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2025年9月17日の経済・時事ニュースまとめ

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きょう9月17日は、米FRBの政策発表を今夜に控えて米株が小反落した流れを引き継ぎ、日経平均は寄り付き後に調整しています。

為替は1ドル=146円台前半で、国内では「基準地価」が4年連続上昇となり、8月の貿易収支は赤字へ。

ねくこ

政局は自民党総裁選が動き、海外では米国のTikTok禁止措置の猶予延長や、Microsoftの英国への大型投資が話題です。

目次

主要株価指数・為替レート(9月17日 午前10時時点)

スクロールできます
指標前日比
日経平均株価44,773.98円-128.29 (0.29%)円
NYダウ45,757.90 ドル-125.55(-0.27%)ドル
S&P5006,606.76 ポイント-8.52(-0.13%)ポイント
ドル円為替146.31 円+0.06 円

日経平均の動き

今日の日経平均は寄り付き後に下押しし、午前10時時点で軟調スタートです。

前場序盤は4万4600円台まで下げる場面もあり、前日の最高値更新後の利益確定にFOMC前の様子見が重なった格好です。

前日16日は取引時間中に初の4万5000円台へ到達し、終値でも過去最高を更新していましたが、半導体など主力株への買いが先行した反動と、きょうは米金融政策イベント前で買いが手控えられています。

米国株(NYダウ/S&P500)

16日のNY市場は、NYダウが45,757.90(-125.55)、S&P500が6,606.76(-8.52)と小反落で終了しました。

FOMCを控えポジション調整の売りが優勢でした。

市場は0.25%の利下げを大勢観(複数回の追加緩和観測を含む)し、パウエル議長の会見とドット・プロットの示す経路が、今後の金利・為替・グロース株の方向感を左右しそうです。

為替(ドル/円)

東京時間朝から146円台前半で推移し、9時台は146.4円→146.2円台へとやや円高方向に振れました。

10時時点付近の主要配信は146.31近辺を示しています。

FOMCを前にドルが重く予想レンジは146.00~147.50円との見立てもあり、材料判定で振れやすく、発表前後のスプレッド拡大・値動き加速に注意が必要です。

資産運用をしている人がこの局面で心掛けるべきこと

短期の値動きに振らされない設計

イベント前後はボラティリティが高まりやすいです。

積立や分散を軸に、想定レンジを超える変動時でも「売り・買いの条件」を事前に定義しておくと動きやすくなります。

NISAの使い分けとリバランス

NISAの非課税枠は、相場が落ち着かない局面ほど「手数料・税負担を抑える器」として機能します。

相場上昇で偏った資産配分は、リバランスや新規の買付配分で整えるのが基本です。

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iDeCoでの長期・税制メリットの再確認

iDeCoの掛金控除や運用益の非課税の効果は、相場ノイズに左右されにくいです。

拠出可能な人は「無理のない金額で長期」を崩さないことが重要です。

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為替リスクを扱うなら(FXの注意点)

FXに関してはイベント跨ぎのスプレッド拡大・スリッページ・ロスカットの連鎖に注意が必要です。

必要証拠金に余裕を持ち、指値・逆指値で「もしも」を機械的に処理できる準備を。

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家計の守り:固定費の見直し

相場対応と同じくらい、毎月のキャッシュフロー整備が効きます。

通信・保険・サブスクなどの固定費は、物価・金利環境が変わる局面こそ見直しの好機です。

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国内ニュース

基準地価が4年連続で上昇

国土交通省が公表した都道府県地価調査(基準地価、7月1日時点)は全用途平均で前年比+1.5%となり、都市圏を中心に上昇が続きました。

地価は家計の住居費や企業の投資コストに波及します。

地方の底上げの度合い、商業地の強さ、観光・再開発の進捗など、エリア差の読み解きが次の示唆になります。

8月の貿易収支は2425億円の赤字

財務省の速報で8月貿易収支は赤字が2カ月連続となり、対米輸出が前年同月比-13.8%と減速が目立ちました。

内需やサービス輸出の底堅さとの綱引きになります。

為替の水準・原材料価格・海外需要(米景気・関税動向)の三要素が今秋の焦点です。

自民党総裁選が本格化

石破首相の退陣表明を受け自民党総裁選が本格化そ、河野行革相の系譜に連なる小泉進次郎農相と林芳正官房長官が出馬表明。

茂木敏充氏、小林鷹之氏らも絡む構図で、各候補とも減税・成長戦略・対外経済政策の具体度が問われます。

為替・株式には期待先行の反動もあり、政策の実効性が評価軸になります。

北日本~北陸で大雨リスク、関東以西は厳しい残暑

北海道・東北・北陸で局地的な非常に激しい雨の見込みで、道路冠水や河川増水、土砂災害に警戒が必要です。

最新の気象情報で雨雲の通過タイミングを確認し、外出は足元装備と時間調整を。

熱中症警戒アラートのエリアでは、屋内でもこまめな水分・冷房使用を忘れずに。

海外ニュース

FRBは今夜判断へ、米株は小反落で様子見

ダウ・S&P500・ナスダックが小幅安で利下げ再開観測が強い一方、会見のトーン待ちで売買が細りました。

金利経路とドット・プロットの示す合計利下げ幅が、ドル・長期金利・株式セクターの方向感を左右します。

Microsoft、英国に300億ドル超を投資

Microsoftは今後4年で英国のAIインフラ・データセンターなどへ大型投資を行うと発表。

最新鋭AI半導体の大規模導入も明らかにされました。

生成AI計算資源の欧州分散が進み、雇用や関連エコシステムにも波及が見込まれます。

米国、TikTok禁止の猶予を12月16日まで延長

トランプ大統領TikTok禁止に関する猶予延長の大統領令に署名。

米中の協議進展や買収枠組みを視野に入れ、最終決着への時間を確保します。

ビッグテックと規制当局の綱引きが長期化する可能性があり、データガバナンスやアプリ配信の地政学リスクは、今後も企業のコスト要因になりそうです。

私たちの生活に起こること

  • FOMC通過までは価格変動が速くなります。
  • 家計では「現金比率」「積立の継続」「保険や教育費などの将来支出の見取り図」を、相場と切り分けて整えるのが有効です。
  • 大雨のエリアでは通勤・通学の代替ルート確認、非常用品やモバイル充電の準備を具体的に。
  • スマホアプリの規制報道は目を引きますが、サービス利用規約やプライバシー設定の見直しなど、利用者側で取れる行動もあります。
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この記事を書いた人

編集部の資産形成担当。
20代後半ながら金融に関する相談実績多数で、投資信託から株式まで幅広い知識を持ち、今のあなたに必要なことを洗い出し、寄り添った提案を心掛けています。
たけのこ派&猫派です!

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