少額から投資でき、投資初心者の資産運用に向いている「NISA(少額投資非課税制度)」。
NISAを始めるにあたって「どの証券会社を選べばいいのかわからない」「どのポイントを比較すればいいのだろう」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで、今回はNISAにおすすめの証券会社4選をピックアップしました。さらに、証券会社の選び方のポイントまで詳しく解説していきます。
NISAを始めたいけど証券会社選びに悩んでいる方、NISAを始めたあとに後悔したくない方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
NISAの証券会社の選び方
証券会社によって特徴がそれぞれ異なるため、NISAを始めるまえに自分に合う証券会社を選ぶことが大切です。
NISAの証券会社を選ぶ前に、まずは選び方の3つのポイントをチェックしましょう。
売買の手数料をチェック
NISAの証券会社を選ぶときには、売買の手数料をチェックしましょう。
売買の手数料が発生すると、手数料分の利益が減ってしまい効率よく運用できません。そのため、売買の手数料が無料の証券会社を選ぶことが大切です。
ネット証券は売買の手数料が無料なため、より利益を多く残せる点が魅力。
証券会社によっては4,000円ほど手数料が発生する場合もあり、証券会社によって大きく異なるので事前に確認しておきましょう。
国内株以外の商品の幅広さをチェック
NISAの証券会社は、国内株以外の商品を幅広く取り扱っているかどうかも注目して選びましょう。
国内株だけではなく海外株式や投資信託も取り扱っている証券会社であれば、幅広い選択肢から選べる点が魅力。選択肢が多いと、年齢や相場など状況に応じて運用する商品を変えられます。
特にNISAに対応している海外株式や投資信託の取り扱い数は証券会社によって大きく異なるので、比較検討しながら証券会社を決めましょう。
クレカ積立に対応しているとお得
NISAをよりお得に利用したい方は、毎月の積立金額を証券会社指定のクレジットカードで決済する「クレカ積立」に対応している証券会社を選びましょう。
クレカ積立を利用すると、積み立てた金額に応じてポイントがもらえる上に、投資信託の保有残高に対しての還元も受けられる点が魅力。二重でポイントを貯められるため、NISAで貯蓄しながらポイントも貯めてよりお得に生活できます。
対応しているクレジットカードやポイントは、証券会社によって異なります。例えば、楽天証券は楽天カードに対応しているため、楽天経済圏で生活している方にぴったりですよ。
NISAにおすすめの証券会社4選
NISAを始める前に、「証券会社が多すぎてどこに決めたらいいのかわからない」「自分に合う証券会社を見つけたい」と悩んでいる方もいますよね。
ここからは、NISAにおすすめの証券会社4選を紹介するので、証券会社選びに悩んでいる方は参考にしてみてください。
つみたてNISA 取り扱い銘柄数 | 211本 | 206本 | 212本 | 206本 |
---|---|---|---|---|
最低積立金額 | 100円~ | 100円~ | 100円~ | 100円~ |
連携ポイント | Tポイント Pontaポイント dポイント JALマイル Vポイント | 楽天ポイント | 松井証券ポイント | Pontaポイント |
クレカ積立 | 三井住友カード (0.5~5.0%) | 楽天カード (0.5~1.0%) | – | au PAYカード (1.0%) |
NISA | ・国内株式 ・IPO ・外国株式 (9ヵ国) ・投資信託 (2,595本) | ・国内株式 ・外国株式 (6ヵ国) ・投資信託 (2,559本) | ・国内株式 ・IPO ・投資信託 (1,706本) | ・国内株式 ・IPO ・投資信託 (1,706本) |
取引手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
SBI証券|ポイントの種類が豊富
おすすめポイント
・貯められるポイントの種類が多い
・NISAの商品ラインナップが豊富
SBI証券のNISAは、貯められるポイントの種類が多い点が特徴です。
Tポイント・Pontaポイント・dポイント・JALマイル・Vポイントと多種多様なポイントを貯められるので、普段からポイントを貯めている方には特におすすめです。
さらに、商品のラインナップが豊富な点も魅力。
国内株式に加えて、IPOや9ヵ国の外国株式、2,595本の投資信託と多種多様なラインナップのなかから選べるため、投資初心者の方だけではなく経験者の方にも向いていますよ。
つみたてNISA 取扱銘柄数 | 211本 |
---|---|
最低積立金額 | 100円~ |
ポイント | Tポイント Pontaポイント dポイント JALマイル Vポイント |
クレカ積立 | 三井住友カード(0.5~5.0%) |
NISA | 国内株式IPO外国株式(9ヵ国) 投資信託(2,595本) |
取引手数料 | 無料 |
SBI証券 NISAの評判|運用するとどんなメリット・デメリットがあるのか?魅力を紹介
楽天証券|楽天経済圏で生活している方は必見
おすすめポイント
・楽天ポイントを貯めて使える
・手数料を安く済ませられる
楽天証券のNISAは、楽天ポイントを貯められるだけではなく、投資に使えるのが特徴です。
NISAの運用で貯まったポイントを買い物で使ったり、普段のカード利用で貯まったポイントを投資に使えたりするため、楽天経済圏で生活している方にはぴったり。
また、手数料無料で利用できるため、NISAの手数料を抑えたい方は必見です。
楽天証券のNISAなら、手数料を抑えて利益をより多く得られますよ。
つみたてNISA 取扱銘柄数 | 206本 |
---|---|
最低積立金額 | 100円~ |
ポイント | 楽天ポイント |
クレカ積立 | 楽天カード(0.5~1.0%) |
NISA | 国内株式IPO外国株式(6ヵ国) 投資信託(2,559本) |
取引手数料 | 無料 |
楽天証券NISAの評判|どんなメリットがあるのか?注意すべき点や申込方法を徹底解説
松井証券|充実のサポート体制で初心者に優しい
おすすめポイント
・サポート体制が充実
・自分に合う資産の組み合わせを提案してもらえる
松井証券のNISAは、サポート体制が充実しているのが特徴です。
電話サポートや有人チャット、リモートサポートを行っており、自分の好きな方法で相談しやすいのがうれしいところ。商品の内容や操作方法などわからない点を気軽に相談できるので、NISA初心者の方には特におすすめです。
松井証券 日本株アプリを利用すると、いつでもどこでも取引可能。ロボアドバイザーの機能もついており、自分に合う最適な資産の組み合わせを提案してもらえます。
さらに、つみたてNISAの取扱銘柄数が豊富なので、つみたてNISAを始めたい方には向いています。
つみたてNISA 取扱銘柄数 | 212本 |
---|---|
最低積立金額 | 100円~ |
ポイント | 松井証券ポイント |
クレカ積立 | – |
NISA | 国内株式IPO投資信託(1,706本) |
取引手数料 | 無料 |
松井証券NISAの評判|メリットやデメリットからどんな人におすすめなのかも紹介
auカブコム証券|auの関連サービスを利用している方向け
おすすめポイント
・Pontaポイントが貯まる・使える
・サポートツールが充実
auカブコム証券のNISAは、Pontaポイントが使えて貯まるのが特徴です。
投資信託やプチ株を購入する場合、100円以上、1円単位でPontaポイントを利用可能。Pontaポイントを貯めている方は、現金を使用せずにNISAの運用を始められます。
また、auマネ活プランに加入したりau PAYゴールドカード保有で投資信託の積立を行ったりすると、毎月の投資信託積み立ての最大3.0%のPontaポイントが還元されるのも魅力です。
シミュレーションツールなどのサポートツールも充実しているので、NISA初心者の方にもおすすめですよ。
つみたてNISA 取扱銘柄数 | 206本 |
---|---|
最低積立金額 | 100円~ |
ポイント | Pontaポイント |
クレカ積立 | au PAYカード(1.0%) |
NISA | 国内株式IPO投資信託(1,706本) |
取引手数料 | 無料 |
auカブコム証券NISAの評判|初心者に向いているのは本当?運用メリットや口コミを紹介
NISAに関するよくある疑問
最後にNISAに関するよくある疑問をQ&A形式で紹介していきます。
NISAについて悩んでいる方は、始める前に疑問や不安を解消しましょう。
NISAのメリットやデメリットは?
NISAには豊富なメリットがありますが、失敗を防ぐためにもデメリットも把握しておくことが大切です。
NISAのメリットやデメリットを、以下の表にまとめました。
NISAは長期投資で雪だるま式にお金を増やせるので、ただ貯金しておくよりもお得に貯蓄できるのがうれしいところ。
一方、投資ではあるため少なからず元本割れのリスクがあることも頭に入れておきましょう。<NISAのメリット・デメリットはこちら>
NISAはやるべきか?メリット・デメリットをもとにやるべき人・やらないべき人の特徴を紹介
NISAと新NISAの違いは?
新たなNISAの制度である新NISAが、2024年1月から始まりました。
NISAと新NISAの大きな違いは、非課税保有期間が無期限になったこと。
現行NISAの場合、一般NISAは最長で5年、つみたてNISAは最長で20年と、非課税保有期間が決められていたものの、新NISAなら期限を気にせずにじっくり運用できるようになります。
新NISAは何が違う|切り替えは必要なのか?旧NISAとの違いを解説
NISAとiDeCoの違いは?
NISAは、株式や投資信託などの運用益や配当金などが非課税となる投資制度
のこと。
一方、iDeCoは毎月掛金を支払って老後のための資金を蓄える制度です。
どちらも長期的に投資して雪だるま式にお金を増やせる点は同じですが、iDeCoは60歳を超えるまでは引き出せないのが特徴。
そのため、NISAは住宅購入や教育資金など数年後に必要なお金の貯蓄に向いており、iDeCoは老後の年金の貯蓄に向いています。
少額から投資を始められるNISAは、将来のために貯蓄したい方にぴったりの制度。
さまざまな証券会社がありますが、ポイントが貯められたりサポートを受けられたりと特徴が異なるので、自分に合う証券会社を選ぶことが大切です。
この記事を参考に、自分に合う証券会社でNISAを始めて、いまのうちからコツコツと将来に向けてNISAを運用しましょう。