【2025年10月28日】の経済・時事ニュースまとめ
きょう10月28日は、米国株の主要3指数が過去最高値を更新した翌朝に東京市場が始まり、日経平均は前日の「5万」乗せ後で利益確定売りが先行しました。
為替はドル円が152円台前半で推移し、今週の米FRB会合の利下げ観測や米中通商協議の思惑が相場全体の空気を左右しています。
ねくこ国内では高市首相がトランプ米大統領と初会談を行い、重要鉱物の確保や対米投資が議題に上る見通しです。
主要株価指数・為替レート（10月28日 11時30分時点）
| 指数 | 現在値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 50,295.55円 | −216.77（0.43%）円 |
| NYダウ | 47,544.59ドル | +337.47（+0.71%）ドル |
| S＆P500 | 6,875.16ポイント | +83.47（+1.23%）ポイント |
| ドル／円為替 | 152.41円 | -0.31円 |
日経平均の動き：5万円達成後の“喘ぎ”
東京市場は前日比マイナスでスタート。
前日の大幅高と「5万」乗せ達成感から利益確定が優勢となったことで寄り後に下げ幅を広げる場面もあり、短期的には達成感の反動が主因です。
新政権の景気対策期待や米中協議の前向き観測が追い風でしたが、イベント前の様子見が優勢です。
ねくこ値がさ中心にボラティリティが高まりやすく、押し目狙いと利確が交錯する展開が予想されます。
米株：最高値更新の翌日
前夜の米国市場で、ダウは+0.71%、S＆P500は+1.23%でともに終値ベースの最高値。
半導体やメガテックに買いが入り、センチメントは良好でした。
米中の通商協議を巡る“停戦延長”観測に加え、今週のFRB会合での0.25％利下げ観測が金利感応度の高いグロース株を後押ししています。
加えてQualcommのデータセンター向けAI新製品発表がテック全体の物色に波及しました。
ねくこイベント通過後は材料出尽くしの振れにも注意です。
為替（ドル円）：152円台前半で小幅にドル安
ドル円は152.46円近辺と前日比ではややドル安で、米中懸念後退に伴うリスク選好と米利下げ観測がドルの重しになりました。
今週のFRBは0.25％の利下げ観測が優勢。
声明やバランスシート縮小の先行き示唆がサプライズなら、金利とドルの方向性に変化をもたらす可能性があります。
資産運用をしている人がこの局面で心掛けるべきこと
株式・投信：上がったあとに“理由を言語化”してから動く
米中協議と金融政策イベントに乗った“期待の相場”は、イベント通過で短期反落リスクが高まりがちです。
保有資産の想定シナリオ（米中・金利・為替）を一度ことばで整理し、想定外のときに機械的に動けるルールを用意しておくと、相場の熱気に飲まれにくくなります。
ねくこ1つのテーマ（例：AI半導体）に偏り過ぎていないかを確認し、国・通貨の分散や為替ヘッジの有無を見直しましょう。
イベント直後は指値を分散するなど、売買執行の工夫も有効です。
長期積立：NISAの“続ける力”を優先
短期の上下は長期積立の“仕入れ価格調整”にすぎません。
無理ない金額の継続を最優先にし、暴騰時に積立を止めるよりは、追加投資の“間隔を空ける”など微調整で対応しましょう。
NISAの制度枠は年単位で活用計画を立てるのが基本です。
枠の使い分け
「つみたて投資枠」は分散のきいた投信中心で時間分散を、「成長投資枠」は一括投資やテーマ性の高い商品に充てるなど、役割を切り分けるとブレにくくなります。
退職後資金や税制優遇の活用：iDeCoも選択肢
iDeCoは掛金が所得控除となり、長期の“守り”を強化できます。
相場が高い・安いに関わらず、手取り改善の観点で検討する価値があります。
為替感応度と短期売買：FXはレバレッジ管理を最優先に
ドル円はイベントで一気に1円動くことも。
FXのポジションは想定外の逆行時に自動退場（強制ロスカット）とならない枚数から開始し、証拠金維持率を常に把握しましょう。
※ 本節は一般的な情報提供であり、特定商品の勧誘や個別の投資助言ではありません。最終判断はご自身でお願いいたします。
国内ニュース
高市首相、きょうトランプ米大統領と初会談
高市早苗首相は28日午前にトランプ米大統領と東京で初の対面会談を行い、日米同盟の強化や対米投資、重要鉱物のサプライチェーンでの連携が焦点となっています。
対米投資や鉱物連携は、為替や防衛、半導体・電池の供給網に波及します。
ねくこ市場は“政策不確実性の低下”を好感しやすい一方、具体策次第で関連株の物色が入れ替わる可能性があります。
ニデックが一時ストップ安、特別注意銘柄指定と日経平均除外報
東証がニデックを特別注意銘柄に指定し、日経平均の除外報も重なったことで一時ストップ安となりました。
入れ替えでイビデンが買い気配になり、指数連動の売り圧力が意識されました。
ねくこインデックスの採用・除外は短期フローを大きく動かし、個別の企業統治や開示の妥当性も問われ投資家の審査眼が一段と厳しくなる局面です。
キヤノンが急反落、前日の業績予想下方修正を嫌気
キヤノンは一時5％安となり、前日の見通し下方修正が嫌気されました。
為替や関税の影響不透明感も指摘されています。
ねくこ決算やガイダンスの修正は、足元の景気感と外部環境（為替・関税）の交点を映します。
セクター横断の見直しが広がる可能性があります。
海外ニュース
米株3指数が最高値、AIと米中“停戦延長”観測が牽引
ダウ＋0.71％、S＆P500＋1.23％で終値最高を記録しました。
通商協議進展観測とハイテクの上昇が重なりました。
Qualcommのデータセンター向けAI新製品発表など、AI関連の設備投資期待が指数を押し上げ、世界株高に波及しました。
欧州株も最高値、ECBは据え置き観測
欧州市場でも株価指数が過去最高を更新。
ECB（欧州中央銀行）は今週の会合で据え置き観測が強まっています。
ねくこ米中要因に加え、欧州の政策安定観測が世界的なリスク選好を支えています。
中国：工業利益が伸長
中国の9月工業利益が前年同月比で持ち直し、過剰生産への取り締まり強化したことが背景とされます。
需要の底入れはコモディティやアジア株にポジティブですが、政策の不確実性は残ります。
私たちの生活に起こること
物価と家計：輸入品と旅行費にじわり波及
ドル円が高水準だと、輸入食材や海外旅行費は上がりやすくなります。
年末に向けた出費の見取り図を早めに作り、クレジット・サブスクの“固定費”の棚卸しから始めると効果的です。
仕事と投資：イベントドリブン相場の“後”に備える
FRBと日米首脳会談という大イベント後は、材料出尽くしの反動も。
ねくこ短期的な変化に一喜一憂せず、現金比率の目安や積立の継続条件を“事前に”決めておくと、感情に振られにくくなります。
注意
本記事は教育・情報提供目的で、医療・法律・投資に関する専門的助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。相場データは配信の都合で遅延・変動します。
