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【2025年10月29日】の経済・時事ニュースまとめ

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きょう10月29日の朝は、東京市場で日経平均株価が5万台を維持して上昇スタートし、一時51,000円台を突破しました。

為替はドル円が152円前後でやや円高に振れるなど、国内外のリスク資産に強気のムードが続いています。

米株は前日も主要3指数がそろって過去最高値を更新し、今週の米FOMCや日銀会合を前に決算の好調さが相場を支えています。

ねくこ

一方で日米の安全保障協力や資源分野の合意、北朝鮮のミサイル発射など地政学面のニュースも動いており、相場の変動要因が重なり合う1日です。

目次

主要株価指数・為替レート(10月29日 10時30分時点)

スクロールできます
指標現在値前日比
日経平均株価51,008.39円+789.21(1.57%)円
NYダウ47,706.37ドル+161.78(0.34%)ドル
S&P5006,890.89ポイント+15.73(0.23%)ポイント
ドル円為替151.83円−0.03円

日経平均の強さと背景

日経平均は朝方から指数寄与度の高い大型株を中心に買いが先行し、午前10時30分時点で前日比で1.5%超の上昇となっています。

背景には、前日までの米株高に加え、日米首脳間で希土類や原子力分野の協力枠組みが示されたこと、そし米財務長官が日銀の「政策余地」を尊重する姿勢を示し過度な為替変動の抑制に言及したことが挙げられます。

円は151円台後半とやや円高方向に振り戻し、外需株の支えと内需関連の選好が交錯する展開です。

ねくこ

先高期待の一方で、材料出尽くしに伴う利益確定の売りも断続的に観測されています。

週後半にかけては日銀会合の結果と展望レポートが焦点で、賃上げやサービス価格の基調とともに、為替の安定度合いが株価に影響しやすい地合いが続きます。

米国株の上昇要因

米国ではダウは+161.78ドル、S&P500は+15.73ポイントでそろって最高値を更新し、上昇率はそれぞれ0.3%台でした。

決算発表企業のうち8割超が市場予想を上回っており、AI投資や効率化を背景に大型テックやディフェンシブの業績が底堅いことが安心感につながっています。

市場は同時に、今週のFOMCでの方針と年内の利下げ見通しを織り込みつつ、ガイダンス重視の展開です。

ねくこ

FOMCはインフレ鈍化と政府統計の遅延をにらみつつ「データ次第」の姿勢を維持するとみられます。

市場はガイダンスとバランスシート政策の文言に敏感で、金利と株式の相関が再び意識される公算です。

為替(ドル円)の小幅な円高

ドル円は前日比で小幅に円高方向に振れ、151円台後半で推移しています。

米財務長官が日銀の独立性と政策運営の余地に言及したことで過度な円安観測がやや後退した面があり、イベント前の持ち高調整も入っています。

ねくこ

短期的には米金利や株式市場のリスクセンチメントが主導し、政策会合(FOMCと日銀)通過までは方向感が出にくい展開です。

152円台をはさむ攻防が続く場合、当局要人発言にも相場が振れやすい点に注意が必要です。

資産運用をしている人がこの局面で心掛けるべきこと

イベントが集中する週は、短期の値動きと中長期の資産形成を意識的に切り分けることが重要です。

株式・投信では、好決算銘柄への物色が強まる一方、材料出尽くしによる反落リスクもあるため、分散とリバランスの基本を崩さずに、積立の継続可否を「生活防衛資金」と切り離して判断すると無理がありません。

NISAを活用する場合は、短期の値動きに惑わされず、時間分散の徹底と非課税枠の計画的な配分を優先してください。

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為替エクスポージャーが大きい人は、外貨建て資産のヘッジ比率を機械的に点検し、過度な偏りを避けることが有効です。

短期売買でFXを利用する場合は、イベント時のスプレッド拡大や逆指値の滑りなどテクニカル以外のリスクにも備えるべきです。

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老後資金づくりを進めるなら、iDeCoの拠出上限や運用商品のコストを定期的に見直し、税制メリットを長期で享受する設計を優先してください。

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※本項は一般的な情報であり、特定の投資行動を推奨するものではありません。最終判断はご自身の責任で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。

国内ニュース

米財務長官「日銀の政策余地を尊重」発言

ベセント米財務長官が、インフレ期待の安定や為替の過度な変動回避のため、日本政府が日銀に政策余地を与える重要性に言及しました。

為替市場では発言後にやや円高方向へ反応し、金融政策の独立性を重視しつつ、対外バランスや国際協調を通じて極端な為替変動を避けるメッセージと受け止められます。

日米会合や中央銀行イベントを控え、市場の期待形成に配慮した側面があります。

日米が希土類・新型原子力で協力枠組み

日米首脳は、レアアース確保や次世代原子力の協力で枠組みに合意しました。

サプライチェーン強靭化とエネルギー安全保障の狙いが示されています。

ねくこ

希少資源の確保は半導体やEVなど広範な産業に波及しうるため、関連素材・設備のテーマ性が意識されます。

同時に規制・安全性・費用対効果の議論が国内でも進む見通しです。

米国防長官が日本訪問へ、防衛協力を協議

米国のヘグセス国防長官日本の小泉防衛相と会談し、同盟調整と日本の防衛態勢強化について協議する予定です。

地域安定と抑止力の観点から注目されています。

ねくこ

インド太平洋の緊張が続く中、装備調達や共同訓練、情報共有の深化が実務面の課題になっているため、経済面でも安全保障と産業政策の連動が強まる可能性があります。

ニデック株が急落、指数除外と上場廃止リスク

会計問題の影響でニデック「特設注意市場銘柄」相当の警告が出され、日経平均の採用銘柄からの除外が伝わり株価が急落しました。

インデックス連動資金の売り圧力やガバナンス懸念が重なり、当面は不安定な値動きが続く可能性があります。

一方で、改善計画の進捗が見えるかが再評価の条件になります。

海外ニュース

米株、決算ラッシュを追い風に最高値更新

S&P500やダウが3日連続で最高値を更新しました。

好決算の比率が高く、FOMC前でも株式への資金流入が続いています。

ねくこ

年内の政策金利パスと企業ガイダンスが次のカタリストです。

バリュエーションの上振れには金利の安定が前提となります。

トランプ米大統領「必要なら州兵以上の投入も」

米大統領が、必要なら「州兵以上」の部隊投入に踏み切る用意があると述べ、連邦・州の対立が改めてクローズアップされています。

治安・統治の不確実性はリスク資産の短期変動要因になり得ますが、現時点で市場への直接的な波及は限定的です。

北朝鮮が巡航ミサイルを発射

北朝鮮が日本海側に向けて巡航ミサイルを発射したと報じられました。

地域首脳会合の前後での示威とみられます。

海上交通や防衛関連の警戒が高まる一方、相場全体への影響はニュースの持続性に左右されます。

アフガン・パキスタン停戦協議が物別れ

イスタンブールでの停戦協議が実を結ばず、国境地帯の緊張が続く見通しです。

周辺国の治安と物流に波及する懸念があります。

私たちの生活に起こること

家計・物価の肌感はどうなるか

エネルギー・資源の国際協力が進めば、供給制約の緩和を通じて中長期的な価格安定に寄与する可能性があります。

一方で、為替の振れや地政学ニュースが重なると、ガソリン代や輸入食品などの価格は短期的に変動しやすくなります。

生活費の固定支出と変動支出を切り分け、急な値上がりに備える「予備費」と家計の見直しルーチン(例えば毎月の通信・保険・電力プラン点検)をセットで設けておくと安心です。

資産形成・働き方の視点

株式市場の上振れ時は、楽観が広がる一方で調整も早くなります。

イベント週は一時的なボラティリティが増え、短期売買の収益・損失の振れも大きくなりがちです。

ねくこ

長期の積立や非課税制度の活用は、そのまま継続が基本です。

一方で、為替や金利の転換点に注意し、無理のない範囲で分散と手数料の低い商品を優先するなど「続けられる設計」を心掛けましょう。

免責事項

本記事は一般的な情報提供であり、投資勧誘や個別銘柄・商品・通貨の売買推奨ではありません。

投資判断は必ずご自身で行い、必要に応じて専門家へご相談ください。

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この記事を書いた人

編集部の資産形成担当。
20代後半ながら金融に関する相談実績多数で、投資信託から株式まで幅広い知識を持ち、今のあなたに必要なことを洗い出し、寄り添った提案を心掛けています。
たけのこ派&猫派です!

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