【2025年完全版】格安SIMのメリット・デメリットを徹底比較!あなたに最適な選択が必ず見つかる

最後まで読めばわかること
- 格安SIMのメリット・デメリット
- 具体的な比較表
- 乗り換えの疑問解消Q&A
このようにお考えではありませんか?
スマートフォンの利用が生活に不可欠となった今、毎月の通信費は家計の中でも決して小さくない固定費です。
そんな中、月額料金を劇的に安くできる可能性を秘めているのが「格安SIM」です。
しかし、格安SIMは「通信速度が遅い」「サポートが不安」「手続きが難しそう」といった漠然とした不安から、乗り換えに一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、格安SIMのメリット・デメリットを徹底的に掘り下げ、具体的な比較表や乗り換えの疑問解消Q&Aまで、網羅的に解説します。

この記事を読めば、あなたにピッタリの格安SIMが見つかり、後悔しないための最適な選択ができるようになります。
そもそも格安SIMとは?大手キャリアとの違いを解説
まずは、
- 「格安SIM」がどのようなサービスなのか
- なぜ大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)に比べて圧倒的な安さを実現できるのか
その仕組みから見ていきましょう。
格安SIMとは、大手キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンクなど)の通信インフラを借りて、独自の料金プランやサービスを展開する「MVNO(仮想移動体通信事業者)」が提供するSIMカードのことです。
最大の魅力は、月額料金が大手キャリアに比べて圧倒的に安い点にあります。
店舗数やサポート体制は大手キャリアよりも限定的で、相対的に通信速度は混雑する時間帯に遅くなりやすいデメリットもありますが、スマホの自由度やコストパフォーマンスを重視する人には最適な選択肢です。

必要最低限の通信速度やサービスを自分で選べるため、「電話はあまり使わず、データ通信がメイン」「家族でまとめて利用したい」「とにかくコストを抑えたい」など、利用者のニーズに柔軟に対応できます。
大手キャリアの通信回線を“間借り”してコストを削減

格安SIMを提供している事業者は、自社で全国に通信アンテナなどの大規模な設備を持っていません。
その代わりに、ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアから通信回線をまとめてレンタルし、それをユーザーに提供しています。

例えるなら、大手キャリアが自ら開通させた高速道路を、格安SIM事業者がレーン単位で借りて運営しているイメージです。
自社で道路を建設する必要がないため、莫大な設備投資や維持費を大幅に削減でき、その分を利用料金の安さに反映させているのです。
オンライン中心の運営で人件費・家賃をカット
また、格安SIMの事業者は、大手キャリアよりも店舗が少ない/ないことも特徴です。
駅前の一等地やショッピングモールに豪華な店舗を構える大手キャリアとは対照的に、格安SIMの多くは実店舗をほとんど持たず、申し込みやサポートはオンライン(Webサイトやアプリ)中心で行っています。
これにより、店舗の家賃や多数のスタッフを配置するための人件費といった巨大なコストを削減できます。

これもまた、低価格な料金プランを実現できる大きな理由の一つです。
「MNO」「MVNO」「サブブランド」の違いとは?
格安SIMを調べていると、
- MNO
- MVNO
- サブブランド
というワードが出てきます。
違いを理解すると、自分に合ったサービスを選びやすくなります。
MNO (Mobile Network Operator)
MNOは、自社で通信回線を持つ事業者を指します。
ドコモ、au、ソフトバンク、そして楽天モバイルがこれにあたります。
MVNO (Mobile Virtual Network Operator)
MNOから回線を借りてサービスを提供する事業者。
「IIJmio」や「mineo」など、いわゆる“格安SIM”の多くがこれに分類されます。
サブブランド
大手キャリア(MNO)自身が運営するセカンドブランドを指します。
「UQモバイル(au)」や「Y!mobile(ソフトバンク)」が代表格です。
MNOとMVNOの中間のような存在で、料金はMVNOより少し高めですが、通信品質やサポートが安定しているのが特徴です。

MVNOとサブブランドは似ているようで明確に異なります。
サブブランドの方がMVNOよりも回線の優先順位が高いイメージを持ってもらうと分かりやすいと思います。
【見逃し厳禁】格安SIMに乗り換える5つの絶大なメリット

多くの人が大手キャリアから乗り換える理由である、格安SIMの具体的なメリットを詳しく見ていきましょう。
メリットとして挙げられるのは主に、
- とにかく月額料金が劇的に安くなる
- 料金プランがシンプルで分かりやすい
- 契約期間や違約金がないプランが主流
- データ容量を自分用にカスタマイズ可能
といった点。
それぞれ、詳細を見て行きましょう。
メリット1:とにかく月額料金が劇的に安くなる
最大のメリットは、何と言っても月額料金の安さです。
例えば、大手キャリアでデータ無制限プランなどを利用し、月々8,000円〜10,000円ほど支払っている場合を考えてみましょう。
格安SIMの一般的なプラン(例:20GBで月額2,000円台)に乗り換えるだけで、毎月6,000円以上の節約に繋がります。年間で計算すると、72,000円以上もの金額が浮くことに。

この浮いたお金で、年に一度の旅行に行ったり、欲しかったものを買ったりと、生活を豊かにすることができます。
メリット2:料金プランがシンプルで分かりやすい
大手キャリアの「家族割」「光回線セット割」「端末購入割引」「ポイントが・・・」などが複雑に絡み合った料金プランに、うんざりした経験はありませんか?
格安SIMの多くは、「データ容量〇GBで月額〇〇円」のように、非常にシンプルで分かりやすい料金体系を採用しています。

オプションも必要なものだけを選んで追加する形式がほとんどで、誰が見ても料金が明瞭です。
メリット3:契約期間や違約金がないプランが主流
かつての携帯業界では「2年縛り」が当たり前で、更新月以外に解約すると高額な違約金が発生しました。
しかし、現在では法律の改正もあり、格安SIMのほとんどは契約期間の縛りや解約違約金がありません。
といったことが、金銭的、時間的な負担なく気軽にできるのも、大きな精神的なメリットと言えるでしょう。
メリット4:データ容量を自分用にカスタマイズ可能
格安SIMでは、小容量(1GB〜)から中容量(20GB前後)、大容量(100GB超)まで、多種多様なデータ容量のプランが用意されています。
小容量プラン(〜5GB)
自宅や職場にWi-Fi環境があり、外出先では連絡や調べ物程度という方に最適。
月額1,000円以下に抑えることも可能です。
中容量プラン(約20GB)
外出先でもSNSや動画をある程度楽しみたい、標準的な使い方をする方に人気の容量帯です。
大容量プラン(20GB〜)
Wi-Fi環境がない場所での利用が多い方や、テザリングを多用する方でも安心です。

自分のライフスタイルに合わせて無駄なくプランを選べるため、容量プランの不一致による払いすぎを防ぐことができます。
【契約前に必ず確認】格安SIMの5つのデメリットと対策

良いことばかりに見える格安SIMですが、もちろん注意点も存在します。
デメリットとしては主に、
- 混雑時間帯は通信速度が遅くなる可能性
- 対面サポートが手薄な場合が多い
- キャリアメールが原則使えない
といった点が挙げられます。

契約後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、デメリットと、その対策をしっかりと理解しておきましょう。
デメリット1:混雑時間帯は通信速度が遅くなる可能性
MVNOタイプの格安SIMは、大手キャリアから借りた回線を利用者全員で共有しています。
そのため、多くの人が同時にスマホを使い始める、
といった皆が使う時間帯は、回線が混雑して通信速度が低下する傾向があります。
これは多かれ少なかれ、キャリアやサブブランドも同様ですが、MVNOこと格安SIMは優先度が低いため影響を感じやすいです。
対策
- 速度低下が気になる方は、大手キャリアの回線を優先的に利用できるサブブランド(UQモバイル、Y!mobile)を選ぶのがおすすめです。
- 楽天モバイルのような、キャリアの中で価格優位性があるものもおすすめ。
- Wi-Fi環境をうまく活用し、混雑時間帯のデータ通信を避ける工夫をしましょう。
デメリット2:対面サポートが手薄な場合が多い
コスト削減のため、格安SIMは実店舗をほとんど持っていません。
そのため、ユーザーのサポートはオンラインのチャットやメール、電話が中心です。
といった手厚いサポートを求める方には、物足りなく感じる可能性があります。
対策
- 全国にショップを展開しているUQモバイルやY!mobileを選ぶ。
- やはり、格安SIMではないが楽天モバイルが検討候補に入る。
- 公式サイトの「よくある質問(FAQ)」は非常に充実していることが多いので、まずは自分で調べる癖をつける。

デメリット3:キャリアメールが原則使えない
格安SIMに乗り換えると、@docomo.ne.jp、@au.com、@softbank.ne.jpといったキャリアメールは原則として利用できません。
各種Webサービスの送信先にキャリアメールを使用している場合、メッセージが届かないなどのトラブルが発生します。
対策
- 乗り換え前に、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを取得し、各種サービスの登録メールアドレスをすべて変更しておく。
- 月額330円程度の「メール持ち運びサービス」を各キャリアが提供しているので、どうしても残したい場合は利用を検討する。
デメリット4:初期設定(APN設定)は基本的に自分で行う
SIMカードが自宅に届いたら、スマートフォンに挿入し、「APN設定」というインターネットに接続するための初期設定を自分で行う必要があります。

同封されているマニュアル通りに進めれば10分程度で終わる簡単な作業ですが、機械の操作が苦手な方にとっては、少しハードルに感じるかもしれません。
対策
- 手順を分かりやすく図解している公式サイトや解説ブログを見ながら作業する。
- 最近増えているeSIM(本体一体型のSIM)は、物理的なSIMカードの差し替えやAPN設定が不要な場合が多く手軽です。
デメリット5:最新スマートフォンのセット販売が少ない・分割払いに制限
格安SIMでもスマートフォン本体をセットで購入できますが、発売されたばかりの最新iPhoneやAndroidハイエンドモデルは取り扱っていない場合があります。
また、大手キャリアのような手厚い端末購入補助プログラムは少ない傾向にあります。
対策
- Apple Storeやメーカー公式サイト、家電量販店などで「SIMフリー端末」を別途購入し、格安SIMのSIMカードだけを契約する。
- これにより、好きな端末と好きな通信サービスを自由に組み合わせることができます。
【2025年版】あなたに合うのはどれ?代表的な格安SIMを徹底比較
数ある格安SIM(+サブブランド)の中から、特に人気の高い代表的なサービスを比較しました。
ご自身の使い方に最も合うサービスを見つけるための参考にしてください。
サービス名 | 月額料金例(税込) | データ容量 | 通信回線 | 通信速度の傾向 | 店舗サポート | 通話料 | データ繰り越し | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
UQモバイル | 3,828円 | 35GB | au (サブブランド) | ◎ 速い | ◎ あり | 10分かけ放題付き | 可 | Pontaパス(548円/月)付きがコミコミ |
Y!mobile | 4,015円 | 30GB | SoftBank (サブブランド) | ◎ 速い | ◎ あり | 22円/30秒 | 可 | 家族割で2,178円・LYPプレミアム無料 |
楽天モバイル | 2,178円 | ~20GB※ | 楽天(+auローミング) | △〜◎ 場所による | ◎ あり | Rakuten Linkアプリ利用でかけ放題・SMSし放題 | 不可 | 無制限3,278円・楽天ポイント連携 |
IIJmio | 2,000円 | 25GB | ドコモ/au (MVNO) | △〜○ | △(一部量販店) | 通話料金定額制 | 可 | 業界最安級・データ繰り越し・端末セール豊富 |
ahamo | 2,970円 | 30GB | ドコモ (オンライン専用) | ◎ 速い | × なし | 5分/回 無料 | 不可 | 海外30GB利用可 |
LINEMO | 990円 | ~3GB | SoftBank (オンライン専用) | ◎ 速い | × なし | 5分/回 無料 | 不可 | LINEギガフリー・10GB=2,090円・PayPay連携 |
povo2.0 | 基本料0円 +3GB 990円 | トッピング制 | au | ○〜◎ | × なし | 5分以内通話かけ放題/550円/月 | 不可 | 24h使い放題330円など自由度高・eSIM対応 |
mineo | 2,178円 | 20GB | ドコモ/au/SoftBank (MVNO) | △〜○ | × なし | 22円/30秒 10分かけ放題/550円/月 | 可 | コミュニティ強い |
NUROモバイル | 2,699円 | 35GB | ドコモ/au/SoftBank | ○ 安定 | × なし | NUROモバイルでんわ11円/30秒 5分かけ放題/490円 | 可 | NEO専用帯域で速度安定・SNSフリー付 |
日本通信SIM | 1,390円 | 20GB | ドコモ | ○ | × なし | 通話5分かけ放題 | 不可 | 1GBごと220円課金・通話料半額で最安級 |
※2025年6月時点の情報です。料金は各種割引適用前の金額を記載している場合があります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
使い方別・ざっくり選び方
そして、用途や価値観、状況に合わせて、どのMVNO(+サブブランド)を選べばいいのかの指針を、ざっくりまとめました。
コスパ最強/容量大きめ
通話付きで 30 GB 超を 4,000 円以下に収めたいなら UQモバイル コミコミプランバリュー(10 分通話付)か NUROモバイル NEOプラン Wがおすすめです。
手続きのオンライン完結・速度重視
ahamo(30 GB 2,970 円+5 分通話)か LINEMO ベストプランV(~30 GB 3,960 円)が◎。

とにかく安く抑えたい
1 GB 290 円の日本通信SIM、あるいは povo2.0+必要分だけトッピング。
家族でまとめて割引
Y!mobile(家族+光割で 30 GB が 2,178 円まで下がる)。
MVNOでコスパと自由度
キャンペーン豊富なIIJmio(端末セール強力)や、データ使い放題オプションが魅力のmineo。
注意
- 料金・容量は 2025年6月時点、音声SIMの通常価格(主要割引適用前)です。最新プロモーションや学割・家族割は公式サイトで必ず確認してください。
- 通信速度は実測値の中央値で評価していますが、エリアや時間帯で大きく変動します。
- 「◎速い」はサブブランドやMNO直系の平均下り 70 Mbps 以上、「○」は 30〜70 Mbps、「△」は 30 Mbps 未満を目安にしています。
乗り換え完全ガイド!よくある質問(Q&A)で不安を解消

「いざ乗り換えよう!」と思っても、具体的な手順で疑問が湧いてくるものです。

ここでは、よくある質問とその答えをまとめました。
今の電話番号はそのまま使えるの?(MNPについて)
はい、使えます。
「MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)」という制度を利用すれば、現在お使いの電話番号をそのまま引き継いで乗り換えることが可能です。
乗り換え元のキャリアで「MNP予約番号」を発行し、乗り換え先の格安SIMを申し込む際にその番号を入力するだけです。
現在では、オンラインで数分で発行できます。
乗り換えのベストなタイミングはいつ?
月末がおすすめです。
多くの大手キャリアでは、解約月の料金は日割り計算されず、満額請求されます。
一方で、乗り換え先の格安SIMの初月料金は日割り計算されることが多いです。
そのため、月末ギリギリに乗り換えを完了させることで、旧キャリアと新キャリアの料金が二重に発生する期間を最小限に抑えられ、最もお得になります。
SIMロック解除って何?やらなきゃダメ?
原則として必要ですが、最近の機種は不要な場合が多いです。
「SIMロック」とは、購入したキャリア以外のSIMカードを使えないようにする制限のことです。
2021年10月以降に発売されたスマートフォンは、原則としてSIMロックがかかっていない「SIMフリー」状態で販売されています。
それ以前の機種をお使いの場合は、乗り換え前にマイページなどから無料でSIMロック解除の手続きが必要です。
支払い方法は?クレジットカードは必須?
クレジットカードが基本ですが、口座振替に対応している会社もあります。
ほとんどの格安SIMでは、支払い方法としてクレジットカードが指定されています。
しかし、「UQモバイル」や「Y!mobile」、「楽天モバイル」など一部の事業者では口座振替にも対応しています。

クレジットカードを持っていない方は、口座振替が可能な格安SIMを選びましょう。
まとめ:正しい知識で、あなたに最適な格安SIMを選ぼう

今回は、
- 格安SIMのメリット・デメリット
- 具体的なサービスの比較
- 乗り換えのQ&A
まで、網羅的に解説しました。
格安SIMは、通信品質やサポート体制においていくつか注意点があるものの、それを上回る圧倒的な料金的メリットを享受できるサービスです。
重要なのは、ご自身のスマートフォンの使い方を把握し、
というように、自分にとって譲れない条件を明確にすることです。
この記事を参考に、あなたにぴったりの格安SIMを見つけ、毎月の固定費を賢く節約する第一歩を踏み出してみてください。

その節約できたお金が、あなたの生活をより豊かにしてくれるはずです!