引き落とし口座はauじぶん銀行)。
🅒 得られるメリット
通信料金の支払いについて毎月200円相当のPontaポイント還元。
さらに円普通預金の金利が年0.21%から+0.05~0.10%上乗せ(保有カードにより異なる、ゴールドカードなら最大+0.10%)されます。
例えば100万円預ければ通常年2,100円の利息が年2,800円に増える計算で、毎月のポイント200円×12ヶ月=2,400円相当と合わせ、かなり大きなメリットです。
🅓 運用のコツ
家計簿アプリ上では毎月au PAY残高へのポイント充当を「収入」扱いにすると、実質的な通信費値引きを見える化できます。
Pontaポイントは自動でau PAY残高に交換される設定にしておけば、貯めたポイントで日々の買い物も可能です。

なお2025年3月以降は引落口座をauじぶん銀行にしていないと特典対象外になるため、移行期間中に忘れず設定を済ませておきましょう。
ケース5:予算封筒派 × プリペイドカード分割管理
🅐 背景
「つい使いすぎる」ことに悩む単身者、あるいは生活費・デート代などをカップルで折半管理したいケース。
現金封筒で予算管理するような感覚をデジタルで再現したい。
🅑 セットアップ
チャージ式Visaプリペイドカードと家計簿アプリが一体化した「ワンバンク(OneBank、旧B/43)」を利用します。
アプリ上で必要な用途ごとに「ポケット」を作成(無料版は最大3つまで)し、それぞれに予算額をチャージ。
希望すればパートナー用に「ペアカード」を発行して共有もできます。
🅒 得られるメリット
チャージした支出はリアルタイムで家計簿に記録されるので、手入力不要で使いすぎ防止に効果絶大です。
ポケット機能により食費・交際費など目的別にお金を取り分け管理できるため、いわゆる「予算封筒」を持ち歩く感覚で安心です。
ペアカードを用いればカップル間で残高や利用履歴をシェアでき、「誰がいくら負担したか」が一目瞭然になります。
🅓 運用のコツ
月初に各ポケットへ予算をチャージし、残高を見ながら生活する習慣をつけましょう。
予算オーバーしそうな場合はOneBankの「あとばらいチャージ」(翌月払いの緊急チャージ機能)で一時対応しつつ、家計簿上で想定外支出としてチェックします。

OneBankはポイント還元こそありませんが、手数料無料で利用できるので、家計管理スキルを身につけたい初心者にとってまず「お金の流れを整える」ツールとして有用です。
【Q&A】家計管理アプリの疑問に答える
そして、ここまでの内容やその他をまとめて、Q&A形式にしました。
終わりに|自分に合った家計管理の第一歩を踏み出そう
家計簿アプリや金融サービスの選択肢は年々多様化しており、どれを選べばいいか迷われる方も多いかと思います。
ですが、最も大切なのは「自分の生活スタイルや価値観に合った方法を無理なく続けられること」です。
今回ご紹介した各アプリや連携テクニックの中から、気になるものをひとつだけでも試してみることで、日々のお金の流れが自然と見えるようになっていきます。
コツはいきなり完璧を目指さず、まずは使いやすさや「ちょっと便利」と感じる機能から取り入れてみてください。
家計管理の第一歩は、情報を集めたりアプリを比較することだけでなく、「実際に口座連携やアプリ登録をやってみる」ことから始まります。

小さな行動の積み重ねが、将来の安心や資産づくりにつながっていきますので、気負わずご自身のペースで取り組んでみてはいかがでしょうか。
免責事項
本記事は2025 年8 月5 日時点の公表情報をもとに作成しています。
ポイント還元率、キャンペーン内容、アプリ仕様は予告なく変更・終了する場合があります。
投資は元本割れのリスクがあります。商品選択・サービス利用は必ずご自身で最新の約款・手数料等を確認し、最終決定は自己責任で行ってください。