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ガソリン補助、減ったらどうする?|自民党の提言どおりなら、月40Lで200円ずつ給油代が増える・・・

車に給油ノズルを差す写真と「ガソリン170円、補助がなかったらいくら?」の見出し
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車に乗る方はよくご存じだと思いますが、ガソリンの値段はここ数か月、全国平均で1リットル170円前後のまま、ほとんど動いていません。

実はこれ、原油価格自体は値上がりしていたのですが、国が都度毎週補助の額を決め直して、全国平均が170円程度になるように値段を抑えていたためです。

直近の10月29日〜11月4日の1週間は、補助が1リットルあたり52.4円となっており、8月の終わりからでいちばん高い補助金額になりました。

補助をここまで増やしたからこそ、私たちがガソリンを入れる際、だいたい170円程度に収まっているわけです。

ところが10月23日、高市首相はこの補助の見直しを、経済産業大臣に指示しました。

10月28日には、自民党が「12月から補助を毎月5円程度ずつ減らす」という提言も出しており、今後は価格が上がる可能性があります。

ガソリンは家に買いだめしておけないので、補助が減れば、その分は毎月の給油代にそのまま響きますが、給油代は月にいくら増えて、今のうちにできることはあるのでしょうか?

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目次

自分の給油量だと、補助はいくら分?

10月26日(月)の調査では、レギュラーガソリンの全国平均は170.1円で、もし、補助がなければ212.9円になっていたと国は試算しています。

ガソリン補助1リットル52.4円を給油量に掛けた額。月30リットルは月1,572円・年18,864円、40リットルは月2,096円・年25,152円、60リットルは月3,144円・年37,728円

10月29日からの補助52.4円に、1か月の給油量を掛けると、次のようになります。

スクロールできます
1か月の給油量補助の分(月)1年続いた場合
30リットル1,572円18,864円
40リットル2,096円25,152円
60リットル3,144円37,728円
資源エネルギー庁が公表した10月29日〜11月4日の補助額(1リットル52.4円)×給油量で編集部が計算。補助の額は毎週変わる

月に40リットル給油する人であれば、毎月2,096円、年間で約2万5,000円分を国が肩代わりしている計算です。

裏を返すと、補助が減れば、その分だけ毎月の給油代が増える可能性があるということです。

「ガソリン税が下がった話」と「ガソリン価格の補助金」は、別のもの?

よく混ざりやすいのですが、「ガソリン税の減税」と「ガソリン価格に対する補助金」は全く別の仕組みです。

ガソリン税の上乗せ分(暫定税率:1リットルあたり25.1円)は、2025年12月31日に廃止されましたが、今の補助は、中東情勢で原油の値段が上がったことを受けて、2026年3月19日から始まった一時的なものです。

補助が始まる直前の3月16日には、全国平均が190.8円と、1990年からの調査でいちばん高い値段になっていました。

補助は、これから減っていくの?

補助をいつ、どのくらい減らすのかは、正式にはまだ決まっていません。

ただ、10月23日の会見で首相は、「支援単価や措置の出口も含めて」柔軟に検討すると含みを持たせて話しています。

同じ会見では「まだ何も決まったものではございません」とも話していて、いきなり来月から変わるわけではないと説明しました。

一方、10月28日には、自民党が12月から補助を毎月5円程度ずつ減らすという提言を首相に渡し、首相は理解を示したと報じられています。

結局どうなるというのは見通しが付きませんが、仮に自民党の提言のとおりなら、補助は12月に5円、1月に10円、2月に15円と、減る幅が毎月大きくなっていくことも考えられます。

月に40リットル給油する人なら、給油代は12月に月200円、2月には月600円ほど増える計算です。

まだ提言の段階ですが、年末から春にかけてのガソリン代は、今より少しずつ高くなるつもりで見ておいたほうがよさそうです。

同じガソリンなのに、店によって値段が違うのはなぜ?

補助のお金は、ガソリンスタンドなどの現場の販売店ではなく、ENEOSや出光などの石油元売り(ガソリンを作ってスタンドに卸す会社)に渡っています。

国が抑えているのは、元売りがスタンドに売る卸値のほうで、店頭の値段は、そこに運ぶコストなどを乗せて、それぞれのスタンドが決めています。

そのため、170円はあくまで全国の平均で、住んでいる地域や店によって、値段は上にも下にもずれます。

10月13日の調査では、いちばん高い沖縄県が179.2円、いちばん安い宮城県が163.0円で、1リットルあたり16.2円の差がありました。

この16.2円は、提言で1か月に減る補助(5円程度)の3倍ほどにあたります。

給油代を抑えるために、今からできることは?

補助が減る見通しは止められなくとも、「どこで入れるか」と「どう走るか」は自分で変えられます。

① 通り道の2〜3店の値段を比べて、安い店で入れる

いつも比較しながら給油している人は良くご存じだと思いますが、店頭の値段は店ごとに決まるので、いつもの店がいちばん安いとは限りません。

1リットル5円安い店に変えるだけで、月40リットルなら月200円で、ひと月に減る補助分をまるごと取り返せます。

会員価格やアプリの値引きがある店なら、それも合わせて使いましょう。

② 補助が減る日が決まったら、その前に満タンにしておく

家に買いだめはできなくても、車のタンクに入れておくことはできます。

減る日が発表されたら、その前に給油しておけば、タンク1回分は今の値段で入れられます。

ただし、得になるのはタンク1回分(5円減なら40リットルで200円ほど)なので、わざわざ遠くの店まで走るのは逆効果です。あくまで無理のない距離や店舗で給油することを心掛けましょう。

③ 発進のときに、ふんわりアクセルを心がける

発進のとき、最初の5秒で時速20km程度を目安にゆっくり加速するだけで、燃費は10%程度よくなります。

月40リットル入れている人なら4リットル分なので、1リットル170円で計算すると月680円ほど浮く計算です。

ほかにも、タイヤの空気圧が適正値より50kPa足りないと、燃費は市街地で2%程度、郊外で4%程度悪くなります。

空気圧は1か月で5%程度下がるので、給油のついでに見てもらうのが手軽です。

【今回のまとめ】結局、何をすればいい?

最後に、給油のときに思い出したいことを3つだけ並べておきます。

  • 今の170円は、補助52.4円で抑えた値段(補助がなければ212.9円)
  • 提言どおりなら12月から補助が毎月5円程度ずつ減り、月40Lなら200円ずつ給油代が増えていく
  • できるのは、安い店で入れる・減る前に満タンにする・ふんわり発進の3つ

値上がりそのものは止められなくても、店選びと走り方で取り返せる額は、思ったより大きいですね。

※「補助がない場合の値段(212.9円)」は、その週の店頭の値段に、その週の補助の額を足した国の試算です。補助がなくなった翌日に、店頭がこの値段になるという意味ではありません。

※「補助の分」は、補助の額がそのまま店頭の値段に出ていると仮定した編集部の試算です。値段は現金・税込のレギュラーガソリンの全国平均です。

※この記事は情報提供を目的としたもので、内容は2026年10月29日時点のものです。次の調査結果は11月5日に公表される予定です。

引用・参考出典

引用・参考出典は、次のとおりです。

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