【2025年6月3日】の経済・時事ニュースまとめ

2025年6月3日、日本国内では、株式市場が反発し、為替市場では円高が進行しています。
また、政府のAI戦略本部の設置や、韓国大統領選の投票開始など、さまざまなニュースが報じられています。
主要経済指標|株価指数・為替(2025年6月3日 午前10時時点)
指標名 | 数値 | 前日比 |
---|---|---|
日経平均株価 | 37,636.86円 | +166.19 (0.44%)円 |
NYダウ平均株価 | 42,305.48ドル | +35.41 (0.084%)ドル |
S&P500指数 | 5,935.94ポイント | +24.25 (0.41%)ポイント |
ドル/円為替レート | 143.15 円 | +0.25円 |
日経平均株価、反発でスタート
6月3日の日経平均株価は、前日比166.19 円高の37,636.86円で推移しています。
前日の米国株式市場の上昇が安心感を誘い、買いが先行しました。
しかし、円高への警戒感から輸出関連株には売りが出ており、指数の上昇幅は限定的となっています。
円安方向に反発、ドル/円は143円台前半
6月3日の東京外国為替市場では、ドル/円が前日の142円台から円安方向へ振れ戻し。143円台前半で推移しています。
しかし、依然としてトランプ米大統領が表明した鉄鋼関税の引き上げに対する市場の不信感が、ドル売り・円買いを誘発している状況です。
その他の時事ニュース
政府のAI戦略本部設置へ
政府は、2025年秋にもAI戦略を統括する新たな機関「AI戦略本部」を設置する方針を固めました。
石破首相は、「AI開発で世界一を目指す」と表明し、研究・倫理・教育の3軸で政策を推進する考えです。

韓国大統領選、投票始まる
韓国では、6月3日午前6時(日本時間同)から大統領選の投票が始まりました。
革新系最大野党「共に民主党」の候補と、保守系与党「国民の力」の候補が激しく争っており、夜にも大勢が判明する見通しです。
資産運用者はこの局面、どのようなスタンスでいるべきか?
※以下のアドバイスは、特定の銘柄や投資商品の売買を勧めるものではありません。投資判断は必ず自己責任でお願いします。
NISAやiDeCoを運用している人はどうすべき?
NISAやiDeCoを運用している方は、この局面に対して一般的にどのようなスタンスが望ましいでしょうか。
制度としては銘柄の切り替えは自由度が高いものの、時間が限られる中で、日ごとの株価指数や為替レートを見て NISA/iDeCo 内で“ぐるぐる銘柄を入れ替える”人はごく少数です。

基本的には長期・分散投資を徹底して、静観していくことが重要です。
新NISAの銘柄変更について
まだ買っていない “これからの買付” を切り替えるだけなら、年内に何度でも自由に変更可。
既に買った分を売って別銘柄に充て直すのは、その年中は不可。
iDeCoの銘柄変更について
iDeCoも同様に、毎月設定した掛金で買う商品の配分変更は自由(主要なネット証券の場合)。
すでに保有している資産のスイッチング(入替)も毎日可能(松井・SBI・楽天など)。ただし、毎月の掛け金そのものは年1回しか変更できない。



短期の値動きに振り回されない
NISAやiDeCoは基本的に長期・積立・分散が原則です。
市場が上下するのは普通のことなので、今回のような「一時的な反発」「円高進行」では慌てて売買しないことが重要です。
円高時の外貨資産は一時的に評価額が下がる
米国株や外貨建ての投資信託を持っている場合、円高が進むと円換算の評価額は下がることがあります。
しかし、積立を続けていれば「安い為替で買い増せる」=ドルコスト平均法の効果が出るので、むしろ長期投資にとっては買い時と捉える考え方もあります。
AI関連・成長分野の動きにも注目
日本政府がAI戦略本部設置を表明するなど、成長分野への政策シフトも進みます。
NISA・iDeCoで選ぶ投資信託やETFの中身(例えばAI・テクノロジー関連株式型など)に注目し、「今後伸びそうな分野」への分散も考えてよいでしょう。
FXをやっている人は、この局面はどうする?
FXの場合は長期投資と異なり、短期的な為替の変動が利益や損失に直接影響します。
ただし、以下のポイントを抑えることでリスク管理を図ることが望ましいです。


為替が急に変動しやすいフェーズ
- ドル円が142円台前半まで円高が進行し、今日現在は143円台まで戻したものの依然として予断を許さない状況です。
- トランプ大統領の鉄鋼関税引き上げや米中摩擦など、地政学的な材料で急変しやすい相場です。
リスク管理を徹底
- 「損切りルール」「レバレッジ管理」を改めて徹底しましょう。
- 相場の方向感が不明瞭なときは、無理なポジションを持たず様子見も大事です。
短期でなく長期的な流れも意識
- 日本の金利政策やアメリカの金融政策、世界経済の動きなど、長期トレンドも意識しながら戦略を立てましょう。
2025年6月3日の経済・時事ニュースでは、国内外でさまざまな動きがありました。
株式市場や為替市場の変動、政府のAI戦略本部設置、韓国大統領選の投票開始など、私たちの生活に直接関係するニュースが多く報じられています。

これらの情報を正しく理解し、今後の生活設計や資産形成に役立てていくことが重要です。