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【2025年8月最新】住宅ローン金利比較ランキング:変動・固定・フラット35のおすすめは?

住宅ローン金利比較ランキング:変動・固定・フラット35のおすすめは?
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住宅ローンを検討する上で最も重視される、

  • 変動金利型
  • 10年固定金利型
  • フラット35(全期間固定型)

最新金利や選び方、各種サービスの違いについて詳しく知りたい方に向け、2025年8月時点の最新情報を網羅的に解説します。

住宅ローンの店頭金利(※1)依然として低水準です。

2025年8月1日時点の最優遇変動金利は年0.525〜0.700%ですが、10年固定型やフラット35もサービス競争や優遇策が進化し、多様なニーズに応える商品が増えています。

※1 出典:各行公式発表(2025年8月1日取得)。URL一覧は末尾「参考リンク」を参照。金利は毎月見直され、各金融機関が予告なく変更する場合があります。必ず公式サイトで最新条件をご確認ください。

本記事では、各タイプの特徴や向いている人、主要金融機関の金利・手数料・保障内容の比較ポイントまで解説します。

MIYABI

初めてローンを組む方から借り換え・住み替えを考える方まで役立つ情報が満載です。

自身や家族のライフプラン・返済計画に最適なローンを選ぶための視点を整理し、今知っておきたい最新動向をこの一記事で押さえていきましょう。

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変動金利条件固定金利10年フラット35頭金年齢完済時借入可能額借入期間返済方法事務手数料保証料手数料印紙代5年ルール125%ルールペアローン収入合算年収勤続年数一部繰り上げ返済全額繰り上げ返済繰り上げ返済方式金利タイプ変更相談方法事前審査審査日数産休/育休
みずほ銀行0.525%1.90%取り扱いなし記載なし18歳以上70歳の誕生日まで80歳の誕生日まで50万円以上3億円1年以上35年以内元利均等返済/元金均等返済33,000円不要借入金額×2.2%電子契約:不要ありありありなし記載なし3か月以上みずほダイレクト:無料
店舗:33,000円
店舗のみ:33,000円期間短縮型/返済額軽減型みずほダイレクト:無料
店舗:11,000円
店舗/電話/ネット正式審査から1週間から10日取扱不可
三菱UFJ銀行0.595%2.05%取り扱いなし記載なし500万円以上2億円以内2年以上35年以内(1年単位)元利均等返済/元金均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要ありありありあり記載なし1年以上ネット:無料
店舗:16,500円
ネット:16,500円
店舗:33,000円
期間短縮型/返済額軽減型ネット:無料
店舗:11,000円
店舗/電話即日回答記載なし申込可能
auじぶん銀行0.950%「携帯電話」「電気」「インターネット」「TV」の各サービスと住宅ローンを一緒にご利用1.845%~取り扱いなし20%満18歳以上満65歳未満満80歳の誕生日まで500万円以上2億円以内(10万円単位)1年以上50年以内(1か月単位)元利均等返済/元金均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要ありありありあり200万円以上1年未満でも可能無料変動金利:無料
固定金利:33,000円
期間短縮型/返済額軽減型変更不可店舗/電話/ネット当日~3営業日3~10営業日申込可能
りそな銀行0.640%WEB申込・完結
りそなの商品・サービス利用
2.345%~買取型20%満20歳以上満70歳未満満80歳未満50万円以上3億円以内(1万円単位)1年以上40年以内(1年単位)元利均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要ありなしありあり100万円以上1年以上ネット:無料
店頭:変動金利5,500円
固定金利:33,000円
ネット:取扱なし
店舗:変動金利11,000円
固定金利33,000円
期間短縮型/返済額軽減型ネット:無料
店舗:5,500円
店舗1~3営業日5~10営業日申込可能
SBI新生銀行0.680%1.600%~取り扱いなし10%20歳以上65歳以下80歳未満500万円以上3億円以内(10万円単位)5年以上35年以内(1年単位)元利均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要
サービス利用料:5,500円
なしなしありあり300万円以上1年以上無料無料期間短縮型変更不可
期間終了後の変更:5,500円
店舗/電話/ネット5営業日最短1か月申込可能
住信SBIネット銀行0.698%1.909%~買取型/保障型20%満18歳以上万65歳以下80歳未満500万円以上3億円以内(10万円単位)1年以上50年以内元利均等返済/元金均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要ありありありあり記載なし1年以上無料変動金利:無料
固定金利:33,000円
期間短縮型/返済額軽減型無料メール/電話最短即日7~10営業日申込可能
楽天銀行1.004%2.288%~買取型記載なし65歳6か月未満満80歳未満500万円以上2億円以内(10万円単位)1年以上35年以内(1年単位)元利均等返済/元金均等返済なし不要330,000円2,000円~10万円ありありありあり400万円以上転職直後でも可能無料無料期間短縮型/返済額軽減型記載なし電話/ネット5~10日7~14日申込可能
PayPay銀行0.600%ソフトバンクスマユーザー1.500%~取り扱いなし記載なし20歳以上65歳未満80歳未満500万円以上2億円以内(10万円単位)元利均等返済なし不要借入金額×2.2%なしなしなしありあり200万円以上1年未満でも可無料
電話:5,500円
電話:33,000円期間短縮型/返済額軽減型無料電話当日~2営業日3~10営業日申込可能
イオン銀行0.780%1.68%~買取型20%18歳以上71歳未満満80歳未満200万円以上2億円以内(10万円単位)1年以上50年以内(1か月単位)元利均等返済なし不要定額型:110,000円
定率型:借入金額×2.2%
電子契約:不要
サービス利用料:5,500円
ありありありあり100万円以上6ヶ月以上無料55,000円期間短縮型/返済額軽減型変更不可店舗/電話最短即日1~2週間申込可能
ソニー銀行0.897%環境配慮型住宅の新築物件の購入・新築の場合に適用1.947%取り扱いなし記載なし満20歳以上満65歳未満満85歳未満500万円以上2億円以内(10万円単位)1年以上35年以内(1か月単位)元利均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要なしなしありなし400万円以上条件なし無料無料期間短縮型/返済額軽減型手数料ありネット1日~3日7日~10日申込可能
三井住友銀行0.925%Oliveアカウント開設が必須1.85%~買取型20%満18歳以上満70歳の誕生日まで満80歳の誕生日まで100万円以上3億円以内(10万円単位)1年以上35年以内(1か月単位)元利均等返済/元金均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要ありありありなし記載なし3か月以上無料(SMBCダイレクト)
店舗:16,500円
無料(SMBCダイレクト)
店舗:33,000円
期間短縮型/返済額軽減型ネット:無料
店舗:16,500円
電話/ネット1週間~10日1か月申込可能
2025.08現在
目次

【変動金利型】住宅ローンの最新金利ランキング&動向は?

住宅ローン金利上昇のイメージ

長らく超低金利から脱するというフェーズにおいても、住宅ローンの変動金利型は今もなお低い水準を維持しており、多くの金融機関で0.5%台~0.7%台という過去10年間で最低水準が実現されています。

他の金利タイプと比べて初期の返済負担を抑えやすいのが大きな魅力で、

毎月の返済額をできるだけ抑えたい!

資金計画にゆとりを持たせたい!

という層から選ばれています。

ここでは、主要銀行・ネット銀行《15行・2025年8月1日公式公表データ》の最優遇金利一覧とあわせて、事務手数料各行の注目サービスも整理しています。

実際に選ぶ際のポイントや比較のコツも、ランキングとともに解説します。

【変動金利型】住宅ローン金利ランキング(上位10金融機関)

変動金利型の住宅トーン金利ランキングを見て行きましょう。

各行とも保証料は無料で、融資事務手数料は下表のとおりです(※金利は最優遇条件適用時)。

条件の詳細は注釈をご参照ください。

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順位金融機関変動金利(最優遇金利)融資事務手数料
1位みずほ銀行年0.525%1借入額の2.20%(税込)
2位三菱UFJ銀行年0.595%2
3位PayPay銀行年0.60%3
4位SBI新生銀行年0.660%4
5位住信SBIネット銀行年0.698%5
6位auじぶん銀行年0.684%6
7位イオン銀行年0.780%7
8位ソニー銀行年0.897%8
9位三井住友銀行年0.925%9
10位楽天銀行年1.004%10一律33万円(税込)

1 みずほ銀行のネット専用住宅ローンプラン(ローン取扱手数料型)利用時の最優遇金利。

2 三菱UFJ銀行のWEB申し込み限定優遇金利(借入額×2.2%手数料型)適用時の金利。

※適用金利は申込内容等によって決定され、一部顧客には年0.675%程度となる場合があります。

3 PayPay銀行のソフトバンクユーザー向け「住宅ローン金利優遇プラン」最大優遇幅(年0.13%引下げ)適用後の金利。

※ソフトバンクのスマホ・ネット・でんき契約(スマホ/ネット/でんき優遇割)の利用が条件。スマホ契約のみの場合は優遇幅0.07%(金利年0.66%)。

4 SBI新生銀行の手数料定率型(保証料なし)住宅ローン金利。

※他行に比べ審査基準が比較的柔軟とされており、勤務年数要件が比較的緩和される場合もありますが、審査結果は個別の信用状況によって異なります。

5 住信SBIネット銀行の「WEB申込コース(通期引下げプラン)」利用かつ物件価格の80%以下の借入れ時に適用される金利。

6 auじぶん銀行の「住宅ローン金利優遇割」最大優遇幅(年0.15%引下げ)適用後の金利。

※KDDI(au)のスマートフォン契約者向けの優遇策で、auの携帯回線契約(スマホ優遇割)に加え、提携の電気・ネット契約も利用で最大優遇となります。新規借入(物件価格の80%以下)の場合の数値です。

7 イオン銀行で頭金20%以上(物件価格の80%以下の借入)かつ手数料定率型を利用した場合の金利。

※自己資金なしの場合は金利が+0.05%(年0.830%)となります。

8 ソニー銀行の変動セレクト住宅ローン利用時の金利。

※事務手数料は借入額×2.2%と一律44,000円(税込)の2プランから選択可能で、低金利で借りたい場合は2.2%プランを利用します。

9 三井住友銀行のネット申込専用・保証料不要の「最後までずーっと引下げプラン」適用時の金利。

10 楽天銀行の住宅ローン(金利選択型)は融資事務手数料が主要ネット銀行5行中で最も低い水準の一律33万円(税込)で、借入額が大きいほど初期費用負担を抑えられる点が特徴です。金利は他行の定率型プランよりやや高めですが、がん50%保障団信や全疾病保障が無料付帯されています。

【変動金利型】住宅ローンの動向は?

2025年8月現在、住宅ローンの変動金利は引き続き超低水準で安定しています。

メガバンクとネット銀行の競争も激しく、主要行の適用金利は年0.5~0.7%台に集中しています。

例えばみずほ銀行ネット専用プラン利用等で最優遇金利が年0.525%(2025年8月実行分・借入額×2.2%手数料型)と業界トップクラスの低金利です。

※同行は過去12カ月で0.05%幅の変動がありました。長期金利動向や優遇条件の継続可否も併せてチェックが必要です。

三菱UFJ銀行年0.595%(8月適用)と続き、ネット銀行でもPayPay銀行(年0.60%、ソフトバンクスマホ利用者向け優遇適用時)やSBI新生銀行(年0.68%)などが特に低金利で人気です。

各社とも保証料ゼロ・融資事務手数料2.2%型のローンが主流で、金利面では大差ありませんが、付帯サービスや条件に違いがあります。

例えばPayPay銀行は団信(団体信用生命保険)でがんと診断されると残債50%が保障される「がん50%保障団信」を追加金利なしで付帯でき、がん100%保障も+0.1%で利用可能です。

一方、SBI新生銀行は審査基準が比較的柔軟とされ、転職直後でも申し込み可能な点などから借り換え需要も取り込んでいます。

【変動金利型】住宅ローンは初めての購入者に向いている可能性が高い

変動金利型は初期負担が軽い一方、金利が年1%上昇すると35年総返済額が約500万円(借入3,500万円・元利均等)増える試算もあります。

※2 筆者試算。金利0.55%→1.55%に10年後移行し、その後固定と仮定。上昇局面への備えとして、毎月返済額が1.25倍まで増える「125%ルール」の有無や、繰上返済余力を必ず確認しましょう。

とはいえ、将来金利が大幅に上昇しない限りトータルの利息負担を最小化できる可能性が高く、今の低金利を最大限に活かしたい初めての購入者に向いています※。

※低金利メリットが得られる可能性がありますが、将来の金利上昇リスクも考慮し検討ください。

また、最近では新規顧客向け金利は抑えられる一方で既存借入者の優遇幅縮小などにより金利が上昇しているケースもあり、借り換えによってメリットが出やすい状況です。

実際、現状の変動金利と固定金利(フラット35)の差は約1.2%あり、この差が35年間埋まるほどの大幅な金利上昇(0.25%の利上げ換算で5回以上)がなければ変動型の方が支払利息を抑えられるとの試算もあります。

そのため、金利上昇に備えたリスク管理をしつつも、現時点では変動型を選ぶメリットが大きいと言えます。

MIYABI

ただし将来の金利上昇リスクはゼロではないため、返済期間が長期に及ぶ場合金利変動に不安がある場合は、後述する固定金利型や固定期間選択型ローンの利用も検討すると良いでしょう。

【10年固定金利】型住宅ローンの最新金利ランキングと動向は?

住宅ローン10年固定金利のイメージ

変動金利型の優位性が薄れつつある今、10年固定金利型住宅ローンへの関心が高まっています。

「一定期間は返済額を固定し、金利上昇リスクを抑えたい」という層にとって、10年固定はコスト・安心感ともバランスの良い選択肢です。

近年は各金融機関がサービス競争を繰り広げており、ネット銀行を中心に手数料や団信保障の内容、金利優遇幅に大きな違いが生まれています。

MIYABI

ここでは最新の金利ランキングと併せて、手数料やサービスの違いにも注目し、選び方のポイントをわかりやすく解説します。

2025年8月版・10年固定金利ランキング<BEST10>

2025年8月時点での10年固定型住宅ローン(団信込み・借入期間35年以内・融資率9割以下)の最優遇金利を低い順に並べました。

また、金利だけでなく事務手数料と主な適用条件を添えています。

金利は各行公式公表の最安値(延べ優遇適用後)で、実際の適用可否は審査結果や借入条件により変動します。

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順位金融機関10年固定金利
(年利%)
事務手数料主な適用条件
1PayPay銀行1.500%借入額×2.2%ソフトバンク/ワイモバイル契約等で最大▲0.13%
2SBI新生銀行1.600~%借入額×2.2%ネット申込・住信SBIネット銀行口座開設で優遇
3イオン銀行1.680~%定率型: 借入額×2.2%
定額型: 110,000円
頭金20%以上で最優遇
4auじぶん銀行1.845~%借入額×2.2%au/KDDI系サービス複数加入で▲0.15%
5三井住友銀行1.850~%借入額×2.2%Oliveアカウント開設・ネット申込
6みずほ銀行1.900%借入額×2.2%ネット専用プラン(みずほダイレクト)利用
7住信SBIネット銀行1.909~%借入額×2.2%WEB申込コース・物件価格80%以下
8ソニー銀行1.947%借入額×2.2% or 44,000円環境配慮型住宅で優遇、手数料コース選択可
9三菱UFJ銀行2.050%借入額×2.2%WEB完結申込・ネット割引適用時
10楽天銀行2.288~%一律33万円がん50%団信・全疾病保障が無料付帯

※金利は2025年8月1日実行分・団信込み・融資率9割以下・借入期間21~35年想定。
「~」は審査条件や頭金割合で上下する範囲を示します。

ランキング上位はネット銀行が独占。PayPay銀行が1.50%で首位SBI新生銀行が1.60%で続きます。

メガバンク勢はみずほ銀行(1.90%)が最も低く、対面サポートを重視する人に適したバランスです。

イオン銀行は定率・定額の2種類の手数料プランを選択でき、借入額が小さい人は定額11万円で初期コストを抑えられる点が魅力。

楽天銀行は金利こそ高めですが一律33万円手数料+疾病保障無料と付帯サービスで差別化しています。

10年固定型】住宅ローンの動向は?

2025年8月は各金融機関で固定金利の引き上げが目立ちました。

長期金利上昇を受け、メガバンク・ネット銀行とも10年固定金利が前月より0.1~0.2%ほど上昇し、変動型に比べれば高水準で主要行の10年固定は概ね年1.5~1.9%程度です。

とはいえ、固定金利は基本的に借入時の優遇幅が最後まで維持されるため、新規購入・借り換えともに今のタイミングである程度低い固定金利を確保しておきたいというニーズにマッチします。

【10年固定型】は売却・住み替え検討者にフィットする可能性

10年固定型ローンは、毎月の返済額を借入後10年間は一定にできるため、教育費などライフプランに合わせて家計管理しやすい点が魅力です。

そのため「固定期間内に教育費・ライフイベントが集中する」家庭や、「5~10年後に売却・住み替え検討」の人にフィットします。

  • 金利上昇局面に備えたい・・・PayPay銀行、SBI新生銀行など1.6%前後で固定
  • 手数料を抑えたい・・・イオン銀行(定額11万円)・楽天銀行(一律33万円)
  • 対面相談も欲しい・・・みずほ銀行・三井住友銀行

固定期間終了時の金利動向次第では再借換えも視野に、事務手数料・繰上返済手数料の安さも要チェックです。

特に今後数年で政策金利の引き上げが予想される中、借り換えを検討している場合に変動型から固定型へ切り替えておくことで金利上昇リスクを抑えられる安心感を得られます。

なお、10年固定期間終了後は通常変動金利へ移行しますが、その時点の金利環境に応じて再度借り換えや固定期間延長を検討することも可能です。

MIYABI

もっと長期間にわたり金利変動リスクを排除したい場合は、後述するフラット35など全期間固定型ローンを選ぶ方法もあります。

フラット35(全期間固定型)の金利ランキング&おすすめポイント

フラット35のイメージ

近年の金利環境や住宅ローン控除制度の見直しを背景に、「全期間固定型」のフラット35が再び注目を集めています。

変動金利型と比べて金利水準はやや高めですが、借入時から完済まで返済額が変わらない安心感や、保証料・繰上返済手数料が不要などの特徴から、家計管理を重視する層に根強い人気があります。

MIYABI

特に2025年以降は、金融機関ごとのサービス競争が激化し、金利優遇や独自の保障・手数料設定など、選択肢の幅が大きく広がりました。

そこで本章では、フラット35の最新動向や主要商品の金利ランキング、おすすめの活用ポイントを詳しく解説します。

【フラット35】最優遇金利ランキング<BEST10>

フラット35は「機構買取型」の金利が横並び(最頻値1.87%)である一方、保証型やポイント制優遇の商品は、頭金(自己資金)や住宅性能に応じて大幅な金利引き下げが可能です。

ここでは最優遇金利(団信込み・融資率9割以下・借入期間21~35年)ベースで低い順に並べ、事務手数料と主要適用条件を併記しました。

金利は2025年8月1日実行分、各行公式発表値です。

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順位金融機関/商品名最優遇金利
(年利%)
事務手数料主な適用条件
1ARUHI スーパーフラット5★0.690%借入額×2.2%保証型・頭金50%以上・4ポイント優遇
2ARUHI スーパーフラット5S★1.22%借入額×2.2%保証型S・頭金50%以上・2ポイント優遇
3ARUHI スーパーフラット6S★1.23%借入額×2.2%保証型S・頭金40%以上
4ARUHI スーパーフラット7S★1.24%借入額×2.2%保証型S・頭金30%以上
5ARUHI スーパーフラット8S★1.25%借入額×2.2%保証型S・頭金20%以上
6住信SBIネット銀行 フラット35保証型S★1.29%借入額×2.2%保証型S・頭金20%以上・全疾病50%団信無料
7住信SBIネット銀行 フラット35保証型S★1.34%借入額×2.2%保証型S・頭金10%以上
8三井住友信託銀行 フラット35S(金利A)☆1.34%借入額×0.99%買取型・頭金10%以上・定率手数料コース
9ARUHI スーパーフラット9S★1.35%借入額×2.2%保証型S・頭金10%以上
10楽天銀行 フラット35☆1.87%借入額×1.1%買取型・頭金10%以上(標準金利)

★=保証型フラット35(頭金条件で金利低減)/☆=機構買取型フラット35
※金利は団信付き・融資率9割以下・借入期間21~35年の場合。借入条件や審査結果によって変動します。

ご覧の通り、頭金を厚く入れられる人ほど低金利を狙えるのがフラット35保証型の特徴です。

特にARUHIのスーパーフラットシリーズ頭金50%で年0.690%という破格の水準。

一方、頭金が10%程度の場合は住信SBIネット銀行の保証型S(1.34%)か、手数料が0.99%と割安な三井住友信託銀行の買取型S(同1.34%)が実質コストで拮抗します。

ランキングの活かし方と選び方のコツ

同じ金利帯の商品が複数並ぶときは、

  • 事務手数料(定率か定額か)
  • 無料付帯の団信保障
  • 繰上返済手数料やネット手続き可否

で比較しましょう。

例えば三井住友信託銀行は手数料0.99%と業界最安クラスですが、ARUHIはネット申込で手数料半額キャンペーンが適用される場合があり、借入額によっては逆転します。

また、保証型は6年目以降に金利が+0.5%上がる点も見落とせません。

ライフプラン上、当初10年内に繰上返済や住み替えを検討している人なら保証型、長期完済を見据えるなら買取型が基本線です。

なお、機構買取型の標準金利(1.87%)は楽天銀行・イオン銀行・りそな銀行など大手で横並びですが、手数料の定率/定額やオンライン完結度合いに差があります。

MIYABI

頭金を多く用意できない方や自営業・育休中の方でも審査に通りやすい傾向があり、安定重視で「返済額を絶対に変えたくない」ユーザーに根強い人気となっています。

最後にフラット35は「金利の低さ」だけでなく、ライフイベントと返済計画のマッチングがポイント。

  • 長期で家計を固定したい・・・買取型/フラット35S Aプラン
  • 頭金を厚く入れられる・・・保証型スーパーフラット
  • 疾病保障を重視・・・住信SBIネット銀行(全疾病+3大疾病50%団信無料)

こうした“自分にフィットする優先順位”から逆算し、シミュレーションと事前審査で最適解を見極めてください。

加えて、利用にあたっては物件がフラット35の技術基準を満たすこと(所定の適合証明書の取得)が条件となりますので、検討時にはお住まいの住宅が対象かどうかも確認しましょう。

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定金融商品の勧誘や投資助言を行うものではありません。お申し込み前に必ず各金融機関の最新商品概要説明書・契約約款をご確認のうえ、ご自身の責任で判断してください。当サイトは掲載情報の完全性・最新性を保証いたしません。

【Q&A】住宅ローン金利・サービス比較の疑問に答える

そして、ここまでの内容やその他をまとめて、Q&A形式にしました。

住宅ローン変動金利型の最新ランキングと金利水準は?

2025年8月時点での変動金利は0.5~0.7%台が中心で、みずほ銀行0.525%、三菱UFJ銀行0.595%、PayPay銀行0.60%などが上位です。

ネット銀行・メガバンクとも競争が激しく、低水準が続いています。

変動金利型住宅ローンのメリット・選ばれる理由は?

初期返済負担が低く、毎月の返済額を抑えやすいことが主なメリットです。

将来の金利上昇リスクはあるものの、現状の超低金利を最大限に活かしたい人、初めて住宅を購入する人に向いています。

10年固定金利型住宅ローンの最新金利と選ばれる理由は?

2025年8月時点の10年固定はPayPay銀行1.50%、SBI新生銀行1.60%などが最安値で、年1.5~1.9%台が主流です。

「一定期間返済額を固定したい」「金利上昇リスクを避けたい」層に人気があります。

フラット35(全期間固定型)の金利や特徴、利用のポイントは?

フラット35は頭金50%以上のARUHIスーパーフラットで年0.690%~(団信込み・2025年8月)、頭金10%でも1.29%前後です。

返済額が完済まで変わらず、保証料・繰上返済手数料が不要、審査も比較的柔軟です。

住宅ローン選びで比較すべき条件やサービス面の違いは?

金利・返済額に加え、借入条件(年齢・年収・勤続年数・頭金)、事務手数料、団信保障、繰上返済手数料、ネット/店舗サポートの有無などが重要です。

自分の家計・ライフプランに合った重視ポイントを明確にしましょう。

団体信用生命保険(団信)の保障内容やオプションに違いはある?

一般団信(死亡・高度障害で残債0円)が基本で、多くの銀行は金利上乗せなしです。

がん・8大疾病・全疾病などの特約を金利上乗せで選択でき、ネット銀行では無料付帯や低コストでの提供もあります。

住宅ローン契約時に必要な手数料や、繰上返済のコストは?

事務手数料は「借入額の2.2%」が主流ですが、楽天銀行など定額型(一律33万円)も。

保証料は多くの銀行で0円です。

ネット手続きなら繰上返済手数料は無料のケースが多く、固定期間中の全額返済には一部手数料がかかります。

ペアローンや収入合算での借入、主要銀行の対応は?

夫婦や親子でのペアローン・収入合算は多くの銀行で利用可能ですが、三井住友銀行など一部未対応もあります。

ペアローンは団信もそれぞれ加入し、控除も別々で受けられますが、手数料が2人分かかる点に注意。

ネット銀行と店舗型銀行、どちらを選ぶべき?

ネット銀行は低金利・手数料安が強みで、手続きも早いです。

店舗型は対面サポートや相談重視の人に適しています。どちらを重視するかで選ぶと良いでしょう。

頭金なし(フルローン)や自営業でも借りられる住宅ローンは?

ネット銀行やフラット35なら頭金なしでも審査可能なケースが多く、フラット35は自営業や育休中でも比較的通りやすい傾向です。

年収や返済負担率の基準は事前に確認しましょう。

金利タイプの途中変更や借り換えの際の注意点は?

ネット銀行は原則として契約後の金利タイプ変更ができません。

変更希望の場合は借り換えが必要です。

メガバンクは店舗相談で固定型への切替が可能なこともあるので、将来の見直しも視野にいれておきましょう。

終わりに|住宅ローン選びで大切にしたい視点

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変動金利条件固定金利10年フラット35頭金年齢完済時借入可能額借入期間返済方法事務手数料保証料手数料印紙代5年ルール125%ルールペアローン収入合算年収勤続年数一部繰り上げ返済全額繰り上げ返済繰り上げ返済方式金利タイプ変更相談方法事前審査審査日数産休/育休
みずほ銀行0.525%1.90%取り扱いなし記載なし18歳以上70歳の誕生日まで80歳の誕生日まで50万円以上3億円1年以上35年以内元利均等返済/元金均等返済33,000円不要借入金額×2.2%電子契約:不要ありありありなし記載なし3か月以上みずほダイレクト:無料
店舗:33,000円
店舗のみ:33,000円期間短縮型/返済額軽減型みずほダイレクト:無料
店舗:11,000円
店舗/電話/ネット正式審査から1週間から10日取扱不可
三菱UFJ銀行0.595%2.05%取り扱いなし記載なし500万円以上2億円以内2年以上35年以内(1年単位)元利均等返済/元金均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要ありありありあり記載なし1年以上ネット:無料
店舗:16,500円
ネット:16,500円
店舗:33,000円
期間短縮型/返済額軽減型ネット:無料
店舗:11,000円
店舗/電話即日回答記載なし申込可能
auじぶん銀行0.950%「携帯電話」「電気」「インターネット」「TV」の各サービスと住宅ローンを一緒にご利用1.845%~取り扱いなし20%満18歳以上満65歳未満満80歳の誕生日まで500万円以上2億円以内(10万円単位)1年以上50年以内(1か月単位)元利均等返済/元金均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要ありありありあり200万円以上1年未満でも可能無料変動金利:無料
固定金利:33,000円
期間短縮型/返済額軽減型変更不可店舗/電話/ネット当日~3営業日3~10営業日申込可能
りそな銀行0.640%WEB申込・完結
りそなの商品・サービス利用
2.345%~買取型20%満20歳以上満70歳未満満80歳未満50万円以上3億円以内(1万円単位)1年以上40年以内(1年単位)元利均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要ありなしありあり100万円以上1年以上ネット:無料
店頭:変動金利5,500円
固定金利:33,000円
ネット:取扱なし
店舗:変動金利11,000円
固定金利33,000円
期間短縮型/返済額軽減型ネット:無料
店舗:5,500円
店舗1~3営業日5~10営業日申込可能
SBI新生銀行0.680%1.600%~取り扱いなし10%20歳以上65歳以下80歳未満500万円以上3億円以内(10万円単位)5年以上35年以内(1年単位)元利均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要
サービス利用料:5,500円
なしなしありあり300万円以上1年以上無料無料期間短縮型変更不可
期間終了後の変更:5,500円
店舗/電話/ネット5営業日最短1か月申込可能
住信SBIネット銀行0.698%1.909%~買取型/保障型20%満18歳以上万65歳以下80歳未満500万円以上3億円以内(10万円単位)1年以上50年以内元利均等返済/元金均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要ありありありあり記載なし1年以上無料変動金利:無料
固定金利:33,000円
期間短縮型/返済額軽減型無料メール/電話最短即日7~10営業日申込可能
楽天銀行1.004%2.288%~買取型記載なし65歳6か月未満満80歳未満500万円以上2億円以内(10万円単位)1年以上35年以内(1年単位)元利均等返済/元金均等返済なし不要330,000円2,000円~10万円ありありありあり400万円以上転職直後でも可能無料無料期間短縮型/返済額軽減型記載なし電話/ネット5~10日7~14日申込可能
PayPay銀行0.600%ソフトバンクスマユーザー1.500%~取り扱いなし記載なし20歳以上65歳未満80歳未満500万円以上2億円以内(10万円単位)元利均等返済なし不要借入金額×2.2%なしなしなしありあり200万円以上1年未満でも可無料
電話:5,500円
電話:33,000円期間短縮型/返済額軽減型無料電話当日~2営業日3~10営業日申込可能
イオン銀行0.780%1.68%~買取型20%18歳以上71歳未満満80歳未満200万円以上2億円以内(10万円単位)1年以上50年以内(1か月単位)元利均等返済なし不要定額型:110,000円
定率型:借入金額×2.2%
電子契約:不要
サービス利用料:5,500円
ありありありあり100万円以上6ヶ月以上無料55,000円期間短縮型/返済額軽減型変更不可店舗/電話最短即日1~2週間申込可能
ソニー銀行0.897%環境配慮型住宅の新築物件の購入・新築の場合に適用1.947%取り扱いなし記載なし満20歳以上満65歳未満満85歳未満500万円以上2億円以内(10万円単位)1年以上35年以内(1か月単位)元利均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要なしなしありなし400万円以上条件なし無料無料期間短縮型/返済額軽減型手数料ありネット1日~3日7日~10日申込可能
三井住友銀行0.925%Oliveアカウント開設が必須1.85%~買取型20%満18歳以上満70歳の誕生日まで満80歳の誕生日まで100万円以上3億円以内(10万円単位)1年以上35年以内(1か月単位)元利均等返済/元金均等返済なし不要借入金額×2.2%電子契約:不要ありありありなし記載なし3か月以上無料(SMBCダイレクト)
店舗:16,500円
無料(SMBCダイレクト)
店舗:33,000円
期間短縮型/返済額軽減型ネット:無料
店舗:16,500円
電話/ネット1週間~10日1か月申込可能
2025.08現在

住宅ローンは金利や手数料、付帯サービスなど比較ポイントが多く、どのプランを選ぶべきか迷われる方も多いかと思います。

特に近年は、変動・固定それぞれに特徴があり、ご家庭の状況や価値観によって最適な選択肢が変わる時代になりました。

ご自身やご家族の将来設計を考えるうえで、「どの金利タイプが生活に合うか」「安心して長く返済を続けられるか」を意識してみてください。

MIYABI

焦らず一つ一つの条件を見比べていくことで、納得感のあるローン選びにつながります。

行動を起こす際は、まず気になる金融機関でシミュレーションや事前相談を試してみるのもおすすめです。

参考リンク

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この記事を書いた人

住宅ローンアドバイザー&不動産投資家として25年以上の経験を持つ、不動産領域の頼れるナイスミドルのライター。
FP1級や宅建、住宅ローンアドバイザー資格を活かし、無理なく返せるローンの選び方から不動産の最新市況までを分かりやすく解説。
自身は持ち家と賃貸物件を1つずつ保有しており、長く安心して返済できる知識を発信している。

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