今人気の副業調べてみた!「手を出すべきでない副業」と「隙間時間でできる副業」は?

「スマホで1日10分の簡単作業で月〇万円」。
副業を探していると、最近はこんな広告が目に入ってきますよね。
なんとなく怪しくて画面を閉じたなら、その判断は正しかったかもしれません。
一方で、今の仕事を続けながら、ほかの仕事もしたいという人は、全国に493万人います。
では、怪しい副業と、みんなが実際に続けている副業は、どこが違うのでしょうか?
「簡単に稼げる」副業は、どこが怪しいの?
国民生活センター(消費者トラブルについて注意を呼びかけている国の独立行政法人)は、副業で高額収入を得るノウハウとして販売される情報を「情報商材」と呼んでいます。
よくある「簡単に稼げる」副業の誘い口
よくあるのは、入口は安く、あとから高いサポート契約を勧められる形です。
たとえば、約3,000円のマニュアルを買ったあと「有料プランに入らなければもうからない」と言われ、最終的には約60万円のプランを契約したという相談があります。
なかには、業者に言われるまま、親や知人、消費者金融などで資金を工面して、その日のうちに合計450万円を借りてしまったという相談もあります。
しかも、業者に「すぐに返済できる」と言われて借りても、返す義務は借りた本人にあります。
「怪しい」と思って立ち止まる目安はこの3点
とはいえ、お金が足りない、増やしたい、自分の人生を変えたいと思うから、副業にチャレンジするわけですし、それ自体はむしろ良いことだと思います。
ただ、そんな時ほど、「すぐに元が取れる」という言葉は頼もしく聞こえてしまいますよね。
この副業の誘い方、要注意だなと立ち止まる目安は、
- 何にいくらかかるのか、途中でやめられるのか、どんな作業でなぜお金になるのかが、契約の前に説明されない
- 「借りて払っても、すぐに元が取れる」と言われる
- 「簡単に稼げる」と言い切られる
の3つです。
※1つでも当てはまって不安を感じたときは、契約する前に消費者ホットライン「188」へ連絡し、お近くの消費生活センターなどに相談できます。
繰り返しますが、副業が悪いわけでも、お金を払って仕事のやり方を習う講座やスクールが、すべて怪しいわけではありません。
副業にチャレンジする際、講座やスクールを申し込む場合は、料金ややめ方を先に説明してくれて、借りて払わせることも、「簡単に稼げる」と言い切ることもない相手かどうかで、話を聞いていいかを見分けられます。
実際にみんなが続けている副業は?
パーソル総合研究所が2025年8月に20〜50代の正社員にネットで聞いた調査では、正社員(20〜50代)の中で実際に副業をしている人は11.0%で、2018年の調査開始以来、もっとも高い割合でした。
では、周りの実際に副業している人は、具体的にどんな仕事をしているのでしょうか。
同じ調査では、1位はWebライターや通訳・ガイドなどの「専門系」で23.0%でした。
| 順位 | 副業の仕事(例) | 割合 |
|---|---|---|
| 1 | 専門系(Webライター、通訳・ガイドなど) | 23.0% |
| 2 | その他(軽作業、警備・清掃など) | 22.1% |
| 3 | Webサイト運営(ブログ、YouTubeなど) | 21.6% |
| 4 | 事務・サービス(飲食店の接客、コンビニのレジなど) | 14.7% |
| 5 | ネット販売(ネットショップなど) | 10.7% |
並んでいるのは、書く・片づける・接客する・売るといった作業の中身がはっきりした仕事で、「何もしなくても増える」ような話はひとつもありません。
※この調査の「副業」は、お金の収入がある本業以外の仕事のことで、ポイントサイトなどのポイント収入や株などの資産運用は含みません。
隙間時間でできるのは、どの副業?

とはいえ、皆、仕事があるからこそ、本業のあとに使える時間は限られていますよね。
自分を変えたくても、どのくらいの時間を捻出しているかは気になるところだと思います。
同じ調査で、副業にかけている時間は平均で月23.0時間、1日に直すと約46分(23.0時間×60分÷30日)でした。
年代別に見ても、いちばん短い50代は月21.7時間(1日に直すと約43分)と、そこまで世代間に差は見られませんでしたが、役職などに就いている人も多くなる年代でも、いくつになってもチャレンジしたいという気概も伺えます。
さきほどの人気の副業のうち、家でスマホやパソコンを使ってできたり、時間を自分で決めやすかったりするのは、
- Webライターなどの専門系(23.0%)
- ブログ・YouTube(21.6%)
- ネットショップでの販売(10.7%)
といった仕事です。
このうち「書く」作業は、生成AI(質問や指示に合わせて文章などを作ってくれるサービス)の使い道としても多いものです。
総務省の白書によると、日本で生成AIの使い道として多かったのは、調べものなど「情報の理解」の次が「文書作成や校正」でした。
一方で、生成AIを使ったことがある人は、40代で49.0%、50代で44.2%、60代で33.5%と、実際はどの年代も半分に届いていません。
つまり、今から触り始めても、遅すぎるとは限らないのかもしれません。
※どの副業が隙間時間に向くかは、編集部が仕事の例をもとに整理したものです。調査では、副業の種類ごとの時間は公表されていません。
【今回のまとめ】結局、何をすればいい?
最初に紹介した「怪しい広告」と、みんなが続けている副業の違いをまとめると、
- 立ち止まるべき副業:料金ややめ方を先に説明しない・借りて払わせる・「簡単に稼げる」と言い切る
- 続いている副業:作業した分がお金になる。人気の1位はWebライターなどの専門系
- かけている時間:平均で1日約46分、50代でも約43分
でした。
派手さはなくても、1日1時間ほどの時間で続けている人はたくさんいます。
とはいえ、次に気になるのは「で、1日1時間の副業で、実際どれくらい変わるの?」というところではないでしょうか。
(続きます)
※「就業構造基本調査」は5年ごとの調査で、ほかの仕事もしたい人(追加就業希望者)の数は、農林業以外で働く人の数です(2022年10月1日時点)。
※パーソル総合研究所の調査は、2025年8月1日〜7日に調査会社のモニターを利用したインターネット調査で、副業をしている人3,000名(うち正社員20〜50代1,866名)を対象に実施されたものです。ランキングや活動時間は、正社員20〜50代の集計結果です。11.0%は、正社員20〜50代38,766名の集計結果(性別・年代の構成を国勢調査に合わせて補正)です。
※総務省の白書の数字は、令和8年版 情報通信白書の個人向け調査によるもので、年代別の値は、生成AIサービスを1種類以上使ったことがある人の割合です。
※国民生活センターの相談事例は、相談者から寄せられた情報をもとにまとめられたものです。
※この記事は情報提供を目的としており、内容は2026年11月4日時点のものです。特定の副業やサービスの利用を推奨するものではありません。
引用・参考出典
引用・参考出典は、次のとおりです。
- 国民生活センター「情報商材」(2026年7月31日更新)「https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/infoproducts.html」確認日:2026年10月22日
- 国民生活センター「【20代特に注意!】簡単に稼げるという副業」(2023年10月27日)「https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20231027_1.html」確認日:2026年10月22日
- 国民生活センター「副業サポートや投資の名目で借金させる業者に注意!」(2026年5月20日)「https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20260520_1.html」確認日:2026年10月22日
- 国民生活センター「スキマ時間に気軽に稼げる等とうたう副業トラブル!」(2024年9月4日)「https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240904_1.html」確認日:2026年10月22日
- 総務省統計局「令和4年就業構造基本調査 結果の概要」「https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/pdf/kall.pdf」確認日:2026年10月22日
- 総務省統計局「令和4年就業構造基本調査 結果の要約」「https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/pdf/kyouyaku.pdf」確認日:2026年10月22日
- パーソル総合研究所「第四回 副業の実態・意識に関する定量調査」「https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/sidejob4/」確認日:2026年11月4日
- パーソル総合研究所「第四回 副業の実態・意識に関する定量調査」(報告書PDF)「https://rc.persol-group.co.jp/wp-content/uploads/thinktank/data/sidejob4.pdf」確認日:2026年10月22日
- 総務省「令和8年版 情報通信白書 第Ⅰ部第1章 個人におけるAI利用」「https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r08/pdf/n1110000.pdf」確認日:2026年11月4日