金利〇%の数字だけではNG!『実質年率』を知った上で、金利との違いや計算方法を知ろう!

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カードローンに興味を持った初心者の方は、広告に記載された「年〇%」という数字だけで、各社のローンを比較してしまいがちではないでしょうか。

実は、金利の数値だけでは、ローンの負担感(総コスト)を正確に比較しにくいことがあります。

というのも、貸付けの利率は広告などで年率(年〇.〇%)として示され、カードローンではこの利率を「実質年率」と表記することがあります。

数字は比べやすい一方で、ATM利用料など利率とは別に発生する費用があると、同じ年率表示でも総支払額が変わる可能性があるためです。

本記事では、この実質年率とは何か、その意味と金利表示の考え方、さらに金利だけでなく総支払額でローンを比較すべき理由を解説します。

編集部マスクY

また、同じ金利でも返済期間費用次第で総支払額がどう変わるかを表を用いた例で紹介しています。

一緒に、カードローン選びのポイントを考えてみましょう。

更新日:2026年2月24日(参照日:2026年2月24日)

注:金利・手数料・サービス内容は変更される場合があります。借入前に、必ず各社公式サイト・契約書面で最新の条件をご確認ください。

先に結論:ローン比較で見る順番はこの3つです

  • 実質年率(年〇.〇%)を確認する
  • 実質年率とは別に発生する費用(ATM利用料・振込手数料・印紙代など)もチェックする
  • 最後に総支払額(利息+費用の合計)で比較する

注:年率(利率)の表示には一定のルールがあります。最終的な条件は、必ず各社の公式情報・契約書面で確認してください。

大切な注意(本記事の立ち位置)

本記事は一般的な情報提供を目的とするものであり、特定のカードローンの勧誘や、個別の借入判断に関する助言を目的とするものではありません。

  • 金利・限度額・手数料・審査結果などは、商品や申込者の状況により異なります。
  • 本記事内の計算式・表は理解のための概算例です。正確な返済額は各社の返済予定表や公式シミュレーターでご確認ください。
  • 返済が遅れると遅延損害金などで負担が増える場合があります。無理のない返済計画が大切です。
  • 返済が不安な場合や借入・返済で困っている場合は、早めに借入先や公的な相談窓口へ相談しましょう。
目次

実質年率とは?金利との違い

実質年率は「借入コストを年率でそろえて比べる」ための表示

まず、実質年率の意味を押さえておきましょう。

実質年率とは、借入れにかかるコストを年率(年〇.〇%)で示し、条件をそろえて比べやすくするための表示です。
ざっくり言うと、「1年あたりの負担の目安を、同じ単位で見比べるための数字」と考えてください。

ただし、実質年率は算式にもとづいて算出され、契約書面に記載される利率(約定利率)と必ずしも一致しない場合がある点は覚えておくと安心です。最終的な条件は、必ず契約書面で確認しましょう。

注:貸金業者が貸付けの条件について広告をする場合、貸付けの利率は年率で少なくとも小数点以下1位まで表示し、上限の率も表示すること等が示されています。また、利率を「実質年率」と表示しても差し支えない旨が示されています。なお、広告と契約書面では表示ルールが異なる場合があるため、最終的な条件は契約書面で確認してください。

実質年率で「比較しやすくなる」代表例

  • 利率(年〇.〇%):借入残高に対して日割りで利息が発生します。
  • 契約・融資に関する費用:ローン商品によっては、契約・融資実行時の費用が発生する場合があります。カードローンでも、契約方法等により費用が必要となる場合があるため、商品ごとに公式情報・契約書面で確認しましょう。
  • 保証料:ローンの種類によって、保証料が金利に含まれる場合と、別途費用として発生する場合があります。商品ごとに公式情報・契約書面で確認しましょう。

実質年率とは別に発生する費用もあるので要注意

ここが見落としポイントです。

ローンによっては、ATM利用料・振込手数料・印紙代など、利率(実質年率)の数字とは別に発生する費用があります。

費用の有無や金額は、利用するATMの種類、取引金額、契約方法などで変わることがあるため、手数料ページ契約時の案内で条件を確認しておくと安心です。

たとえばアコムでは、アコムATMは無料で、提携ATMを利用する場合は取引額に応じて110円/220円の利用料がかかる旨が公式ページで案内されています。
また、契約の際に印紙代が必要となる場合があることも案内されています。
だからこそ、実質年率だけで判断せず、「総支払額(利息+費用)」で見るのがブレにくいです。

「金利」は利息の割合のこと。広告では「実質年率」と表記されることも

普段の会話でよく使う「金利」は、利息の割合を示した言い方です。
カードローンの広告では、この利率を「実質年率」と表記することがあります。

つまり、表示上の金利が同じ2つのローンでも、片方に費用が発生する条件があるなら、総支払額は増える可能性があります。

編集部マスクY

実質年率は、ローンの利率を同じ単位で比べるための大事な入り口です。

ただ、実質年率とは別にかかる費用もあるので、最後は総支払額まで試算して判断するのがおすすめです。

カードローンは「利息が中心コスト」になりやすい一方、使い方で費用が出ることも

ここまで読むと「じゃあ実質年率って、カードローンだと毎回違うの?」と不安になるかもしれません。

カードローンの中には、契約手数料が別建てで請求されない設計の商品もあります。その場合、表示されている実質年率(年〇.〇%)が、借入コストの中心として考えやすいです。

ただし、提携ATM利用料など、使い方や条件で発生する費用はあり得るため、利用前に確認しておくと安心です。

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チェック項目起こりやすい例見落とすとどうなる?確認ポイント
提携ATM利用料取引額に応じて110円/220円など毎月使うと年間で負担が増える場合がある「無料ATM」範囲と提携ATM手数料、取引額の条件
振込手数料振込先や方法により発生する場合あり借入・返済のたびに上乗せされる場合がある振込融資・振込返済の手数料、無料条件の有無
印紙代など実費契約形態により発生する場合あり初回コストが増える場合がある「契約時に必要な費用」の有無と条件

要注意ポイント

  • 「年〇%」が同じでも、ATM利用料や印紙代などで総支払額がズレることがあります。
  • 「無料ATM」も範囲や条件が会社ごとに違うため、利用前に公式の手数料案内を確認しておくとムダが減ります。
  • 費用の扱いは商品設計や利用方法で変わります。最終判断は契約書面(重要事項)で行いましょう。

もちろん、こうした点で費用を抑えやすい商品・使い方は、カードローンの使いやすさにもつながります。

編集部マスクY

ただし、だからといって金利の数字だけ見ていれば十分というわけではありません。

借入前に、自分の使い方(ATM・振込・返済方法)も含めて、最終的な総支払額を把握するのがいちばんブレにくいです。

金利幅は下限だけを見ないこと

カードローンの広告では「実質年率〇%~〇%」と下限と上限が示されますが、その一番低い金利(下限)だけを見て決めるのは注意が必要です。

実際の適用金利は審査結果や利用限度額などで決まるため、特に初めての方は「自分が借りられそうな限度額帯の金利」を前提に試算するのが現実的です。

補足:貸金業者と銀行でルールの前提が違うことがあります

カードローンは「消費者金融などの貸金業者」と「銀行」で、適用されるルールの前提が異なる論点があります。

  • 総量規制は、貸金業者からの借入れを対象としており、銀行の貸付け(銀行カードローンを含む)は貸金業法上の総量規制の対象外とされています。
  • ただし、対象外だからといって無制限に借りられるわけではなく、審査や返済能力の判断は別途行われます。

注:制度の扱いは誤解しやすいので、気になる方は金融庁のQ&Aなど一次情報もあわせて確認すると安心です。

編集部マスクY

比較のコツは、金利の「最安値探し」よりも、自分の条件で借りた場合の総支払額を比べることです。

実質年率の計算方法:初心者が迷わない押さえ方

実質年率の厳密な算出は、法令・規則で定められた算式に基づくため複雑になりがちです。ですが、利用者が手計算で完璧に出す必要はありません

ここでは「比較に必要な理解」と「利息の目安が出せる計算式」だけ、スッと押さえます。

カードローンの利息は「借入残高 × 実質年率 × 日数」で日割り

カードローンは、借入残高に対して日割りで利息が発生するのが基本です。

利息の基本式(目安)

利息(目安)= 借入残高 × 実質年率 ÷ 365日 × 利用日数

注:うるう年は366日で計算される場合があります。また、借入当日を利用日数に含めない、1円未満を切り捨てるなど、各社ルールにより前後します。正確な金額は公式の返済予定表・会員ページ・シミュレーターでご確認ください。

例:借入残高30万円、実質年率18.0%、30日利用の場合
利息の目安:約4,438円

手数料があると「受け取れるお金」が減り、実質的な負担は上がる

もし融資実行時に費用を差し引かれる(または別途支払う)商品なら、同じ金利でも手元に残る金額が減る分、実質的な負担は重くなります。

超シンプルな例でイメージすると、こうです。

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条件内容
借入10万円(年4%)を1年間借りる
費用融資実行時に5,000円かかる(手元に残るのは95,000円)
1年後の返済元金10万円+利息4,000円=104,000円
ざっくりの負担感95,000円を使って、9,000円(利息+費用)を払うイメージ

注:これはイメージをつかむための単純化した例です。カードローンでは契約手数料が別建てで発生しない設計の商品もある一方、扱いは商品により異なります。

このように、「金利が低い」だけでは判断しにくいのがローン比較の難しいところです。

分割返済の総支払額は「公式シミュレーション」で目安をそろえて比較しやすい

毎月返済(元利均等、残高スライドなど)は、返済のたびに借入残高が変わるため、手計算で追うと一気にややこしくなります。

そのため、借入前は各社の返済シミュレーションを使って、毎月返済額総支払額の目安を並べて比較すると、前提をそろえやすく安心です。

金利だけでなく総支払額で比較すべき理由

スマホでカードローンを比較するイメージ

カードローンを選ぶときは、金利の数字だけでなく完済までに支払う総額(総支払額)に注目して比較することが重要です。

なぜなら、同じ実質年率でも返済期間が長くなれば利息の総額は増えますし、ATM利用料などの費用が重なれば、さらに総支払額が膨らむからです。

利息の負担額は借入期間で変わる

実際、利息の負担額は実質年率の大小だけでなく、借入期間によっても大きく変わります。

編集部マスクY

金利比較の際には、「利息+費用」の総コストまで含めて検討しないと、負担の少ないローンが見えにくくなります。

ローンの総支払額を左右する主なポイント

ローンの総支払額を左右する主なポイントは次の通りです:

  • 実質年率:借入残高に対する年間利息の割合。基本的には実質年率が高いほど支払利息も増えます。
  • 返済期間(借入期間):完済までが長いほど利息発生期間も長くなり、総支払額が増加します。
  • ATM利用料などの費用:取引のたびに発生する場合があり、積み重なると総支払額に影響します。

上記の要素を踏まえて、実質年率が同じでも総支払額にどの程度差が出るのか、試算で確認してみましょう。

比較条件(このあと出てくる表の前提)

  • 借入額:100万円
  • 年利:5%(固定と仮定)
  • 返済方式:元利均等返済(毎月返済)の概算
  • 端数:四捨五入で表示
  • 費用:ケースCのみ「契約時の費用2万円」を仮定(イメージ用)

注:実際の返済額・利息は、借入日・返済日・端数処理・各社ルールにより前後します。必ず公式シミュレーション等でご確認ください。

実質年率が同じでも、返済期間や費用で総支払額はこれだけ変わる

返済期間と総支払額のイメージ

たとえば年利5%で100万円を借りた場合について、返済期間や費用の有無によって総支払額がどう変わるか比較してみましょう。

以下の表は、借入額100万円を年5%で借りたケースについて、元利均等返済(毎月返済)を前提にした概算例です。借入日・返済日などにより実際の利息は前後します。

編集部マスクY

今回は実質年率自体はどのケースも同じ5%とします。

しかし、返済までの期間や費用の有無で総支払額に差が出ることが分かります。

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ケース年利返済期間・方式毎月返済額利息合計費用総支払額
A5%12カ月(元利均等)約85,607円約27,290円なし1,027,290円
B36カ月(元利均等)約29,971円約78,952円1,078,952円
C契約時の費用 2万円1,098,952円
D60カ月(元利均等)約18,871円約132,274円なし1,132,274円

注:上記は概算例です。月利は年利を12で割って算出し、端数は四捨五入で表示しています。ケースCの「費用2万円」は、費用の影響を理解するための仮定です。

ご覧のとおり、年利5%という同じ金利でも返済期間を12か月から60か月(5年)に延ばすと、利息の総額は約4.8倍(約2.7万円→約13.2万円)になり、総支払額も増えます

さらに、契約時に2万円の費用が発生しているケースCでは、その分だけ総支払額が上乗せされます。

つまり、金利の数字が同じローン同士でも返済に時間がかかればかかるほど利息負担は大きくなり、加えて費用があればその分だけ余計に支払うことになるのです。

編集部マスクY

このように、ローンの利息は借入期間中日割りで発生します。無理のない範囲で早めに返済できるほど、利息負担は抑えやすくなります。

以上のことから、カードローンを選ぶ際には表面的な金利差だけで判断せず、各ローンで最終的にいくら返済することになるのか(総支払額)を比較することが大切です。

公式サイトのシミュレーションや試算ツールを活用すれば、実質年率と返済期間から総支払額の目安を確認できます。

借入前に総支払額をシミュレーションし、生活費を圧迫しない返済プランを立てましょう。

注:返済が遅れると、遅延損害金などで負担が増える可能性があります。返済が厳しそうなときは、早めに借入先へ相談しましょう。

【Q&A】カードローンの金利・実質年率の疑問に答える

そして、ここまでの内容をQ&A形式にまとめました。

実質年率って何?金利とどう違うの?

実質年率は、借入れにかかるコストを年率(年〇.〇%)で示し、条件をそろえて比べやすくするための表示です。

普段の会話で言う「金利」は利息の割合を指すことが多く、カードローンの広告では利率を「実質年率」と表記することがあります。

ただし、ATM利用料など利率とは別に発生する費用があると総支払額が変わることがあるため、最後は総支払額で比較するとブレにくいです。

カードローンの金利表示だけ見て比較していいの?

金利(年率)だけだと判断材料が足りないことがあります。

同じ実質年率でも返済期間が長いと利息合計が増えますし、費用(ATM利用料など)が発生する条件があると総支払額が変わるため、総支払額まで試算して比較すると安心です。

利息はどうやって計算するの?

カードローンの利息は、一般的に借入残高に対して日割りで発生します。

利息(目安)= 借入残高 × 実質年率 ÷ 365日 × 利用日数が目安です(うるう年は366日となる場合があります)。

借入当日の扱い、端数処理(1円未満の切り捨て等)など、各社ルールにより前後するため、正確な金額は返済予定表や公式シミュレーターで確認しましょう。

金利の「下限」だけ見て選んでもいい?

下限金利だけで判断すると、想定がズレることがあります。

適用金利は審査結果や利用限度額などで決まるため、自分の条件で借りた場合の金利を前提に総支払額を試算して比較しましょう。

返済期間が長いとどうなるの?

返済期間が長くなると、その分利息が積み上がるため総支払額は大きくなりやすいです。

無理のない範囲で、返済期間を延ばしすぎない計画が大切です。

ATM手数料や印紙代はどのくらい影響するの?

1回あたりは少額でも、毎月の取引で積み重なると年間で数千円になることがあります。

費用が発生する条件は商品や利用方法で違うため、手数料ページや契約時の案内で確認しておくと安心です。

総量規制って、カードローン全部に関係あるの?

総量規制は、貸金業者からの借入れを対象としており、銀行の貸付け(銀行カードローンを含む)は貸金業法上の総量規制の対象外とされています。

ただし、対象外だからといって借入が必ず増やせるわけではありません。

どちらの場合も、審査や返済能力の判断があります。制度面が気になる方は、一次情報(金融庁のQ&Aなど)も確認しておくと安心です。

まとめ|金利だけでなく総支払額で比較しよう

ローンを比較検討するイメージ

カードローンの実質年率は、借入コスト(年率)をそろえて比べるための重要な表示です。

ただし、実質年率とは別に発生する費用(ATM利用料など)がある場合もあるため、ローン選びでは「実質年率」→「費用」→「総支払額」の順で比較するのがブレにくいです。

複数のローン商品を検討する場合は、借入後の総支払額まで試算して比較することで、家計への負担を読み違えにくくなります。

編集部マスクY

シンプルな金利〇%という数字のみにとらわれず、トータルでいくら支払うことになるかに注目してカードローンを選びましょう。

免責

本コンテンツは一般的な情報提供を目的とするものであり、特定のカードローンの勧誘または個別の借入判断に関する助言を目的とするものではありません。金利・限度額・手数料・審査結果などは商品や申込者の状況により異なります。借入前に必ず各社の公式情報および契約書面で最新条件をご確認ください。返済が不安な場合は、借入先や公的な相談窓口に早めにご相談ください。

根拠・参照先(参照日:2026年2月24日)

「【お金借りる方法・融資を受ける方法・お金の貯め方】 資本政策ガイド」

【お金借りる方法・融資を受ける方法・お金の貯め方】 資本政策ガイドは、将来に不安を抱える個人や企業に向けて、お金に関する悩みを解決するサイトです。

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この記事を書いた人

@nextマガジン編集部の1人である、通称:編集部マスクYです。

貸金業務取扱主任者の資格を保有しており、また会員様の相談でも借入に関する相談を最も受けてきました。

しかし、ここでは「@nextマガジン」のコンセプトに則り、借入だけでなく、お金という観点から皆様の生活が快適になるような情報を勉強しながら発信していきます。

「え?誰ですかって?」……いずれ分かる時が来るかもしれませんね…。

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