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【2025年6月27日】の経済・時事ニュースまとめ

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2025年6月27日金曜日の朝は、国内外で株価が大きく動き、為替も144円台半ばで落ち着くなど、マーケットが活発に揺れています。

国内では東京都区部のインフレ率がやや鈍化した一方、日経平均株価は4万円台を回復し、梅雨空の合間に経済にも明るい話題が広がりました。

海外では米中がレアアース輸出加速で合意し、米株主要3指数はAI関連株への期待から揃って上昇。

さらにインド・ポーランド・ハンガリーの民間宇宙飛行士がISSに到着するなど、科学技術分野でも新たな一歩が踏み出されています。

ねくこ

本稿では主要指標の動きと最新の国内外ニュースを分かりやすく解説します。

目次

主要株価指数・為替レート(6月27日 午前10時時点)

スクロールできます
指数・通貨現在値前日比
日経平均株価40,183.30円+598.72 (1.51%)円
NYダウ平均43,386.84ドル+404.41 (0.94%)ドル
S&P5006,141.02ポイント+48.86 (0.80%)ポイント
ドル/円144.62 円−0.08円

日経平均株価:4万円台回復の背景

午前10時の時点で日経平均は1月以来、約5か月ぶりに40,000円台を回復しました。

半導体関連株の上昇と、前夜の米株高を好感した買いが先行したことが主要因です。

特に東京エレクトロンが指数を130円超押し上げたほか、ファーストリテイリングやTDKも追随し、寄り付き後も上げ幅を広げました。

米主要株価指数:生成AIブーム持続

米国時間26日の取引ではダウ平均が404ドル高S&P500が0.8%高で終え、いずれも年初来高値を伺う展開となりました。

生成AI関連の好業績と、耐久財受注・新規失業保険申請が市場予想より強い内容だったことが投資家心理を支えました。

ドル/円:日米金融政策観測で小動き

ドル円は午前10時時点で144.62 円。

東京都区部CPIの鈍化を受けた円売りと、FRBの早期利下げ観測によるドル売りが綱引きし、小幅なレンジ推移となっています。

資産運用をしている人がこの局面で心掛けるべきこと

基本は長期・分散・低コスト

金融市場は日経平均が4万円台を回復し、米国でもS&P500が最高値圏にありますが、この上昇は短期的な値動きにすぎない可能性があります。

新NISAやiDeCoを利用している個人投資家は、インデックスファンドを中心に広く分散し、時間をかけて資産を増やす「長期・分散・低コスト」の原則を守ることが大切です。

相場が高いときほど焦って売買を繰り返すと手数料負担が膨らみ、複利効果を損ないます。

新NISA枠の活用と注意点

2024年から恒久化された新NISAは年間360万円まで非課税投資が可能です。

ただし今の高値局面で一括投資すると、高値づかみのリスクがあります。毎月や四半期ごとに金額を均等に入れる「時間分散」を徹底しましょう。

つみたて投資枠は、信託報酬が年0.2%以下程度の全世界株式か国内外債券のバランス型を核にすると価格変動を抑えられます。

iDeCoと税優遇の併用

所得控除が得られるiDeCoは、運用益非課税のうえ掛金全額が所得控除対象です。

企業型DCのある人でも、月1万2000円ほどの追加拠出余地があります。

老後資金を準備しながら手取りを増やす効果があるため、NISAと目的を分けて使い分けるとよいでしょう。

高金利と為替ヘッジ

米FRBが年内利下げを示唆しているとはいえ、日本との金利差は依然大きく、ドル円は144円台で推移しています。

外貨建て資産に投資する際は、為替の変動が円評価額に大きく影響します。

為替ヘッジ付きの投信やETFを部分的に組み合わせ、為替感応度を調整するとリスク管理が容易になります。

インフレ対策としての実物・インカム資産

東京都区部CPIは前年同月比+3.1%と鈍化傾向にありますが、生活実感としては食料価格が高止まりしています。

インフレ耐性を高めるには、国内外REITやインフラファンド、連続増配株など「実物・インカム資産」をポートフォリオの1~2割程度に組み込む方法があります。

配当・分配金が物価上昇に対抗するキャッシュフロー源になります。

この局面で避けたい行動

  • SNSや掲示板の“短期爆益”体験談を鵜呑みにし、大きなポジションを取ること。
  • 未経験のレバレッジ型ETFやFXで過度に円売りポジションを増やすこと。
  • 相場の調整局面で恐怖心から優良資産を手放すパニック売り。

国内ニュース

東京都区部CPI:伸びが3.1%に鈍化

総務省発表の6月コアCPIは前年同月比+3.1%と前月の+3.6%から伸びが縮小しました。

水道料金の無償化や燃料補助が押し下げ要因ですが、食料は依然高止まり。

物価上昇が家計を圧迫する構図は続きます。

日経平均急伸:半導体株がけん引

4万円乗せを決定づけたのは、生成AI需要を背景にした半導体製造装置株の再評価です。

東京エレクトロンだけで指数を130円以上押し上げ、その他電子部品大手にも買いが波及しました。

大台回復は海外投資家にとっても象徴的で、新NISA資金の流入が継続するか注目されます。

生活保護費引き下げ訴訟:きょう判決

2013~15年に行われた生活保護基準の引き下げは憲法25条違反かどうかが争われた裁判で、27日午後に東京地裁判決が言い渡されます。

仮に国側敗訴なら、減額対象者への追加給付コストが発生する可能性があり、社会保障制度の運営に影響が及ぶ見通しです。

西日本 梅雨明け最速予想

ウェザーニュースによると、西日本各地では高気圧張り出しが強く、統計開始以来最も早い6月中の梅雨明けとなる可能性が指摘されています。

農作物の生育には好材料ですが、水不足や猛暑リスクへの備えが必要です。

海外ニュース

米中 レアアース輸出加速で合意

ホワイトハウス当局者は、中国から米国へのレアアース輸出を円滑化する枠組みに合意したと発表。

電気自動車や半導体に欠かせない希土類供給を巡る制限緩和は、米製造業のコスト圧縮とサプライチェーン分散に寄与すると期待されています。

ISSに新たな国際クルー到着

民間企業Axiom Spaceのミッションで、インド・ポーランド・ハンガリーの宇宙飛行士が史上初めてISSへ到着しました。

各国が費用を負担して行う2週間の実験滞在で、商業宇宙市場の拡大が加速しそうです。

私たちの生活に起こること

株価の大幅上昇は投資信託や年金積立の評価額を押し上げる一方、物価上昇は家計を圧迫します。

今後は、

  • 【支出】食品価格の高止まりに備え、まとめ買いではなく「都度買い+冷凍保存」でロス削減。
  • 【投資】短期の為替変動に惑わされず、長期・分散・低コストが基本。新NISA枠は焦らず年内分散投資で埋める。
  • 【防災】梅雨明け前の局地的大雨・猛暑に留意し、モバイルバッテリーや水を常備。

を心掛けて生活しましょう。

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この記事を書いた人

編集部の資産形成担当。
20代後半ながら金融に関する相談実績多数で、投資信託から株式まで幅広い知識を持ち、今のあなたに必要なことを洗い出し、寄り添った提案を心掛けています。
たけのこ派&猫派です!

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